派遣、パート社員でも職場への結婚報告って必要?注意点は?
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派遣社員やパートの場合、結婚報告ってどうしたらいいのか気になりますよね。
「そもそも職場への報告は必要なの?報告する場合には何に気をつければいいのかな?」
この記事では、派遣やパートの人が結婚報告をするときの、報告の順番、タイミング、報告内容など、バッチリ解説します!
そもそも結婚報告は必要?
結論から言うと、派遣やパートの人も、結婚報告はした方が良いです!
派遣社員の場合、派遣先には報告しないでいいケースもありますが、少なくとも派遣元には報告しましょう。
では、なぜ報告したほうがいいのでしょうか?
次のような理由があります。
公的な手続きが必要だから
「婚姻届」を役所に提出して法律上の夫婦になると、ふたりのうち片方は名字が変わります。
名字が変わると、年金や税金などの名義変更に伴う手続きを会社側で行う必要があるんです。
きちんと報告しておかないと、会社に迷惑がかかってしまうかもしれません。
名字が変わると、年金や税金などの名義変更に伴う手続きを会社側で行う必要があるんです。
きちんと報告しておかないと、会社に迷惑がかかってしまうかもしれません。
名字が変わらないから報告しない、という人もいるようですが、結婚することで税金の「配偶者控除」が受けられるといったケースも。
自分に必要な手続きを確認するためにも、報告した方が安心です。
職場に影響がある可能性があるから
・結婚式や新婚旅行、出産などのために長期休暇を取りたい
・結婚を機に退職したい
といった人は特に、周りの仕事への影響も考えて報告が必要です。
ということで、基本的には派遣やパートでも結婚報告はするのが吉。
続いて報告するときの注意点をご紹介します!
報告の順番に気をつけよう
職場への結婚報告で押さえておきたいのが、「最初は直属の上司に報告する」ということ。
先に他の人へ喋ってしまって、社内の噂などで上司がそれを知ると、あまり良い気分はしないかもしれません。
うっかり喋っちゃった!という場合は、「上司への報告がまだだから、秘密にしておいてね」とお願いをしておきましょう。
上司以外への報告については、上司へ報告した時に相談してみると良さそう。
誰に、どんな順番で、どうやって報告すべきか・・・上司によっては朝礼や飲み会など報告の場をセッティングしてくれるかもしれません。
「派遣の場合は、派遣元と派遣先で上司が2人いるんだけれど、どうしたらいいの?」
良い質問です!
これは「派遣元へ先に報告」が正解。
なぜならあなたと雇用契約をしている「雇用主」は派遣会社だから。
派遣元への報告の後、派遣先の上司→先輩→同僚という流れが基本です。
タイミングはどうする?
いざ結婚報告をしよう!という時に悩みがちなのがタイミング。
報告タイミングは次のように、場合によって分かれます。
結婚式をする場合
会社側の公的手続きなどを考えれば、ある程度余裕を持って「式の3ヶ月前か、入籍の1ヶ月前のどちらか早いタイミングまでに報告」するのがおすすめです。
結婚報告をされた人は、「自分は結婚式に招待されるのかな?」と気になるもの。
ですから、式を挙げる予定の人は、式の日時や場所、誰を招待するかの目安まで決まってから報告するといいですよ。
また、結婚式が終わってからの「事後報告」は、避けた方が良さそうです。
結婚式をしない場合
「式を挙げずに入籍だけ」という人も、会社側の手続きを考えると、やはり早めの報告がベター。
目安としては「入籍の1ヶ月前」がいいでしょう。
退職する場合
結婚を機に退職する人は、引き継ぎの期間も考えて「退職予定日の3ヶ月前」くらいに報告を。
社内規定で「○ヶ月前までに報告」と決まっていることもあるので、そちらもチェックしておきましょう。
派遣社員の場合、「派遣先への報告タイミング」については派遣元に相談した方が良さそうです。
あなたが退職した後、派遣先へ別の社員を派遣するのかどうか・・・など、派遣元でも対応が必要かもしれませんからね。
伝えたい内容は4つ!
結婚報告で上司に伝えたい、相談しておきたい内容はこちら。
・退職するのかどうか
・必要な公的手続き
・長期休暇について
・結婚式について
退職するのかどうか
退職する場合は、退職予定日はもちろん、引き継ぎの進め方についても相談を。
必要な公的手続き
年金や姓の変更などの公的な手続きについては、
「何か提出しないといけない書類はあるでしょうか?」
という感じで、上司や人事総務の担当者に聞いておきましょう。
職場で旧姓を使い続けたい場合も、この機会に相談しておきましょう。
長期休暇について
結婚式や新婚旅行、出産などのために長期休暇を取得したい場合、その間の仕事の都合もあるので、早めに相談しておくのがいいですね。
取得する予定がない場合も、そのことを前もって伝えましょう。
結婚式について
難しいのが結婚式ですね。
派遣やパートの場合、「職場の人を結婚式に招待するのかどうか」が悩みどころだと思います。
これについてはご祝儀や日程の調整など、相手にかかる負担を考えると「招待しない」という人の方が多いようです。
ただ、勤続年数が長い、職場の人とプライベートでも付き合いがあるほど仲が良い、といった場合は、招待する人もいます。
最終的にはパート先、派遣元の上司に相談しましょう。
派遣会社によっては結婚式への招待について暗黙のルールがあったりして、指示をもらえるかもしれません。
式へ招待する場合、相手には
「いつもお世話になっているので、もしご都合がよろしければ・・・」
という感じで、控えめにお願いするのが良さそう。
招待しない場合は
「式は身内だけで済ませることにいたしました」
という感じで、サラッと伝えましょう。
結婚報告、気が進まないなあ・・・という人は
「会社の人とは仕事だけの付き合いで、普段プライベートの話は全然しない。結婚はプライベートな話だから、報告をためらうなあ・・・」
そんな人もいるかもしれませんね。
派遣社員の人であれば、「派遣先には報告しない」という選択肢もあります。
その場合は、派遣元への結婚報告の際に相談してみましょう。
派遣元ではそのような相談に慣れていて、対応を考えてくれるケースもあるようです。
ただ、やはり「結婚は人生の一大事だから、普段お世話になっている人にはお知らせすべき」という考えの人もいます。
「最初はためらっていたけれど、きちんと報告したら温かくお祝いしてもらえて、嬉しかった」
なんて声も。
これからも今の職場で仕事を続けたいのであれば、お付き合いを円滑にするためにも報告した方が良さそうですね。
以下の記事では、職場への結婚報告の方法について、例文付きで解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
職場での結婚報告、誰にどのタイミング&順番でするべき?【例文つき】
まとめ
年金などの会社側での手続きを考えると、派遣やパートでも結婚報告はした方が良いです。
特に「退職する」「長期休暇を取る」など、周りの仕事に影響が出る場合、報告はマスト!
報告の順番は直属の上司を最初に。
派遣社員の人は派遣元→派遣先の順番です。
タイミングは、結婚式をするなら式の3ヶ月前か入籍の1ヶ月前のどちらか早いタイミングまでに、入籍だけなら入籍の1ヶ月前、退職するなら退職予定日の3ヶ月前が目安。
報告内容は、仕事を続けるのかどうか、必要な手続きについて、結婚式への招待について、などでしたね。
ためらいがちな結婚報告ですが、退職する場合でも、今後もお世話になる場合でも、きちんと報告することで手続きや人間関係もスムーズになりそうです。
親や友人も含めた、結婚報告全般に関しては、こちらの記事をどうぞ!
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