披露宴スタート!ワンランク上の新郎新婦のふるまい方とは?
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結婚式の披露宴は新郎新婦にとって、ゲストから注目される特別な時間。
大切な一日の晴れ姿は、礼儀正しく、美しく見せたいですよね。
入場シーンや乾杯、ケーキ入刀、スピーチ、お見送りなど・・・
披露宴の代表的なシーンごとに、新郎新婦のふるまい方をわかりやすく解説します。
ワンランク上のステキな新郎新婦を目指しましょう!
入場

扉の前で姿勢を正し、腕を組んでスタンバイします。
腕はあまり絡ませすぎないように、新婦の腕を新郎の腕に沿える程度がキレイです。

扉が開いたら一緒に足を踏み出し、一礼して入場しましょう。
歩き方
メインテーブルまでは、ゲストテーブルの間を通ります。
歩く時は横に並ばず、新郎が半歩先を歩き、新婦をリードしましょう。
この時、組んでいた腕はほどき、新郎の手の平に新婦の指先をそっと乗せます。

できるだけゲストと目線を合わせながら、背筋を伸ばしてゆっくり歩くとステキですよ。
お辞儀の仕方
メインテーブルに着いたら、新郎新婦でそろってお辞儀をします。
背筋を伸ばしながら、腰から身体を折るようなイメージで。
あまり深く身体を倒しすぎないように注意しましょう。

お辞儀が新郎新婦で揃うととってもキレイですよ。
座り方
座るときは、新郎新婦のサポートをする介添人(かいぞえにん)が椅子を動かしてくれます。
椅子がももに当たったら、前を向いて背筋をのばしたまま、腰を落とします。
前かがみにならないように注意しましょう。
背もたれには寄りかからないで、浅く腰かけるのがポイントです。

祝辞・スピーチ
主賓からの祝辞(スピーチ)では、基本的に新郎新婦ともに起立して聞きます。
起立したら、身体ごと主賓の方に向けましょう。

主賓が「おかけください」と言ったら、一礼して座ってOK。
座ってからも首だけではなく、上半身ごと主賓の方に向けて話を聞きましょう。
祝辞が終わったら、再度起立して一礼します。
乾杯
乾杯の際は、グラスを持って起立します。

このときに新婦は、もう片方の手をグラスの底に添えると上品な印象に。
乾杯の合図に合わせてグラスを掲げますが、この時グラスをあまり上げすぎないよう、胸から目の下のあたりの高さになるようにします。
その後、新郎新婦で向き合って、乾杯をし直してもステキですね。
乾杯の際は、グラスを実際には触れさせず、近づけるだけにしましょう。

乾杯酒には、ひとくち口を付ける程度にします。
ケーキ入刀
次は披露宴で定番の演出、ウェディングケーキ入刀のシーンです。

ケーキに向かって新郎が右側、新婦が左側に立ちましょう。
新郎は右手でナイフを持って、左手を新婦の腰に回します。
新婦の右手は、新郎の右手の少し後ろの位置でナイフを握り、左手は右手を包み込むように添えます。
スタッフの指示があったら、ナイフをそっとケーキに落として、シャッターチャンスの入刀シーン。
新郎新婦はできるだけ同じ方向を向きながら、笑顔で撮ってもらいましょう。
ファーストバイト

新郎新婦がケーキを食べさせあう、ファーストバイトをする場合は、ケーキが口元からこぼれてもいいように、お皿を近づけましょう。
特に新郎には、大きなケーキを食べさせて盛り上がることも多いですよね。
食べた後は新婦がおしぼりで口元を拭いてあげるなどすると、ほほえましい雰囲気で場も和みますよ。
歓談
歓談中は、メインテーブルにゲストが来てくれる場合も。

この時、仲の良い友人であっても長話はしないように気を付けましょう。
1人でも多くのゲストと話ができるよう、どのゲストにも同じ態度で接するのがマナーです。
新郎新婦の飲食はどうする?
歓談に入ると食事もスタートします。
このとき、新郎新婦もゲストと同様、飲食をしてOK。
ただ、「食べ方」と「飲み方」についても気をつけたいポイントがありますよ。
食べ方
まずは、食べるときの姿勢に注意。
食べこぼしに気を付けるあまり、前かがみになりすぎないように。

テーブルと体の間にやや間をあけ、胸から少しだけ前に倒すくらいを意識しましょう。
また、食べやすいようにあらかじめ小さく切ってもらったり、食べにくいものは避けたりするといいでしょう。
ナプキンやカトラリーを落としてしまったり、衣装に食べこぼしてしまったりしたら、自分で対応せず、すぐに介添人に伝えます。

飲み方
新郎新婦はゲストからお酌をされることも。

お祝いの席なので、できるだけありがたく受けますが、無理は禁物。
すべて飲んでいては酔っぱらってしまうかもしれませんよね。
多くの会場では、足元にお酒を流すための入れ物を用意してくれています。
少し口をつけたら、残りはゲストの目につかないように、そっと流すといいですよ。
お酒が飲めない場合は、あらかじめノンアルコールのドリンクを頼んでおきましょう。

お酒の対応については、
結婚式でゲストにすすめられたお酒は断ってOK?断り方のマナーや飲み過ぎの対策を紹介
でも詳しく説明しています。
友人スピーチ・余興

歓談後のリラックスした時間に行われることの多い友人スピーチのときは、新郎新婦は座ったままでもOK。
ただし、この時も上半身全体を友人の方へ向けることを忘れずに。
余興も、必ず新郎新婦そろって、きちんとそちらを向いて楽しみましょう。
スピーチや余興の中には、披露宴を盛り上げるために、笑いを誘うものもあります。
新郎新婦ももちろん一緒に楽しみますが、大笑いしすぎると上品ではありませんよね。

終わった後の拍手も、大げさに手を叩きすぎず、品よく楽しみましょう。
新婦の手紙・謝辞・退場
新婦の手紙

新婦が手紙を読むときは、新郎がさりげなくサポートできるとステキ。
マイクスタンドがなかったら、新郎がマイクを持ってあげるとスマートです。
また、新婦が手紙の途中に泣いてしまい、読めなくなってしまうことも。
その時は、さりげなくハンカチを差し出して声をかけてあげると、新婦も落ち着きますよ。

謝辞
披露宴の終わりは、両家の代表からゲストに向けてお礼のあいさつで締めくくります。
多くの場合は、新郎の父が代表として挨拶しますが、その後、新郎から改めてあいさつをすることも。

背筋を伸ばして落ち着いて話すように心がけましょう。
新婦は、軽く新郎側を向きながら、少しうなずくようにして聞くといいですね。
退場
退場の際は、感謝の気持ちを込めて、ゲストと目を合わせながらドアの前まで進みます。
ドアの前で新郎新婦ともに内向きで振り返り、ゲストに向かって一礼。
振り返るときに背中を向け合わないように注意しましょう。

慌てずに、背筋を伸ばして最後まできれいな姿勢で退場しましょう。
見送り
退場したら、招待客をお見送りします。
プチギフトなどを両手で渡しながら、1人1人にお礼を伝えましょう。
長話をしないように、感謝の気持ちを込めながらも、手短に話すようにします。

お見送りのシーンについては以下の記事でもより詳しく解説しています。
ぜひチェックしてみてくださいね。
以上のほかにも、新婦の立ちふるまいについては、こちらの記事でさらに詳しく解説。
また、新婦のウェディングブーケの持ち方にも押さえておきたいポイントがあります。
花嫁姿を美しく見せる!ウェディングブーケの正しい持ち方って?
ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
まとめ
披露宴での新郎新婦のふるまい方にはシーンごとにたくさんのポイントがありました。
当日は緊張すると思うので、歩き方やお辞儀など、できるところは二人で事前に練習しておくと安心。
でも何より大切なのは新郎新婦の明るい笑顔。
そして、出席してくれたゲストへの感謝の気持ちも忘れずに結婚式へ臨みましょう。
ちなみに、和のスタイルの結婚式をする場合の和装での立ち居振る舞いにもマナーがあります。
美しく見せるために意識したいポイントがドレス以上にあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【和装編】花嫁の基本の「立ち方・立ち居振る舞い」マナー
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