【結婚式のムービー】どんな種類があるの?自作のコツや注意点、曲の選び方まで解説
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結婚式の「ムービー」とは、挙式や披露宴で流す映像のこと。
「オープニングムービー」や「エンディングムービー」など色々な種類があり、最近では結婚式に欠かせない演出となっています。
この記事では、そんな結婚式ムービーの種類や内容、作り方をご紹介!
自作するときのポイントや注意点についても、合わせてお話しします
結婚式で流すムービーの種類
@wedding__ht19
まずは、結婚式で流すムービーの種類と基礎知識を見ていきましょう。
オープニングムービー
新郎新婦の入場を盛り上げる最初の見せ場!
流すタイミング
披露宴で新郎新婦が入場する直前
上映時間
3分程度
披露宴の開始前に流す、3分程度のムービーを「オープニングムービー」といいます。
内容は、
・出席してくれたことに対するお礼
・これから始まる披露宴のコンセプトの紹介
・「披露宴を楽しんでください!」という気持ち
などゲストへのメッセージをまとめるのが一般的。
その場が和むような明るい内容がおすすめです。
新郎新婦もゲストも緊張がほぐれ、和やかに披露宴をスタートすることができますよ。
先輩花嫁のオープニングムービーを見てみよう!
@wedding_8.8
挙式で流すパターンも
オープニングムービーを流すタイミングは披露宴の入場前が一般的ですが、挙式で新婦が入場する前に、チャペルでオープニングムービーを流すという人も。
その場合は、
・二人の出会いや思い出
・結婚するに至った気持ち
・生い立ちや家族への感謝
などをまとめるのがおすすめ。これから始まる挙式がより感慨深いものになりそうです。
プロフィールムービー
新郎新婦の生い立ち・人となりをお互いの家族や友人に紹介するムービー
流すタイミング
お色直しのために新郎新婦が中座している間
ゲストの歓談タイム など
上映時間
5~7分程度
「プロフィールムービー」とは、新郎新婦が生まれてから結婚するまでの過程を紹介するムービーのこと。
「新郎の生い立ち」→「新婦の生い立ち」→「出会い」→「二人のシーン」
という流れが一般的です。
どんなふうに育ち、どんなふうに出会って惹かれ合ったのか・・・お互いの家族や友人に知ってもらうことができますよ。
結婚式後に、ムービーを両親にプレゼントするなんていうのも素敵ですね。
エンディングムービー
ゲストへ「ありがとう」や「これからもよろしくお願いします」の気持ちを伝えるムービー
流すタイミング
披露宴の最後
上映時間
3~5分程度
「エンディングムービー」とは、披露宴の最後に流す、ゲストへの感謝を伝えるためのムービーのこと。
新郎新婦が退場してからの上映が一般的ですが、ゲストと一緒にみたい場合は、新郎新婦の退場前に流すこともあります。
内容も
・結婚式当日を振りかえるもの
・友人たちとの写真をスライドショーで流しながら一人一人に向けたメッセージを流すもの
・ゲスト全員の名前をエンドロールとして流すもの
など様々で、結婚式の余韻にひたれるような内容にする人が多いです。
なかでも、結婚式の様子を写した映像を盛り込む、「撮って出し」といわれるものが人気。
結婚式を振り返ることもでき、当日のゲストの表情も映し出されるので喜ばれることが多いようです。
オープニングムービーと雰囲気をそろえる、なんていうのも素敵。まるで披露宴が一本の映画だったかのようですね。
先輩花嫁のエンディングムービーを見てみよう!
@yuki1106wedding
@tsk_ynx1025
レタームービー
感謝を伝えたい相手にメッセージを贈るためのムービー
流すタイミング
・新郎新婦から両親にむけたもの
→両親への花束(プレゼント)贈呈の前
・新郎新婦からゲストに向けたもの
→歓談中など
上映時間
3分程度
「レタームービー」は「サンクスムービー」ともいわれ、贈る相手はさまざまです。
例えば、新婦から両親へ、「花嫁の手紙」をその場で朗読するかわりに、ムービーで伝えるという演出もアリ。
泣いて読めなくなってしまいそうだけど、気持ちはちゃんと伝えたい・・・という花嫁にもおすすめです。
他にも、新郎新婦からゲストへ感謝のメッセージを贈ったり、新郎から新婦(新婦から新郎)へのサプライズメッセージを贈ったりするのもアリ。
その場で手紙を読んで伝えるのももちろん感動的ですが、BGMにのせて映像で伝えるというのも、また違った良さがありますよ。
先輩花嫁のレタームービーを見てみよう!
@ny_we0606
ウェルカムムービー
ゲストを待たせている間に流す「ウェルカムムービー」というものもあります。
こちらは披露宴が始まる前に控室で流したり、会場で流したりします。
待ち時間をゲストが退屈しないよう、ムービーでおもてなしするんですね。
内容は、二人の自由!
例えば結婚式のメイキング映像だったり、前撮りの写真だったり、ゲストが見て楽しめるよう、工夫するといいですよ。
先輩花嫁のウェルカムムービーを見てみよう!
@konomi3793
余興ムービー
「余興ムービー」とは、披露宴の余興として上映するムービーのこと。基本的に、ゲストが新郎新婦に向けて作成します。
披露宴の余興はその場で行う場合もありますが、最近ではムービー作品にして上映するというパターンも増えているんですよ。
上映するタイミングは、お色直し後の歓談中が一般的。
上映時間は、余興の持ち時間に収まる長さが基本です。
内容は、
・歌やダンスをみんなで披露する
・テレビ番組や映画のパロディー
・BGMにのせて、たくさんの友人が新郎新婦へメッセージを伝える
などアイデア次第で様々です。
友人たちが一生懸命に余興をしたり、メッセージをくれたりするムービーの上映は、笑いあり、涙ありの素敵な時間になりそう。
この他にも、新郎新婦どちらかが相手に向けて、サプライズでメッセージムービーを贈る、という方法もありますよ。
詳しくは後ほど説明しますね。
では次に、結婚式で上映するムービーを作る方法について見ていきましょう。
ムービーはどうやって作るの?
結婚式でムービーを上映したい場合、作る方法は大きく分けて2つあります。
1 業者に頼む
まずは、専門業者に頼むという方法です。
専門業者には、結婚式場と提携している業者としていない業者の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります、
くわしく見ていきましょう。
結婚式場と提携している業者に頼む場合
こちらに頼むメリットは、なんといってもやりとりがスムーズなこと。
結婚式場の上映システムもきちんと把握し、スタッフともマメに連絡が取りあえるので、心配することなくお任せできるでしょう。
ただし、業者の選択肢が限られていることや、外部の業者よりも費用が高額になりがち、というデメリットもあります。
外部(式場提携外)の業者に頼む場合
外部の業者を自分で探してお願いすれば、選択肢は無限大。
サンプル映像を観て、「ここがいい!」と思うところにお願いすることができます。
自分の予算に合った業者を選べるのもいいですね。
ただし、結婚式当日に間に合うかどうか、試写をして問題がないかどうかなど、自分たちで確認・行動しなければいけないことも多くなります。
結婚式場によっては、外部の業者が作ったムービーの場合、「持ち込み料」がかかる場合も。
事前に確認しておくと安心ですよ。
2 自作する
ムービーは、もちろん自作することもできます!
最近では動画編集アプリもたくさんあるので、初心者でも自作がしやすくなりました。
自分たちで作ったムービーは、思い入れと達成感も大きいはず。
高額の動画編集ソフトを買ったり、道具を新調したりしなければ、費用の節約になるのも嬉しいポイントです。
こちらの記事では、依頼先別のメリットやデメリットをさらに詳しく解説しています。
結婚式のプロフィールムービー、自作?業者にお願い?どうやって用意した?
では、結婚式のムービーを自作する場合の、一般的な作り方を見ていきましょう。
1 構想を練る
まずは、どんなムービーにするのか構想を練ります。
・どんな雰囲気にしたいのか
・何を伝えたいのか
・どんな内容を盛り込みたいか
など、ムービーの全体像を決めましょう。
2 素材を用意する
ムービー作成に必要な
・写真
・動画
・BGM
・入れたい言葉(コメント)
などを決めて、用意しておきましょう。
紙の写真を使いたい場合は、スキャナなどで取り込んでデータ化しておく必要もあります。
スキャナを持っていなくても、コンビニや写真屋さんでスキャンサービスがある場合も。
上手く利用して、節約できるといいですね。
3 動画を編集する
動画編集アプリ・ソフトなどを使い、素材を組み立てて動画を作成!
決められたテンプレートに写真やコメント、BGMを当てはめていくだけの初心者向けもあれば、一からこだわって作れるものもあります。
自分のこだわりや、レベルに合った方法を選びましょう。
4 DVDに焼き付ける
できあがったムービーは、DVDに焼き付けておきます。
ただし結婚式場によって、上映システムは違います。
家のレコーダーでは再生できたけれど、会場の設備では再生できない・・・というトラブルも少なくありません。
データをどんな形式で、どんなメディアに焼き付ければいいのか、事前に会場へ確認しておくことが大切です。
複数のムービーを自作する場合は、それぞれ違うDVDに焼くべきか、1枚にまとめるべきかも聞いておきましょう。
続いては、ムービーを自作する時のポイントを、ムービーの種類別に紹介します。
ムービーを自作するときのコツ・アイデア
オープニングムービーを自作するなら
写真はどう選ぶ?
披露宴のオープニングムービーを自作するなら、最近の二人の写真を使うのがおすすめ。
子供の頃や過去の写真などは、後に紹介するプロフィールムービーでも使います。
オープニングムービーは最初の挨拶のようなムービーなので、現在の二人が映った写真が最適です。
前撮りをしている場合はその写真を使うことで、結婚式当日とは別の衣裳も見てもらうことができますよ。
どんな演出がある?
ムービーの最後にカウントダウンの映像を入れて、ゼロになったらムービーが終わり、新郎新婦
が登場!という演出はいかがでしょう。
ゲストのテンションも高まり、より注目される入場シーンになるはずです。
BGMの選び方は?
オープニングムービーには、これから始まる披露宴への期待を高める役割があります。
BGMは、ワクワクするような明るい曲を選ぶのがおすすめですよ。
詳しい作り方やアイデア、おすすめの曲を知りたい人は、こちらの記事もどうぞ。
結婚式オープニングムービーの作り方って?おすすめBGM、演出・構成まで一挙紹介
結婚式を盛り上げる!オープニングムービーにおすすめの曲・人気BGM25選!
プロフィールムービーを自作するなら
写真はどう選ぶ?
二人の赤ちゃんの時から大人になるまでの写真を集めましょう。七五三、入学式など、時系列がわかりやすい写真を選ぶのもおすすめ。
若かりし頃の家族や親族、披露宴に来ている友人と撮った写真などを盛り込むと、「懐かしいなぁ」「あ!あの時の写真だ!」と盛り上がり、喜ばれますよ。
どんな演出がある?
パラパラマンガ風のポップなコマ撮りムービーにしたり、手書きメッセージを添えて感動的にしたり・・・できる演出は様々です。
どんな雰囲気の結婚式にしたいかを考えて、盛り込む演出を決めると良さそうです。
BGMの選び方は?
BGMも演出と同様、まずは結婚式の雰囲気を決めてから選ぶのがおすすめです。
聞きなじみがあり歌詞にも共感しやすい邦楽をつかえば、ゲストも感情移入しやすくなりそうですね。オシャレな雰囲気にしたいなら、洋楽もおすすめですよ。
プロフィールムービーを自作するコツやアイデアについては、こちらの記事でご紹介しています。
結婚式のプロフィールムービーを自作したい!手順ごとにコツを解説!
【2024年最新】結婚式のプロフィールムービーにおすすめの曲42選!選び方のポイントもご紹介
エンディングムービーを自作するなら
結婚式当日の様子を流す「撮って出し」がしたい場合は、自作はできません。
その場合は、専門業者にお願いしましょう。
撮って出し以外なら、自作も可能ですよ!
写真はどう選ぶ?
写真を使う場合は、「大学時代の友人」、「職場の人」・・・というように、披露宴に出席しているゲスト全員が出演できるように写真を選ぶのがおすすめ。
ゲストのことを大切に思う気持ちが伝わって、喜んでもらえますよ。
どんな演出がある?
ゆっくりとしたテンポでスライドショーをしながら、ひとりひとりへの感謝のメッセージを上映するのはいかがでしょう。
ゲストも、「来てよかったなぁ」と気持ちよく退場できそうですね。
BGMの選び方は?
ゲストに楽しい気分で帰ってもらいたいならポップな音楽、温かい気持ちになってもらいたいならしっとりとした音楽・・・
というように、「どんな雰囲気で結婚式を締めくくりたいか」を考えてBGMを選ぶといいですよ。
エンディングムービーの作り方やアイデアは、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
結婚式のエンドロールムービーの作り方!コメント文例とあわせて詳しく解説
結婚式のエンドロールムービーにぴったりのおすすめの曲・人気BGM25選!
レタームービーを自作するなら
レタームービーを作るなら、写真&BGM選びが特に大切!
花嫁の手紙ムービーで子供の頃や両親との写真を流したり、新郎から新婦へのサプライズムービーでは思い出の写真を流したり・・・
BGMは、感謝の気持ちが伝わる曲や、落ち着いた曲調のものがおすすめ。
映像と音楽の相乗効果で、より感動的にメッセージを伝えることができますよ。
こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
余興ムービーを自作するなら
余興ムービーは友人たちが用意するものなので、新郎新婦は基本的にノータッチ。
どんな内容にするかによって、作業は大幅に変わります。
ただ、先ほどお伝えしたように、新郎(新婦)が新婦(新郎)に向けてサプライズでメッセージムービーを贈るパターンもあります。
その場合のアイデアと作り方を簡単に説明しますね。
おすすめなのが、新郎(新婦)がこっそり新婦(新郎)の友人に協力してもらい、当日結婚式に来られない友人たちからメッセージ動画をもらってメッセージムービーを作る・・・という方法。
遠方に住んでいる人などなかなか会えない人からもメッセージをもらえるのがムービーのいいところ。新婦(新郎)も驚いて感動してくれそうですね。
友人たちに各自のスマホで動画を撮影&送信してもらい、集めたメッセージをつなぎ合わせれば完成です。
余興ムービーの制作手順が知りたい人は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
結婚式で人気のサプライズムービー!相手別の演出アイデアや作成する時の注意点をご紹介
では最後に、ムービーを自作する際の注意点についてもお話しします。
ムービーを自作するときの注意点
期間に余裕を持っておく
たとえ動画編集に慣れている人でも、構成を練り、二人分の写真や動画を整理し、BGMを選び・・・となると、なかなか時間のかかる作業です。
慣れていない人ならなおさら、かなりの時間を要すると考えておいた方が無難。
結婚式までは、ほかの準備も色々と重なります。
期間には余裕を持ってスタートしましょう。
BGMは著作権に注意!
BGMとして使用する楽曲には、「著作権」があることも。
著作権がある場合、自作のムービーに使用したいなら、既定の料金を払わなければいけません。
著作権フリーの楽曲もあるので、それなら使っても大丈夫です。
会場によっては、使える楽曲が決まっていることもあります。前もって担当スタッフに確認しておくと安心ですよ。
著作権についてはこちらの記事も読んでみてくださいね。
結婚式で流す曲の【著作権】を分かりやすく解説!BGMを決める前に知っておきたい手続きまとめ
会場の設備を確認しておく
会場によって、上映設備は異なります。
画面の縦横比はどうすればいいのか、どんなサイズ、形式でムービーを作ればいいのかなど、作成前に確認しておくことが大切!
他にも、ムービーの前後に数秒の黒い画面を挿入する必要があるかどうか、メニュー(チャプター)画面を作るかどうかなど、式場によって対応が変わります。
「ムービーを自作したい」ということを伝え、気をつける点がないかどうか確認しておきましょう。
会場で試写させてもらう
結婚式前夜までムービーを作成し、ぶっつけ本番!なんてことはやめておいた方が無難。
家では問題なく再生できても、会場のスクリーンでは「コメントが見切れている・・・」「画質が悪い!」などトラブルが起こる場合もあります。
少なくとも1ヶ月前までには一度完成させ、会場の上映設備で試写させてもらいましょう。
そこで問題があれば直すことができるので、余裕を持って完成させることが大切ですよ。
まとめ
結婚式で流すムービーについてご紹介しました。
結婚式で流すムービーの種類はさまざまですが、主な種類はこんな感じです。
〇オープニングムービー
披露宴で新郎新婦入場の直前に流すムービー。
〇プロフィールムービー
二人の生い立ちから出会い、結婚に至るまでの半生をまとめたムービー。
〇エンディングムービー
新郎新婦退場後、ゲストへ今日のお礼と、「これからもよろしく」と伝えるためのムービー。
〇レタームービー
感謝の気持ちを伝えるためのムービー。
〇余興ムービー
主にゲストから新郎新婦へ、余興として上映するムービー。
結婚式で流すムービーは、会場提携業者や外部の業者に頼むか、自作するという方法があります。
会場によって上映設備が違うので、自作する場合は前もって会場に、作成の際の注意点を聞いておくと安心です。
ムービーは結婚式当日だけでなく、何度も見返せる大切な宝物になります。ぜひ素敵なムービーを作って、結婚式を盛り上げてくださいね!
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