ゲスト目線でうれしい結婚式場とは?ゲストに喜ばれる式場選びのポイント7選
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結婚式はふたりにとって特別なイベント。
せっかくなら、ゲストにも
「参加して良かった、ステキな結婚式だった!」
と思ってもらいたいですよね。
ゲストに喜んでもらうには、式場選びがとても重要です。
今回は、ゲスト目線で嬉しい式場選びのポイントについて、詳しくお伝えしますよ!
ゲスト目線での式場選び7ポイント
1 立地・アクセス
ゲストのアクセスしやすさを考えて、結婚式場を選びましょう。
駅から遠かったり、迷いやすかったりする式場だと、ゲストが長時間歩いて、疲れてしまうかもしれません。
特に女性ゲストはヒールを履いていることもあり、長く歩かせるのは避けたいもの。
また、帰りは引き出物で荷物が増えることも想定されます。
重たい荷物を持って長々と歩くことになると、せっかくの結婚式の余韻もさめてしまいますね。
ゲストの負担ができるだけ少ないように、アクセスのいい式場を選ぶとベターです。
駅から近く、初めてでもルートが分かりやすい式場だと◎。
なお、遠くから来てくれるゲストがいる場合は、空港からのアクセスもいい場所や新幹線の停車駅の近くだとさらに喜ばれます。
特に、親戚が離れた場所に住んでいる場合などは、お互いの親にも相談しながら決めるといいですよ。
ちなみに、駅から離れた場所にある式場を選びたい場合は、新郎新婦側でゲストの交通手段を手配することを考えておきましょう。
シャトルバスやタクシーを用意したり、タクシーチケットを渡したりするなどの方法がありますよ。
またゲストの中には、車で行こうと思っている人がいるかもしれませんね。
その場合は、駐車スペースがどれぐらいあるのか確認しておくといいですよ。
2 受付スペース・待合室
受付スペースや待合室の広さや快適さも確認しておきましょう。
結婚式当日、受付スペースは芳名帳(ゲストブック)への記帳などで混み合う可能性が高いです。
招待したいゲストが多い場合は、受付スペースが広めの会場を選ぶといいですよ。
また、早めに会場に着くゲストがいるかもしれません。
式までの待ち時間が苦にならないよう、待合室で快適に過ごしてもらえそうかどうかも確認しておきましょう。
待合室の広さは、全員が座れるとベスト。
空調がちゃんと効くかどうかも確認しておきましょう。
荷物を預けるクロークについても確認しておくと安心です。
ゲストの中には、遠方からスーツケースを持って来る人や子連れで荷物が多い人もいるかもしれません。
さらに、冬場の結婚式なら、たいていのゲストはコートを着てくるもの。
クロークが小さいとすぐに埋まってしまうので、ゲストの人数に対して十分な容量があるかチェックしておくと安心です。
ゲスト用の更衣室も、広さが十分にあるかチェックしておきましょう。
3 挙式会場の収容人数
チャペルや神殿など挙式会場をチェックするときは、見映えや雰囲気だけでなく、収容人数も確認しましょう。
ゲストの数が挙式会場の収容人数よりも多いと、一部のゲストが挙式中立ちっぱなしになってしまいます。
挙式時間は20~30分とそこまで長い時間ではありませんが、せっかく招待したゲストに立ちっぱなしで参列してもらうのは申し訳ないですよね。
挙式会場が披露宴会場よりも狭いこともあるので、挙式会場の収容人数もしっかり確認しておくことが重要ですよ。
ちなみに、どうしてもゲストの数が収容人数より多くなりそうなときの対策には、
「挙式には一部のゲストだけ招待し、残りのゲストは披露宴から参加してもらう」
という方法もアリ。
挙式は親族のみで行って、友人などのゲストには披露宴から出席してもらうようなイメージです。
また、
「手は尽くしたけど、一部のゲストには立ったまま参列してもらうことになりそう・・・」
という場合は、座れない可能性があることを、事前にゲストへ伝えておくといいですよ。
4 披露宴会場の広さ・レイアウト
披露宴会場は、式場が教えてくれる収容人数だけでなく、実際の広さにも注目しましょう。
収容人数におさまっていても、やりたいテーブルレイアウトによっては、ゲストがぎゅうぎゅう詰めに座らなければ入りきらないこともあるんです。
過ごしにくいだけでなく、テーブルが狭すぎて料理が置けない・・・なんてことになってしまうかもしれません。
希望のテーブルレイアウトでもゆとりがあるかどうか、披露宴会場を自分の目でチェックしてみるようにしましょう。
また会場内に、大きな柱など視界の妨げになるものがないかも確かめておくと安心。
ゲストから新郎新婦やスクリーンが見づらいなんてことになると、モヤモヤさせてしまいますよね。
実際にテーブルを並べて座ってみて、見え方を確かめるのが一番です。
テーブルを並べるのが難しければ、会場のことをよく知っているプランナーに相談して、意見をもらいましょう。
会場の設備の都合で、どうしてもスクリーンが見えづらいことも。
その場合は、「ムービー演出のときは、ゲストに見やすい場所まで移動してもらう」などの工夫を取り入れられるかどうか、プランナーに相談してみるといいですね。
5 料理・ドリンク
披露宴の料理やドリンクに期待しているゲストは多いはず。
満足のいくおもてなしをしたいですよね。
料理
料理は味だけでなく、ボリューム・品数や見た目もチェックしましょう。
ボリュームや品数は、少なすぎると物足りないし、ゲストをがっかりさせてしまいます。
一方で、「満足してほしいから・・・」と思って、多くなりすぎてしまうのも注意。
せっかくの料理を食べきれなかったとなると、ゲストが申し訳ない気持ちになってしまうかもしれません。
ちょうどいい量かどうか、ブライダルフェアの試食会などで実際に確認しておくのがベストですね!
また、料理は目でも楽しむもの。
見た目が華やかで、特別感がある盛り付けがされていると、より一層喜ばれますよ。
ゲストのアレルギーや苦手な食べ物への対応もポイントです。
最近は、アレルギーや苦手な食べ物がある場合、別メニューを用意してくれる式場が増えています。
その式場ではどのように対応してくれるのか確認しておきましょう。
それから、高齢のゲストなど、ナイフやフォークを使い慣れていない人がいるかもしれません。
和食以外の料理であっても箸を用意してくれるところなら、困ることなく料理を楽しんでもらえますよ。
ドリンク
ドリンクについては、披露宴の食事で飲んでもらうものの他に、ウェルカムドリンクもあるとベターです。
ウェルカムドリンクとは、おもてなしの気持ちを込めて、挙式や披露宴の前にゲストに提供する飲み物のこと。
ウェルカムドリンクとして、アルコールを出してもOK。
ただ、あまり強いお酒だと、披露宴が始まる頃に酔っぱらってしまった・・・なんてことも。
アルコール度数の低いカクテルくらいにしておくのが無難です。
また、アルコールが苦手な人や車で来る人、妊娠中の人のことも考えて、ソフトドリンクのメニューも豊富だといいですね。
真冬に結婚式を行う場合は温かなココアを提供するなど、季節や気温に合わせたウェルカムドリンクを用意しておくと喜ばれますよ。
6 スタッフ
スタッフの質はゲストをおもてなしする上でとても重要。
結婚式当日、ゲストと接する機会が一番多いのが、会場のスタッフなんです。
確認しておきたいポイントは、大きく分けると2つありますよ。
1 対応力
まず、スタッフの対応力は大切なポイント。
笑顔で対応してくれることは大前提ですよね。
サービスの良さも、もちろん重要です。
「でもスタッフのサービスの良さなんて、どうやってチェックしたらいいの・・・?」
と思った人。
ぜひブライダルフェアに参加しましょう。
コース料理の試食会があるフェアに参加すれば、会場スタッフのサービスを実際に体験できますよ。
フェアに参加したら、次のような点をチェックするとGOOD。
・料理は最適なタイミングで出してくれるか
・飲み物がなくなったら注ぎに来てくれるか
・合図をしたらすぐに気づいて対応してくれるか
・料理の説明ができるか
もし気になった点があれば、プランナーにあらかじめ相談しておくと安心です。
2 人数
もう1つのポイントは、スタッフの人数。
招待するゲストの人数に対して、スタッフの人数が十分にいるかどうか確認しましょう。
スタッフの人数が多いと、スタッフたちにも余裕があります。
ゲストひとりひとりに丁寧に対応してもらえて、満足度が高まるはずですよ。
7 設備の充実度
設備が充実しているかどうかも、気にしておきたいチェックポイントです。
ゲストのために確認したい項目はこんな感じ。
・化粧室(パウダールーム)は使いやすいか
・アメニティグッズはあるか
・ゲスト数に対して十分な広さがあるか
・キッズスペースやおむつ替えスペースがあるか
ゲストとしては、化粧室に綿棒やコットンなどのアメニティグッズも置いてあると嬉しいですね。
披露宴に招待するゲスト数が多いなら、化粧室の広さもチェックしておくと安心。
また、子連れゲストを呼ぶ場合は、キッズスペースやおむつ替えスペースがあるかどうかも確認しておくとGOODです。
ゲストに車椅子の人がいる場合は、車椅子で利用できる化粧室かどうかも確かめておきましょう。
これまで、ゲスト目線での式場選びのポイントをお伝えしてきました。
「チェックしたいポイントが多すぎる・・・」
と頭を抱えた人もいるかもしれませんね。
まずは、ふたりできちんと話し合って、どこにこだわるか、優先順位をつけておくとスムーズですよ。
こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
【おまけ】ゲストに喜ばれる心配り
ゲストに喜ばれる結婚式を挙げるには、式場を選んだ後の心配りも大切ですよ。
かんたんにご紹介していきますので、気になったら詳しく調べてみてくださいね。
招待状
まず、ゲストに送る招待状は、わかりやすく書くと喜ばれます。
このような情報を載せておくとGOOD。
・「コンビニ」などの、わかりやすい目印
・式場の電話番号
・シャトルバスの発着場所や時間
・駐車場の有無
最寄り駅から式場までの地図に、「コンビニ」や「郵便局」など、わかりやすい建物を目印として書いておくと親切ですよ。
ゲストが道に迷ってしまったときのため、地図にも会場の電話番号を載せておくと安心です。
式場までのシャトルバスを利用する場合は、きちんと案内を。
車で来るゲストがいる場合は、駐車場の有無も伝えましょう。
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席次
ゲストの配席も、気をつかいたいポイント。
・名前や肩書はきちんと確認
・お年寄りや体の不自由なゲストは出入口近く
・1人参加のゲストはなじめそうなテーブルに
席次表は、名前や肩書の間違いがないように、しっかりチェックしましょう。
特に親戚の配席や名前については、両家の親に確認してもらうと安心です。
お年寄りや体の不自由なゲストなどは、長時間の披露宴が負担になるかもしれません。
遠慮なく席を立てるように、出入り口近くに配置するといいですよ。
1人で出席するゲストは、話し上手な人がいたり、年齢が近くてなじめそうな人が多かったりするテーブルに案内するとGOOD。
同じテーブルのゲストに、1人参加のゲストがいることをあらかじめ伝えておくのもよいですね。
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演出
演出について、気を配りたいことは以下の通り。
・一部の人にしかわからない演出は避ける
・新郎新婦と交流する時間を設ける
・演出を詰め込みすぎない
学生時代の思い出にちなんだ演出などは、昔からの友人は感動しても、会社関係のゲストは置いていかれてしまうかも。
演出はみんなが楽しめるものを選ぶといいですね。
それに、せっかくの結婚式ですから、新郎新婦と交流したり、写真を撮ったりしたいと思うゲストは多いものです。
一部のゲストとだけ盛り上がったり、お色直しの回数が多くて不在の時間が長かったりすると、ゲストはがっかりしてしまうかもしれません。
ゲストと交流する時間も意識しながら、演出の内容を決められるといいですね。
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季節ごとの配慮
季節によっては、特別な配慮が必要な場合があります。
夏なら、暑さに注意が必要ですね。
・屋外での演出を減らす
・制汗スプレーや汗拭きシートなどのアメニティを充実させる
・ウェルカムスペースに冷たいドリンクを用意
ゲストが汗だくになってメイクが崩れたり、熱中症で倒れたりしないように、配慮しましょう。
また、冬の場合は、寒さで体調を崩さないかどうかが心配です。
・屋外演出がある場合は事前に伝えておく
・会場にブランケットを用意する
・ウェルカムスペースに温かいドリンクを用意する
当日、外に出て行う演出がある場合は、事前に伝えておくといいですよ。
ドレスに合うボレロやジャケットなど、上着を工夫して来てくれるかもしれません。
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引き出物
結婚式の参列のお礼として渡す引き出物。
重いと持ち帰るのが大変だったり、新郎新婦の名前が入っていると普段使いしづらかったり・・・
物によっては、かえって困らせてしまうことも。
せっかくなら、喜んでもらえる物をプレゼントしたいですよね。
引き出物は、
・持ち帰りやすいもの
・使いやすい、実用的なもの
・特別感のあるもの
だと喜ばれやすいですよ。
好きなものを選べるカタログギフトや、自分では買わないような、高級な食器やタオルなどが人気のよう。
ゲストの年代や好みに合わせて贈り分けするのもナイスな気遣いです。
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ゲストへの依頼
受付や余興、スピーチなどを、仲のいい友人や会社の人に頼むのはよくあること。
依頼をするときは、相手の負担にならないように心がけましょう。
気を付けたいポイントはこんな感じ。
・3か月前には打診しておく
・費用負担をどうするか、あらかじめ伝えておく
・他の余興の内容や、他に頼んでいる人が誰か・どんな立場の人かなど、情報共有をする
直前だとゲストも困ってしまうので、早めに依頼するようにしましょう。
余興の衣装や小物の購入費、ウェルカムボードなどの材料費など・・・お願いする内容によっては、費用がかさむことも。
あらかじめ、「全額負担するよ」「〇円までなら出すね」など伝えておくと、ゲストも予算を考えやすいですね。
結婚式は一大イベント。
協力するゲストも、プレッシャーを感じるはずです。
できるだけ負担を減らせるように、配慮を心がけられるといいですね。
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まとめ
ゲスト目線で嬉しい式場を選ぶときのポイントは以下の7つ。
・立地・アクセス
・受付スペース・待合室
・挙式会場の収容人数
・披露宴会場の広さとレイアウト
・料理・ドリンク
・スタッフ
・設備の充実度
特に、アクセスや料理、スタッフの対応力は最低限チェックしておくとよいですね。
結婚式は、今までお世話になったゲストに感謝を伝えられる機会でもあります。
ゲスト全員が快適に過ごせるような式場を選べるといいですね!
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