結婚式・披露宴で流すプロフィールムービーを自作するコツは?
音声で聴く!
結婚式の演出の1つであるプロフィールムービー。
「自分たちで作ってみたいなあ・・・」
と思っているものの、何に気をつければ、どうやって作ればいいのか分からない人もいるのではないでしょうか。
そこで、今回はプロフィールムービーを自作するにあたってのコツを紹介します!
結婚式の「プロフィールムービー」って?
プロフィールムービーとは、新郎新婦の生い立ちからふたりが結婚するまでをまとめたムービーのこと。
ふたりの成長や馴れ初めを、参列者に知ってもらうことが目的です。
内容は、子どものころの様子や、ふたりの思い出など、自己紹介の代わりとなっているものが多いようです。
プロフィールムービーを用意する方法には自分で作成するほかに、式場が提携している業者や外部業者にお願いする方法があります。
自作、業者それぞれの特徴とメリットについてはこちらで詳しく紹介しています。
結婚式のプロフィールムービー、自作?業者にお願い?どうやって用意した?
近年では多くのカップルが自作のムービーを使っているよう!
業者に注文するより安く済むだけでなく、ふたりで写真を選ぶ時間も楽しい思い出に。
無料のソフトでも十分なクオリティのものが簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
それでは、プロフィールムービーの作り方を順番に見ていきましょう。
コツ1 素材を集めよう
プロフィールムービーを作成と聞くと、動画編集に気を取られがちかもしれませんが、「どんな素材を用意するのか」も大切。
<用意する素材>
・写真(最大50枚ほど)
・ムービーで流すBGM
・ムービーに入れる文字や背景など
それぞれ詳しく見ていきましょう!
写真
例えば写真なら、新郎新婦の子どもの頃や、ふたりで旅行に行ったときなどのものがオススメ。
古い写真や、すでにプリントされているものはスキャナーで、データがあるものはそのままパソコンに取り込むと良いですよ。
このときに出来るだけ大きく、綺麗な写真を選ぶのがポイント!
ゲストも一緒に写っている写真のほか、動画なども含め、それぞれのパートをバランスよく、最大50枚ほどを目安に選ぶようにしましょう。
なぜ50枚ほどなのかは『コツ3 構成を考えよう』の章で説明します。
プロフィールムービーでどんな写真を使えばいいのか詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
結婚式のプロフィールムービー用の写真はどんな写真を選べばいい?
ムービーで流すBGM
ムービー内で流したいBGMも大切。
「何を使うのか」はもちろん、著作権フリーではない音楽を使うのであれば、あらかじめ管理団体に申請する必要があります。
プロフィールムービーの定番曲としては、
といった曲があります。
結婚式のムービーで使うのにオススメのBGMはこちらの記事で紹介していますよ!
ムービーに入れる文字や背景など
他にも、演出のために使う文字や背景、カウントダウン動画などの素材もインターネットなどで用意しておきたいところ。
これらのように、素材を用意する作業は、いくつか候補を選び、さらにその中から実際に使うものを選ぶので意外と時間がかかります。
余裕を持つためにも、素材の準備はできるだけ早いうちから始めましょう。
コツ2 作成に便利なフリーソフトを選ぼう
プロフィールムービーの作成は、パソコンのフリーソフトやスマートフォンの動画制作アプリで十分可能です。
まず、おすすめは「iMovie」。iPhoneなどMac製品に入っている動画編集アプリ・ソフトですね。
次に紹介するのは、「FilmStory」。
写真や動画を並べるだけという簡単な操作で、シンプルな動画を作成できます。アンドロイド版もあります。
これらのアプリでは、端末内にある動画や写真、画像を使ってお手軽にムービーを作ることができます!
PCで作る場合は、「VideoPad」、「GIMP」などのフリーウェアが便利です。
これ以外にも多くのフリーソフトがありますが、無料版ではソフトのロゴが大きく入ってしまったり、編集の機能が制限されていたりすることも。
有料版を購入しても、ほとんどの場合業者に注文するよりはるかに安く上がるので、検討してみてもいいでしょう。
まずは無料版で試してみて、使い勝手が良ければ有料版を購入するのがおすすめです。
また、写真や動画を選んで入れるだけでクオリティの高いプロフィールムービーが作成できる、動画のテンプレートも販売されています。
アレンジの自由度は低いものの、これを利用すれば動画編集が苦手な人でも簡単にムービーを作れますよ。
コツ3 ムービーの構成を考えよう
プロフィールムービーは写真1枚当たりの表示時間は8秒、全体の長さは7分ほどを目安にしましょう。
また、プロフィールムービーの一般的な流れは以下のようになっています。
プロフィールムービーの一般的な構成
流れ | 時間 (目安) | 写真の枚数 (目安) |
---|---|---|
①オープニング | 30秒 | 1〜3枚 |
②新郎生い立ち | 1分30秒 〜2分 | 10〜15枚 |
③新婦生い立ち | 1分30秒 〜2分 | 10〜15枚 |
④ふたりのなれそめ | 1〜2分 | 10〜15枚 |
⑤エンディング | 30秒 | 1〜2枚 |
計5〜7分 | 計32〜50枚 |
新郎新婦どちらかの写真が極端に多かったり、子どもの頃の写真が少なかったり・・・というのは避けたいところ。
この構成をもとに、演出やコメントを入れつつ、全体のバランスを意識するのがポイント。
他にも、
「目上の人が多くてかしこまった式だから、ムービーも少し落ち着いたものにしようかな」
というように、式の雰囲気に合わせてムービーのコンセプトを決めておくと、式全体で統一感を出すことができますよ!
それでは各パートで意識しておきたいことを見ていきましょう。
①オープニング
(目安)
時間30秒
写真の枚数1~3枚
オープニングではカウントダウンなど
「これからムービーが始まりますよ!」
とゲストに伝えられる演出がオススメ。
「本日は私たちの結婚式に列席くださりありがとうございます」
のようなお礼のコメントもいいかもしれませんね。
②新郎の生い立ち
③新婦の生い立ち
(新郎新婦それぞれの目安)
時間1分30秒~2分
写真の枚数10~15枚
生い立ち部分は子どもの頃の写真を多くしておくのがオススメ!
「小さいころの写真が少なくて困ったなあ・・・」
という場合は文字テロップなどで代用すると良いですよ!
④ふたりの出会い・なれそめ
(目安)
時間1~2分
写真の枚数10~15枚
なれそめの部分ではふたりが出会った場所やプロポーズを行った場所など、節目の思い出を時系列順に並べるとGOOD。
ふたりだけの写真の他に、結婚指輪や婚姻届を持っている写真などを入れても良いかもしれませんね。
⑤エンディング
(目安)
時間30秒
写真の枚数1~2枚
最後は結婚式に来てくれたことへの感謝を冒頭に引き続きもう一度述べたり・・・
「ふたり仲良く幸せに生きていきます!」
のようにこれからの抱負を述べてもOKですよ!
コツ4 どんな演出にする?
どんな演出を組み込むのかもプロフィールムービーの完成度を高める大きな要素。
写真が変わるときに、アルバムをめくるような効果をつけたり・・・
SNSの投稿風のデザインにするのも面白いかもしれませんね!
写真をたくさん撮影してパラパラマンガのようにする「コマ撮り」のプロフィールムービーは、独特の動きでゲストも楽しめるのではないでしょうか。
他にどんな演出があるのか気になる方は、以下の記事もぜひ読んでみてくださいね!
コツ5 コメントも大切!
演出を決めたら、ムービーに入れるコメントを考えましょう。
中には
「どんなコメントを入れようかなあ・・・」
と迷ってしまい堅いコメントを入れてしまう人がいるかもしれません。
しかし、コメントの内容に特に決まりはありません!
「ふたりとも食べることが大好きな仲良しカップルでした」
「ゲストの○○くんや□□さん。よく一緒に遊んでいました!」
と、ふたりのことをしっかりと伝えられて、見ているゲストが楽しめるようなコメントを入れると良いのではないでしょうか。
ただし、「別れる」や「離れる」などの忌み言葉は使わない方が無難。
また、コメントが長すぎると読み切ることができない人もいるかも。
1枚の写真が表示される8秒間で、20文字程度にまとめるようにするのがオススメですよ。
また、文字の位置が写真ごとにバラバラだと、見る人の負担になるので、画面の一番下など写真と被らないところに固定しましょう。
編集ではここに気をつけて!
素材を集め、構成やコンセプト、演出を決めたらいよいよ動画の編集です。
編集時に気を付けたいポイントは次の4つ。
1 画面の比率
2 作成した動画は式場で流せるか
3 写真やコメントは見切れていないか
4 文字は読めるか
まず気をつけたいのが画面の縦と横の大きさの比率。
古い規格では縦と横の比が4:3に、新しいものは16:9となっています。
作成した動画とプロジェクターやモニターの規格が違うと、動画が上手く流れないかもしれません。
式場のプロジェクターやモニターがどちらに対応しているのか、また、式場の再生機器がどういうメディアに対応しているかも確認しておきましょう。
式場ごとに注意事項などもあるので、まずはプランナーさんに相談してみてください。
次に気をつけたいのは写真やコメントの位置。
動画は流すときに上下左右、少しずつどうしても見切れてしまう部分があります。
そのため、画面の端に人の顔があったり、コメントを入れたりすると映らないため
「お気に入りの写真なのに友達の顔が半分になってしまった・・・」
「コメントの最初が見切れていて意味が分からないなあ・・・」
ということがあるかもしれません。
なので、写真を選んだりコメントのレイアウトを考えたりするときは、画面の端から縦横の長さの10%ほどには人物や文字が入らないようにすると良いですよ。
コメントやテロップは「タイトルセーフティーゾーン」の枠内に、確実に見せたい人物や物は「アクションセーフティーゾーン」に入るようにすると見切れてしまう心配がありません。
また、コメントの文字にも注意が必要。
背景と近い色だと読みづらくなります。
ゲストからしっかり読める色と大きさを心がけ、レイアウトも工夫しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
プロフィールムービーの作成では、動画編集はもちろん、事前の準備が大切。
写真やBGM、動画などの素材を集めたり、コンセプト・構成を考えるのに意外と時間がかかるようです。
また、コメントや演出の内容は見る人が楽しめるように考える必要があります。
編集では、画面が見切れないようにレイアウトに気をつけましょう。
注意点が多いですが、ふたりで協力し合って素敵なプロフィールムービーを作ることができると良いですね。
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