ナシ婚とは?結婚式をしないメリット・デメリットや後悔しない方法など一挙紹介!
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結婚式を挙げない、「ナシ婚」。
費用や準備の負担がない、などのメリットがある一方、「ナシ婚にして後悔した」という先輩カップルの声も・・・
この記事では「ナシ婚」を考えているあなたのために
・ナシ婚のメリット/デメリット
・ナシ婚で後悔しないためのアイデア
・ナシ婚の場合の結婚の流れ、段取り
などについて詳しくご紹介します!
ナシ婚とは?先輩カップルが選ぶ理由って?
「ナシ婚」とは、一般的に挙式や披露宴をしない結婚スタイルのことを指します。
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」によると、挙式・披露宴をしなかったという人の割合は全体の15.5%。
一口に「ナシ婚」と言ってもそのスタイルは、カップルによってさまざまです。
婚姻届を役所に提出するのみという場合のほか、両家の家族で集まって食事会をしたり、写真撮影のみのフォトウェディングをしたりする場合も。
完全に入籍のみ、というわけではないようです。
先輩カップルは、いったいどんな理由でナシ婚を選んだのでしょうか?
先輩カップルからの意見として多かったものを見ていきましょう。
理由1:結婚式以外にお金をかけたい
結婚前の結婚式に対するイメージとして多い意見が、「お金がかかる」だそう。
そのイメージの通り、結婚費用の大部分を占めるのが結婚式の費用です。
結婚式のほかにも、新婚旅行や引っ越し、新生活の資金など、なにかとお金が必要・・・。
将来的な実用性を重視して、結婚式ではなく、家具や家電にお金をかけたいと思う人も多いようです。
理由2:注目を浴びるのが苦手
「自分もパートナーも目立ったり、注目されたりすることが苦手だったから」という意見も。
新郎新婦のふたりが主役となる結婚式に対して、恥ずかしいと感じるカップルもいるようですね。
理由3:授かり婚だったから
妊娠していたため、体調面での負担を考えてやめておこうと思ったという人もいるようです。
授かり婚の場合は、結婚式などの予定が立てづらくなり、出産後も忙しくタイミングを逃したというケースも多いよう。
このほかにも、再婚や高齢婚のため結婚式を省いたというパターンや仕事面の都合で断念したという場合も・・・。
カップルによってさまざまな理由でナシ婚を選んでいるようですね。
ナシ婚のメリット・デメリットは?
結婚式をしない、いわゆる「ナシ婚派」の意見を見てきましたが、ナシ婚にはデメリットも。
ここでは、ナシ婚のメリットとデメリットについて解説します。
メリット
結婚費用の負担額が減る
結婚式で挙式・披露宴の両方を行った場合、かかる費用の総額は、平均で308.3万円。
ご祝儀でいくらか返ってくるとはいえ、大きな負担です。
そんな結婚式の費用を、新婚旅行や新生活のための資金にあてられるのは人によっては大きなメリットですよね。
結婚費用の内訳や相場について気になった方は、ぜひこちらの記事もチェック!
結婚費用はどのくらい必要?先輩カップルの平均をもとに必要な金額・内訳を解説!
結婚式の準備がない分、楽になる
結婚式を挙げるとなると、その半年前、早い場合は1年前から準備が始まります。
両家の顔合わせや結婚式場探し、結婚指輪の手配、招待状準備など・・・。
こうした手間や労力がかからないこともナシ婚のメリットのひとつです。
結婚式までの流れ・スケジュールについては以下の記事でくわしく解説しています。
結婚準備って何するの?プロポーズから入籍・結婚式までの基本的な流れ
招待するゲストへの負担も減る
結婚式に親族や友人、会社の同僚を結婚式に呼ぶとなると、招待する相手に日程を調整して来てもらうことになります。
また、ご祝儀などの金銭的な面での負担もかかることになります。
ナシ婚だと、こうした負担をかけずに済むというメリットもありますね。
人間関係の問題に悩まなくていい
結婚式の披露宴や二次会などでは、招待するゲストの幅も広くなる傾向があります。
そのため、
「疎遠な親戚は招待すべきだろうか?」
「会社の上司や同僚はどうしよう・・・」
などといった悩みも。
ナシ婚であれば結婚報告をするのみで、ゲスト決めに悩む必要もありません。
一方で、ナシ婚には次のようなデメリットもあります。
デメリット
結婚した実感がわかない
ナシ婚を選んだ先輩カップルからよく聞くのが、結婚した実感がなかった・・・という声。
結婚式を一つの節目とするカップルも多いなか、ナシ婚だと恋人から夫婦になる実感がなかなかわきづらいようです。
特に婚姻届を提出しただけだと、そう感じてしまうのも無理はないですね。
親に晴れ姿を見せられない
両親への親孝行としても結婚式を挙げておけば良かった、という声も多いようです。
結婚式では、両親への手紙や演出で感謝を伝えるというシーンがありますが、そうした機会は他では意外とないですよね。
また、結婚式をするようにもっと勧めればよかった、と両親側が後悔するパターンも多いようです。
結婚の記念となるものがない
結婚式での写真やアイテムが残らないため、結婚に関する思い出が少ないのが悲しい・・・という声も。
ナシ婚は金銭的な負担や手間がかからない半面、記念になるものが少なく、あとになって後悔するカップルもいるようですね。
ちなみに「結婚スタイルマガジンSNSアンケート」によると、結婚式を挙げなかった人のうち、20.1%の人が結婚式を挙げなかったことに後悔しているようです。
一方で、結婚式を挙げた人の75.0%の人は結婚式を挙げたことに満足しているそう。
結婚式を挙げて後悔している人より、結婚式を挙げなくて後悔している人の方が多いんですね。
こちらの記事では、結婚式を挙げる場合と挙げない場合とで、良かったことと後悔したことを紹介しています。
結婚式「挙げた人」と「挙げなかった人」後悔しているのはどっち?後悔しないためのポイントも紹介
ぜひ、ふたりで相談するときのために参考にしてみてくださいね。
続いては、ナシ婚にした場合に後悔しないための方法を紹介します。
ナシ婚で後悔しない方法は?
カップルが結婚式をする理由として挙げられるのは、
・ウェディングドレスを着て祝福されたい
・恩返しの意味もこめて親のために
・ふたりの結婚のけじめとして
など・・・
やはりナシ婚を選んだカップルでも、
「ドレスが着られなかった」
「結婚式で親の喜ぶ顔が見たかった」
「節目のイベントがほしかった」
と後悔することがあるようです。
では、そんな後悔をしないためにはどうすればよいのでしょうか?
ナシ婚で後悔しないためのアイデアをピックアップしてご紹介!
親族のみの少人数の結婚式を挙げる
リーズナブルな価格で叶う少人数の結婚式を挙げるという方法。
アットホームな雰囲気でレストランウェディングを挙げるという選択肢もあります。
小規模な分費用も抑え目で、準備が比較的楽になるため、ナシ婚派の方も一度考えてみてはいかがでしょうか。
結婚スタイルマガジンの「結婚式場を探す」では、少人数OKの結婚式場を探せます!
ふたりきり、10名以下、家族・親族のみなどの条件に合わせて検索ができるので、きっとお気に入りの式場が見つかるはず。
ぜひチェックしてみてくださいね。
フォトウェディングを挙げる
好みの結婚式場やロケーションでフォトウェディングをして、記念写真を残すという方法もおすすめです。
ふたりの晴れ姿が写真で残るため、両親の「わが子の晴れ姿を見たかった・・・」という後悔もありません。
海辺や神社でのロケーションフォトも人気で、結婚式より低い費用で叶うのも魅力的ですよ。
結婚スタイルマガジンの「フォトスタジオを探す」では、全国のフォトスタジオを検索できます。
結婚スタイルマガジンからの予約⇒撮影で、最大3万円分のご祝儀をプレゼント!
「お得にフォトウェディングをしたい!」という人は要チェックです!
1.5次会や食事会を開く
結婚式の代わりに、リーズナブルな会費制の1.5次会や食事会を開くというアイデアも。
この場合、結婚式ほど準備も大変でなく費用も低く抑えられます。
両親に感謝を伝える機会も作れそうですね。
婚約指輪・結婚指輪にこだわる
ナシ婚で結婚式の費用が浮いた分、婚約指輪や結婚指輪にこだわるというアイデア。
結婚の記念としてふたりの思い出にも残るのでおすすめですよ。
婚約指輪や結婚指輪について気になった方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてくださいね。
婚約指輪(エンゲージリング)のデザインってどんなの?選ぶポイントを解説!
結婚指輪の人気・定番デザインやおすすめの形・幅、デザインの選び方までご紹介!
とはいえ、ナシ婚のデメリットをすべて解決するのは難しいようですね。
ナシ婚派の人も、パートナーに「結婚式を挙げたい」と言われたら考えなおす場合も意外と多いので、まずはしっかりと相談することが大切。
ふたりにとってぴったりなカタチを見つけてくださいね!
【結婚までの流れ】ナシ婚の場合どうなる?
では、カップルがナシ婚を選んだ場合、結婚までの流れや段取りはどうなるのでしょうか?
ナシ婚のふたりがやるべきこと、大まかな手順などをざっくりとご紹介します。
1. お互いの両親に挨拶
まずは両方の親へ挨拶に行きます。
一般的には、女性側の両親への挨拶をしてから、男性側の両親へ挨拶をしに行きます。
両親への結婚報告の挨拶については以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてくださいね。
親への結婚挨拶、いつ何を準備する?順番や場所、日取りの決め方など…当日までの流れをご紹介
2. 入籍の日取りを決定
結婚式を挙げる場合は、挙式日の前後どちらにするかなどを考える必要がありますが、ナシ婚の場合は不要。
好きな日にちにすることができます。
決め方については、お日柄や誕生日、語呂合わせなど・・・
気になった方は以下の記事もチェックしてみてください!
入籍日の決め方アイデア5選! 2024年~2025年の縁起のいい日や覚えやすい日もご紹介
3. 婚約指輪・結婚指輪を手配
婚約の記念になる婚約指輪とふたりの結婚指輪。
カップルによってどうするかはさまざまですが、タイミングとしては結納や両家顔合わせの前に用意できると良いでしょう。
注文から手元に届くまで数か月ほどかかる場合もあるので計画的に準備しましょう。
4. 結納・両家顔合わせ
両家が集まって結納をする場合のほか、料亭やレストランで顔合わせ食事会を行う場合もあります。
結納と顔合わせ食事会については以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひこちらも読んでみてください。
「結納」と「顔合わせ食事会」の違いって?メリット・デメリットは?
5. 結婚報告
親戚から友人、職場の上司や同僚などに、結婚報告をします。
結婚式を挙げなくても、親戚や友人、職場の人など、つながりのある人にはきちんと報告するのが大人のマナーです。
ナシ婚の場合、式へ招待するというきっかけがないため、報告のタイミングは難しいかもしれませんが・・・
それでも、結婚報告をしないでいると、後々トラブルが起きてしまうこともあります。
また、ナシ婚の場合は「なんで式をしないの?」と思われることもあるので、結婚報告のときに「式を挙げない理由」をあわせて伝えるといいですよ。
では、結婚報告の代表的な4つの方法を紹介します。
方法1 自分の口から伝える
結婚の報告は、直接会って伝えるのがベスト。
大切な話ですから、特に家族や上司、仲の良い友人には顔を合わせて伝えたいですね。
遠くに住んでいたり、忙しかったりでなかなか直接会えない人には、電話を入れましょう。
方法2 結婚報告はがき
「知り合い全員に電話するのは大変そう・・・」
そんな時には、「結婚報告はがき」を出しましょう。
はがきの文面には次の2つが含まれていればOK。
・結婚したこと
・「これからもよろしくお願いします」というメッセージ
結婚して苗字が変わった人や、引越しした人は、
・旧姓
・新住所
も書き添えます。
はがきには結婚式の写真を入れる人が多いようですが、ナシ婚の場合は新居でふたりが座っている写真などがオススメです。
ナシ婚の人の結婚報告はがきの詳しい書き方は
挙式ナシ・入籍のみの場合、結婚報告はがきは必要?例文は?
を参照してくださいね。
方法3 メール・LINE
連絡手段として便利なメールやLINE。
最近では結婚報告に使う人が増えているようですが、失礼と感じる人も。
特に上司や親戚など、目上の人には避けておいた方が無難です。
同世代の友人であれば、メールやLINEでも大丈夫だと思いますが、一斉送信は「手抜き」だと思われがち。
一人ひとり丁寧に分けて送るのがマナーです。
メールやLINEの結婚報告についての情報や職場への結婚報告のメール文例集は以下の記事でご紹介しています。
メールで結婚報告をしたい!職場の人や友達、恩師など相手別に例文&注意点を紹介
方法4 SNS
InstagramやX(旧Twitter)、Facebookを利用している人なら、結婚報告の投稿を見かけたことがあるという人も多いはず。
こちらは「抵抗がない」という声もあれば、
「親しい友人の結婚をFacebookで知って悲しかった」という声もちらほら。
反対にあまり知らない人の報告にモヤッとする人も。
普段SNSを使い慣れている人も、結婚報告で利用するときには「公開範囲」や「文面」に気を使ってスマートにお知らせしましょう。
以上、ナシ婚の場合の結婚までの流れをざっと紹介しました。
ナシ婚では結婚式でのお披露目がない分、結婚報告を丁寧にするのが重要です。
ちなみに、ナシ婚の場合でも結婚祝いをいただけることがありますが、そのときはきちんとお返しをするのがマナー。
相場通り半額~3分の1程度の金額で、1カ月以内を目安にお返しをするようにしましょう。
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」
結婚に関するWEBアンケート調査
調査対象:入籍3年以内の男女
調査時期:2018年7月
対象人数:男性500人 女性500人
「結婚スタイルマガジン」SNSアンケート
調査時期:2023年8月
回答人数:(※1)264人、(※2)154人
まとめ
結婚式を挙げない「ナシ婚」。
経済的な理由や実用性を重視する考え方などにより、ナシ婚を選ぶカップルが増えているようです。
ナシ婚には、費用面や準備などの負担が減るメリットがありますが、
「ドレスが着られなかった」
「結婚式で親の喜ぶ顔が見たかった」
「節目のイベントがほしかった」
と後悔しているカップルも少なくありません。
後悔をなくすための方法として、親族のみの少人数婚やフォトウェディング、1.5次会等の食事会のほか、結婚指輪にこだわるというアイデアをご紹介しました。
いずれにしても、ふたりでしっかりと相談することが大切です。
またナシ婚を選んだ場合に特に注意が必要なのが、「結婚報告」。
家族や親戚、職場、友人へきちんと報告して、二人の結婚生活をスタートさせましょう!
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