結婚式費用の分担でもめるのってどんな時？対処法は？

結婚式費用の分担、もめるのはこんなとき！

結婚式費用は、両家で分けて負担することがほとんど。

結婚するふたりだけではなく、両家の親も関わってくるので、もめるときはいろんな場合があります。

もめがちなケースとしては、

・両家がもめる場合
・ふたりと親がもめる場合
・ふたりがもめる場合

の3つがあります。

当然、それぞれにもめる理由も違ってきます。

いったいどんなことでもめてしまうのでしょうか？

さっそく見ていきましょう。

両家がもめる場合

両家が結婚式の費用でもめる原因は、両家の「さまざまな違い」によるもの。

例えば、

・地域の慣習の違い
・結婚に対する考え方の違い
・経済力の違い

など・・・。

地域によっては、

「結婚式の費用は男性側が出すもの」

という慣習があったり、

「結婚式は女性側の方がお金がかかるから、女性側が多く出して当然」

という考え方があったりするようです。

また、両家の経済力に差があり、出せる金額が大きく違ったりする場合も、もめる原因になりがちです。

ふたりと親がもめる場合

ふたりと親がもめる原因は、主に2つ。

1つ目は、「結婚式の費用の援助」に関すること。

「ふたりの貯金が少なく、予想以上に親に負担をかけることになってしまった」

「親がはじめに援助してくれると言った金額を出してもらえず、支払いの段階でもめた」

など、ふたりと親の間で出せる金額がはっきり決まっていなかったことが原因で、もめてしまう場合が多いようです。

もう１つは、「ふたりと親の『やりたい結婚式』が違った」といった場合です。

結婚式のイメージが、ふたりと親世代とで違うのはよくあること。

たとえば、ふたりは

「自分たちの貯金の範囲で、身内だけを呼んでこぢんまりした結婚式をしよう」

と考えていたのに、親は

「身内だけなんてとんでもない！結婚式は大勢招待して盛大にやるもの！」

とまさに反対のことを考えていた・・・なんてことがあります。

先輩カップルの中には、

「親が費用を出すと言って聞かず、『私たちがお金を払うんだから』と、結婚式の内容も親の思い通りにされてしまった・・・」

と後悔している人もいるようですよ。

ふたりがもめる場合

ふたりが結婚式の費用でもめる原因は、「新郎と新婦にかかる費用の差」によるもの。

結婚式では、どうしても新婦側にかかるお金が多くなりがちです。

たとえば、ブライダルエステやブライダルネイルなど、一般的に女性しかしない部分の費用。

衣裳についても、「男性のタキシードよりも女性のウェディングドレスのほうが何倍も高い！」なんてことがしばしばあります。

「こんなに彼女の方にお金がかかるとは・・・どの費用も全部ふたりで払うの？」

と男性側がモヤモヤしてしまうこともあるかもしれませんね。

実録！トラブルエピソード

対処法をご紹介する前に・・・

先輩カップルが実際に体験した、費用の分担にまつわるトラブルエピソード3選をお届けしましょう。

地域の慣習による金銭感覚の違い

新郎の父から『うちの地域では、結婚式費用は全て新郎側が負担する』と言われました。ありがたい申し出なのですが、なるべく対等なお付き合いをしていきたいので、費用は分担するようにお願いしました。

地域によって、結婚式費用の分担は「新郎6：新婦4」という考えが根強く残っているところもあるようです。

これは昔、結婚式に招待するゲストの割合が、新郎6に対して新婦は4と決まっていたからなのだそう。

結婚式のスタイルも変わってきているので、過去の常識にとらわれず、両家で時間をかけて話し合うのがよいですね。

両家折半のはずだったのに・・・

両家で折半するはずだった結婚式の費用。
でも、後日になって新郎側から『新婦側のゲストの交通費は、そちらでもってほしい』と申し出が。確かに、遠方に住む友人をゲストとして招待しました。でも、最初の約束では結婚式の費用は折半と決めたはず！結局、両家の間でもめることに・・・

まだ実際にかかる費用がわからない段階で、「両家折半」を選ぶケースもあります。

しかしふたを開けてみると、両家折半では不公平になってしまうことも。

最初に「絶対両家で折半！」と決めてしまうのはトラブルのもと。

「後で具体的な金額が分かってから、あらためて話し合いましょう」

としておいた方が良さそうですね。

ゲストの人数割りで金銭トラブル

結婚式の費用は、ゲストの人数で割ることに決めていました。ただ、新婦の衣裳までゲストの人数割りになっているのはおかしいということで、後で新郎側から文句が・・・

人数に関係ない項目まで「人数割り」に入れてしまうのは、たしかにおかしいかもしれません。

特に、新婦の衣裳代やエステ代など、「新郎と新婦どちらか片方にかかる費用」には注意した方が良さそうです。

「人数割りにするのは、料理や引き出物など、ゲスト数で変わってくる項目。
衣裳代など『新郎と新婦どちらか片方にかかる費用』は、必要な方が多めに負担する」

といったように、あらかじめ細かく話しあって決めておきましょう。

もめないための対処法は？

ここまでもめがちなパターンと実体験をご紹介しましたが・・・

せっかくの結婚式、できるならもめることなくスムーズに準備を進めたいですよね。

結婚式費用の分担でもめないための対処法を2つご紹介します。

1 事前にキッチリ話し合いをする

地域や家によって価値観はさまざまです。

どちらかが常識だと思っていることも、相手にとってはそうではないかもしれません。

「当然こうするものだと思っていた」

「○○しないなんておかしい」

という風に思い込んでしまわず、それぞれがどう思っているのか、どうしたいのか擦り合わせることが大切です。

それにはまず、結婚する本人同士でしっかり話し合いをし、ふたりの意見をまとめておきましょう。

また、親に相談するときにも、きちんと意見を擦り合わせることは大切。

「私たちはこういう風に考えて、進めていきたいと思っているけど、お母さんはどう思う？」

と親の意思も確認しながら進めていくといいですね。

2 不公平感がない分担方法を考える

費用の分担方法として、よくあるのは、

・ふたりで折半する
・割合に差をつける
・どちらかが全額負担する

など。

1つ目の「ふたりで折半する」は、差を付けず、ふたりで半額ずつ払うということ。

衣裳代などのそれぞれにかかる費用も折半にするのかどうか、きちんと確認しておきましょう。

2つ目の「割合に差をつける」については、
「不公平感がないように」する分担方法として具体的に次のようなものがあります。

・ゲストの人数比で差をつける
・こだわりの強さで差をつける
・収入や貯蓄額の違いで差をつける
・地域の慣習や家の考えに合わせて差をつける

ふたりの間で呼ぶゲストの人数に極端な差があるなら、それをふまえた分担にすると納得できそうですね。

3つ目の「どちらかが全額負担する」については、全額負担してもらう代わりに、もう片方が別の費用を負担するという場合もあるようです。

例えば、「新生活の準備費用」などがありますよ。

ふたりの場合はどの方法が一番納得できる分担になるか、見積もりを見ながらしっかり考えてみましょう。

以下の記事では上で紹介した分担方法についてさらに詳しく解説しています。

先輩カップルがどう分担していたかのデータも紹介しているので、ぜひあわせて参考にしてみてくださいね。

結婚式費用は誰が払うの？両家で折半？先輩カップルの分担方法を紹介