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【和装】白無垢・色打掛・紋付袴・・・結婚式&前撮りの和装の基礎知識を解説!髪型や伝統柄も
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ウェディングドレスも素敵ですが、美しい和装での結婚式にも憧れますよね。
ここでは、和装の種類や選び方のポイントなど、結婚式で着る和装の基礎知識を一挙ご紹介。
伝統柄の意味から和装姿を美しく見せる身のこなし、和装に合う花嫁ヘアやネイルなどについてもまとめているので、あわせてチェックしてみてください。
「前撮りで和装が着たい!」と考えている花嫁さんも、ぜひ読んでみてくださいね。
【花嫁の和装】にはどんな種類がある?
結婚式の花嫁の和装で代表的なのは次の4つ。
・白無垢(しろむく)
・色打掛(いろうちかけ)
・振袖(ふりそで)
・新和装(しんわそう)
ここでは、番外編として十二単(じゅうにひとえ)も加えた5つの花嫁和装をご紹介します。
白無垢(しろむく)
花嫁が着る和装の中でもっとも格式が高い婚礼衣裳が「白無垢」。
一番外側に羽織る「打掛(うちかけ)」も、その下に着る「掛下(かけした)」も、帯や草履などの小物もすべて白で統一した衣裳です。
「綿帽子」や「角隠し」と呼ばれるかぶりものを合わせるのが正式な装い。
鎌倉・室町時代の由緒正しい家の女性が婚礼衣裳として使ったのが始まりだそうです。
真っ白なその色には、
「嫁ぎ先の色に染まります」
「身を清め、神聖な儀式を行う」
という意味が込められていたんだとか。
とても奥ゆかしい由来がある花嫁衣裳なんですね。
先輩花嫁の実例を見てみよう!
色打掛(いろうちかけ)
白以外の打掛が「色打掛」です。
「掛下」と呼ばれる着物を着て、その上に色鮮やかな「打掛」を羽織ります。
赤や金など打掛の色はさまざまで、柄も縁起のいいものがあしらわれ、とっても華やか!
挙式では白無垢を着て、披露宴で色打掛にお色直しするという花嫁も多いようですよ。
昔は白無垢よりも格下とされていたようですが、今は同格の衣裳として扱われているため挙式で着るのもOKです。
色打掛は、室町時代の武家の女性が婚礼衣裳として使っていたのが始まりだそうです。
ちなみに、当時は白無垢から色打掛にお色直しすることは、「今までの自分を一度真っ白に戻し、嫁いだ家の色に生まれ変わる」という意味を持っていたのだとか。
花嫁の「嫁ぐ覚悟」を表していたんですね。
特に「赤」は血液の色として、「生まれ変わり」を意味する色だといわれていたそうですよ。
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振袖(ふりそで)
引き振袖(本振袖/大振袖)
振袖の場合、身丈よりも長い部分を帯のところでたくし上げて「おはしょり」を作って着るのが一般的ですが・・・
「引き振袖」は、長い裾をおはしょりで調節することなく、そのまま引きずって着る振袖のことを言います。
「大振袖」「本振袖」「お引きずり」とも呼ばれ、振袖の中で最も格が高いもの!
江戸時代に、上流階級の婚礼衣裳として着られたのが始まりだそうです。
裾や袖に綿を入れてふっくらさせていて、引きずっても足元に絡まないようになっています。
挙式では「角隠し」といわれるかぶりものを合わせるのが正式。
角隠し
洋髪を合わせる花嫁もいるようです。
白無垢や色打掛のように着物の上に羽織るものがない分、身軽で動きやすいのがメリット!
打掛がない分、帯や着物の色柄で華やかさをプラスするといいですよ。
黒引き振袖
引き振袖の中でも、色が黒のものを「黒引き振袖」といいます。
黒地の着物だと柄がくっきりとして見え、写真映えも抜群!
元々は、「今後、嫁ぎ先以外の色には染まらない」という誓いの意味が込められていたそうですよ。当時の女性の強い覚悟が感じられる美しい着物ですね。
洋髪にもよく合い、裾だけ模様の入った黒引き振袖を購入すれば、結婚後は既婚女性の礼装、「黒留袖」にリメイクして着ることができるのもいいところ。
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@chengofbb
Photo@yamayama_asami
中振袖
他にも振袖には「中振袖」や「小振袖」というものがあり、成人式や卒業式などでよく着られている振袖は「中振袖」です。
中振袖は引き振袖と比べると袖の長さが短かったり、綿が入っていなかったりするため、重厚感はやや下がります。
でもその分、身軽で動きやすいというメリットがあります。「思い出の振袖をまた着たい」という人にもおすすめですよ。
新和装(しんわそう)
聞き慣れない言葉かもしれませんが、簡単にいうと、「和」の中に「洋」を取り入れたのが「新和装」です。
着物だけど、オーガンジーやチュール素材を使っていたり、バラなど現代風の柄を取り入れていたり・・・
伝統的な和装の中に、「洋」の要素をうまくマッチさせた衣裳なんですね。
和装とドレスの良いとこどりしたデザインに「可愛い♡」と一目惚れする花嫁も多いようですよ。
ただ神社や式場によっては、本来の伝統的な和装でないと挙式ができない会場もあるので、新和装を取り入れたい場合は会場に確認してみましょう。
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十二単衣(じゅうにひとえ)
「十二単衣」とは、何枚もの着物を重ねて着るとても重厚な衣裳です。
大垂髪(おすべらかし)と呼ばれる髪型に結い上げて宝冠を載せ、桧扇(ひおうぎ)を持つのが正式。
おひなさまが着ている衣裳、というとイメージしやすいかもしれませんね。
正式名称は「五衣唐衣裳(いつつぎぬからぎぬも)」といい、平安時代に宮中の儀式など正式な場での衣裳として着られていたのが始まりだそう。
現代でも、皇族の結婚式などで使われています。
皇族でなくても、十二単衣で結婚式を挙げることは可能なので気になる人は調べてみてくださいね。
【花婿の和装】にはどんな種類がある?
花婿の和装で代表的なのは次の2つ。
・黒五つ紋付き羽織袴
・色紋付き羽織袴
・・・なんだか聞きなれない名前ですね。詳しく見ていきましょう。
黒五つ紋付き羽織袴
「くろいつつ もんつき はおりはかま」と読みます。
新郎の和装衣裳のなかでもっとも格が高いとされていて、挙式と披露宴の両方で着ることができます。
羽織の背中と両胸、両袖の後ろの5ヵ所に白い「紋」が入った、男性の伝統的な装いです。
先輩カップルの実例を見てみよう!
色紋付き羽織袴
白やグレー、紺など色のバリエーションがある紋付き羽織袴です。
「紋」の数は3つか1つのものが一般的。先ほどご紹介した「黒五つ紋付き羽織袴」よりもカジュアルな装いとされています。
そのため、厳かな雰囲気の挙式には向いていないとされ、披露宴のお色直しなどで着られることが多いようです。
先輩カップルの実例を見てみよう!
新郎衣裳について詳しく知りたい人はこちらを見てくださいね。
着物の【伝統柄】と込められた意味
全体に細かい文様が描かれたものや、大きな柄が部分的に配されたものなど・・・
花嫁の和装はとっても鮮やかで、魅了されますよね。
花嫁が着る婚礼衣裳には、「吉祥文様(きっしょうもんよう)」といって、縁起がいいとされる柄が描かれています。
ここでは、婚礼衣裳でよく目にする代表的な吉祥紋様を五つご紹介します。
鶴(つる)
「長寿」の象徴とされ、縁起のいい吉祥紋様。
鶴は「つがいになった相手と一生添い遂げる」という習性があることから、夫婦の固い絆を表す意味もあるのだそうです。
松竹梅(しょうちくばい)
「松竹梅(しょうちくばい)」は、真冬でも緑が絶えない「松」、寒さに負けず伸びる「竹」、寒さに耐え一早く花を咲かせる「梅」の三つを合わせた柄。
つらい状況の中でも節操を守る「忍耐力」や「美しさ」の象徴とされています。
@mari_n_wd
熨斗(のし)
古くから縁起物とされてきた「熨斗(のし)」をおめでたい柄として、これを細長く帯状にして何本か束にして描いた柄です。
檜扇(ひおうぎ)
檜扇(ひおうぎ)とは、薄いヒノキの板で作られた扇のこと。
平安時代のお姫さまが持っていた扇で、「末広がり」の形で縁起が良いとされています。
@chii_22k
桜
日本の国花として古くから愛されている桜。
春になると一斉に咲くことから「人生のスタート」を意味するといわれています。
@chii_22k
他にも代表的な吉祥文様や、花嫁和装にぴったりな柄を見てみたい人はこちらの記事もどうぞ。
和装を【選ぶときのポイント】
花嫁の衣裳
花嫁の和装として代表的な白無垢と色打掛の選び方をご紹介します。
白無垢の選び方
「白無垢はどれも同じようなもの」と思っていませんか? 実は色合いや柄に違いがあるんですよ。
色は、大きく分けてホワイト・オフホワイト・アイボリーの3色があります。
色によって印象も変わるので、一度それぞれの白無垢を羽織ってみて、どの色が似合うのか比べてみるのもおすすめです。
また、白無垢には鶴や鳳凰など様々な柄が刺繍されています。好みの柄に合わせて選ぶのも良いかもしれませんね。
「人とは違った白無垢姿がいい」という人は、襟や裏地に赤を使った「赤ふき」のデザインを選んでみたり、中に色付きの「掛下」を合わせてみたりするのもアリですよ。
白無垢の選び方についてもっと知りたい人はこちらをどうぞ。
白無垢が似合う人の特徴とは?似合わない時の対策や白無垢選びのポイントをご紹介!
色打掛の選び方
様々な色や柄がある色打掛。
バリエーションが豊富なので、迷ってしまいますよね。色打掛選びにおさえておきたいポイントをいくつか紹介します。
まず大事なのは、なりたい雰囲気をイメージすること。「大人っぽい雰囲気になりたいな」「可愛く優しげな花嫁姿に」など、なんとなくでも考えておくと、色打掛を絞り込むときの目安になります。
色選びも大切です。
目鼻立ちがはっきりとした人には、ゴールドやブラックなどの強めの色が、薄く優しい顔立ちの人なら、パステルカラーやピンクなど淡い色の色打掛が似合うといわれています。
ただ、様々なモチーフが描かれている色打掛は、ベースの色だけでは似合うかどうか判断しにくいもの。
同じ色でも柄が違えば全く異なる印象になるので、一度羽織ってみて顔色が明るくキレイに見えるものを選ぶと良いですよ。
背が高い人は大きめの柄が、小柄な人は細やかな柄が似合いやすいとされています。
色打掛の選び方については、こちらで詳しく解説しています。
「様々なデザインの色打掛を見てみたい!」という人はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
和装派花嫁必見!人気の【色打掛】をカラー別に特集!合わせる小物や髪型も要チェック♡
「妊娠中なんだけど、和装って着られるの?」という人もいるかもしれませんね。
意外に思うかもしれませんが、和装は妊娠中でも比較的着やすい衣裳です。詳しい選び方はこちらを読んでください。
花婿の和装
花婿の和装選びで大切なのは、「花嫁の衣裳と格を合わせる」ことです。
花嫁が白無垢や色打掛、黒引き振袖や大振袖など格式高い衣裳を着る場合は「黒五つ紋付き」を、
花嫁が新和装などややカジュアルな衣裳を着る場合は「色紋付き羽織袴」を選ぶのが一般的と言われています。
とはいえ、最近では和装を今風に着こなす新郎新婦も増えてきていて、絶対にこの組み合わせでないといけないわけではないよう。
「この組み合わせでもいいのかな?」など気になる人は、衣裳店のスタッフにアドバイスをもらうといいですよ。
和装を引き立てる【花嫁の髪型】
和装には、厳かな雰囲気をより一層引き立てる伝統的な髪型を合わせるのが定番ですが、最近では和装にあえて洋髪を合わせるスタイルも増えてきました。
ここでは、結婚式の和装に合わせるヘアスタイルをご紹介します。
文金高島田(ぶんきんたかしまだ)
江戸時代に流行した未婚女性の髪型「島田髷(しまだまげ)」。
島田髷にもいろいろ種類があり、なかでも花嫁の伝統的な髪型とされているのが「文金高島田(ぶんきんたかしまだ)」というヘアスタイルです。
文金高島田は、次の五つの部位に分けられます。
髪を頭のてっぺんでまとめて折り曲げた「まげ」、両サイドの髪を丸くふくらませた「びん」などが特徴です。
現代では地毛で結う人は少なく、ほとんどの場合かつらを使うようです。
かつらといっても髪の色や結い方、額部分の形などさまざまなので、自分の顔の形に合ったかつらを選ぶことができますよ。
かつらを選ぶときの注意点について詳しく知りたい人はこちら。
「文金高島田」とは?和装で結婚式を挙げるなら知っておきたい【髪型の基礎知識】
新日本髪
伝統的な日本髪を今風にアレンジした髪型を「新日本髪」といいます。
先ほどご紹介した「文金高島田」は、地毛で結い上げるには髪の長さや技術が必要なため、かつらを使用することがほとんどですが・・・
新日本髪は、自分の髪だけで結い上げる「地毛結い」で作ることが多いそう。
髪の高さを変えたり、髪飾りをお花やつまみ細工にしたりと、自由なアレンジを楽しめるのが魅力です。
続いて、文金高島田や新日本髪に合わせる装飾品を3つご紹介します。
綿帽子(わたぼうし)
白無垢を着るときに、髪の上からかぶる白い袋状の布。
頭をすっぽりと覆う綿帽子は、「儀式中、新郎以外の人に顔を見せない」という奥ゆかしさや恥じらいの証とされていたそう。
綿帽子は基本的には文金高島田に合わせる小物ですが、最近では、新日本髪用や洋髪用の綿帽子も登場しています。
オーガンジーなどの透け素材でできたものや、レースで作られたものなど様々なバリエーションが出てきているんですよ。
角隠し
文金高島田や新日本髪の上につける帯状の白い布で、綿帽子と違って頭の上の「まげ」や後頭部が見えるのが特徴です。
「まげ」につけた髪飾りや、うなじの美しさが際立つ被り物です。
簪(かんざし)・櫛(くし)
「簪(かんざし)」「櫛(くし)」は、髪を飾る道具として古くから用いられてきたものです。
昔は実用品だったり、魔よけのお守りとして髪にさしていましたが、江戸時代頃から髪飾りとして、色々な形や素材のものが作られるようになりました。
美しさを際立たせるべっ甲や、きらきらと輝くビラかんざしなど様々なデザインがありますよ。
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洋髪スタイル
ゆるく巻いたシニヨンスタイルや、紐や花など今風のヘアアクセを使用したスタイルなど・・・
最近では、和装にあえて洋髪スタイルを取り入れる花嫁も多く見られます。
着物をモダンに着こなしたい、結婚式のお色直しで和装からドレスに着替えたい、という花嫁に人気です。
和装に合わせる髪型やヘアアクセサリーの種類についてもっと見てみたい人は、こちらの記事をどうぞ。
結婚式は和装派の花嫁必見!和装に似合う髪型ってどんなものがある?参考になる実例16選
花嫁が身に着ける【和装小物】
和装のときに身につける衣裳小物にはいくつか種類があり、それぞれに意味があります。
結婚式の和装で花嫁が持つ主な小物とその意味をご紹介します。
懐剣(かいけん)
懐剣は、武家の女性が護身用に持っていた短剣。白い組み紐がついた懐剣袋に入れて、帯の左側にさします。
「邪悪なものを寄せ付けない」
「自分の身は自分で守る」
といった意味が込められているそうですよ。
帯揚げ(おびあげ)
帯を結ぶときに帯枕を包み、背中からまわして前で結ぶ布。
鹿の子絞り(かのこしぼり)という方法で作られた帯揚げには、「子宝に恵まれる」「子孫繁栄」という意味もあるそうです。
末広(すえひろ)
扇子のこと。「末広がりに幸せが続きますように」という意味が込められています。
筥迫(はこせこ)
武家の女性が、身だしなみに使う白粉や紅筆などを入れて、胸元に差し込んでいた箱状のもの。いわゆるお化粧ポーチですね。胸元の合わせに差し込んで飾ります。
「いつまでも美しくいられるように」という意味があるのだとか。
帯締め(おびじめ)
帯の中心近くを締める紐のこと。
一般的な着物でも使うアイテムですが、花嫁衣裳に用いるのは中に綿が詰まった「丸ぐけ」という種類の帯締め。
丸ぐけには「永遠に続く幸せ」という意味があるそうです。
抱帯(かかえおび)
帯の下の方に結ぶ、細い帯のこと。
着物の長い裾を引きずらないよう、たくし上げるために用いられていたものの名残とされています。
ご紹介した以外にも、和装のときに花嫁が身につける小物はいくつかあります。
和装に合わせる小物について詳しく知りたい人はこちらの記事もどうぞ。
ちなみに、白無垢を着るときは和装小物も白で統一するのが主流なのですが・・・
最近では色のついた小物を合わせて自分らしくコーディネートする花嫁も増えてきています。
先輩花嫁の白無垢コーディネートはこちらの記事でたくさんご紹介しているので、気になる人は読んでみてくださいね。
結婚式の和装「白無垢」って?基礎知識やおしゃれコーデの実例集、選び方まで一挙解説!
ここまでご紹介した和装小物は、着物をレンタルしたらセットになっていることがほとんど。
ですが、この他に自分で用意しなければならないものもあります。
どんなものを自分で用意しなければいけないかは、衣裳室やプランのセット内容などによって異なりますが・・・
基本的に「肌襦袢(はだじゅばん)」や「裾よけ(すそよけ)」など、直接肌につけるものは自分で用意することが多いようです。
自分で用意する小物にはどんなものがあるのか知りたい人はこちらの記事をどうぞ。
和装にぴったりな【ブライダルネイル】
せっかく和装を着るなら、和装に映えるブライダルネイルで手元も美しく仕上げたいですよね。
白一色で織りあげられた白無垢に似合うのは、ナチュラルでシンプルなネイル。
白無垢と同じホワイトや、肌なじみのいいベージュ系、淡いピンク、クリアカラーだと白無垢にも自然に馴染みます。
色とりどりの色打掛や、黒地に鮮やかな柄が映える黒引き振袖に合わせるなら、ネイルも華やかなデザインがおすすめ。
白無垢と色打掛、両方着る場合は、どちらにも馴染むシンプルなネイルがおすすめです。
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和装にぴったりなブライダルネイルについて詳しく知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
和装姿を美しく見せる【立ち居振る舞い】
続いて、和装姿をより美しく見せるための立ち居振る舞いをご紹介します。
背筋を伸ばし、胸を張る
背筋をまっすぐ伸ばし、体の中心に一本の芯が通っているようなイメージで立ちましょう。
着物を着ると、帯の締め付けで前かがみになりやすいので、意識して胸を張ると良いですよ。
しとやかな歩き方を意識する
歩くときは、歩幅は小さくゆっくりと。
背筋はのばしたまま、膝の力を抜いて両ひざをすり合わせるようにつま先を内股にして歩くと、しとやかな歩き方に。
目線は自分の足元ではなく、3メートル先の床を見るとGOODです。
長い裾や袖に注意しよう
白無垢や打掛は裾が長いので、歩くときは褄(つま:着物の前の合わさっている部分)を持って裾を引きずらないように気を付けましょう。
同じように、長い袖にもご注意を。
何かものを取るときや手を上げるときは、反対の手で袖口を抑えると上品な印象になります。
お辞儀する際は、腰から曲げる
和装の場合は帯で体が曲がりにくかったり、かつらで頭が重たかったりします。
お辞儀をする際は腰から折るようにし、膝も軽く曲げて、体を沈めるようにするとより丁寧に見えます。
花嫁姿が美しく見える和装の立ち居振る舞いについて、詳しくはこちらの記事でまとめています。
和装が着られる挙式スタイルって?
最後に、和装で結婚式ができる挙式スタイルについてご紹介しますね。
和装ができる挙式スタイルは、
・神前式
・人前式
・仏前式
の3つ。
それぞれについて見ていきましょう。
和装ができる挙式スタイル1<神前式>
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古くから伝統として受け継がれてきた挙式スタイルである、神前式(しんぜんしき)。
「結婚スタイルマガジンSNSアンケート(※1)」によると、結婚式で和装を着た人のうち50%が「神前式で和装を着た」と答えています。
神前式では、神聖な色とされている白で統一された「白無垢」が最も格式高い衣裳とされています。
先ほどお伝えしたように、今では白無垢と同格の衣裳とされている「色打掛」も、神前式では着ることができます。
神前式の定番、神社での結婚式が気になる方はこちらの特集がオススメ。
ちなみに神前式は必ずしも神社で行わなければならないわけではありません。
ホテルや専門式場の中に造られた神殿でも、神前式を挙げることは可能です。
神前式について詳しく知りたい人はこちらの記事をどうぞ。
神前式の基礎知識まとめ!式の流れや魅力・費用・衣裳・髪型など一挙解説
和装ができる挙式スタイル2<人前式>
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人前式(じんぜんしき)は、式に列席してくれた両親や親族、友人などゲストに対して二人の結婚を誓う挙式スタイル。
神様に結婚を報告する教会式や神前式などとは違い、宗教と無関係なのが特徴です。決められた式次第もないので、自由に演出を取り入れることが可能。
自分たちの好きなように式を挙げる場所を決めることができ、衣裳も自分たちの好きなものを着ることができます。
近年では、人前式に和のスタイルを取り入れた、「和装人前式」にも人気が出てきており、
「結婚スタイルマガジンSNSアンケート(※1)」によると、結婚式で和装を着た人のうち44.3%が人前式を選んでいるという結果が出ています。
人前式ならチャペルで和装を着ることも可能なんですよ。
人前式について詳しく知りたい人はこちら。
人前式ってどんな挙式?式の流れやおすすめ演出、気になる費用や注意点まで徹底解説!
和装ができる挙式スタイル3<仏前式>
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仏前式は、仏教の「因縁」という考えにもとづいて、ふたりが出会い、結婚することを仏様や先祖に感謝し、報告をする挙式スタイルです。
仏前式では、新郎は「紋付羽織袴」、新婦は「白無垢」を選ぶカップルが多いようです。
仏前式について気になる人は、こちらの記事も読んでみてください。
仏前式ってどんな結婚式?神前式との違いは?魅力や進行例、注意点などを一挙解説!
ここまで、和装ができる挙式スタイルをご紹介しましたが、最近では「挙式ではウェディングドレスが着たいけど、和装も気になる」ということで、
前撮りのときに白無垢や色打掛などの和装を身にまとう人や、挙式はドレス・披露宴で和装を着るという人も増えてきているようです。
「結婚スタイルマガジンSNSアンケート(※2)」によると、「披露宴で和装を着た」という人は43.8%いました。
挙式に限らず、様々なタイミングで和装が着られているんですね。
「結婚スタイルマガジン」SNSアンケート
調査時期:2022年11月
回答人数:(※1)366人、(※2)210人
まとめ
今回は結婚式や前撮りで和装を着るときに知っておきたい知識をまとめました。
伝統的で格が高い「白無垢」、美しく華やかな「色打掛」、身軽かつ凛とした印象の「引き振袖」に個性的な「新和装」・・・
花嫁が着る和装には、いくつか種類がありましたね。
花婿の和装衣裳には「黒五つ紋付き羽織袴」や「色紋付き羽織袴」がありました。
花嫁和装には、「吉祥文様(きっしょうもんよう)」といって、縁起がいいとされる柄が描かれていて、実は深い意味があります。
髪型は、「文金高島田(ぶんきんたかしまだ)」などの伝統的なものはもちろん、洋髪スタイルを合わせる人も増えているよう。
和装のときに身につける衣裳小物はいくつか種類があり、それぞれに意味を持っています。
せっかく和装をするなら、手元もあわせてブライダルネイルで美しく仕上げたいですね。
普段は着慣れない着物なので歩いたり座ったりするのが大変かもしれませんが、和装姿をより美しく魅せるために立ち居振る舞いにも気を配るとGOODです。
「ウェディングドレス・和装」の他の記事
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