ゲストの着付け手配、費用は誰が負担するもの?
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結婚式には華やかな着物で出席してくれるゲストもいますよね。
特に親族は、ゲストを迎える立場として着物を着る人も多いようです。
ところで、ゲストの着付けの手配や費用の負担は誰がするものなのでしょうか?
「ゲスト自身?新郎新婦?」
今回は、ゲストの着付けについての考え方をご紹介します。
式場での着付けは新郎新婦が手配する
多くの式場では、出席するゲストも着付けのサービスを利用することができます。
ゲストが式場で着付けをする場合、手配は新郎新婦がまとめてするとスムーズ。
時間の調整や着付けに必要な持ち物を伝えるなど、式場とゲストの間に入って取りまとめをしましょう。
式場の割引サービスの確認を忘れずに!
式場によっては、結婚式に出席するゲストの着付け代を割引してくれるサービスがあるところも。
割引などがあるか、忘れずに確認しておきましょう。
割引のサービスは新郎新婦からの申し込みで適用されることが多いです。
前もってゲストに式場での着付けの案内をしておき、予約は新郎新婦を通してもらうようにするといいですね。
余裕をもって手配を
予約が埋まってしまって、希望の時間が取れない・・・ということがないように、着付けの手配は早めにしましょう。
着付けは少なくとも1時間はかかるので、予約の時間は、当日の式の開始時間に間に合うよう調整します。
ところで、着付けの「費用」は誰が負担するものなのでしょうか?
結婚式の費用については、あいまいにしておくとトラブルになることも・・・。
次は、着付け費用の考え方について見ていきましょう。
親族の着付け費用は誰が負担する?
親族は、これから長いお付き合いになるので細かい配慮をしたいところ。
一般的に、親族は他のゲストよりも高額のご祝儀を準備することが多いです。
また、有名ホテルなどでの格式高い結婚式の場合、新郎新婦とともにゲストをお迎えする側として、どうしても着物を着る必要があることも。
少しでも親族の負担を減らすために、着付け代などの実費は、招待した新郎新婦が負担することが多いようです。
特に遠方から出席してくれる親族には、交通費や宿泊費に加えて、着付け費用も新郎新婦が負担した方がベター。
ただし親族の人数が多く、負担が大きくなってしまう場合は、費用の一部のみをふたりが負担するというケースもあるようです。
親族の費用は親に相談
親族の着付け費用は、基本的には新郎新婦が負担しますが、方針を決める前には、一度親に相談しましょう。
「着付け代は、親族で結婚式がある度にお互い払い合うことになるので、各自負担する」
など、新郎新婦が知らない、家ごとの習慣やルールがあることも。
中には、
「親族の着付け代は新郎新婦ではなく両親が負担する」
というケースもあるので、事前に誰が負担するのかよく話し合っておきましょう。
親の着付け代はどうする?
親の着付け代は、結婚式の費用負担の仕方や親の考え方によっても負担する人が変わってきます。
例えば、親が式の費用を負担してくれている場合、
「衣裳もまとめて自分たちで」
と、親が負担してくれるケースが多いよう。
逆に、新郎新婦が式の費用を出して、親を招待している場合は、
「着付け代も新郎新婦で負担する」
ということもあります。
一方で、
「衣装の費用くらいは自分たちで出す」
というように親から着付け代の負担を申し出てくれることも。
親族の着付け代と合わせて、両親と事前に相談しておくといいですね。
負担は各家ごとに
親族の着付け代の費用負担は、新郎側は新郎側の親族分、新婦側は新婦側の親族分というように、各家ですることが多いようです。
ただし、どちらかの人数が極端に多いような場合は、両家で相談しましょう。
友人の着付け費用は誰が負担する?
友人ゲストの着付け費用は、ゲストに自己負担してもらうことが多いよう。
友人の場合、式場ではなく、自分で美容院を予約して着付けをする人もいますよね。
そのため、式場で着付けをした友人の分だけ費用を負担すると、不公平に・・・。
式場の着付けサービスを利用した友人でも、費用は自己負担してもらった方が良さそうです。
着付けの手配を新郎新婦がするときは、
「費用も新郎新婦に負担してもらえる」とゲストに誤解されないように、
「式場の着付け代は○○円かかるけど、その金額で大丈夫かな? 良ければ予約をしておくよ」
というようにさりげなく確認しましょう。
式場での着付け費用は、新郎新婦にまとめて請求がくることが多いよう。
友人に負担してもらう場合は、前もって式場に別清算を希望しておきましょう。
親族以外の着付け代を新郎新婦が負担するパターン
友人であっても、「ぜひ着物で出席して!」と、新郎新婦からリクエストした場合は、新郎新婦が着付け費用を負担するのがマナー。
新婦の付添人である「ブライズメイド」などの役割をお願いして、着物を着てもらう場合にも、着付け費用は負担した方がいいですね。
女性の主賓や、主賓の奥様が着付けを希望している場合も、費用は新郎新婦が負担しましょう。
新郎新婦が費用負担をするときの流れ
新郎新婦が全額負担するとき
ゲストの着付け代を新郎新婦側が全額負担するときは、まずゲストへ
「着付け代はこちらで負担いたします」
と伝えましょう。
また、新郎新婦に費用を請求してもらうよう、式場にも事前に伝えておきます。
もし式場以外で着付けをする人がいれば、着付け代として相場の1万円程度を包んで渡すといいですね。
着付け代の一部を負担するとき
着付け代を全額負担せず、一部のみを負担する場合は、ゲストへ
「着付け代は全額は負担できないが、出席してほしい」
ということを伝えましょう。
当日は、着付け代をまずはゲストに支払ってもらいます。
その後、「お車代」や「お礼」として新郎新婦が負担する金額をゲストに渡すとスムーズです。
「お車代」や「お礼」は当日忙しい新郎新婦に代わって、親や受付係から渡してもらうといいですね。
まとめ
ゲストが式場で着付けをする場合は、新郎新婦がまとめて手配するとスムーズです。
時間に余裕をもって手配しましょう。
親族の着付け代は新郎新婦が負担することが多いですが、家ごとの習慣やルールもあるので、まずは親に相談します。
友人の着付け代は、自己負担してもらうことが多いよう。
ただし、新郎新婦から着物での出席をリクエストした場合や、ブライズメイドを依頼した場合などは、新郎新婦が負担した方がベターです。
何より、着物で式を華やかにしてくれた心遣いに対して、感謝の気持ちを忘れずに伝えたいですね。
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