【入籍報告】ポイントをおさえてスムーズに報告!結婚報告との違いから流れ・文例まで一挙紹介
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「入籍報告」って、いつ、どうやってすればいいの?
そんな疑問をお持ちのあなたのために、入籍報告までの流れや押さえておきたいポイント、報告の順番を解説!
職場の人、親戚、友人など報告する相手別の文例はもちろん、メールやSNSなど方法別の文例や注意点もたくさんご紹介します。
知っているようで意外と知らない、「入籍報告」と「結婚報告」の違いについても解説していますよ。
「入籍報告」と「結婚報告」の違いって?
入籍報告の具体的な話をする前に、まずは「入籍報告」と「結婚報告」の違いについて簡単に確認しておきましょう。
「入籍報告」と「結婚報告」は、「結婚の報告」という点ではどちらも同じですが、一般的には次のような区別がなされているようです。
「入籍報告」
・婚姻届を提出したことを伝える報告「結婚報告」
・婚約し、結婚が決まったことを伝える報告
・婚姻届を提出したことを伝える報告
入籍報告は主に「結婚したこと」の報告を指すのに対し、結婚報告は「結婚すること」「結婚したこと」どちらの報告のことも示すんですね。
ちなみに、記事の最後で説明しますが、実は婚姻届を出すことを「入籍」と呼ぶのは正しい表現ではありません。
ですが、「入籍」いう呼び方は一般に定着しているので、この記事でもそれにならい、「婚姻届を提出したことを伝える報告」を「入籍報告」と呼び、解説していきます。
婚約後の、「結婚することになりました」という報告については、こちらの記事をどうぞ。
結婚報告のキホン!親、職場、友人別に、タイミング・内容・方法を文例付きで紹介
「入籍報告」までの流れ
婚約をしてから「入籍報告」をするまでの流れは、以下の通り。
順番に解説していきますね。
1 婚約
プロポーズで二人の結婚の意思が確認できれば、婚約(結婚の約束)成立です。
2 親への挨拶
まずは自分の親に「結婚しようと思っている」と伝えましょう。そのあと二人そろってお互いの親に挨拶へ伺います。
女性の親→男性の親の順に挨拶へ行くのが一般的。
結婚したいということを報告し、了承を得ましょう。
挨拶については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
親への結婚挨拶【完全ガイド】服装、手土産、当日の流れからNGワード・失敗談まで紹介!
3 職場や友人への結婚報告
職場の場合、結婚式を挙げるなら式の3ヶ月前か、婚姻届提出の1ヶ月前のどちらか早いタイミングまでに、挙げないなら婚姻届提出の1ヶ月前までには報告しましょう。
まず直属の上司に報告し、今後の働き方、休暇の取得、姓の変更の有無などを話しておくといいでしょう。
仲のよい友人にも早めのタイミングで伝えられるといいですね。
詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください。
職場での結婚報告、誰にどのタイミング&順番でするべき?【例文つき】
【友達への結婚報告】完全ガイド!タイミングや伝え方、注意点などを分かりやすく解説
4 婚姻届の提出
婚姻届を提出して、結婚(入籍)します。
具体的な手続きは記事の後半で解説しますね。
5 入籍報告
婚姻届を提出したら、早めに親や親族、会社や友人などに「結婚しました」などと報告します。
婚約から入籍報告までの一般的な流れをご紹介しました。
続いては入籍報告を行う順番について詳しく見ていきましょう。
入籍報告の順番と報告のポイント
入籍報告の基本的な順番を簡単に言うと、
親→親以外の家族や親族→職場の上司→同僚や友人
・・・となります。
それぞれのポイントを見ていきましょう。
1 親・家族や親族
親や家族には、入籍したらすぐにでも報告しましょう。
入籍した帰りに直接二人で会いに行くか、遠方の場合は電話でもいいですね。
会う機会の少ない親族への報告は、親にお任せするのもアリ。
親しくしている親戚がいる場合は、自分たちで報告するといいでしょう。
2 会社関係
直属の上司→先輩→同僚→後輩の順に伝えるのが無難でしょう。
先に仲のいい同僚などに伝えたくなるかもしれませんが、そこはきちんと順番を守ることが大切。
上司へは入籍前に結婚報告をしていると思いますが、入籍後も「無事入籍を済ませることができました」と改めて伝えるようにします。
上司には口頭で伝えられると一番ですが、先輩後輩や同僚などたくさんの人に一気に伝える場合は、「取り急ぎのご報告」としてメールを利用するのもアリでしょう。
「名字が変わるかどうか(それに伴って社内メールアドレスの変化があるかどうか)」
「仕事を続けるかどうか」
など、仕事上必要な情報は漏らさず伝えるようにします。
3 友人
親しい友人には婚約の時点で、結婚報告を済ませているかもしれませんね。
でも入籍が済んだら、改めて報告しましょう。
入籍報告は、特に仲のいい友人には会って直接できるのが一番ですが、相手が遠方に住んでいるなど会うのが難しい場合、電話での報告もアリ。
忙しい相手や長らく会っていない相手の場合は、ハガキやメール、SNSでの報告という方法もあります。
口頭での報告が基本ですが、どうしても無理な場合は臨機応変に対応しましょう。
ではここから、報告の方法別・相手別に、文例をご紹介します。
【文例】口頭での入籍報告
親・親族
文例1
先程、無事に婚姻届を提出してきました。これから二人で頑張っていくので、よろしくお願いします
文例2
今日、二人で婚姻届を出してきました。本当は会って報告するべきなんですが、早く報告がしたかったので電話で失礼します。これから夫婦として力を合わせていくので、よろしくお願いします
会社関係
文例1 結婚式に招待する上司
私事ですが、〇月△日に入籍いたしました。
結婚式のスピーチを快く引き受けて下さり、ありがとうございます。当日を楽しみにしております
文例2 結婚式に参列してもらった上司
先日は私共の結婚式にご参列いただき、本当にありがとうございました。
おかげさまで、〇月△日に無事入籍も済ませることができました。
若輩者ではありますが、仕事にもより一層力を入れていきますので、これからもご指導よろしくお願いいたします
文例3 同僚への報告
〇月△日に籍を入れました。名字は〇〇になりましたが、前もお伝えしたように、仕事では旧姓のままなので、社内メールのアドレスも変わりません。
これからも変わらず、よろしくお願いします!
友人
文例1 結婚式に招待しない友人の場合
〇月△日に入籍を済ませて、名字が〇〇になったよ。
結婚式は〇月〇日に身内のみでこじんまりと挙げる予定。
〇〇ちゃんにはぜひ二次会に来てほしいと思っているんだけど、都合はどうかな?
文例2 結婚式に招待する友人の場合
〇月△日に婚姻届を出してきたよ。
結婚式は〇月〇日だから、〇〇ちゃんが来てくれるのを楽しみにしてるね。
新居に引っ越したら改めて住所を知らせるから、ぜひ遊びに来てね!
【文例】メールでの入籍報告
親・親族
文例1 親宛て
今日、二人で婚姻届の提出を済ませてきました。
これからは二人で力を合わせてがんばっていくので、変わらず見守っていてください。
文例2 親しい親族宛て
叔父さんこんにちは。
今日はご報告があります。
〇月△日に無事入籍して、名字が〇〇になりました。
私たちも叔父さん叔母さんのように、いつまでも仲のいい夫婦になりたいと思っています。
結婚式で会えるのを、楽しみにしていますね。
これからもよろしくお願いします。
会社関係
文例1 上司や先輩宛て
お仕事中に失礼いたします。
私事ですが、この度結婚いたしました。
報告がメールになり申し訳ありませんが、取り急ぎお伝えさせていただきます。
結婚に伴い名字が〇〇になり、社内メールアドレスも下記の通り変更となります。
お手数をおかけいたしますが、登録を変更いただきますようお願いいたします。
(新しいメールアドレス)
お伝えしておりますとおり、結婚後も仕事は続けてまいります。
これからも変わらぬご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
文例2 同僚宛て
お疲れ様です。
私事ですが、この度入籍いたしました。
新しい名字は〇〇になりましたが、仕事では旧姓を使いますので、社内メールアドレスの変更などはありません。
なお、〇月△日付けで退職させていただく運びとなりました。
担当業務の後任については、決まり次第改めてご連絡いたします。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、残りわずかな期間、精一杯がんばりますのでよろしくお願いいたします。
友人
文例1 仲のいい友人宛て
〇〇ちゃん、今日は入籍の報告がしたくてメールしました!
〇月△日、無事彼と婚姻届を出してきたよ。
名字が□□に変わりました。
会って直接報告したかったけど、早く伝えたかったからメールにしたよ。
もうすぐ結婚式だし、また今度ランチでもしながらゆっくり話を聞いてね!
文例2 あまり会っていない友人宛て
〇〇、久しぶり!元気にしてるか?
突然ですが、〇月△日に結婚しました!
結婚式は身内だけで済ませる予定です。
早く伝えたかったから、とりあえずメールで報告しました。
また今度地元に帰ったとき、会えたら色々話そうな!
メールで報告する時に気を付けたいポイントについては、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
メールで結婚報告をしたい!職場の人や友達、恩師など相手別に例文&注意点を紹介
【注意点&文例】SNSでの入籍報告
普段あまり連絡を取っていない友人などに対しては、SNSでまとめて報告するという人も増えてきました。
「結婚スタイルマガジンSNSアンケート(※1)」によると、約7割の人がSNSで報告をしたことがあるそうですよ。
また、同アンケート(※2)によると、9割の人がSNSでの報告について「別に失礼だと思わない」と回答しています。
ずっと連絡していないけれど、結婚の報告はしたい・・・という相手には、ちょうどいいかもしれませんね。
ただSNSで報告するときは、順番に気をつけましょう。
例えば職場の上司や親しい友人に報告する前にSNSに載せてしまうと、
「上司に報告もないなんて非常識」
「私には直接報告してほしかったな・・・」
なんて思われてしまう可能性も。
まず直接報告するべき人、したい人に報告を済ませてから、最後にSNSを使うといいですね。
そして長々と幸せいっぱいの文章を書き連ねるよりは、シンプルに入籍の事実を伝えるほうがおすすめ。
SNSは色々な立場の人が見ています。
例えば失恋したばかりの人、彼がなかなかプロポーズしてくれないと悩んでいる人など・・・
幸せオーラ全開の報告だと、あまりいい印象を持ってもらえないかもしれません。
文例
〇月△日、お付き合いしていた〇〇さんと結婚しました。
二人で力を合わせて、笑顔いっぱいの家庭を築いていきたいと思います。
住所や仕事もこれまでと同じなので、これからもよろしくお願いします。
SNSで結婚報告をする際の注意点をもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
【例文あり】SNSでの婚約・入籍・結婚報告をする前に注意すべき点5つ!
【注意点&文例】ハガキでの入籍報告
入籍がお正月や夏と重なる、もしくは近い場合は、年賀状や暑中見舞いで入籍報告をするのもアリ。
結婚式の写真付きハガキもいいですね。
他にも、新居への引っ越し時期に、新居の住所と入籍報告を兼ねてハガキを出すという方法もあります。
新年の挨拶や季節の挨拶、住所の報告の後に、入籍したという一文を添えて送りましょう。
また、結婚式の招待状などと同じで、お祝い事の文章には句読点を使わないようにします。
スペースを空けるなどして、読みやすいよう工夫するといいですね。
文例1 年賀状で報告
新年 あけましておめでとうございます
私事ですが 昨年〇月△日に結婚いたしました
ふたりで笑顔あふれる家庭を築いていきたいと思います
本年もよろしくお願いいたします
年賀状での報告について、もっと詳しく知りたい人はこちらの記事もどうぞ。
文例2 暑中見舞いで報告
暑中お見舞い申し上げます
私事ですが 〇月△日に入籍いたしました
未熟な二人ですが 力を合わせて頑張っていきたいと思っています
また近いうち 二人で挨拶に伺います
毎日猛暑が続きますが 体調など崩されませんようご自愛ください
暑中見舞いで報告したい人は、こちらの記事も読んでみてください。
文例3 新居の住所と一緒に報告
このたび 〇月△日に入籍し 私たちは夫婦となりました
これからは二人で協力し 明るい家庭を築きたいと思っています
結婚式は挙げず 家族のみの食事会を開きました
未熟な点も多い二人ですが これからも変わらずよろしくお願いいたします
なお 新居の住所はこちらになります
(新居の住所)
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください
続いて、婚姻届提出の流れについても確認しておきましょう。
婚姻届の提出についても確認しておこう!
これから「入籍」、つまり婚姻届の提出をするという人は、手続きの流れも知っておきたいですよね。
さっそく見ていきましょう。
1 婚姻届を用意する
提出する日を決めたら、婚姻届を用意しましょう。
役所の窓口で「婚姻届をください」と申し出れば、無料でもらうことができます。
パソコンでダウンロードすることもできるので、忙しいカップルには嬉しいですね。
デザインも色々選べるので、こだわる人は調べてみるといいでしょう。
書き損じたときのために、数枚もらっておくと安心です。
2 婚姻届を書く
間違いのないよう、婚姻届に記入します。
証人欄に2名の署名がいるので、忘れずに記入してもらいましょう。
18歳以上なら誰でもOKなので、親や兄弟姉妹、友人などにお願いするといいですよ。
3 必要なものを揃える
本人確認書類と黒ボールペンを用意します。
使用できる本人確認書類の種類については、役所にあらかじめ問い合わせておくと安心です。
「あれ?戸籍謄本や印鑑は必要ないの?」と思った人。
たしかに以前は、本籍地以外の窓口で婚姻届を提出する場合、戸籍謄(抄)本を用意する必要がありました。
しかし、2024年3月1日に施工された法改正により、戸籍謄(抄)本は提出不要となりました!
印鑑についても、以前は訂正印として使うために旧姓の印鑑を持参する必要がありました。
ですが、現在は印鑑なしでも訂正が可能になったため、持っていっても持っていかなくてもOKなんですよ。
4 婚姻届を提出
役所に必要書類と共に婚姻届を提出し、受理されれば婚姻届の提出は完了です!
こちらの記事では、入籍の手続きについてもっと詳しくご紹介しています。
2024最新【婚姻届のすべて】記入例つき!必要書類・もらい方・提出先…手続きマニュアル
最後に、「入籍」と「結婚」の違いについて解説しますね。
コラム:「入籍」と「結婚」は違う?
最初にも触れましたが、結婚することを「入籍する」と言うのは厳密には間違いなんです。
「入籍」は、「あらかじめある戸籍に入ること」を意味します。
具体例としては、子連れで再婚する時に、子供の戸籍を再婚相手が筆頭者である戸籍に入れる場合などが挙げられます。
これに対して、婚姻届を提出して結婚する場合、だいたいは二人で新しい戸籍を作ることになります。
「入籍」とは、手続きそのものが違うんですね。
とはいえ、実際に「結婚スタイルマガジンSNSアンケート(※3)」では次のような結果も出ています。
「入籍」は本当は「結婚」とは違うということを知っていましたか?
・知っていた 22.4%
・何となく聞いたことはある 17.3%
・知らなかった 60.3%
婚姻届の提出を「入籍」と言うことは一般的に広く浸透していると言えそうです。
「入籍したよ」と伝えれば、だいたいの人は「結婚したんだな」と理解してくれるはずなので、「入籍」と言ってはダメということはありませんよ。
「入籍」と「結婚」の違いについてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
「入籍」と「結婚」って実は違うって知ってた?違いを詳しく解説します!
「結婚スタイルマガジン」SNSアンケート
調査時期:※1※2:2023年7月、※3:2023年11月
調査人数:※1:183人、※2:167人、※3:335人
まとめ
婚姻届を出して結婚した後にする「入籍報告」についてご紹介しました。
婚約→親への挨拶→職場や友人への結婚報告→婚姻届の提出→入籍報告の流れが一般的。
入籍を済ませたら、早めの報告がおすすめです。
報告をする順番は、親→親以外の家族や親族→職場の上司→同僚や友人。
会って直接するのが一番ですが、難しい場合は電話での報告もアリ。
忙しい相手や長らく会っていない相手の場合は、ハガキやメール、SNSでの報告という方法もあります。
今後のお付き合いのためにも、失礼のないようしっかり報告しておきたいですね。
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