まだ気を抜いちゃダメ!ゲストお見送りの立ちふるまい&マナー
音声で聴く!
披露宴も無事にお開き。
新郎新婦もほっと一息・・・とその前に。
披露宴の最後のしめくくりとして、出席してくれたゲストへのお見送りをします。
二人のために来てくれた大事なゲストには、最後まで気持ちよく過ごしてもらいたいもの。
ゲストのお見送りのときのマナーやふるまいのポイントをチェックしましょう。
披露宴の後のお見送り!まずはキホンをチェック
披露宴会場から退場したら、早速お見送りの準備に入りましょう。
お見送りは新郎新婦と両家の両親の6人で行うのが一般的。
新郎新婦の結婚をとりもつ仲人(なこうど)や媒酌人(ばいしゃくにん)を立てた場合には、一緒にお見送りをしてもらいます。
ただし「あまり堅苦しくしたくない」という場合には、新郎新婦のみでもOKですよ。
それでは、お見送りのときのキホンとなる「並び方」と「視線」について説明します。
並び方
並び方は、披露宴会場の扉から順に、
新郎母・新郎父・新郎・新婦・新婦父・新婦母
仲人(媒酌人)がいる場合は、仲人夫妻で新郎新婦を挟むように、
新郎母・新郎父・仲人・新郎・新婦・仲人夫人・新婦父・新婦母
というような順に並びます。
視線
お見送りの際に、特に気をつけたいのが視線です。
挨拶の途中で次のゲストへ視線が移ってしまってはとても失礼。
最後までしっかり目を見て挨拶をしてから、次のゲストを迎えましょう。
短い時間であっても、ゲストに「流れ作業だなあ」と感じさせないよう、心を込めてお見送りできるといいですね。
以上のお見送りのキホンを押さえたところで・・・
ここからはワンランク上のお見送りにするポイントをご紹介します。
来てくれたゲストに感謝を伝えよう
お見送りの時間は、ゲスト1人1人と話せる大事な時間。
披露宴ではなかなか全員とは会話できないものなので、このタイミングで出席への感謝をしっかりと伝えましょう。
ゲストへの感謝が伝わるアイデアをいくつかご紹介します。
プチギフトを渡す
お見送りの際は「プチギフト」と呼ばれるちょっとしたお礼の品を渡すことが多いです。
新郎新婦で協力して、新郎がプチギフトの入ったかごを持ち、新婦が手渡すようにするとスムーズですよ。
「今日はありがとうございました」と挨拶しながら、両手で丁寧に渡しましょう。
笑顔も忘れないでくださいね!
プチギフトの詳細はこちらをどうぞ。
結婚式で人気のプチギフトは?先輩花嫁が選んだおしゃれギフト、選び方や相場も紹介!
特別な演出で見送る
感謝を伝えるためには、プチギフトを渡す以外にも、特別な演出をするのもGOOD。
例えば、ゲスト1人1人と記念写真をするという演出で思い出にも残るお見送りに。
ただ、ゲストが多いと時間がかかりすぎてしまうので、披露宴で撮っておいた「サプライズフォト」を配るというアイデアもあります。
最近では「サンキューカード」といって、お礼のメッセージを書いたカードをお見送りのときに渡す人も増えているようです。
ふたりの感謝の気持ちがきっと伝わるはずですよ。
この他にも、以下の記事ではお見送りのときの演出アイデアを紹介。
注意点もあわせて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
時間を意識してスムーズに対応しよう
式の終了時間に注意しよう
お見送りは、新郎新婦にとってもゲストにとっても貴重な時間。
さきほど説明したように、感謝の気持ちをしっかり伝えたいところですが・・・
実は終了時間を意識してスムーズに進めることも、ゲストのためにとても重要。
たくさんのゲストをお見送りするので、1人1人に時間をかけていては後のゲストを長時間お待たせすることになってしまいます。
お見送りの時間が長引いて、遠方から来てくれたゲストが帰りの電車や飛行機に間に合わない・・・なんてことになったら大変ですよね。
二次会がある場合は、開始時間が遅れてしまったり、式場の利用時間をオーバーしてしまい、延長料金を取られたりすることも・・・。
「○時までにはお見送りを終わらせる」と決めて、時間を意識しながら進めましょう。
ゲストとの会話は手短にまとめよう
感謝の気持ちはしっかり伝えつつ、とにかく会話は手短に。
特に、すぐに会える友人や二次会に参加するゲストなどへは
「また今度ご飯でも食べようね」
「後ほどゆっくり話しましょう」
などと、かんたんに切り上げるとスムーズ。
また、新郎新婦が1人ずつとバラバラに話すよりも、できる限り一緒に話すと時間が短縮できますよ。
グループで固まって退出するゲストは、複数人一緒にお見送りしてもOK。
ゲスト人数が多い場合はプチギフトなどを渡すのにも時間がかかるので、あらかじめ披露宴の席に置いたり、披露宴中の演出のときに手渡したりするなど、工夫しましょう。
「ついつい話し込んでしまいそう・・・」
と不安な人は、さきほど紹介した「サンキューカード」を用意しておき、それを手渡す形にするのもいいですね。
スムーズにお見送りが進むよう、あらかじめ準備しておきましょう。
一緒にお見送りをする両親や仲人へも協力をお願いしておくことも忘れずに。
ゲストが退屈しないよう工夫しよう
お見送りの人数が多いと、待っているゲストは時間を持て余してしまうことも。
特に、ただ列に並んで待っているだけでは退屈しますし、立ちっぱなしとなると疲れてしまうかもしれません。
なので、披露宴会場では、できるだけテーブルごとに退出するように案内してもらいましょう。
ゲストが一斉に会場を出てお見送りが長蛇の列・・・なんてことが避けられますよ。
席で待っているゲストには、ゲストへのメッセージや結婚式の様子などを映したムービーを見てもらうのもいいですね。
最後まで工夫をこらして、ゲストへのおもてなしを心がけましょう。
まとめ
披露宴がお開きのあとは来てくれたゲストのお見送り。
最後にゲスト1人1人に挨拶をしながら感謝の気持ちを伝えます。
ゆっくりと話をしたいところですが、時間を意識して、スムーズにお見送りすることがとても重要。
スムーズにお見送りできる方法をあらかじめ相談しておきましょう。
ただし、急ぎすぎも禁物。
短い時間であっても、1人1人心を込めて丁寧にお見送りしましょう。
不安であれば、「サンキューカード」のようなメッセージカードを用意しておくのもアリですよ。
待っているゲストにも配慮して、おもてなしを忘れずに。
最後まで気持ちよく過ごしてもらいましょう。
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