結婚前にいくら貯金しておけばいい?結婚にかかる費用や先輩カップルの貯金額をまるごと解説!
「結婚」って、どれくらいお金が必要なもの?
どれくらい貯金しておけば安心?
そんな疑問にお答えして、プロポーズ~結婚後の新生活までにかかる費用を詳しく解説!
先輩カップルが結婚前に貯めた貯金額もご紹介します。
結婚費用を貯めるコツについてもお話ししますので、ぜひ参考にしてくださいね。
プロポーズ~結婚までにかかる費用
「結婚」には、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?
まずはプロポーズ~結婚までの費用を見ていきましょう。
プロポーズ
プロポーズ自体には、そこまでお金がかかるわけではありません。
ただ、素敵なシチュエーションでプロポーズしたい!という人もいますよね。
いつもより高級なレストランで食事をしたり、旅行を計画したり・・・
記念のプレゼントや花束を用意するという人もいるはず。
逆に、日常の中でプロポーズの言葉を伝えたい、という人もいますよね。
プロポーズにどれだけ費用がかかるかは、計画次第ということです。
婚約指輪を用意してプロポーズする場合は、この時点で婚約指輪を買うお金も必要。
指輪にかかる費用については、この後ご紹介します。
顔合わせ食事会や結納
プロポーズ・お互いの親への挨拶が済んだら、両家の顔合わせをするのが一般的。
方法としては、両家で食事をしながら親睦を深める「顔合わせ食事会」か、両家で婚約の儀式をする「結納」のどちらかを開催することが多いようです。
結納は伝統的な儀式ですが、「結納を行った」と答えた先輩カップルは27.8%。
結納を行う場合の費用は、こんな感じです。
結納式にかかわる費用 | 13.3万円 |
---|---|
結納品(結納道具) | 10.4万円 |
結納金 | 92.5万円 |
(女性側が結納返しをする場合) | |
現金 | 44.8万円 |
品物 | 19.5万円 |
(「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」より。以下同様に引用)
結納をする場合、平均で100万円以上の費用がかかるんですね。
ただし結納にも色々な形式があり、簡略化した略式結納や、結納金なしというパターンもあります。その場合は費用をもう少し抑えられますよ。
そして最近では主流になりつつある「顔合わせ食事会」は、先輩カップルの95.2%が行ったと答えています。
自宅以外で、料亭やホテルなど場所を用意する場合はその費用や食事代、ほかには手土産などが必要で、平均費用は5.3万円。
結納に比べるとかかる費用が少ないことも、顔合わせ食事会が主流になっている理由かもしれませんね。
ちなみに、顔合わせ食事会と結納両方を行うというカップルもいます。
婚約指輪や結婚指輪の費用
指輪を買うタイミングは人それぞれ。
婚約指輪は、プロポーズのときや顔合わせ食事会・結納に合わせて購入する人が多いようです。
結婚指輪は、入籍や結婚式に間に合うタイミングでの購入が一般的。
そんな指輪にかかる平均費用はこんな感じです。
婚約指輪の平均金額 | 36.9万円 |
---|---|
結婚指輪(二人分)の平均金額 | 28.1万円 |
婚約指輪も結婚指輪も用意するとなると、平均で65万円ほどかかるんですね。
では次に、結婚式を挙げる場合の結婚式費用を見ていきましょう。
結婚式にかかる費用
結婚式に必要な金額は、平均で308.3万円。
結婚に関する費用の中で、一番高額になりがちな項目が結婚式なんですね。
ただし、結婚式の内容や選ぶ会場、ゲストの人数によっても費用は大きく変わります。
挙式・披露宴にかかった金額のアンケート結果はこちら。
「300~350万円」と答えた人が20.5%で一番多く、「250~300万円」が13.1%で2番目に多くなっています。
その次に「350~400万円」が10.7%、「200~250万円」が10.4%と続いていますね。
これを見ると、結婚式にはだいたい300~400万円くらいかかると言えそうです。
それでは結婚式にかかる費用をもう少し細かく見ていきましょう!
挙式の平均費用は30.8万円
キリスト教式(教会式) | 33.6万円 |
---|---|
神前式 | 26.6万円 |
人前式 | 28.6万円 |
挙式にかかる平均費用は、挙式スタイルによっても少し変わるんですね。
会場別・地域別の平均費用
【会場タイプ別の平均費用】
専門式場 | 299.9万円 |
---|---|
ホテル | 315.9万円 |
ゲストハウス | 319.8万円 |
レストラン | 291.4万円 |
会場タイプ別ではそこまで大きな差はないものの、ホテルやゲストハウスが少し高額になっています。
費用を抑えたい人は、レストランなど少しカジュアルな会場を選ぶのもいいかもしれませんね。
【地域別の平均費用】
北海道 | 209.3万円 |
---|---|
東北 | 294.5万円 |
関東 | 327.0万円 |
中部 | 291.7万円 |
関西 | 285.0万円 |
中国・四国 | 322.5万円 |
九州・沖縄 | 328.3万円 |
東日本のほうが費用がやや高額になる傾向があるようですね。
ちなみに北海道が他の地域より100万円近く安いのは、会費制の結婚式が多いからだと言われています。
会費制結婚式について詳しくはこちら。
「会費制結婚式」とは?メリット・デメリットを徹底調査!会費の相場や費用、引き出物についても解説
結婚式にかかる平均費用の内訳
挙式 | 30.8万円 |
---|---|
料理と飲み物 | 109.3万円 |
スナップ写真 | 14.4万円 |
ビデオやDVD | 16.6万円 |
新婦衣裳総額 | 40.1万円 |
タキシード | 8.6万円 |
別撮りのスタジオ撮影 | 10.0万円 |
会場装花 | 15.3万円 |
ブーケ | 3.7万円 |
ブライダルエステ | 6.1万円 |
ギフト(1人当たり) | 0.7万円 |
ウェルカムアイテム | 1.4万円 |
このように、結婚式を挙げるために必要な費用は、色々とあるんですね。
ただし、どれを取り入れてどれを省くかはふたり次第!
例えばお色直しをしない場合、衣裳代だけでも大きな節約になります。
他にも、人気のシーズンを避けたり、親しい人だけを招待する少人数結婚式にすれば、リーズナブルに結婚式を挙げることができそうです。
ふたりの希望と費用のバランスがとれる内容を考えてみてくださいね。
では次に、結婚式後の新婚旅行・新生活にかかる費用を見ていきましょう。
新婚旅行~新生活にかかる費用
新婚旅行にかかる費用
結婚式を終えたら、新婚旅行に行くという人も多いですよね。
新婚旅行の期間は、7日間という人が最も多いよう。
そして新婚旅行にかかる平均費用は、7日間の旅行で「50.7万円」です。
それにお土産代の平均「5.4万円」をプラスすると、新婚旅行にはだいたい55万円くらいかかるということになります。
ただしこれも、行き先や日数によって大きく変わってきます。
海外でなく国内でちょっと贅沢な旅行を楽しむなど、費用を節約する方法もあります。
また、海外挙式と新婚旅行を兼ねて行けば、一石二鳥の節約に!
海外挙式では招待するゲストの数も一般的に少ないですし、「国内での大規模挙式+海外への新婚旅行」という組み合わせよりは、費用を抑えられるかもしれませんよ。
新生活にかかる費用
ふたりの新生活準備にかかる平均費用は「92.8万円」。
例えば、賃貸物件に住む場合、一般的には「敷金」「礼金」として、それぞれ家賃の1~2ヶ月分相当の費用がかかります。
家を購入する場合は、頭金や諸経費など、もっとまとまったお金が必要になるでしょう。
そのほか、家具や家電などの購入費も必要。
ただこちらは独身時代にお互いが使っていたものを持ち寄るなどすれば、節約できますね。
新居も、結婚前から同棲していてそのままそこに住み続ける場合や、どちらかが住んでいる家に引っ越す場合などは、初期費用がかかりません。
以上、新婚旅行や新生活にかかる平均費用でした。
さてここまで結婚に関する色々な費用をご紹介してきましたが、それらを全部足すとどれくらいになるのでしょうか?
次に必要資金の総額を見てみましょう。
結婚にかかる費用の総額は?
まずプロポーズ~新婚旅行までの平均費用をまとめると・・・
顔合わせ食事会 | 5.3万円 |
---|---|
結納 | 116.2万円 |
婚約指輪 | 36.9万円 |
結婚指輪(二人分) | 28.1万円 |
結婚式 | 308.3万円 |
新婚旅行 | 56.1万円 |
結納なしで顔合わせ食事会をした場合の、平均費用の総額は「434.7万円」となります。
これが結納アリの場合だと「545.6万円」。
他にも、結納なし・結婚式なしの場合なら「126.4万円」になりますね。
ちなみに先輩カップルに「婚約から新婚旅行までにかかった結婚に関する費用」を尋ねたアンケートでは、
結婚式をした人
・・・平均約291万円
結婚式をしていない人
・・・平均約82万円
という結果になっています。
結納や結婚式、新婚旅行など、結婚にかけるお金は人それぞれ。
豪華にもできれば節約もできるので、カップルによって差があるといえそうですね。
新生活を新しく始める場合は、新生活準備の平均費用である「92.8万円」も予算に入れておく必要がありますよ。
でもこんな大金、自分たちに用意できるかな・・・!?と不安になった人もいるのではないでしょうか。
でも大丈夫!
すべてをふたりの貯金のみでカバーするわけではないんです。
では、結婚前にどれくらい貯金があれば安心できるのでしょうか?
参考として、先輩カップルの「結婚前の貯金額」を見ていきましょう。
先輩カップルはどれくらい貯金してた?
先輩カップルへのアンケートでは「結婚費用のために貯金をしていた」という人が全体の52.2%でした。
約半数のカップルが、結婚費用として貯金をしていたんですね。
男女別にみると、男性は61.0%、女性は43.4%という結果に。結婚費用のために貯金をしていた割合は男性のほうが少し高いようですね。
また「結婚式をした人」の中で貯金をしていた人は64.5%、「結婚式をしていない人」で貯金をしていた人は28.0%でした。
結婚式を挙げたいと考えているカップルは、夫婦で結婚資金を貯金する傾向が高いといえるかもしれませんね。
結婚費用の貯金総額は、こんな感じです。
「200~300万円未満」が22.0%で最も多く、「100~200万円未満」が20.5%で続きます。
「100万円未満」も18.8%、続いて「300~400万円」が15.1%という結果になりました。
貯金総額の平均は、約284万円でした。
結婚にかかる総費用の平均が434.7万円とすると・・・
150万円程度足りない!?・・・と焦ってしまうかもしれませんね。
でも、結婚式をする場合は、ゲストからご祝儀をいただくのが一般的。
ご祝儀のない会費制の結婚式もありますが、その場合は結婚式費用も抑えられるはずです。
そしてご祝儀でもらえる金額は、平均195.5万円。
これを結婚にかかる総費用の平均額から引くと、約240万円になります。
この金額を貯金でまかなえれば、結婚に関する費用はカバーできそうですね。
それに加え、親御さんからの援助があったというカップルも少なくはありません。
また、結婚費用は、すべて同じタイミングに支払うわけではないですよね。
婚約から結婚式まで1年くらい開けるカップルもいますし、新婚旅行も結婚後すぐの場合もあれば、数ヶ月後、1年後、という人も。
例えば「結婚式でお金をたくさん使うから、新婚旅行は少しお金を貯めてから改めて行こう」など、ふたりのペースで調節することも可能です。
支払うタイミングに合わせて費用を用意できれば問題ないので、計画的に進めていけば大丈夫ですよ!
貯金がなくても結婚式がしたい!というカップルは、こちらの記事も読んでみてくださいね。
貯金なしでも結婚式はできる?お金がなくても挙式するための5つの方法!
とはいえ、やっぱり結婚には色々とお金が必要・・・
そこで最後は、結婚資金の貯め方について見ていきましょう!
どう貯める?貯金のコツ
目標を決める
まず、ふたりの目標を決めることが大切です。
「なんとなく貯金しようか」と思って始めるより、目標が明確なほうが人は頑張れるもの!
「こんな結婚式にしたい」
「新婚旅行はここに行きたい」
など、まずは具体的な希望を挙げてみましょう。
そうすれば、おのずと必要な費用が見えてくるはず。
それを結婚式までの期間で割れば、毎月の必要貯金額がわかりますね。
目標があればモチベーションにつながり、前向きに取り組めるのではないでしょうか。
結婚資金用の口座を作る
積み立て用の口座を作り、二人で「毎月〇〇円」と決めて貯金していくのもGOOD!
新しい口座に貯金をしていくことで、「貯まっていく喜び」が感じられそうですよね。
生活費などの口座とは分け、「結婚のための資金」として貯めていくのがポイントです。
結婚まで引き出すことなく、目標へと進むことができますよ。
先取貯金がおすすめ!
毎月の給料で生活をし、余った分を貯金・・・という方法ももちろんアリなのですが、それよりおすすめなのが「先取貯金」。
給料が入ったら、まず決まった金額を貯金してしまいます。
その残りを、生活費に充てるんですね。
そうすればお金を使いすぎてしまうこともなく、目標金額への道も近くなるでしょう。
節約して支出を減らす
まずは家計簿をつけて自分の支出を知り、見直しましょう。
スマホの通信費、ちょっとした買い物など・・・
何気ない出費に気づくことで、支出を減らすことができるかも。
家計簿はアプリで気軽につけることもできるので、無駄な支出を知るためにもおすすめですよ。
結婚資金の貯め方や節約方法については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」
結婚に関するWEBアンケート調査
調査対象:入籍3年以内の男女
調査時期:2018年7月
対象人数:男性500人 女性500人
まとめ
結婚にかかる費用や、必要貯金額についてお話ししました。
プロポーズ~新婚旅行までにかかる結婚費用の総額は、平均434.7万円。
これに加え、新生活を新しく始める場合は、平均92.8万円かかります。
「結婚費用のために貯金をしていた」という先輩カップルは52.5%で、貯金額は「200~300万円未満」が22.0%で最も多い結果に。
貯金総額の平均は、約284万円でした。
結婚資金を貯金するコツは、まずふたりの目標金額を決め、結婚資金専用の口座を作ること。
さらに「毎月いくら」と決め、二人で先取貯金するのもいいですね。
家計簿アプリなどで自分の支出を知り、見直すことも大切ですよ。
ふたりの未来に向けての貯金と考え、前向きに取り組んでいきましょう!
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