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マタニティでも和装はできる?妊娠中に和装をするときのポイントをくわしく解説
「マタニティの結婚式、衣裳はどうしたらいい?和装はできる?」
と悩んでいる花嫁もいるのでは。
結論、妊娠中でも和装はできるよう!
今回はマタニティの和装のメリットやデメリット、その対処法について詳しく解説します!
さらに、マタニティで和装をするなら知っておきたいことを3つご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
マタニティでも和装ってできるの?
「お腹が締め付けられそうだから、マタニティでの和装はむずかしそう・・・」
と思う人もいるかもしれませんが、実はそんなこともないんです!
苦しくないよう締め付けを加減するなど工夫すれば、妊娠してお腹が大きくなってきても、着物を着ることができます。
先輩花嫁の中には、妊娠8ヶ月で白無垢を着た人もいるそうですよ。
和装は体型に合わせて調整しやすいので、妊娠中の花嫁でも大丈夫。
着付けスタッフに妊娠していることを伝えれば、苦しくないように気を配りながら着付けをしてくれるので、安心してお任せできるでしょう。
では、さっそくマタニティで和装を選ぶメリットについて見ていきましょう!
妊娠中に和装を選ぶメリットは?
体型の変化に合わせて着付けができる
妊娠中はスタイルが変わりやすく、お腹のふくらみ方も人によってまちまち。
そのため、衣裳を選んだ時と結婚式や前撮りの当日で体型が大きく異なるという場合も考えられます。
ウェディングドレスは体型の変化に合わせて調整するのが難しいものも多いため、ドレスの選び直しが必要だったり、そもそもベストサイズで着こなすのが難しかったりします。
一方、和装であれば体型に合わせて着付けをすることができます。
たとえ式直前に想定していたよりお腹が大きくなったとしても、帯の締め付けを調整できるので、衣裳を変更したりしなくて済みます。
体型の変化に柔軟に対応できる点は、着物ならではの特徴ですね。
また、帯の締め付けがプラスに感じられたという体験談も。
【先輩花嫁の体験談】
妊娠7ヶ月で和装を着ました。お腹が大きくて、日常生活でもお腹の重さや腰への負担が辛くなってきた時期でした。でも和装のときは、帯が腰やお腹回りを支えてくれて、結構楽でした!
和装で身に着ける帯が、腹帯(妊婦帯)のように身体を支えてくれたというケースもあるようです。
お腹のふくらみを目立たなくできる
「花嫁衣裳ではあまりお腹のふくらみを目立たせたくないなぁ」という人もいるかもしれませんね。
着物は一般的なドレスとは違い、胸から足までストンと一直線のシルエットです。
そのため、お腹のふくらみを目立たないように着こなすことができますよ。
また、妊娠中は身体の水分量が増えたり、お産に向けて身体が脂肪を蓄えたりするので、全体的にふっくらとしたボディラインに変化することが多いです。
着物ならドレスよりもボディラインが分かりにくいので、体型の変化を気にせずに、衣裳を着こなせるでしょう。
選べる衣裳のバリエーションが豊富
ドレスだと、お腹のふくらみ具合でデザインを制限されてしまうことがありますが、着物は基本的にフリーサイズ。
マタニティだから・・・と諦めることなく、好きな種類や柄を選ぶことができますよ。
花嫁衣裳の和装は、
・白一色の「白無垢(しろむく)」
・刺繍が豪華な「色打掛(いろうちかけ)」
・振袖の中で最も格が高い「引き振袖」
など、種類もさまざま。
最近は柄も豊富になってきているので、きっと好みのものが見つかりますよ。
ただ、白無垢や色打掛は一番上に「打掛」を羽織りますが、引き振袖では打掛を羽織りません。
そのため、引き振袖は他のふたつと比較すると身体のラインが出やすいので、お腹を目立たせたくない人は白無垢や色打掛を選んだほうがいいかもしれません。
白無垢と色打掛、引き振袖の違いについてより詳しく知りたい人はこちらの記事をどうぞ。
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ここまで、妊娠中に和装を選ぶメリットについて解説しました。
続いては、気になるデメリットとその対処法についてみていきましょう。
デメリットとその対処法
和装はドレスよりも重たい
妊娠中に和装をすることの最大とも言えるデメリットは、「衣裳が重いこと」。
一般的にウェディングドレスの重さは3~4㎏くらいといわれていますが、白無垢や色打掛は5㎏以上のものも多いようです。
特に色打掛のように刺繍が多いデザインであれば、より重たくなる傾向にあります。
引き振袖は打掛を羽織らない分、少し軽くなっていて動きやすいといわれていますよ。
ただ、どの和装を選ぶにしても、工夫次第で重さを軽減させることは可能です。
どんな工夫があるか見てみましょう。
重さを軽減する方法
打掛をオーガンジー素材にする
最近はオーガンジーのような透け感のある素材でできた打掛を羽織る花嫁も増えてきています。
オーガンジー素材であれば、通常の打掛よりも軽いため、全体的な重さを軽減することができますよ。
また、透け感があることで、暖かい季節でも、暑苦しく感じにくいというのもポイントですね!
オーガンジー素材の打掛は「新和装」とも呼ばれ、ふんわりとした雰囲気。
かわいらしく和装を着こなすことができますよ。
簡易掛下(二部式の掛下)や作り帯を使用する
白無垢や色打掛を着る場合、打掛の下にもう一枚「掛下」という着物を着ています。
通常の着付けなら、襦袢(じゅばん)→掛下→帯→打掛という順番ですが、
重さを軽減するために、襦袢と掛下が1枚につながっている「簡易掛下」を使うのもおすすめ。
簡易掛下なら着るものが一つ少なくなるので負担を感じにくいかもしれません。
また、簡易掛下は上下で分かれており、ゴム紐で簡単に着付けることができるので、妊娠中の花嫁も着脱の負担が軽くなりそうですね。
さらに、作り帯を使用すれば、よりラクに着ることができます。
作り帯は、マジックテープでとめるだけなので、締め付け感も少なくすることができますよ。
かつらは避けて地髪をアレンジする
和装の結婚式や前撮りではかつらを使って伝統的な髪型を合わせる人も少なくありませんが、
かつらの重さや頭や額などの締め付けが負担になることもあります。
妊娠中は、負担軽減のためにも、地毛で結う新日本髪や、洋髪のアレンジを合わせると良さそうです。
かつらと比較すると重さを軽くできますよ。
ここまで、和装の「重い」というデメリットを軽減する方法について解説しました。
やはり妊娠中は無理をしないことが大切。
特に妊娠7ヶ月を過ぎると、着物の重さに加えておなかも重くなってきます。
ご紹介した情報を参考にしつつ、体調と相談しながら和装を楽しんでくださいね。
では最後に、妊娠中の和装をするときに知っておきたいことを3つご紹介しますね!
マタニティで和装をするなら知っておきたいこと
お手洗いに行きにくい
まず一つ目は「お手洗いに行きにくい」ということ。
和装はドレスに比べて簡単に脱げないので、着付け後にお手洗いに行きたくなった場合は、少し大変です。
特に妊娠後期はトイレが近くなることが多いので、挙式や披露宴の時間は短めにしたほうが安心かもしれません。
スタッフに妊娠していることを伝えておこう
二つ目は、着付けのスタッフには必ず妊娠していることを伝えたほうがよいということ。
妊娠中の身体はとてもデリケートなので、特に着付けをするときはより慎重に対応する必要があります。
事前に妊娠していることを伝えておけば、帯を締めるときも、苦しくならないように調整してくれますよ。
また、プランナーはもちろん、結婚式場のスタッフ(できれば全員)にも妊娠していることは伝えておきましょう。
当日はスタッフのサポートが不可欠になります。安心して当日を過ごせるようにしておきたいですね。
マタニティ専門のウェディングプランナーがいる結婚式場なら、困ったときもスムーズに対応してくれるので、より安心です。
マタニティ用のウェディングドレスも用意しておくと安心
三つ目は、万が一、着物が着られないくらい体調がすぐれないケースに備えてマタニティ用のウェディングドレスを準備しておくと安心ということです。
挙式当日体調がすぐれず、ちょっとの締め付けも耐えられない・・・ということがあるかもしれません。
そのような事態に備えて、マタニティ用のウェディングドレスも別で用意しておくと安心かもしれません。
マタニティ向けのドレスについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
まとめ
マタニティでも和装することは可能です。
妊娠中に和装をする際には、次のようなメリットがあります。
・体型の変化に合わせて着付けができる
・お腹のふくらみを目立たなくできる
・選べる衣裳のバリエーションが豊富
一方で、和装のデメリットは「衣裳が重たい」ということ。
ただ、重さについてはオーガンジーの打掛や簡易掛下を着る、かつらは避けるなど、工夫次第で軽減を図ることができます。
また、妊娠中に和装をするなら、トイレに行きにくいことを考慮して、式の時間を短めにするといいかもしれません。
さらに、スタッフに妊娠していることを伝えておき、念のためマタニティ用ドレスを用意しておくとさらに安心です。
ぜひ参考にして、ステキな装いを楽しんでくださいね!
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