【2024最新】休日、土日祝でも婚姻届は出せる?役所の時間外に手続きするときの流れやポイントを紹介
いよいよ、入籍!
でも・・・
「平日は忙しくて婚姻届を提出しに行けない」
「婚姻日にしたい日が休日だった!」
なんて人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、土日や祝日などの休日や役所の開庁時間外に提出する方法を紹介します。
さらに、
・どこに提出すればいいのか
・いつ受理されるのか
・追加で必要な書類はあるか
・注意すべき点はあるか
などの気になる情報についても解説。
婚姻届が受理されたかどうか確認する方法や、休日に婚姻届をゲットする方法についても紹介するので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
※本記事は、2021年9月および2024年3月1日に施行された戸籍法の一部改正に則った内容を掲載しています。
婚姻届は休日でも提出できる?
実は多くの役所では、365日24時間、婚姻届の提出ができます。
役所自体は平日しか開いていないことが多いですが、「時間外受付」の窓口を設けている役所なら、土日祝日や平日の夜間でも婚姻届の提出が可能です。
「婚姻届をふたりの記念日に提出したい」
「お日柄のいい日に提出したい」
など、日取りを優先して婚姻届の提出日を決めた場合は、その日が休日で役所が開いていない!なんてことも。
また「平日は仕事で忙しくて役所に行くのは難しい」という人も多いですよね。
そんな場合でも、時間外窓口を利用すれば婚姻届を提出することができるのは嬉しいですね!
なお支所や出張所では時間外窓口を設けていない場合もあるので、開いている時間帯にあらかじめ電話して、
・時間外窓口はあるか
・時間外窓口の場所はどこか
を聞いておくといいでしょう。
土日でも開庁している役所なら、通常窓口で手続きができますよ。
婚姻日はいつになる?
婚姻届を出して受理されれば、その日が婚姻日となって正式に「結婚した」と認められます。
しかし時間外の場合、提出した時点では婚姻届が受理されたことにはなりません。
というのも、受付時間内であれば
①婚姻届を提出
②担当職員による内容チェック
③不備がなければ受理
という流れで婚姻届は受理されますが、休日や夜間などの時間外には担当職員によるチェックを受けることができないのです。
よって時間外に婚姻届を提出した場合は、あくまで「窓口で預かってもらっている状態」となり、正式に受理されるのは翌開庁日となります。
これを聞いて、
「婚姻日を結婚記念日にしようと思っていたけど、休日に提出する場合は婚姻日がズレてしまうってこと・・・?」
と不安に思った人もいるかもしれませんが、大丈夫!
休日や時間外に提出した婚姻届でも、受理されれば提出した日が婚姻日として登録されるようになっています。
ただし、
・婚姻届の記入に間違いがあった
・必要書類が揃っていなかった
など不備があると受理してもらえない可能性も。
不備があった場合は、役所から連絡が来るそうです。
電話口で確認できる程度の小さな不備なら役所側で訂正・受理してもらえますが、大きな不備の場合は再提出を求められる場合もあります。
そうなると、再提出日が「婚姻日」になってしまうので、注意が必要です。
不備の無いよう、しっかり確認してから提出できるといいですね。
不安な場合は、前もって記入済の婚姻届と必要書類を用意し、役所に確認してもらうという手も!
平日の開庁時間内に出向き、
「後日提出したいのですが、内容に不備が無いか確認してもらえますか」
と確認をお願いできるといいですね。
続いては「必要な書類が抜けていて再提出になってしまった」なんてことにならないように、提出に必要な書類を見ていきましょう!
提出に必要な書類
休日など時間外に婚姻届を提出する場合でも、必要書類は通常と変わりません。
必ず持参しなければならないのは、「記入済みの婚姻届」と「本人確認書類」。
本人確認書類は、1点でよいものと2点必要なものに分かれます。
1枚でOKなもの | 2枚以上必要なもの |
運転免許証 マイナンバーカード パスポート など | 保険証 国民年金手帳 共済組合員証 など |
くわしくは役所のHPなどで確認してみてくださいね。
なお、以前は本籍地以外の役所に提出する場合に
・戸籍謄本(こせきとうほん)
・戸籍抄本(こせきしょうほん)
のいずれかが必要でしたが、戸籍法が改正されて2024年3月以降は不要になりました。
また、以前は婚姻届には印鑑を押す必要がありましたが、2021年9月1日から押印は任意となりました。
記念に印鑑を押したい人は押してもOKなので、使える印鑑・NGな印鑑をこちらの記事で確認しておきましょう。
【2024最新】婚姻届に使える印鑑はどれ?書き間違えたときの訂正印や捨印の押し方も解説!
また「本人以外が代理で修正して構いません」という意思表示のために、余白部分に印鑑を押しておく「捨印」も同じく任意となりました。
ただ捨印の場合は、細かい間違いがあったときに役所の方で修正してもらいやすいので押しておくのも手。
万が一「証人」欄に不備があることも考慮して、ふたりの捨印だけでなく、証人の捨印も押してもらうといいですよ。
婚姻届の証人についてはこちらの記事も読んでみてください。
【2024最新】婚姻届の証人は誰に頼むのが正解?証人の条件や頼むときのマナー・注意点、書き方までご紹介
なお、
・婚姻届の提出を代理人に依頼する場合
・結婚相手が外国人の場合
などは、必要書類が変わります。
提出する予定の役所に前もって確認しておきましょう。
婚姻届の提出についてはこちらの記事でまとめて紹介しているので、ぜひ一度読んでみてくださいね!
2024最新【婚姻届のすべて】記入例つき!必要書類・もらい方・提出先…手続きマニュアル
続いては、休日や時間外に提出する際の注意点について見ていきましょう。
休日に婚姻届を出すときの注意点
書類の不備に注意する
先程もお話ししましたが、休日は婚姻届を窓口で「預かっている」状態。
後日確認した時に不備があれば、最悪の場合、再提出になってしまいます。
婚姻届の誤字脱字、生年月日等の書き忘れ、必要書類を用意していないなど、書類の不備には十分に注意しましょう。
また、インクが消えるタイプのボールペンで記入するのもNGです。
ちなみに、住所や氏名などの表記で「新字体」と「旧字体」を間違えるケースもあるそう。
戸籍謄本や住民票などを見ながら、慎重に・正確に記入するといいですね。
こちらの記事を読んで、婚姻届の書き方を確認してみてくださいね。
【2024最新】婚姻届の書き方って?【見本付き】でわかりやすく解説!
別日にしなければならない手続きがある
婚姻届の提出後には、
・住民票の異動
・保険証の氏名変更
・マイナンバーカードの氏名変更
などの手続きをしなければならない場合があります。
平日の開庁時間内に婚姻届を提出する場合は、そのまま続けて手続きを行うとスムーズですが・・・
休日や時間外に提出する場合は、窓口が開いていないことや、まだ婚姻届が受理はされていないことから、手続きが出来ないことが多いよう。
こうした手続きは婚姻届が受理された後日、平日の開庁時間内に改めて行う必要があることには注意が必要です。
とはいえ、手続きをしに行きたくても婚姻届がちゃんと受理されたかがわからないと不安ですよね。
そこで続いては、婚姻届が無事に受理されたかどうかを確認する方法についてご紹介します。
受理されたかどうか確認する方法
電話で確認する
休日に婚姻届を提出した場合、後日、電話で問い合わせて確認できる場合があります。
提出先の役所が電話での確認を受け付けているかは、事前に確認しておきましょう。
電話で確認できる場合は、平日の開庁時間内に電話をして、受理できたかどうか確認!
遠方の役所に提出した場合でも、電話で確認できれば助かりますね。
婚姻届受理証明書を発行してもらう
婚姻が成立したことを証明できる「婚姻届受理証明書」を発行して、婚姻届が受理されたことを確認する方法です。
婚姻届を提出した翌開庁日以降の平日、開庁時間内に役所に出向いて発行してもらいましょう。
注意が必要なのは、婚姻届の提出はどこの役所でも行えるものの「婚姻届受理証明書」の発行は提出した役所でのみ可能という点。
例えば、
「リゾートウェディングで訪れた先の役所に提出」
「ふたりの思い出の場所の役所に提出」
など、ふたりの住んでいる場所や本籍地以外にも婚姻届を提出することはできるのですが・・・
婚姻届受理証明書を発行したい場合は、その役所に取りに行かなければなりません。
「記念に婚姻届受理証明書を発行したい」という人も、この点には気をつけてくださいね。
婚姻届受理証明書についてはこちらで詳しく解説しています。
戸籍謄本や住民票を確認する
婚姻届が受理されると、戸籍謄本や住民票内の戸籍に関する情報も自動的に変わります。
内容が届け出通り変更されているか確認することで、婚姻届が受理されたかどうかを確かめることができるんですね。
ただし、戸籍が変更されて戸籍謄本や住民票に反映されるまでには時間がかかる場合も。
長い場合数週間かかることもあるので、早く確認したい場合は、電話か婚姻届受理証明書の発行がおすすめです。
最後に、婚姻届の用紙は休日でも入手できるのかについて、見ていきましょう。
婚姻届を休日に入手する方法
婚姻届の用紙は役所でもらうことができます。
提出と同じで、365日24時間入手することが可能です。
ちなみに、婚姻届をもらう役所と、提出する役所が違ってもOK。
ただし、婚姻届記載の宛先が婚姻届をもらった自治体の長(市長、区長など)になっている場合は、提出先の自治体の長名に変更してから提出する必要があります。
また役所のホームページからダウンロードした婚姻届のテンプレートを使うこともできます。
ダウンロードなら、忙しい人でも役所に出向くことなく、手に入れられますね。
企業や個人が作って公開しているテンプレートも、所定のフォーマットに則ったものであれば使えます。
好みのデザインの婚姻届を探してみるのも楽しそうですね。
結婚スタイルマガジンでも、オリジナルデザインの婚姻届を無料で配布しています!
シンプルな無地や和テイスト、大人っぽいデザインなど多様なテンプレートをそろえているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
【無地あり】オリジナル婚姻届35種類を無料ダウンロード!かわいい・シンプル・和風など
なおダウンロードしたテンプレートを使う場合は、プリントするときのサイズを間違わないようにしましょう。
婚姻届の用紙はA3サイズと規定されています。
また婚姻届は機械で読み取るため、柄やデザインの多すぎるものは機械が読み込めない場合もあるそう。
使いたい婚姻届のテンプレートに問題が無いかは、事前に役所で確認してもらうといいですよ。
オリジナルや自作の婚姻届については、こちらの記事でも取り上げています。
ちなみに、婚姻届を書き損じた場合は二重線と訂正印を使って訂正するのが一般的ですが、訂正印が多すぎるとせっかくの婚姻届が不格好になってしまうかも。
間違っても書き直せるように、念のため2枚ほどもらっておくといいですよ。
まとめ
休日の婚姻届提出について、ご紹介しました。
婚姻届の提出は、多くの役所で365日24時間受け付けています。
夜間や休日でも、時間外窓口で受け付けてくれる場合が多いです。
不備がなければ、休日や時間外に提出した場合でも「提出日=婚姻日」となります。
不備があって再提出になってしまうと、再提出した日に婚姻日が変わってしまうので内容をしっかり確認してから提出しましょう。
必要書類は、平日提出の場合と同じく
・婚姻届
・本人確認書類
の2点。
押印は任意になりましたが、ふたりの印鑑も念のため持っていくといいですよ。
受理されたかどうかを知りたい場合は、次のような方法を試してみてください。
・開庁時間内に電話で尋ねる
・婚姻届受理証明書を発行する
・戸籍謄本や住民票に反映されているか確認する
ふたりの好きな日取りで、新たな門出をスタートしたいですね。
婚姻届の提出日の決め方については、こちらの記事も読んでみてくださいね。
入籍日の決め方アイデア5選! 2024年~2025年の縁起のいい日や覚えやすい日もご紹介
またこちらでは、婚姻届の提出後に必要な手続きやスケジュール例をわかりやすく紹介しています。
【入籍後の手続きまとめ】1日で完了スケジュール&やることリスト
「入籍・結婚準備」の他の記事
「入籍・結婚準備」
の次に知っておきたいこと
- 結婚に関する疑問を解決したい方へお役立ち記事2100本!「結婚ラジオ」
- 結婚のあれこれ、スキマ時間に楽しく読みたい方へイメージ膨らむ♪「結婚準備の基礎知識」
- 結婚式場を決めたい、お得に結婚式を挙げたい方へ全国約2000式場をご紹介「結婚式場を探す」