結婚費用はどのくらい必要?先輩カップルの平均をもとに必要な金額・内訳を解説!
結婚が決まって、幸せムードでいっぱい!
そんな中で気になる「結婚費用」のお話をわかりやすく解説します。
結婚にかかる総費用から、結婚式・指輪・新婚旅行など、項目ごとにかかる費用の内訳まで実際のカップルの平均額のデータをもとに説明。
「結婚のために、結局いくらお金を用意すればいいの?」
その疑問、これさえ読めば解決です!
【総費用】平均435万円を目安に
まず、一番気になる「結婚全体にかかる総費用」から。
結婚スタイルマガジン編集部が調べたところ、「総費用」の平均額は・・・
ずばり、【434.7万円】なり。
金額の内訳は、以下の通りです。
※「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」 より(以下、注釈のないデータは同様に引用)
では、項目ごとにかかる費用をくわしく見ていきましょう。
【顔合わせ食事会】両家で5万円ほど
顔合わせ食事会とは、両家が集まって食事をしながら親睦を深める会のこと。
先輩カップルの95.2%が行っています。
費用の平均は【5.3万円】。
飲食代のほか、会場によっては個室料金などがかかることもあるようです。
顔合わせ食事会の費用について詳しく知りたい人は、こちらを読んでみてくださいね。
【両家顔合わせ食事会の費用】いつ・誰が支払う?相場や食事代以外に必要な費用も紹介
結納を行うカップルも
結婚前に両家で行うイベントとしては、顔合わせ食事会以外に「結納」もあります。
結納とは、婚約した後に両家が親類となることを祝って、贈り物を納めあう儀式のこと。
以前は仲人(なこうど)が仕切ることが多かったのですが、最近では両家のみが集まって行う場合が多いようです。
結納を行ったカップルは27.8%ということで、顔合わせ食事会と違って現在では省略されるケースも多いようです。
結納にかかる費用としては、次のようなものがあります。
結納の内容は地域や家によっても変わってくるので、必ずしも上記の金額がかかるわけではありません。
二人だけで決められることではないので、まずはお互いの両親に要相談ですね。
「結納金」、「結納返し」といった、結納の各項目について詳しく知りたい人は、下のリンクを参考にしてください。
【婚約指輪】「給料3ヶ月分」は昔の話!?
男性から女性へ、婚約の証として贈られる婚約指輪。
一昔前は、「給料の3ヶ月分」とも言われた婚約指輪ですが・・・
最近のカップルは、平均いくら用意していると思いますか?
(答え)
婚約指輪の平均金額【36.9万円】
いかがでしょうか?
「良かった、思ったより高くない…」
と、ホッとした男性の声が聞こえてきそう。
婚約指輪の平均金額や予算の決め方については、こちらの記事で詳しくまとめています。
婚約指輪の予算ってどれくらい?平均金額は?年代別の相場や彼女が期待する金額も紹介
【結婚指輪】二人でいくら?
結婚指輪は、夫婦で日常的に身につけるもの。
女性だけがつける婚約指輪と違って、基本的には二人とも用意しましょう。
そんな結婚指輪の金額は、二人分で平均【28.1万円】。(※1)
婚約指輪に比べると安いですね。
婚約指輪と結婚指輪の費用の差は、デザインの違いによるところが大きいようです。
婚約指輪は、ダイヤモンドを主役にした華やかなデザインのものが人気。
一方、結婚指輪は普段使いしやすいシンプルなデザインを選ぶ人が多いため、比較的価格も抑えめなようです。
結婚指輪の平均額についてはこちらをどうぞ。
【結婚式】平均で約310万円
なんとなくお分かりかとは思いますが、「結婚式」は、結婚費用のなかでも一番大きな割合を占めます。
平均額は、ずばり【308.3万円】。
結婚式の費用は、何人招待するか、衣装を何着着るのかなどで大きく変わってきますが、代表的な項目の平均額はこんな感じです。
※「別撮り」とは、結婚式当日とは別の日に式用の衣裳を着て写真を撮ってもらうこと
料理やギフトなど、招待人数が増えるほどその分高くなるものもありますが、一般的な60~70名規模の場合はこのくらいが目安になります。
よりくわしく知りたい人はこちらの記事をどうぞ。
結婚式費用はゲストの人数でどう変わる?人数別の費用相場や費用が変わるポイントを解説
結婚式費用の支払いのタイミング
上記の費用は全て一度に支払うわけではありません。
ざっくり分けると次の4つのタイミングです。
結婚式の会場が決まった時
結婚式の会場が決まったタイミングで、会場の予約金が必要になることも。
事前に確認しておきましょう。
結婚式の準備中
結婚式で使うアイテムや、ゲストへの招待状、ギフトなどの手配に費用がかかってきます。
結婚式直前
ご祝儀がもらえるのは結婚式当日ですが、会場によっては一定額を事前に支払う必要がある場合も。
結婚式当日
結婚式の当日(もしくは後日)に、結婚式の費用の残金を支払います。
結婚式を手伝ってもらった友人への謝礼やお車代、宿泊代等もこのタイミングです。
結婚式の費用の支払いのタイミングや方法については、以下の記事でより詳しく解説しています。
ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
【結婚式費用の支払い方法】いつ払うの?支払い方法は現金?クレジットカードは使える?
結婚式の費用はどのように分担する?
それでは、この結婚式の費用はふたりでどのように分担すればよいのでしょうか?
ざっくり分けると、以下の4通りがあります。
新郎側と新婦側で折半
これが最もシンプルなパターンです。
両家からの援助も含めて、費用を公平に負担すれば、お互いに負い目を感じることもなさそうですね。
新郎側あるいは新婦側が多く負担
以前は新郎側が結婚費用を多めに負担することがよくあったそうですが、収入やゲストの人数によって負担する費用を決めるべきという考えも。
両家の両親も含めて、じっくりと相談して決めましょう。
項目ごとに新郎側と新婦側が分担
結婚式でかかった費用の項目ごとに分担するという方法もあります。
「衣裳やメイク代は新婦側が負担して、遠方からのゲストが多い新郎側が交通費を負担する」
というように。
この方法なら、新婦側が気兼ねなく着たいドレスを選べるといったメリットもありますね。
このほかにも、新郎と新婦が一緒に貯めた「共通貯金」のお金を利用するという方法もおすすめ。
負担割合を気にする必要がなく、ふたりで支払うという面で両家からの納得も得やすい方法です。
結婚式の費用の分担についてもっと知りたいという方は、ぜひこちらの記事もどうぞ。
結婚式費用は誰が払うの?両家で折半?先輩カップルの分担方法を紹介
【新婚旅行】7日で56万円ほど
データによると、新婚旅行の日数は、【7日】が最も多いようです。
平均費用は、
新婚旅行【50.7万円】
お土産代【5.4万円】
となっています。
海外旅行だとお値段は割高になりますが、団体ツアーなどを上手く使えば節約は可能です。
「それでも海外は高いかな~」
という二人は、国内でゆっくり過ごしましょう。
海外に比べて費用が抑えられる分、
・長期間滞在ができる
・お世話になった人たちへのお土産代にお金をかけられる
といったメリットがあります。
下の記事ではおすすめのハネムーン先を予算別にまとめているので、参考にしてみてください。
【新生活】どれくらいかかる?
結婚費用とは別ですが、新生活にかかる費用の平均も見ておきましょう。
居住形態などで金額は変わってくるので、目安として参考にしてみてください。
新生活準備にかかった費用は、平均で
【92.8万円】
家電製品やインテリアなど、すべての物を一から買いそろえるとなるとだいぶ高くつきますね。
費用を抑えたければ、
・リサイクルショップやフリマアプリを使う
・新生活に最低限必要なものだけ買う
といった工夫をすると良いですよ。
結婚式や新婚旅行を終えたあとも、出産費用や育児費用などがかかってきます。
結婚後のライフプランについても、事前にふたりで話し合っておけるといいですね。
結婚資金ってどうやって用意すれば良いの?
ここまで、結婚にはどのくらい費用がかかるのかを紹介してきました。
「えー、全部で400万円以上もかかるの!?」
と焦った人、ご安心を。
実際にふたりが用意するのは、「ご祝儀」と「両親からの援助金」をあわせた『もらえる金額』を差し引いた金額になります。
この「ご祝儀」と「両親からの援助金」について詳しく見てみましょう。
もらえる金額①「ご祝儀」
披露宴をする場合、ゲストから「ご祝儀」がもらえます。
ご祝儀の総額は「結婚式の招待人数×3万円」でおおよその金額が出せますが、先輩カップルの平均は【195万5000円】でした。
「総費用」=【約435万円】
から、この
「ご祝儀」=【約195万円】
を差し引いた、
【約240万円】
これが、必要な金額ということになりますね。
もらえる金額②「両親からの援助金」
もうひとつ、「両親からの援助金」がもらえるというケースも。
実際に、先輩カップルに両親からの援助金はもらったかアンケートをとったところ、次のような結果になりました。
「結婚スタイルマガジンSNSアンケート(2022年12月 590人に調査)」より
援助金をもらったというカップルが7割近くとなりました。
さらに、両親から援助金をもらったというふたりに、両家合わせていくらもらったかを聞いてみた結果がコチラ。
「結婚スタイルマガジンSNSアンケート(2022年12月 555人に調査)」より
もちろん、カップルごとに違ってくるものなので、あくまでも目安として考えてくださいね。
さきほどの結婚にかかる総費用からご祝儀を引いた【約240万円】に、援助金のお金を差し引いて考えれば、大体の予算が立てられますね。
このほか、「職場や知人からのお祝い金」をもらえることもあるようです。
以上の『もらえる金額』を総額から差し引いた分が、『ふたりが用意しなければならない金額』になります。
みんなはどのくらい貯金していた?
先輩カップルが実際のところ結婚費用としてどのぐらいの金額を貯金したのか、気になりますよね。
こちらも、先輩カップルに聞いたアンケートの結果を見てみましょう。
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」によると、結婚費用のために貯金をしていた夫婦の割合は全体の52.2%。
貯金総額については以下の表のような分布になりました。
なかでも200~300万円貯金したという夫婦が多く、貯金総額の平均は約284万円でした。
では、どのように貯金するのが良いのでしょうか?
貯金方法は?考え方もチェック!
貯金をするにあたっては、まず、負担割合についてパートナーと相談して決めましょう。
これは、ふたりの収入の差などによっても変わってきます。
次に、目標とする金額と現在の貯金額とのギャップを意識しましょう。
そうすることで、効率的な貯金プランを立てやすくなります。
具体的な貯金の方法については、
・結婚費用のための銀行口座をつくる
・「先取り貯蓄」をする
などの方法が挙げられます。
貯金以外には、ローンを組むといった方法も。
結婚資金の貯め方や節約方法、管理の仕方について、こちらの記事ではさらに詳しくまとめています。
いずれにしても、計画的に無理のないライフプランニングを心がけましょう。
知っておきたい結婚式費用の節約術!
結婚費用の中でも大きな割合を占める「結婚式」の費用。
ここを抑えることができれば、大きな節約になりますよね!
最後は、知っておいて損はない「結婚式費用の節約術」をみなさんに伝授します!
レストランウェディングやフォト婚
「とにかく費用をおさえたい!」ということであれば、仲の良い友人や親族のみで、レストランで結婚式を挙げるというのはおすすめのスタイル。
招待人数が少ない分、比較的リーズナブルにおさえることができます。
ふたりだけの挙式プランやフォトウェディングにすれば、さらに費用が抑えられます。
こうした結婚式のプランが気になった方は、結婚スタイルマガジンの『結婚式場を探す』や『人気式場ランキング』へ。
都道府県別に人気の結婚式場や「レストランウェディング」「挙式のみ」といった挙式スタイルごとにおすすめ会場を紹介しています。
また『フォトスタジオを探す』では、前撮りやフォトウェディングができる全国のフォトスタジオを検索可能!
ぜひチェックしてみてくださいね!
会費制の1.5次会を開く
披露宴ほどにフォーマルでなく、二次会ほどにカジュアルではない「1.5次会」。
どうしても高くなりがちな結婚式の費用を抑えることができる上に、会費制のため、ゲストも気軽に参加できるというメリットも。
1.5次会について、もっと詳しく知りたいという方は以下の記事もチェックしてみてください。
結婚式に使うアイテムを手作りする
ウェルカムボードや席札などの小物の費用で金額が予想以上に膨れ上がった・・・なんてことも。
こうしたアイテムを手作りにすれば、費用が抑えられるだけでなく、心のこもったものになります。
以下の記事では、ウェルカムアイテムの手作りについてわかりやすく解説しているので、ぜひ見てみてくださいね!
新婚旅行も兼ねた海外挙式をする!
海外挙式は旅費こそかかりますが、親族のみなどの小規模なプランも豊富にあります。
新婚旅行も一緒にできてしまうのは大きなメリットですね。
また沖縄などの国内リゾートで、海外リゾートのような結婚式を挙げるというのもおすすめですよ。
海外挙式についてもっと知りたいと思った方は、以下の記事もチェック!
海外挙式のキホンを徹底解説!魅力や人気のエリア、気になる費用をまとめてチェック
また、国内で叶うリゾート婚の魅力についてこちらの記事で解説しています。
国内リゾートウェディングの魅力って?ドレスの選び方やゲストの旅費なども徹底解説
考えてみると、結婚式だけでも、節約できるポイントはたくさんありそうですね!
でも、節約しない方が良いというポイントも・・・
以下の記事では、結婚式費用で節約して良い部分としない方が良い部分について解説しています。
ぜひチェックしておきましょう。
※「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」
結婚に関するWEBアンケート調査
調査対象:入籍3年以内の男女、24~69才の男女
調査時期:2018年7月
対象人数:男性500人 女性500人
まとめ
結婚にかかる費用の平均額を項目別におさらいすると、次のとおりです。
・顔合わせ食事会 5.3万円
・婚約指輪 36.9万円
・結婚指輪(二人分) 28.1万円
・結婚式 308.3万円
・新婚旅行 56.1万円
これらを合計すると、総費用の平均は【約435万円】。
このほかに結納を行う場合、結納式や結納品などの費用もかかります。
ただ、現在ではそもそも結納をするカップル自体が少なくなっているようです。
結婚のために用意しなければならない金額は、
上記の「総費用」約435万円から「ご祝儀」と「両親からの援助金」を差し引いて考えましょう。
支払いのタイミングごとに、どのくらいの金額が必要かということもよく考えておく必要があります。
そして、お互いに納得のいく分担割合を相談して、効率よく貯金していけるといいですね。
そのためにも「どこに費用をかけてどこを節約するか」についてや、結婚以降のライフプランについて、あらかじめふたりで話し合っておくといいですよ。
無理のない費用設定で、幸せいっぱいの結婚生活を迎えてくださいね!
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