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【結婚式】男性ゲストの服装マナー完全版!スーツや小物の選び方を分かりやすく解説します
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招待された結婚式に、どんな服装で行ったらいいのか悩む男性は多いかもしれませんね。
この記事では、結婚式の男性ゲストにふさわしい服装を分かりやすく解説!
シャツやネクタイ、靴や小物の選び方についても写真付きで説明するので、ぜひ参考にしてください。
結婚式で男性ゲストはどんな服装をする?
結婚式のようなフォーマルな場面で着る「礼服」は、格式の高い順に正礼装・準礼装・略礼装の3つに分けられています。

このうち男性ゲストが着る服装として一般的なのは、ブラックスーツやダークスーツなどの略礼装です。
なかでもブラックスーツは、結婚式の男性ゲストが着る服装で最もポピュラーなもの。
冠婚葬祭などの場で着るための服として作られたスーツで、結婚式にふさわしい格式があります。

略礼装のなかでも少しフォーマルな印象になるので、結婚式の格式や出席する立場に関わらず、着て行きやすいですよ。
友人や職場関係者はもちろん、ゲストをお迎えする立場である親族や、主賓・スピーチなどの役割がある人にもおすすめです。

一方、少しカジュアルな印象になるダークスーツは、友人や職場関係者のほか、兄弟やいとこなど若い親族によく選ばれている服装。
濃紺やチャコールグレーなどの暗い色のもののほか、黒いビジネススーツもダークスーツに分類されることが多いようです。
元々はカジュアルな結婚式向けの服装でしたが、最近では広く着られるようになり、由緒ある神社や高級ホテルなどの明らかに格式高い会場でなければOKとされてきています。

なお、「平服でお越しください」と招待状に書かれていた場合は、ダークスーツが適していますよ。
ちなみに、正礼装は主に新郎新婦の父親が、ディレクターズスーツやタキシードなどの準礼装は主賓や40代以上の親族が着ることがある服装です。
それ以外のゲストは、ブラックスーツかダークスーツが基本と考えておけばOKですよ。

続いては、男性ゲストが結婚式で着ることが多い、ブラックスーツとダークスーツの選び方や着こなしのポイントを詳しく見ていきましょう。
一般ゲストにふさわしい服装はこれ!
結婚式で着るブラックスーツとダークスーツには、スーツの素材や仕立てに細かい決まりがあります。
ここでは、用意するときに押さえておきたいポイントを解説します!
ブラックスーツの選び方&着こなし方

先ほどお伝えしたように、ブラックスーツは、冠婚葬祭のようなフォーマルシーンのための礼服。
一般的なビジネススーツとは、生地や仕立てに違いがあります。
生地
礼服のブラックスーツはウール100%の上質な生地のものが一般的。
光沢が控えめなものを選ぶと慶弔両方で使えて重宝しますよ。
ビジネススーツの黒に比べてとても深い黒色をしているのも特徴。

ビジネススーツは日光に当たるとグレーに見えることもあるため、特に日中の結婚式では礼服のブラックスーツを選んだ方が浮きにくいでしょう。
仕立て
ブラックスーツは、ジャケットの裾に「ベント」という切れ込みがないものが多いのが特徴です。

ジャケットのボタンはシングルとダブルのどちらでもOK!好みに合わせて選びましょう。
パンツの裾は折り返さない「シングル」仕上げのものが無難。
折り返す「ダブル」仕上げよりもフォーマルになるので、結婚式にピッタリです。

礼服とビジネススーツの違いについては、こちらの記事も読んでみてください。
着こなしのポイント
ブラックスーツを着る場合は、全身真っ黒にならないよう注意が必要。
お祝いの席にふさわしい華やかな装いになるよう、小物で明るさを足しましょう。
例えば、ベストを合わせる場合は、黒ではなくグレーやシルバーなどのものを取り入れると暗い印象にならないのでおすすめです。

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ダークスーツの選び方&着こなし方

結婚式でダークスーツを着る場合は、特に色味や着こなしに注意しましょう。
生地
色は、濃紺やチャコールグレーといった暗めの色がGOOD。
新郎新婦の衣裳とかぶる白色や、白っぽく見える明るいグレーのスーツは避けましょう。
柄は、無地のものが無難ですが、薄いストライプ程度なら問題ないとされていますよ。

仕立て
ブラックスーツと同じく、パンツの裾がシングル仕上げのものを選ぶとベストです。
着こなしのポイント
ダークスーツを着るときは、ビジネス感が出ないよう、ポケットチーフやベストを合わせて華やかさやフォーマル感を出すのがおすすめ。
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ベストを着るなら、スーツと同じ布地のものやグレーのものを選ぶと合わせやすいですよ。
こちらの記事では、結婚式のスーツの着こなし例を実例つきでご紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
結婚式で着るスーツの色はブラック?グレー?ネイビー?マナーや印象、着こなしを紹介
結婚式のスーツにベストは合わせる?ベストの魅力や選び方、着こなし方の実例を紹介!
シャツ・ネクタイ・小物の選び方
続いては、スーツに合わせるアイテムや小物の選び方について見ていきましょう。

シャツ
結婚式にふさわしいのはこれ!
・白の無地
・レギュラーorセミワイドカラーの襟
結婚式で着るシャツは、白の無地が基本。
素材はなめらかな光沢が特徴のブロード生地がおすすめです。
カジュアルな結婚式なら、シャツの色はパステルカラーを選んでもOKですよ。

襟は最もスタンダードな形である「レギュラーカラー」を選べば間違いないでしょう。
他には、レギュラーカラーよりも少し広く襟が開いた「セミワイドカラー」を選んでもOKです。

避けたほうがいいのは?
避けたほうがいいとされているのはこのようなもの。
・黒や派手な色柄
・ボタンダウン
・厚手の生地やメッシュ素材
・半袖
ボタンダウン
コーディネートが暗い印象になってしまう黒シャツや、カジュアルな印象になる柄や素材、形のものは避けましょう。

結婚式お呼ばれで着るワイシャツの色柄や襟の正しい選び方・マナーって?
ネクタイ
結婚式にふさわしいのはこれ!
・白、シルバー、ゴールド、パステルカラー
・無地、目立たないドット柄、ストライプ
ネクタイの色は白かシルバーがスタンダード。
最近では、ゴールドやパステルカラーも許容されるようになり、選ぶ人も増えています。
光沢があるものを選ぶとフォーマルな印象になりますよ。
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柄は無地が最もフォーマル。派手すぎない細かなドットやストライプでもOKです。
ネクタイピンはつけてもつけなくてもいいですが、つけるならシルバーやゴールドなどの華やかな色がおすすめ。
おしゃれなコーディネートにするなら、蝶ネクタイをつけるのもいいですね。

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ちなみに、ポケットチーフの選び方マナーもネクタイと大体一緒。
ネクタイとポケットチーフの色や柄を合わせると統一感を出すことができますよ。

避けたほうがいいのは?
・黒(蝶ネクタイは黒でもOK)
・派手な色柄やアニマル柄
黒いネクタイは、弔事を連想させるため結婚式には不向きとされています。
ただし、蝶ネクタイの場合は黒いものでも大丈夫。
カジュアルな印象になる、派手な色柄やアニマル柄のものも避けましょう。


結婚式のネクタイの色柄はどう選ぶ?親族・友人など立場別のポイントも紹介【実例つき】
結婚式お呼ばれで蝶ネクタイはOK?マナーやおしゃれな着こなし術を紹介
結婚式にぴったりなポケットチーフはどう選ぶ?折り方の図解やおしゃれな合わせ方もご紹介
靴・靴下
結婚式にふさわしいのはこれ!
・ストレートチップ、プレーントゥの革靴
・黒色の紐付きの革靴
・黒いロング丈やミドル丈の靴下
靴は、先端に横一本線の入ったストレートチップが最もフォーマル。
他には、先端に模様のない「プレーントゥ」もフォーマルなデザインなので選んでOKです。

革・エナメルを使った、無地で紐付きの靴を選ぶといいですよ。
色は黒が一般的ですが、ダークスーツを選んだ場合やカジュアルな式の場合はダークブラウンでも大丈夫です。
靴下の色は、スーツか靴の色に合わせるのが基本。黒の無地を選んでおけば安心です。
長さは、座っても肌が見えないように、ロング丈やミドル丈を選びましょう。

避けたほうがいいのは?
・スニーカーやサンダル
・ブーツやスリッポンタイプの靴
・スエードやワニ革の革靴
・ウイングチップやメダリオンデザインの革靴
・派手な色柄や白、ショート丈の靴下
・薄すぎる生地や厚手の生地の靴下
ブーツやワニ革の靴など、カジュアルな靴は結婚式にふさわしくないといわれています。
つま先部分に小さな穴が空いた「メダリオン」デザインや、翼のようなW字のデザインになっている「ウイングチップ」の靴も派手な印象になるため、避けたほうが無難。

ウイングチップ・メダリオンデザインの靴
靴下は、新郎が履くことが多い白色や、カジュアルなものは避けましょう。

結婚式にふさわしい靴って?男性ゲストの靴のマナーや選び方を解説
【結婚式の靴下マナー】お呼ばれ男性ゲストや新郎の靴下の選び方、NG例を紹介!
ベルト
結婚式にふさわしいのはこれ!
・本革のもの
・太さは3センチ前後
・バックルがシルバーでシンプルなもの
結婚式のスーツに合わせるベルトは、靴の色に合わせて選ぶといいでしょう。
本革製で、両端に細かいステッチが入っており、ステッチの外側が薄く、内側が厚くなっているものがフォーマルです。

長さはちょうど真ん中の穴で留めることができるくらいのもので、太さは3センチ前後のものを選ぶといいですね。
避けたほうがいいのは?
・アニマル柄など派手なもの
・メッシュタイプ
・太すぎるもの
・布製
・バックルが派手なもの
ベルト部分だけでなく、バックルのデザインにも気を付けて選びましょう。

結婚式につけるベルトにもマナーがあるって知ってた?選び方のポイントは?
バッグ
結婚式にふさわしいのはこれ!
・バッグなし
・クラッチバッグ
男性は、スーツのポケットに入る程度の荷物であれば手ぶらで出席しても問題ありません。
バッグを持つ場合は、きれいめなクラッチバッグを選ぶのが一般的です。

スーツや靴の色と合わせて暗めの色をチョイスすると◎
革製でシンプルなデザインのものを選ぶと、どんなコーデにも合いやすいですよ。
ちなみに遠方からの参加で、クラッチバッグ以外に大きなバッグを持っていかなければならない場合は、式場のクロークに預けてくださいね。
避けたほうがいいのは?
・リュックやトートバッグ
・普段使いのビジネスバッグ
・ファー付きやアニマル柄
カジュアルなバッグのほか、普段使いのビジネスバッグも、仕事に行くときのようなイメージになってしまうので避けましょう。


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【Q&A】服装にまつわる疑問を解決!
ここまで、男性ゲストの服装の基本や、小物の選び方について解説してきました。
最後に、これまでに解決できなかった結婚式お呼ばれの服装に関するさまざまな質問にお答えしていきます。

Q.ビジネススーツやリクルートスーツしかない場合は?
A.着ても問題はありませんが、華やかに見せるための工夫が必要。
結婚式ではゲスト側にも服装の華やかさが求められます。

そのため普段着ているビジネススーツやリクルートスーツをそのまま着るのではなく、
・ポケットチーフなどの小物を取り入れる
・ネクタイの色柄を明るいものにする
・ベストを着用してフォーマル感を出す
といった工夫をしたいところ。

ここまで紹介してきたアイテムや小物を取り入れて、ビジネス感を抑えてみてくださいね。
Q.結婚式に着て行くスーツはレンタルしてもいい?
A.レンタルでもOK。ただしサイズやセット内容には要注意。
結婚式にレンタルスーツを着て行ってももちろん問題ありません。

スーツを購入するより安く済むので、普段スーツを着ない人はレンタルを利用するのもアリですよ。
また購入だと値の張るブランド物のスーツでも、レンタルならお手頃な金額で用意できるのは嬉しいポイント。
注意点としては、採寸や試着ができないショップだとサイズ感を間違えてしまう可能性があること。
不安な場合は、店舗での試着ができるショップを探してみるといいでしょう。

ショップによっては、シャツやネクタイがオプションになっていたり、自分で用意する必要があったりすることもあるので、セットに含まれる内容も要チェックです。
Q.結婚式のスーツ一式を揃えると大体いくらになる?
A.3~5万円で揃える人が多く、シャツや小物を含めると5万円前後が相場になるよう。
生地やデザインなどにもよりますが、上下で3~5万円程度のスーツを選ぶ人が多いそうです。
シャツや小物を別途用意する場合はプラスで1~2万円かかるので、合計だと5万円前後になることが多いようですね。

Q.アクセサリーや腕時計をつけてもいい?
A.ピアスやファッションリングなどのアクセサリーは着けない方が無難。腕時計は昔はNGとされていたが今は許容されつつある。
ピアスや結婚指輪以外のファッションリングは、カジュアルな印象になるので避けた方が無難です。
ワイシャツの袖に付ける「カフスボタン(カフリンクス)」はOKとされていますよ。

腕時計は「時間を気にしていると思われる」という理由でNGとされてきましたが、最近はつけても問題ないという風潮になりつつあります。
シンプルな色柄・デザインのものを選び、結婚式中に何度も時間を確認するといったことがなければ、身に着けてもいいとされるケースが多いそうです。


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Q.冬の結婚式の場合、コートはどのようなものがいい?
A.ビジネススーツに合うようなものであれば、普段使いのコートでもOK。
スーツに合う上品なコートが手持ちにあれば、結婚式に合わせて特別に用意する必要はないでしょう。
具体的には、チェスターコートやステンカラーコート、トレンチコートなどはOKです。

コートは会場に入る前に脱いで、クロークに預けるのが基本ですよ。

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Q.結婚式当日のスーツの着こなし方は?
A.ジャケットの「ポケット」や「ボタン」のマナーを押さえておくとスマート。
ポケットには「フラップ」というフタがついており、これは雨やほこりなどが入ってしまうのを防ぐためのもの。
フラップ
そのため、フラップには「屋外では外に出し、屋内では中に入れる」というマナーがあります。
ジャケットのボタンについては、一番下のボタンは「飾りボタン」とされ、留めないのが正式。
これはベストについても同じで、「ボタンが複数ある場合は一番下のボタンを留めない」と覚えておくといいでしょう。

またボタンを留めたまま座ると生地にシワがよってしまうので、「座るときにはボタンを外す」というマナーもあります。
実際のところ、結婚式の場ではポケットやボタンのマナーまで重視されることは少ないようですが、覚えておくと役に立つかもしれませんね!
まとめ
結婚式の男性ゲストの服装について解説しました。
男性ゲストの服装として一般的なのは、ブラックスーツやダークスーツ。
なかでもブラックスーツは、結婚式のフォーマル度や出席する立場に関わらず着て行きやすい、ポピュラーな服装です。
ダークスーツは少しカジュアルな印象になるので、友人や同僚として参列するゲストや若いゲストに選ばれることが多いよう。
生地や仕立てのポイントも押さえて、結婚式にふさわしい一着を選びましょう。
シャツやネクタイ、靴やベルトなどの選び方にもマナーがあるので、しっかり押さえていきたいところ。
マナーを守った服装で、新郎新婦をお祝いできるといいですね!
結婚式で避けた方がいい服装については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
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