【結婚式ポケットチーフ】 選び方&おしゃれな折り方4選をイラストで完全解説
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スーツの胸ポケットからのぞくポケットチーフ。
とってもオシャレで、フォーマルシーンにはピッタリです。
新郎も男性ゲストも、ぜひ使いたいアイテムですね。
でも結婚式では、どういうポケットチーフを選べばいいのでしょうか。
今回は、色・柄をはじめとするポケットチーフについての概要、選び方をご紹介。
結婚式にふさわしい折り方は分かりやすいイラスト付きで解説しています!
ポケットチーフとは?ハンカチとの違いは?
「ポケットチーフ」とは、ジャケットの胸ポケットに挿す布のことです。
簡単に、「チーフ」と呼ばれることもあります。
ポケットチーフは手を拭くなど、実用的に使うものではありません。
あくまで、スーツを飾るためだけのもの。
そもそもスーツの胸ポケットは、19世紀初頭にポケットチーフを挿すために作られたものなんです。
中国の農夫が日よけに使っていた麻布を、フランスの船乗りが持って帰って、飾りとして挿したことが始まりなんだとか。
結婚式に出席するとき、男性ゲストはポケットチーフなしでも問題ありませんが・・・
でもポケットチーフを胸ポケットに飾るだけで、
・スーツ姿がグッとオシャレで華やかな印象になる
・よりフォーマルな雰囲気に格上げできる
といった効果があるので、結婚式の男性ゲストにはおすすめのアイテム。
新郎はタキシードなどフォーマルな服装をすることが多いので、その場合ポケットチーフは必須ですよ。
ハンカチとの違い
先ほどご説明したように、ポケットチーフはスーツを飾るためだけのものでした。
一方でハンカチは、手を拭いたり汗を拭いたりするためのもの。
ハンカチの方が実用的なんですね!
一辺が30~45cmのサイズが一般的なポケットチーフに比べて、ハンカチは45~50cmが一般的なサイズ。
一回り大きいのが特徴です。
ポケットチーフはハンカチで代用することもできますが、やはりシルク(絹)のハンカチなど質感のいいものを選ぶ方がベター。
ではポケットチーフを身に着ける場合、どんなチーフを選べばいいのでしょうか?
ポケットチーフの選び方【色と柄】
さっそく、結婚式にふさわしいポケットチーフの選び方を見ていきましょう。
まずは色と柄についてです。
基本のカラー
ポケットチーフの色に、特に決まりはありません。
ただ結婚式では、「白」か「シルバーグレイ」が基本のカラーとされています。
主賓に近い立場の場合や、格式高い結婚式では、シャツもネクタイも白系で統一することが多いですよね。
その場合は、ポケットチーフも白で統一すると安心です。
主賓として出席する場合の服装について不安な人はこちらの記事で確認できますよ。
一方で、カジュアルな結婚式で「白」や「シルバーグレイ」を使うとフォーマルすぎるかも。
結婚式の雰囲気に合わせておしゃれなものを選ぶといいですね。
それではどのようにしてポケットチーフの色を選べばいいのでしょう。
選び方をご紹介しますね。
シャツやネクタイと合わせる
カラーシャツやカラーネクタイを使う場合、ポケットチーフもシャツやネクタイの色と合わせると、統一感が出ます。
まったく同じ色でなくても、淡いブルーのネクタイに、少し濃い目のブルーのチーフなど、トーンの違う同系色で合わせるのも素敵。
ネクタイが柄物でいろんな色が入っている場合は、どれか1色を選んでポケットチーフの色に取り入れるという手もあります。
友人中心などのカジュアルな結婚式の場合は、ネクタイと同じ柄物のチーフで遊び心を添えるのもいいですね。
シャツやネクタイの選び方についてはこちらの記事を参考にしてみてください!
男性ゲスト必見!結婚式のネクタイ、色柄は何がふさわしい?基本マナーをご紹介
あえての差し色
シャツやネクタイとまったく違う色を選んで、「差し色」としてポケットチーフを使うこともできます。
コントラストでとってもオシャレな印象に!
ただし、色のコーディネートが合っていないと悪目立ちしたり、まとまりがなくなったりすることも・・・
赤のポケットチーフを挿すならほかのアイテムはネイビーにするなど、ポケットチーフ以外の色は統一するとまとまりやすいですよ。
失敗したくない人はシャツやネクタイと同系色が無難です。
新郎の場合は?
新郎のポケットチーフは、基本の白やグレー、またはシャツやネクタイの色と合わせても、もちろんOKですが・・・
新婦のカラードレスの色と合わせる、なんていうのも素敵!
ポケットチーフなら、花嫁とさりげないおそろいコーデが楽しめそうですね。
他には、新郎が胸元に挿すブートニア(花)と同系色にするというアイデアも。
統一感が出てオシャレに決まりますよ!
新郎のアイテムについてはこちらの記事が詳しく説明しています。
新郎のタキシードに合わせるシャツ・タイ・小物類は何をチョイスすべき?
基本の柄
ポケットチーフの基本的な柄は以下の通り
無地
幅広く合わせられる無地は安定感抜群。
ひとつは持っておきたい柄です。
ストライプ
無地と同じく合わせやすい柄。
スタイリッシュな雰囲気になりますよ。
ドット
ネクタイでもよく見かけるドットも定番の柄。
上品でかわいらしい印象です。
チェック
カジュアルな結婚式におすすめなのがこの柄。
チェックの目の大きさにもこだわりたいですね。
ペイズリー
派手な印象のある柄ですが、ワンポイントなら自然に溶け込んでとってもおしゃれ!
二次会などカジュアルな場にぴったりです。
結婚式の雰囲気に合わせて、おしゃれな柄を選びたいですね。
選び方
基本の選び方は色と同じくネクタイに合わせること。
同じ柄で合わせるか、ネクタイを無地にするとコーディネートがまとまりやすいですよ。
ネクタイの柄に合わせるときは柄のサイズにも同じにするとGOOD!
柄のサイズが大きければカジュアルに、小さいほどフォーマルな印象になるので、柄のサイズにも注意が必要です。
ポケットチーフの選び方【素材とサイズ】
素材とサイズはどのように選べばよいでしょうか?
素材の選び方
ポケットチーフで一般的な素材は、リネン(麻)とシルク(絹)です。
パリッとした印象のリネンは、最もフォーマルな素材とされています。
ただし光沢のないリネンが使えるのは、昼間の結婚式だけ。
光沢があり柔らかいシルクは、昼夜問わず使えるので、1枚持っておくならシルクを選ぶと便利かもしれません。
必ずしもシルクでないといけないということはありませんが、光沢のある素材の方がフォーマルな場にはふさわしいですよ。
他にも、コットン(綿)やウール(毛)素材のものも!
どちらも季節感のあるおしゃれな素材ですが、フォーマルな結婚式には不向き。
カジュアルな結婚式や二次会におすすめです。
春夏はコットン、秋冬はウールと季節に合わせて選ぶと素敵ですね。
チーフのサイズは?
ポケットチーフのサイズは、ハンカチサイズから大判のものまで、さまざまです。
ポケットに対して大きすぎるとごわごわしてしまうし、小さすぎるとポケットから見えなくなってしまうことも。
中間のサイズを基本に、好みに合わせて選ぶと良さそうです。
ポケットチーフの色や素材、サイズには明確な決まりはないんですね。
ただ、ゲストの場合、主役の新郎より派手になるような色柄は避けましょう。
では最後に、代表的なポケットチーフの「折り方」をご紹介します!
結婚式にピッタリ!ポケットチーフの折り方
ポケットチーフにはさまざまな折り方がありますが、ここでは結婚式に使えそうな、代表的な折り方を3つご紹介します。
スリーピークス
ポケットから三つ角が出る形の折り方です。
最もフォーマルな折り方なので、格式高い結婚式や主賓に近い立場の場合にもピッタリですよ。
1 チーフの裏を上にして置き、チーフの真ん中を折って三角形にする。2 それをさらに三角形に折る。3 重なった2つの角の、上の角を少し右にずらして、角が2つとも見えるようにする。4 さらに半分に折り、角を3つにする。5 ポケットの深さに合わせて、下の部分を少し裏側に折る。6 三つ角がキレイに出るようにポケットに入れる。
格式高い折り方なので、白やシルバーグレイの無地リネン素材を選ぶとGOODです。
スリーピークスの角を二つにした「ツインピークス」も、ほんの少しカジュアルダウンしたい時にはオススメですよ。
パフドスタイル
ふんわりとしたフォルムが優しい印象の「パフドスタイル」。
ややカジュアルな折り方ですが、華やかなので結婚式にもよく使われます。
とても簡単なので、初心者の人にもおすすめです。
1 チーフの表側を上にして置く。2 片方の手で、チーフの中央をつまんで持ち上げる。3 もう片方の手で、つまみ上げているチーフの真ん中あたりを握る。4 つまみ上げている方の手を離す。
この時、チーフを握っている手より上の部分が、ポケットから出る部分に。5 握った手の下から出ている部分を上に折り曲げて、ポケットに入れ、整える。
素材はやわらかいシルク素材がおすすめ。
冬場ならウール素材を使うとおしゃれな印象になりますよ。
他にも、つまみ上げた方の逆側(縁取りの方)を見せるように挿すと「クラッシュドスタイル」に!
華やかさとカジュアルさがさらにアップするスタイルです。
さらにアレンジしたい人はパフドスタイルとクラッシュドスタイルを組み合わせた「ダブルポイントロールスタイル」もありますよ。
縁取りが見えるスタイルは、縁に柄や色があるポケットチーフを選ぶとおしゃれですね。
TVフォールド(スクエア)
とてもオーソドックスな折り方で、ビジネスにもパーティーにも使えます。
シンプルな四角なので、目立たない控えめなオシャレをしたい人におすすめです。
1 チーフの裏側を上にして置き、真ん中で半分に折る。2 それをさらに半分に折る。3 上3分の1くらいを手前に折る。4 下側も、さっき折った部分に重ねるように3分の1ほど折る。5 チーフの左右の端のうち、折り目じゃない方が下に来るように縦にする。6 ポケットの深さに合うように下の部分を折ってポケットに入れる。
おすすめの素材はリネン!
折り目が付きやすいので、ポケットチーフの直線が美しく際立ちますよ。
トライアングラー
三角形の角を一つだけ覗かしたスタイル。
格式高いパーティーからカジュアルな場面まで使えます。
三角形のバランスが美しく見せるポイントなんですよ。
1 チーフの裏側を上にして置き、真ん中で半分に折る。2 それをさらに半分に折る。3 菱形に見えるように置き直し、左右の角を折り込む4 ポケットの深さに合うように下部分の角も折り込む5 三角形がきれいに見えるようにポケットに入れる
色や素材を選ばないので、お気に入りのポケットチーフを使いましょう!
まとめ
ポケットチーフは、男性用スーツの胸元を飾るためのアイテム。
実用的なハンカチとは違い、おしゃれのためだけのものでした。
素材は昼ならリネンがおすすめ。
昼夜問わないのはシルクでしたね。
色は白やシルバーグレイがフォーマルとされています。
カジュアルなパーティーでシャツやネクタイを色柄物にする場合、ポケットチーフの色も合わせるとオシャレです。
新郎は、新婦のドレスと合わせた色味にすると、おそろいコーデになって素敵!
基本的なチーフの折り方は
・スリーピークス
・パフドスタイル
・TVフォールド
・トライアングラー
の4種類。
最もフォーマルなのは三つ角の「スリーピークス」でしたね。
少しカジュアルな雰囲気を出したいなら「パフドスタイル」、シーンを選ばないのは「TVフォールド」でした。
格式高い結婚式では
「リネン×無地×白(orシルバーグレー)×TVフォールド」
カジュアルな結婚式では
「シルク×色柄もの×パフドスタイル」
を選ぶと安心です。
「よりオシャレにしたい!」という人は、二枚挿しや無造作に挿すスタイルもOK!
添えるだけでスーツを華やかにしてくれるポケットチーフ、ぜひ取り入れて、フォーマルなオシャレを楽しみたいですね。
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