暑中見舞いや残暑見舞いでの結婚報告、時期や文例をチェック!
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ふたりの結婚を報告する「結婚報告はがき」。
夏であれば「暑中見舞い」として出すこともできます。
ここでは、そもそも暑中見舞いとは何なのか、いつ出すのか、結婚報告に使う場合の文例、などをお届けします。
「残暑見舞い」についてもまとめたので、ぜひ参考にしてください。
暑中見舞い、残暑見舞いとは?
「暑中見舞い」とは・・・
「暑い日が続いていますが、お元気でしょうか。どうぞお体を大切に」
という感じで、猛暑の時期に、相手の健康への気遣いとともにご挨拶をする、夏の挨拶状です。
内容には自分の近況を含めることも多く、結婚報告にも使えます。
もちろん、普通の結婚報告はがきでも良いのですが、
「せっかく夏に送るんだから、季節感を出したいな」
「なるべく自然に、さらっと結婚報告をしたい」
といった理由で、暑中見舞いと結婚報告はがきを兼ねる人は多いよう。
「残暑見舞い」も、基本的に暑中見舞いと同じ、夏の挨拶状ですが、違うのは送る時期。
「暑さの残る」時期に出す挨拶状ということで、暑中見舞いより少し後の時期に出す決まりです。
では、暑中見舞い、残暑見舞い、それぞれいつごろ出せば良いのでしょうか?
続いて見ていきましょう!
出す時期はいつからいつまで?
暑中見舞い・残暑見舞いを出す時期の目安は、
結婚式が
5月~6月 ⇒暑中見舞い
6月~7月中旬⇒残暑見舞い
という感じです。
それぞれ、具体的にはいつ相手のところへ届けば良いのでしょうか?
暑中見舞い、残暑見舞いの順に見ていきましょう。
暑中見舞いを出す時期
暑中見舞いは、「立秋(りっしゅう)の前日」である8月6日ごろまでに届くようにしましょう。
「立秋」とは、昔の暦における、「二十四節気」という季節の区切り目のこと。
暦の上では立秋から秋に入るので、夏の挨拶状である暑中見舞いは、立秋の前日が期限になるんですね。
立秋の日は年によって変わるので、ネットや本で調べてみてください。
「いつから出し始めてよいのか」については、本来、次の2つの説があります。
1「小暑」(※)である7月7日ごろから
2「土用」(※)の始まる7月20日ごろから
(※「小暑」…「立秋」と同じ季節の区切り目
「土用」…立秋前の約18日間)
ただ、これはあくまで暦の上の話。
実際は、「梅雨が明ける7月中旬~下旬」を基準にする人が多いようです。
そもそも暑中見舞いは「暑さが厳しい時期のご挨拶」。
「梅雨が明けて、暑さが本格化してきた時期」であれば、受けとる人にも違和感はなさそうです。
残暑見舞いを出す時期
残暑見舞いは、
「立秋」である8月7日ごろ~8月末
に届くようにしましょう。
暦の上では、「残暑」は9月頭まで続くのですが・・・
受けとる側からすると、「9月は秋」というイメージがあって、残暑見舞いには違和感があるかもしれません。
ということで、8月中には届くようにするのが一般的です。
暑中見舞いの文例
暑中見舞いの大体の構成は、次のようになります。
【A】文頭のご挨拶
【B】結婚報告や今後のお付き合いのお願い
【C】締めのご挨拶
【D】日付
※画像クリックで全体が見られます。
【A】~【D】、それぞれ何パターンか文例をご紹介しますね。
【A】文頭のご挨拶
まず冒頭に
・暑中お見舞い申し上げます
・盛夏のお見舞い申し上げます
など、季節のご挨拶を入れます。
目上の人には改まった感じの「暑中お伺い申し上げます」がおすすめです。
この後、次のように相手への言葉を続けます。
・厳しい暑さが続いておりますが いかがお過ごしでしょうか
・長かった梅雨も明け 今年も暑い夏がやって参りました 皆様お元気でお過ごしのことと存じます
【B】結婚報告や今後のお付き合いのお願い
○結婚報告について
・私たちは●月●日に結婚式を挙げ 新たな人生への一歩を踏み出しました
・私たちはこのたび 結婚いたしました 現在は二人で新しい生活を始め 楽しい日々を送っております
○今後のお付き合いについて
・今後も変わらぬお付き合いのほど よろしくお願いいたします
・今後ともご指導のほど どうぞよろしくお願い申し上げます
【C】締めのご挨拶
最後は次のように、相手の健康を気遣う言葉で締めくくりましょう。
・酷暑の折(炎暑のみぎり) どうぞご自愛ください
・厳しい暑さが続きますが くれぐれもお体を大切にお過ごしください
ちなみに、使ってしまいがちな「お身体ご自愛ください」は、日本語的には間違いなのでご注意を。
「自愛」という言葉自体に「お身体を大切に」の意味があるので、「お身体ご自愛ください」だと意味が被ってしまいます。
また、締めのご挨拶とあわせて、引っ越し後の新住所について触れてもOK。
・下記の住所にて新生活を始めますので お近くまでお越しの際は ぜひお立ち寄りください
【D】日付
日付は入れても入れなくてもOKですが、入れる場合は「令和〇〇年 〇月」や「令和〇〇年 盛夏」とするのが一般的。
残暑見舞いの文例
次は残暑見舞いの文例です。
【A】~【D】の構成は暑中見舞いと変わりませんが、挨拶の言葉が次のように、少し変わります。
・残暑お見舞い申し上げます
・夏もようやく盛りを過ぎ 朝夕いくらか過ごしやすくなって参りました
・立秋とは名ばかりの暑い日が続きますが どうぞお体を大切にお過ごしください
また、日付は「盛夏」ではなく「晩夏」や「立秋」となります。
はがき選びやデザインはどうする?
最後に、暑中見舞いのはがき選びやデザインについて、簡単にお届けします。
はがきは、郵便局の「官製はがき」や、市販の暑中見舞いはがきを使いましょう。
百貨店やネット通販で買うことができます。
デザインについては、やはり季節感を取り入れるのがオススメ。
夏らしく、海やひまわり、金魚のイラストなどを入れて、さわやかに。
冒頭の「暑中お見舞い申し上げます」を「Summer Greetings」としてもOK!
デザインといえば、二人の写真を入れるべきかどうか、気になっている人もいるのではないでしょうか?
写真は絶対必要ではありませんが、入れる方がおすすめです。
なぜかというと、特に結婚式へ来ていない人だと、結婚相手の顔を知らないかもしれないから。
今後のお付き合いも考えれば、小さいものでも良いので載せておきたいところです。
「結婚式の写真は少し気が引ける」という場合は、旅行へ行ったときの写真など、他に二人が映っているものを使いましょう。
まとめ
暑中見舞い・残暑見舞いの基本は、「夏に送る挨拶状」ということでしたね。
ただ、ひとくちに夏といっても、猛暑だったり冷夏だったり、その時々によって暑さはさまざま。
受けとる相手のことを思って、その時にぴったりの言葉選びができれば、きっと喜んでもらえますよ!
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