結婚式のエンドロールムービーの作り方!コメント文例とあわせて詳しく解説
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結婚式の映像演出の1つであるエンドロールムービー。
「自分で作ってみよう!」
とは思うもののどんな流れ、構成が一般的なのかが分からないという人もいるのではないでしょうか。
中には「エンドロールムービーって何?」という人もいるかもしれませんね。
そこで、今回はエンドロールの基本や自作のポイントを紹介します。
ゲスト別のコメント文例集もあるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
エンドロールムービーって何?
エンドロールムービーとは、結婚式の終わりに流すムービーのことです。
全体的な流れとしては、
1. はじめのひとこと
2. 新郎側のゲストへ
3. 新婦側のゲストへ
4. 終わりのひとこと
5. 締めくくりのひとこと
という5つの構成が基本的で、だいたい3~5分ぐらいが目安となるでしょう。
新郎新婦の写真などと一緒に、新郎新婦やゲストなどの名前を載せるのが一般的な内容となっています。
映画の最後にあるスタッフロールのような感じです。
結婚式に列席してくれたゲストや、一緒に考えてくれたプランナーなどの名前を載せることで、
「私たちの結婚式を一緒に作り上げてくれてありがとうございます!」
と、新郎新婦の感謝の気持ちを伝えるのが主な目的です。
そんなエンドロールムービーには、事前に作成するタイプと当日の写真や動画を使う「撮って出し」と呼ばれるタイプの2種類のスタイルがあります。
では、いったいどちらのスタイルの方がよいのでしょうか?
事前に作成or撮って出し、どっちがいい?
事前に作成するタイプと「撮って出し」タイプ、それぞれの特徴をみていきましょう。
事前に作成するタイプ
新郎新婦のふたりが持っている写真や動画を使って、事前にエンドロールムービーをつくるスタイル。
良いところとしては、以下の3点があります。
・制作にかかる費用が安い
・理想のイメージに合ったものが作れる
・事前に完成品をチェックできる
ただし、エンドロールムービーを自分たちで用意する場合、式場によっては持ち込み料がかかることも・・・
事前に式場に確認しておいた方が良さそうですね。
撮って出しタイプ
結婚式当日の様子を撮影した写真や動画を使ってエンドロールムービーをつくるというスタイル。
「え!どうやったの!?」とゲストからも驚きの声が上がるサプライズ演出としても人気なようです。
ただ、結婚式当日に、すぐ編集して上映する方法のため、制作側の労力も大きく、費用も高くなりがちなようです。
リーズナブルな価格でオリジナリティを出したい方は、事前に作成がおすすめ。
一方、ゲストがあっと驚くサプライズ感も出したいという方は「撮って出し」タイプがおすすめです。
ふたりの希望にぴったりな方を選んでくださいね。
自作するメリットとデメリット
事前に作成する場合は、業者に頼む方法もありますが、自作したいという人もいるはず。
エンドロールムービーの自作にはどんなメリットとデメリットがあるのか、紹介します。
メリット
・業者に頼むよりも大幅に安い費用で済む
・自分たちの理想のイメージが叶う
・写真の枚数や上映時間などの制限がない
・ふたりだけのオリジナルのムービーで記念になる
費用に関しては、式場や業者に頼むと数万円から数十万円もかかる場合があるのに対して、自作の場合は1万円以下で済むようです。
デメリット
・パソコンやDVD、編集ソフトなどの準備が必要
・結婚式当日のトラブルが自己責任になることも
・動画制作に慣れていないと準備が大変
こう見ると自作は少しハードルが高そうに思えますが・・・
エンドロールムービーをふたりで協力してつくった思い出はきっと特別なものになります。
結婚式の準備も楽しみたい!という人は、自作に挑戦してみるのもいいですね。
それでは実際に、エンドロールムービーをどのように作っていけばいいのか見ていきましょう。
素材を準備しよう
まずはエンドロールムービーで使う写真や音楽など、素材の準備から。
写真を取り込むときは印刷されているものか、データなのかで方法が変わります。
印刷されているものはスキャナーやスマホで読み取り、データのものはそのままパソコンに取り込みましょう。
また、オープニングムービーやプロフィールムービーを流す場合は、使う写真が被らないようにするとベター。
写真の順番を時系列順にするなど、写真の流れが見る側からわかりやすいように工夫しましょう。
また、結婚式の初めに流れるプロフィールムービーとの被りはなるべく少なくなるようにした方が良いでしょう。
「プロフィールムービーには小さい頃の写真や家族との思い出の写真を使い、エンドロールムービーには新郎新婦の写真を使う」という風に、テーマを分けると良いですよ。
そして、使う音楽は「結婚式をどのような雰囲気で締めたいのか」を意識して決めることがポイントです。
例えば、明るい雰囲気で締めたいならアップテンポの曲を選んだり、感動的な雰囲気で締めたいならバラードにしたり・・・
どんな曲が良いんだろう?と気になった方は以下の記事をチェック!
エンドロールムービーのほか、結婚式のオープニングムービーやプロフィールムービーにおすすめの曲を紹介しています。
またムービーや結婚式のBGMに曲を使うときに欠かせない「著作権」については、こちらの記事でくわしく紹介しています。
結婚式で流す曲の【著作権】を分かりやすく解説!BGMを決める前に知っておきたい手続きまとめ
構成、順番に気をつけよう
それでは、次にエンドロールムービーの構成について見ていきましょう。
エンドロールでは、まず新郎新婦からゲスト全体に向けての感謝の言葉を述べます。
そして、新郎のゲスト紹介、新婦のゲスト紹介、両家の家族紹介と続くのが一般的。
ゲストの名前を紹介する順番も気をつけたいポイントです。
最初は主賓の紹介から。
主賓が複数いる場合は目上の人から紹介するようにしましょう。
次に職場関係の人たちです。
こちらは役職が上の人から順番に紹介しましょう。
新郎または新婦との関係を表す肩書きとして、「先輩」や「同僚」、職場の上司には、「会社名+役職」を書き添えると良いでしょう。
そして友人グループ。
友人の紹介をするときは時系列と年齢を意識することがポイント。
例えば、大学時代、高校時代・・・と友人をさらにグループに分けてからその中で先輩、同級生、後輩・・・とすることが多いようです。
両親、兄弟以外の親戚の名前は友人の後に入れましょう。
順番は祖父母、伯父伯母、叔父叔母とこちらも年齢順でOK。
ちなみに「おじ・おば」の表記は、両親より年上の場合に「伯父・伯母」、両親より年下の場合に「叔父・叔母」となります。
漢字が異なるので覚えておくといいですね。
いとこはこの後に続きます。
そして最後に、家族については、兄弟姉妹がいる場合は兄弟姉妹から紹介し、その後に両親がくるようにしましょう。
また、家族には「様」のような敬称はつけなくても大丈夫。
他にも、ゲストの紹介を終えたらSpecial Thanksとしてプランナーさんなどの名前を入れるのもアイデアの1つ。
最後は、「本日はご列席ありがとうございました」と締めくくりのコメントを入れると良いですよ。
名前やコメントを入れた後は間違いが無いように、ふたりでしっかり確認しておくようにしましょう。
どんなコメントにしようかな?
ゲスト紹介を流すところで、それぞれのゲストへ感謝を伝えるためのコメントを入れてもOK。
黒い背景に白い文字の組み合わせが読みやすいようです。
また、流れていくコメントをゲストがきちんと読めるよう、コメントは長くなりすぎないようにしましょう。
1~3行ほど(40文字程度)がおすすめです。
ゲストひとりひとりに宛てたコメントにするのか、グループごとにするのかなどは時間との兼ね合いも考える必要があります。
ふたりで相談しながら決めましょう。
ゲスト別コメント文例集
それでは、具体的にどのようなコメントにすればよいのでしょうか?
ここでは、対象とするゲスト別のコメント文例をご紹介します。
職場の上司や同僚
職場関係の人たちへのメッセージとしては、これまでの感謝や今後の抱負などを伝えましょう。
例えば、
入社以来お世話になっております。結婚を機に、これまで以上に頑張りますのでよろしくお願いします
〇〇課のみなさんが大好きです!これからもより一層頑張りますので、結婚後も変わらぬご指導のほどお願いします
といった内容が良いでしょう。
友人
友人には親しみやすい文体でもOK!
今日は来てくれてありがとう!また私たちの家にも来てね!
これまでずっと仲良くしてくれてありがとう。また遊ぼうね。これからもよろしくね!
など、くだけた雰囲気のコメントにするとよいでしょう。
ただし、職場の上司など、他のゲストが見ることも考えて、適切な表現になるように心がけましょう。
親戚
祖父母、おじおばなどへは、結婚式を機にこれまでの感謝を伝えてみてはいかがでしょうか?
小さい頃から可愛がってくれてありがとう。これからも元気でいてね!
今日は遠くからきてくれてありがとう。ふたりのような夫婦になれるように頑張ります
家族
両親や兄弟へ感謝を伝えるのは、なかなか照れくさくて言いづらいもの・・・
そんな普段は言えない感謝の気持ちをエンドロールムービーのメッセージで伝えましょう。
これまでケンカもよくしたけど、〇〇は自慢の兄です。これからもよろしくね
今まで心配もたくさんかけたけど、育ててくれて本当にありがとう。これからは彼と一緒に親孝行するね
以上、エンドロールムービーのゲスト別コメント文例集でした。
文例を参考にしつつ、自分の言葉でじっくり考えたメッセージを用意できるといいですね。
ふたりだけのステキなコメントにしてくださいね!
編集で気をつけたいポイント
いよいよ編集・・・ですがその前に式場に画面のサイズについて確認しておきましょう。
画面の縦横比には4:3と16:9があり、それぞれに対応した映像を作成することが大切。
式場のプロジェクターやモニターの画面サイズと、作成した動画のサイズが違うと、本番で動画が歪んだり、動画が流れなかったりするかも。
また、写真を使用する場合には画素数や保存形式についても注意が必要です。
あまりに画素数が小さい写真を使うと、再生したときにキレイに映らないかもしれません。
DVDの映像が約35万画素、Blu-rayが約207万画素なので、それぞれに適切な解像度の写真を用意しましょう。
保存形式については、jpg形式かpng形式が一般的です。
ちゃんとムービーを流せるようにしっかり確認しておきましょう。
ムービーの編集にはパソコンにインストールされていることの多い無料の編集ソフトを使うのがオススメ。
素材となる写真やコメントを入れつつ、音楽1曲分くらいに当たる5分を目安にまとめるとGOOD。
また、エンドロールはゲストの出欠によって載せる名前を変更しなければならないこともあります。
ゲストから出欠についての返事や連絡があった場合は、すぐにムービーに反映させるようにしましょう。
まとめ
ゲストに感謝を伝えるため、結婚式の最後に流すエンドロールムービー。
事前に作成するタイプと「撮って出し」タイプの2種類のスタイルがありました。
事前に作成する場合は、オープニングムービーやプロフィールムービーで使ったものと被らないようにしましょう。
また、ゲストを紹介するときは新郎側のゲストを紹介してから新婦側のゲストを紹介するのが基本。
ゲストの紹介順は主賓、職場の人たち、友人、親戚、家族としておけば大丈夫。
コメントはゲストが読めるようにあまり長くなりすぎないように。
以上のことに気をつけながら、BGM1曲分の5分ほどにまとめると良いですよ。
エンドロールムービーを自作する場合、式場や業者に依頼するよりも大幅に安い費用で済むというメリットがある半面、準備や労力がかかり大変というデメリットも・・・
とはいえ、苦労した分、それだけ思い出深いものになるでしょう。
結婚式をより良く締められるような、素敵なエンドロールムービーを作ることができると良いですね。
エンドロールムービーの演出については、以下の記事でも紹介しているので気になる人はこちらの記事もどうぞ!
結婚式のエンドロールムービーのアイデア集
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