和装衣裳に合わせるヘアアクセサリーの種類と選び方は?
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結婚式は和装で!と、着物を選んだまではいいけれど・・・。
和装花嫁がつけるヘアアクセサリーには、どんなものがあるのでしょうか?
今回は、和装に合わせる素敵なヘアアクセサリーの種類を、選び方のポイントもあわせてご紹介します。
日本髪の装飾品
花嫁が結う日本髪といえば、いくつかのパーツに分けて髪を結った「文金高島田(ぶんきんたかしまだ)」です。
伝統的な日本髪、「文金高島田」についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
「文金高島田」とは?和装で結婚式を挙げるなら知っておきたい【髪型の基礎知識】
「文金高島田」は自分の髪で結うこともあれば、かつらを使用することも。
そんな日本髪に合わせる伝統的な装飾品は、こちらです。
簪(かんざし)・櫛(くし)
「かんざし」「くし」とは、女性が髪を結う時に古くから用いられてきた道具や飾りのこと。
日本髪に前挿し・中挿し・後挿しなどを飾ると伝統的なスタイルに。
日本人女性の美しさを引き出してくれそうですね。
綿帽子(わたぼうし)
白い布でできたふんわりとした被り物。
白無垢を着るときに、文金高島田の上にかぶって使います。
最近では洋髪に合わせる人も。
髪飾りなどはできませんが、その奥ゆかしさは和装花嫁ならでは!
清純なイメージになりますね。
角隠し(つのかくし)
こちらも文金高島田の上にかぶって使う、白い帯状の布飾りです。
綿帽子と違って髪が見えるスタイルなので、美しいかんざしと併用できるのがポイント!
純白の白無垢にも、華やかな色合いの打掛(うちかけ)にもよく合います。
和装に伝統的な日本髪を合わせるのももちろん素敵ですが、最近は和装に洋髪を合わせる花嫁さんも多いですよね。
続いて洋髪にも合う、ヘアアクセサリーを見ていきましょう。
簪(かんざし)・櫛(くし)
先ほども紹介しましたが、「かんざし」や「くし」は昔ながらの日本髪にはもちろん、洋髪にも合わせることができます。
使われている素材やデザインによってイメージもさまざまです。
伝統的な「つまみ細工」という技法を使って作られたかんざしは、洋髪にもピッタリ。
長さのあるタイプなら、顔の横で揺れる飾りがとっても可憐な印象です。
格調高いべっこうを使ったかんざしを洋髪に合わせるのももちろんアリ!
ぐっと和の雰囲気が増します。
生花・造花
ドレスでの髪飾りにもよく使われるお花は、和装花嫁にも人気!
色鮮やかな生花はもちろん、季節問わず色々な花を使うことができる造花もアリです。
アップヘアに合わせるなら、とびきり大きなお花を主役にするのも素敵!
インパクトたっぷりのアレンジですね。
丸いフォルムのダリアやピンポンマムの花を合わせて。
カラフルで色打掛にもピッタリですね。
ラフなまとめ髪に、カスミソウやグリーンを飾るのも、ナチュラルでオシャレな仕上がりになりますよ。
水引・組紐
「水引(みずひき)」とは、祝儀袋に飾られている数本の紐でできた飾りのこと。
祝儀・不祝儀の贈答品を入れる封筒、包み紙などにも飾られています。
「組紐(くみひも)」は、細い糸を何本も使って編み上げた紐で、日本の伝統工芸品。
どちらも色鮮やかで美しく、和の雰囲気を出す髪飾りとしても使われているようです。
和装に洋髪の花嫁も、組紐や水引を使った髪飾りを飾ることで一気に和の雰囲気に。
赤や白の組紐は、白無垢にもよく合います。
その他の飾り
洋装で使うことの多いヘアアクセサリーの中にも、和装に合うものはたくさんあります。
いくつかご紹介しましょう。
リボン
可愛らしいリボンは、シンプルなへアスタイルにも華を添えてくれるアイテム。
少女のように無邪気な花嫁を演出してくれそうですね。
お花の髪飾りと組み合わせても華やかで素敵です。
帽子・ボンネ
小さい帽子や、つばのない帽子のような「ボンネ」。
ウェーブを付けたレトロなまとめ髪や、ボブスタイルにも合います。
和装に小さな帽子をかぶることで、和×洋のモダンな雰囲気に。
とってもオシャレなアレンジになりますよ。
パールピン
パールが付いた「パールピン」は、とっても上品で花嫁にピッタリのヘアアクセサリー。
まとめ髪をさりげなく華やかにしてくれます。
可愛らしい編み込みアレンジや、柔らかくまとめた大人っぽいシニヨンまで、どんなヘアアレンジにもよく合うのがパールピン。
生花など、他のヘアアクセサリーと一緒に使っても、派手になりすぎないのが嬉しいですね。
ここまで、和装の花嫁に似合う色々なヘアアクセサリーをご紹介してきました。
では、自分に合うヘアアクセサリーはどうやって選べばいいのでしょうか?
次は、和装に合わせるヘアアクセサリーの選び方を見ていきましょう。
和装に合わせるヘアアクセサリーの選び方
和装に合わせるヘアアクセサリーを選ぶときの、おおまかな手順はこちら。
1 なりたい花嫁のイメージを考える
まずは、自分がどんなイメージの花嫁になりたいのかを考えましょう。
可愛らしく?それとも大人っぽく?
せっかく和装だから伝統的な和の花嫁になりたい!とか、洋の雰囲気も取り入れてレトロモダンを目指したい・・・
など、「なりたい花嫁」のイメージを固めることが大切!
結婚式のテーマが決まっている人は、そのテーマに合わせてイメージするのもいいですね。
まずは理想のイメージを思い描きましょう。
2 ヘアアクセサリーの種類を決める
なりたい花嫁のイメージが決まったら、次はヘアアクセサリーの種類を決めていきます。
先程もご紹介したように、使えるヘアアクセサリーには色々な種類があります。
「花を飾りたい!」「伝統的なかんざしに憧れる」など、自分の好きなヘアアクセサリーを選びましょう。
それからなりたい花嫁のイメージに合わせて、素材やデザインを選んでいくといいですね。
3 打掛の色と合わせて考える
和装で色打掛を着る予定があるなら、打掛の色に合うヘアアクセサリーを選ぶことも大切です。
「なりたい花嫁のイメージ」と「つけてみたいヘアアクセサリー」だけで選ぶと、着物と合わせた時になんだかしっくりこない・・・ということも。
色打掛にはたくさんの色柄が入っていることが多いので、ヘアアクセサリーもそれに合わせて選ぶ必要があります。
気に入ったものを選ぶのはもちろんですが、最終的には自分が選んだ衣裳に合うかどうかもチェックしながら、ヘアアクセサリーを決定しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
和装花嫁に合うヘアアクセサリーをたくさんご紹介しました。
日本髪にする場合は、伝統的な装飾品である「かんざし」や「くし」、「綿帽子」や「角隠し」もおすすめ。
「かんざし」や「くし」は洋髪にも合わせることができます。
華やかに見せてくれる生花や造花も素敵ですね。
水引や組紐の飾りは、洋髪にも和のテイストをプラスしてくれるのでおすすめ。
その他にも可愛らしいリボン、小さめの帽子やボンネ、パールピンなど、色々なヘアアクセサリーを和装に合わせることができます。
ヘアアクセサリーの選び方としては、まずなりたい花嫁のイメージを思い浮かべること。
それから好きなヘアアクセサリーの種類やデザインを選びます。
そして色打掛を着るなら、着物の色に合う色味のヘアアクセサリーを選ぶことも大切。
自分が着る衣裳に合うかどうかを考えながら、最終決定しましょう。
素敵なヘアアクセサリーを見つけて、和装花嫁姿をより美しく見せたいですね!
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