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結婚式にふさわしい靴って?男性ゲストの靴のマナーや選び方を解説
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結婚式に招待されて、式当日に履いていく「靴」。
「革靴を履いていくつもりだけど、普段使いのじゃダメ?」
たしかに革靴は正解ですが・・・
「革靴なら何でもいい」というわけではないんです!
結婚式にふさわしいフォーマルなメンズシューズについて、OK例・NG例を交えて具体的にご説明します。
結婚式にふさわしい靴【デザイン】
結婚式にふさわしい靴について、「デザイン」と「素材」と「色」に分けてご紹介します。
まずはデザインから。
紐つきが基本!
「結婚式はフォーマルな場で、スーツを着ていくんだから、靴は革靴だよな」
これはその通りで、マナー的にも正解です。
ただ、ひとくちに革靴といっても、種類はいろいろありますよね。
まず、ざっくり分けると「紐つき」と「紐なし」がありますが・・・
フォーマル度が高いのは「紐つき」の方。
さらに「紐つき」靴の中にもいくつか種類があって、フォーマル度に差があります。
種類は「つま先のデザイン」と「羽根のデザイン」によって分かれるので、それぞれ見ていきましょう。
つま先のデザイン
結婚式におすすめのフォーマルなデザインは、
・ストレートチップ
・プレーントゥ
の2つと言われています。
ストレートチップ
「これさえ履いていけば間違いなし!」という、結婚式に最もふさわしい靴が「ストレートチップ」。
つま先近くに横一本線が入ったデザインで、ぴしっとした印象に。
革靴の中でも一番フォーマル度が高いとされています。
冠婚葬祭に使える、まさにザ・フォーマルシューズなので、一足持っておくと便利ですよ。
プレーントゥ
つま先に特徴的なデザインのない「プレーントゥ」。
革靴の中では一番シンプルで落ち着いた形のようです。
ストレートチップほどではないにせよ、フォーマルなデザインなので、こちらも結婚式に使えます。
羽根のデザイン
お次は靴紐を通す「羽根」の部分のデザインについて。
下の写真のように、「内羽根」「外羽根」の2種類がありますが、フォーマルにふさわしいのは「内羽根」とされています。
「内羽根」は、紐を通す「羽根」が、靴の甲の部分と一体化しているもの。
一方「外羽根」は、羽根が甲の上、外側に出ているものです。
最近はそこまで気にする人も少ないようですが・・・
ただ、ホテルなど格式高い会場での式に参加するなら、「内羽根」の方が場の雰囲気に合うかもしれません。
結婚式にふさわしい靴【素材】
上でも確認したとおり、結婚式にふさわしいのは革靴。
でも革と言っても、動物の皮からできた本革だけでなく、合皮や人工皮革もありますよね。
最近では技術がかなり進んでいて、これらの素材は見た目では区別がつかないことがほとんど。
本革、合皮、人工皮革、どれを選んでもフォーマル度に差はなく、結婚式で履いても問題ありませんよ。
華やかさならエナメル加工
本革かどうかは見分けがつかない場合でも、革の仕上げ方によっては印象が大きく変わってきます。
一般的に知られているのは、樹脂やガラスでコーティングされた「エナメル革」と、加工されていない「スムース革」。
エナメル革
光沢のあるエナメル革と、やわらかい印象のスムース革、見た目はかなり異なりますが、どちらも結婚式で履いてもOK。
「全身びしっとフォーマルに決めたけど、ちょっと地味かも。多少はお洒落感もほしいな・・・」
という人には、エナメル加工の方をオススメします。
何かと地味になりがちな男性の結婚式のコーディネートを、ツヤツヤ輝くエナメルの靴が、足元から華やかにしてくれます!
結婚式にふさわしい靴【色】
基本的には、靴の色は「黒」がフォーマルな場にふさわしいとされています。
ただ、「平服で」と指定のある結婚式や、カジュアルなパーティーなら、茶色系の靴でもOK。
また最近では、「平服指定のない結婚式だったけど、茶色を履いていった」という人も増えているようです。
ただ、次のような場合は茶色系の靴がふさわしくないケースも。
・親族の立場で式に参列する
・友人代表のスピーチを頼まれている
親族は新郎新婦と一緒にゲストをお迎えする立場なので、格式高い服装を心がけたいところですし・・・
スピーチをするとなると会場中から注目が集まるので、足元まできっちりフォーマルに固めたいところ。
ですのでこういった場合は、黒い靴を選んでおいた方が安心です。
こんな靴はNG!避けた方がいい靴
今度は逆に、結婚式にふさわしくないとされる靴を見ていきましょう。
装飾の多い革靴(メダリオン、ウィングチップ)
「メダリオンデザイン」とは、革靴のつま先にたくさんの小さな穴を空けたデザインのことです。
このメダリオンは、多くの場合、「ウィングチップ」というW字のつま先のデザインとともにほどこされます。
先ほどご紹介したプレーントゥーやストレートチップより、遊び心のあるデザインです。
ただ、結婚式の靴としては「派手な装飾だな・・・」という印象を持たれそう。
また、こうした装飾のある靴は、もとはといえば労働作業用の靴がルーツなんだとか。
そういった背景も相まって、フォーマルな結婚式の靴としては避けられているようです。
スエード素材・ワニ革
スエード素材の靴はあたたかみがあって、冬の結婚式によく合いそうですよね。
しかしスエードは「動物の毛皮」という印象が強く、カジュアルな印象を与えるものとして、結婚式では避けられる素材。
ワニ革やヘビ革なども同じ理由で、避けた方が無難です。
本革の革靴も動物の皮に違いありませんが、あまりあからさまに「動物の皮」とわかるものは、フォーマルにはならないようです。
カジュアルな靴
言うまでもありませんが、スニーカー・サンダル・ブーツなど、カジュアルすぎる靴は結婚式では浮いてしまうかも。
カッコよく着こなしたスーツにも合いませんよね。
「ブーツ丈の革靴ならスーツにも合うんじゃない?」
たしかに相性はいいかもしれませんが、フォーマルな結婚式ではそれもNGと言われています。
ブーツはそもそも、軍靴や乗馬靴に起源をもつブーツ。
やはりフォーマルな席にふさわしいものではないので、やめておいた方が無難です。
以上、結婚式にNGな靴の特徴をおさらいしておくと、
・装飾が多い靴
・スエード素材、ワニ革の靴
・カジュアルな靴
ということでした。
ただこうした靴のなかには、ビジネスシューズとしてシーンによってはOKとなるものもあるので、
「結婚式でもOKじゃないの?」
と思ってしまいそうですが、結婚式だとカジュアルになってしまうので避けた方がいいということになります。
では、カジュアルな二次会ならビジネスシューズでもOKなのでしょうか?
二次会ならビジネスシューズもアリ?
二次会のみ参加の場合は、ビジネスシューズを履いていっても、マナー上問題はなし。
普段ビジネスシューズとして使っているようなメダリオンや茶色の革靴でも、ローファーなど紐なしの革靴でもOKとされています。
でも、やはりスニーカーやサンダルは避けたほうが、結婚式から出席しているゲストのなかで浮くこともなさそうです。
おしゃれな靴下を合わせて、垢ぬけた印象を目指してみるのもアリですね!
靴下について詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでみてください。
【結婚式の靴下マナー】お呼ばれ男性ゲストや新郎の靴下の選び方、NG例を紹介!
とはいえ、ひとくちに二次会といっても、フォーマル寄りからカジュアル寄りまでいろいろあると思います。
会場の雰囲気や出席者の顔ぶれを考えに入れた上で、靴を選ぶようにしましょう。
まとめ
結婚式のフォーマルシューズとなる靴の特徴やマナーをご紹介しました。
基本は紐付きの「ストレートチップ」または「プレーントゥ」の革靴で、色は「黒」。
細部までこだわるなら「内羽根」のデザインのものを選ぶと良さそうです。
素材は革靴ならどれを選んでもさほど変わりありませんが、華やかさを出すなら「エナメル素材」がおすすめ。
ただ、装飾が多い靴、スエード素材・ワニ革の靴、カジュアルな靴などは結婚式では基本的にNGなので避けるようにしましょう。
二次会から出席する場合は、普段ビジネスシューズとして使っているような革靴もアリ!
ただし、キレイに磨いておくことは忘れずに。
カジュアルな雰囲気の式だとしても、やはり結婚式はフォーマルな場です。
「基本は上品」を心がけたいところですね。
靴以外のコーディネートで不安なことがあれば、こちらの記事もご覧くださいね。
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