気を付けて!ゲストをモヤッとさせる、新郎新婦の行動3つ!
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親しい友人やお世話になった人を招いて行う結婚式。
しっかりおもてなしをして、ゲストにも楽しんでもらいたいですよね。
ところが、新郎新婦のちょっとした行動がゲストを不快にさせてしまうこともあるよう。
実際に結婚式で感じたゲストの不満を参考に、ゲストをモヤっとさせてしまう新郎新婦の行動をご紹介します。
1 ゲストへのおもてなしは二の次?
結婚式の主役は、もちろん新郎新婦。
でも、同時に結婚式は、ゲストをおもてなしする場でもあります。
新郎新婦の希望ばかりを優先して、肝心のゲストへのおもてなしを怠ると、
「自分たちのことしか考えてないな・・・」
とゲストをモヤっとさせてしまうかも。
楽しみにしていたお料理が質素…
お料理はゲストが結婚式で最も楽しみにしているものの1つ。
出席した結婚式の演出の内容は詳しく覚えていなくても、
「あの式は料理が豪華で美味しかったな・・・」
「あの式は料理が冷めていてイマイチだった」
など、お料理の印象は強く残っている、という人も多いよう。
会場や新郎新婦の衣装は豪華なのに、お料理の品数が極端に少なかったり、質素な内容だったりすると、
「自分たちだけにお金をかけて、料理代はケチったのかな」
とゲストはガッカリしてしまうかも。
期待して出席しているゲストも多いだけに、料理の内容には気を配ったほうが良さそうです。
残念な引き出物にがっかり
お礼の気持ちを込めて贈る引き出物も、形として残るだけに、ゲストの印象に残りやすいようです。
「引き出物は帰りに渡されたプチギフトと、小さなマグカップひとつだけだった」
「引菓子ひと箱だけがポツンと袋に入っていて、少しおどろいた」
など、明らかに予算を削った引き出物だと、ゲストはちょっと残念な気持ちになってしまうかも。
ゲスト1人当たりの引き出物の相場は、だいたい5000~6000円くらいと言われています。
極端な節約は避けて、相場の金額を参考にお礼の気持ちを伝えるのにふさわしい引き出物を選びたいですね。
○いくら高くても・・・
いくら高価な引き出物でも、もらって困るようなものはやめてほしい、というのもゲストの本音。
例えば、新郎新婦の名前や写真入りのグッズなどは使い道に困るうえ、捨てるに捨てられず、もらったゲストも困惑してしまいそう。
「自分たちの結婚式の記念だからいいよね!」
と新郎新婦は盛り上がってしまうかもしれませんが、引き出物はゲストの目線で選ぶように心がけましょう。
お車代やお礼が少なすぎ!
遠方からゲストを招待した場合は、交通費として「お車代」を渡すのも新郎新婦の心遣いの1つ。
しかし、お車代が交通費の実費より明らかに少なかったり、一切なかったりしたら、
「遠くから飛行機でわざわざ来たのに・・・」
などとモヤモヤしてしまう人もいるようです。
遠方から来てくれるゲストにお礼の気持ちを示すためにも、お車代は他の予算よりも優先したいところ。
でも、どうしても出せる金額が少なくなってしまったり、お車代が全く出せない場合もありますよね。
そんなときは、招待する段階で
「申し訳ないけどお車代は一万円しか出せなくて・・・それでも良かったら来てくれる?」
というように、きちんと伝えて出席の判断はゲストに任せましょう。
また、受付やスピーチ、余興など、何か役割を頼んだゲストには、お礼として現金やプレゼントを渡して感謝の気持ちを伝えたいもの。
これも全くなしでは、協力してくれたゲストは
「せっかく新郎新婦のために頑張ったのに・・・」
とモヤモヤしてしまうかもしれません。
ささやかでもいいので、お礼を用意して誠意を伝えられるといいですね。
2 配慮のない演出は勘弁して!
恥ずかしい・・・名指しのブーケトス
「幸せのおすそ分け」として新婦のブーケをゲストに投げるブーケトスの演出。
素敵な演出ではありますが、「独身女性」を対象にすることが多いため、やり方によっては少しセンシティブな面も。
ゲストの中には
「わざわざ名前を呼ばれて前に出るのは恥ずかしい」
「独身だとさらされている気分」
と参加することに抵抗を感じる人もいるようです。
対象を「独身女性」に限定せず、ゲスト全員に参加してもらうなど、ゲストの立場や気持ちに配慮して行いましょう。
ドッキリ!突然のサプライズスピーチ
結婚式では、サプライズでゲストを喜ばせる演出も人気。
でも、中にはゲストに不快な思いをさせてしまうサプライズもあるようで・・・
例えば、新郎新婦へのスピーチを突然お願いする「サプライズスピーチ」を頼まれたゲストの中には、
「人前で話すのが苦手なのに、急に司会からスピーチを振られて緊張でガチガチに・・・全くうまく話せず落ち込んでしまった」
という人も。
あまりにゲストに負担をかけてしまうようなサプライズは、避けた方が良いかもしれません。
他にも、真夏の炎天下や真冬の寒空の下、屋外での長時間のイベントなどもゲストには不評。
それに万が一、体調を崩してしまうゲストがいたら大変ですよね。
新郎新婦がやりたいことだけを考えた披露宴では、ゲストは置いてきぼりになってしまうかもしれません。
演出を考えるときは、くれぐれもゲストへの心遣いを忘れずに。
3 何のために来たの?新郎新婦と話せない
結婚式に出席するゲストは、新郎新婦と会話をしたり、写真撮影をするのも楽しみにしているもの。
ところが、中には新郎新婦との交流の時間がほとんど取れない式もあるようです。
「せっかくお祝いに行ったのに、おめでとうすら直接言えなかった・・・」
「新郎新婦と全く話せず、何しに行ったのか分からない」
とモヤモヤするゲストも・・・。
お色直しが多すぎて、新婦がほとんどいない
「せっかくの結婚式だから、色々な衣装を着てみんなに見てもらいたい!」
という気持ちは分かりますが・・・
限られた時間の中で、3回、4回・・・とお色直しをしたのでは、ほとんど席に座っていられません。
中には
「お色直しが5回もあって、まるで新婦のファッションショーを見に来ているようだった」
という式まであるよう。
ゲストのことを考えれば、お色直しはできるだけ少なく、時間も短く済むように工夫した方が良さそうです。
どうしてもたくさんの衣装が着たければ、結婚式より前に写真の撮影をする、「前撮り」という手もあります。
結婚式当日には撮った写真を会場に飾ったり、ムービーで流すなどして披露してみてはどうでしょう?
その他、演出が多すぎて歓談の時間が全くない式や、何本もの映像が延々と流されて披露宴の間中ほぼ会場が真っ暗だったという式も・・・。
くれぐれも演出の詰め込みすぎには注意して。
ゲストとの歓談の時間がきちんと取れるのか、披露宴のスケジュールをしっかり確認しましょう。
1つのグループとばかり話している
歓談の時間はあっても、新郎新婦が仲の良い友人グループとばかり交流していて、他のゲストとはほとんど話さない・・・
ということもあるよう。
これでは他のゲストは
「何のために来たのか分からない」
とモヤモヤしてしまいます。
ふたりのために出席してくれたゲストには、できるだけ平等な対応をするのが理想です。
ひと言ずつでも、すべてのゲストと話せるよう配慮しましょう。
まとめ
結婚式は新郎新婦が主役になれる特別な日。
でも、自分たちのことばかり考えてゲストへの配慮に欠いた行動は、ゲストをモヤっとさせてしまうかもしれません。
結婚式はゲストを招いておもてなしをする場でもあることを忘れずに。
ゲストにも「出席してよかった」と思ってもらえるような、素敵な結婚式にしましょう。
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