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【和装編】花嫁の基本の「立ち方・立ち居振る舞い」マナー

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和装の花嫁の後ろ姿

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最近では「白無垢(しろむく)」や「色打掛(いろうちかけ)」など、日本伝統の和装での結婚式も人気です。

でも、普段着なれない和装は、立ち居振る舞いに自信がない・・・。

そんな人も多いかもしれませんね。

そこで、この記事では花嫁姿が美しく見える、和装の立ち居振る舞いについてご紹介します。

INDEX

立ち方

まずは、基本の立ち姿勢のポイントを見てみましょう。

ポイント1 背筋を伸ばし、胸を張る

まず背筋をまっすぐ伸ばします。

体の中心に一本の線をイメージして、頭の上から引っ張られているように、まっすぐ立ちましょう。

一本の線をイメージする白無垢姿の女性

おへその辺りにしっかりと力を入れ、骨盤を立たせるようにすると安定します。

着物を着ると、帯の締め付けで前かがみになりやすいので、意識して胸を張りましょう。

このとき、つられてあごが上がりやすいので、あごを引くように注意するといいですね。

あごを引く白無垢姿の女性

ポイント2 前重心を意識する

和装のときは、肩の力を抜いて、両肩を少し内側に入れるようにします。

特に白無垢のときは、かつらの重みで体が後ろに倒れやすいので、少しうつむくような感じで前重心を意識するときれいです。

下半身も、片足を少し後ろに引いて、前の方の足に重心をかけましょう。

つま先が開いてしまうと「がに股」のように見えるので、つま先を内側に向け、内股気味にします。

白無垢姿の女性の足元 つま先が開いている例とつま先を内側に向けている例

手は前で自然に重ねましょう。

新郎と並んで立つとき

ふたり並んで立つときは、お互いが少し向き合うように「ハの字」をイメージして。

ドレスのときは、新郎が前に立ち、新婦をエスコートするイメージですが、和装のときは、新郎が新婦の半歩後ろに下がって立ちます。

並んで立つ和装の新郎新婦

新郎が新婦をやさしく包みこむような、柔らかい雰囲気になって好印象ですよ。

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座り方

座っていると、ついリラックスしてしまいがちですが、気を抜かず美しい姿勢を心がけましょう。

ポイント背中を付けずに座る

和装で椅子に座るときは、背もたれに背中を付けずに座りましょう。

そうすることで、帯も食い込みにくく、背筋も伸びてきれいな姿勢になります。

椅子に浅く座る白無垢姿の女性

ただし、あまり浅すぎても前のめりになってしまうので、帯が背もたれから5cmほど離れるくらいがベター。

帯の締め付けで、疲れてくるとつい背中が丸まってしまいがちなので、意識して背筋を伸ばしましょう。

歩き方

着物は、足元がタイトな上に、草履も履きなれなかったりと、きれいに歩くのは難しいもの。

次は歩き方のポイントを見ていきましょう。

虫眼鏡

ポイント1 体を揺らさない

着物できれいに歩くポイントは、「体を揺らさない」ということ。

背筋は伸ばし、膝を少し曲げて、重心を低く固定します。

少しだけ前傾姿勢を意識すると、体が安定しますよ。

歩幅は小さめがGOOD。
大体10cm程度がベストです。

前に踏み出した足のかかとが、後ろに残った足のつま先の位置と重なるくらいの小さな歩幅で歩きます。

10cmの歩幅で歩く足を上から見た図

足を踏み出す時は、円を描くイメージで、すり足気味にしましょう。

そうすることで、頭が上下しにくくなりますよ。

このとき、両ひざを付けるようにしながら、つま先を内股にして歩くと、より上品に見えます。

ゆっくり歩くことで、音が出ないように意識しましょう。

ポイント2 目線は3メートル先へ

特に白無垢のときは、かつらの重さで下を向きがち。

白無垢姿の女性の目線 3m先を見ている例とすぐ下を向いている例

目線は自分の足元ではなく、3メートル先の床を見るように、やや伏し目がちにするとベター。

披露宴であれば、ゲストの胸元あたりの高さを見るイメージがいいですよ。

ポイント3 裾を汚さないように

白無垢や打掛は裾が長いので、歩くときは褄(つま:着物の前の合わさっている部分)を持って裾を引きずらないようにしましょう。

褄は左右を重ねて、右手の親指以外の4本の指で下から支えるように持ち、親指で挟むように抑えます。

褄の持ち方

左手はそっと添えましょう。

打掛の場合は、「お引き」といって裾を引きずるような着方が多いので、歩くときは専用のベルトでからげて(短くして)もらいます。

室内などであれば、打掛の下に着る「掛下(かけした)」のみをからげてもらい、打掛はお引きのまま歩いてもきれいですね。

新郎と並んで歩くとき

和装で並んで歩くときは、洋装と違い、新郎新婦が腕を組みません。

そのため横には並ばず、新郎が前を行き、新婦が少し後ろをついていくように歩きます。

新郎の少し後ろを歩く新婦

歩幅は小さく、ゆっくりと。
新郎にも合わせてもらうようにしましょう。

手をとってもらうときは、右手で着物の褄を持ち、左手を相手の手の上に軽く乗せるようにします。

この時ふたりの距離が遠いと、脇が開いてきれいではありません。
あまり離れて歩かないようにしましょう。

お辞儀の仕方

和装の場合は帯で体が曲がりにくかったり、かつらで頭が重たかったりするので、きれいなお辞儀の仕方にもポイントがあります。

30度に腰を折ってお辞儀をする白無垢姿の女性

腰から折って、膝も曲げる

お辞儀は腰から折るように。

やや浅めに、30度ほど折るイメージです。

この時膝も軽く曲げて、体を沈めるようにするとより丁寧に見えます。

首だけを下げたお辞儀は、軽く見えてしまうので注意しましょう。

新郎新婦でタイミングを合わせるようにするときれいです。

笑顔も忘れないようにしましょう。

赤いハート

小物の持ち方

和装の際、新婦は「末広(すえひろ)」と呼ばれる婚礼用の扇子を持ちます。

末広のきれいな持ち方は、まず指先をすっと伸ばすように意識すること。

右手は要(扇を開くときの中心になる部分)を持ちます。

末広の天、親骨、要の部分

左手は、親指を親骨(端の木の部分)の上に乗せ、残りの4本の指で下から支えるように挟みます。

左手は右手より少し低くなるように下げるときれいですよ。

末広の持ち方

また、持ち方に気を取られると、つい肘が上がってきてしまいがち。

固い印象に見えるので、できるだけ肩の力を抜いて、自然に持てるようにしましょう。

袖の扱い

和装は、慣れない「長い袖」の扱いにも注意が必要です。

何かものを取るときや、手を上げるときは、反対の手で袖口を抑えましょう。

反対の手で袖口を抑えて手を上げる白無垢姿の女性

そうすることで袖を汚さない上に、袖口がめくれて腕がむき出しになることもないので、上品な所作になります。

また階段の昇り降りの際や、いすに座るときは、袖が床に付きやすいので気を配りましょう。

事前に練習しておく

和装は普段着なれないだけに、事前に練習しておくと安心です。

和装の女性が歩いている様子

特に足さばきは難しいので、浴衣を着るなどして練習しておくとベター。

もっと簡単に練習したい人は、足元に布を巻いたり、草履を履いて歩くだけでも、感覚が分かりやすいですよ。

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まとめ

日本の伝統的な和装では、それにふさわしい立ち居振る舞いがとても大切です。

基本的な立ち方・座り方・歩き方・お辞儀の仕方の他にも、和装独自の小物の持ち方や、袖の扱い方など、たくさんのポイントがあります。

普段着なれていない人が多いでしょうから、事前に練習しておくと安心ですね。

上品な立ち居振る舞いを身に着けて、素敵な花嫁を目指しましょう。

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