休日、土日祝でも婚姻届は出せる?役所の時間外に手続きするときのポイント
いよいよ、入籍!
婚姻届を提出したいけれど・・・
婚姻届って、土曜日や日曜日、祝日など、役所の休日でも出せるのでしょうか?
役所が開いている時間外に手続きするときの、提出場所や注意点、受理日はいつになるのかなど、知っておきたい情報が満載!
無事に受理されたかを、確認する方法もあわせてご紹介します。
婚姻届は休日でも提出できる?
実は多くの役所では、365日、24時間婚姻届の提出ができます。
婚姻届を役所に提出し、受理されると、二人の婚姻が成立。
一般的にはその日を「入籍日」と呼ぶことが多いですよね。
お日柄のいい日や、二人の記念日、クリスマスなどのイベントに合わせるなど・・・
婚姻届を提出する日取りは、カップルによってさまざまです。
役所は平日しか開いていないイメージがあるかもしれませんが、「時間外受付」の窓口を設けている役所なら、土日祝日や、平日の夜間でも婚姻届は提出可能です。
記念日やイベントの日など、入籍日にしたい日が休日の場合でも、婚姻届を出すことができるんですね!
ただし、婚姻が成立したことを証明する「婚姻届受理証明書」の発行や、その他の結婚に伴って必要な手続きは、役所が開庁している時間しか行えないのが基本。
休日に婚姻届を提出した場合、その他の手続きは後日、平日の開庁時間内に改めて行う必要があります。
婚姻届受理証明書について知りたい人は、こちらを読んでみてくださいね。
また、先輩カップルが入籍日を決めた方法については、こちらの記事もどうぞ。
入籍日の決め方アイデア5選! 2023年の縁起のいい日や覚えやすい日もご紹介
では婚姻届を休日に提出したい場合、どこに出せばいいのでしょうか?
次は提出場所を見ていきましょう。
どこに提出すればいいの?
休日で役所が閉まっている場合、通常の窓口ではなく、時間外窓口(当直室など)で対応してくれます。
あらかじめ役所に電話して、時間外窓口の場所を聞いておくといいでしょう。
ただし、一部の支所や出張所では、休日受付をしていない場合もあります。
念のため、提出する予定の役所が休日受付をしているかどうかも、確認しておきましょう。
また、一部の役所は、土日でも開庁しています。
その場合は、通常窓口で手続きができますよ。
ちなみに、婚姻届を提出できる場所は、「夫婦どちらかの本籍地」か「所在地」のどちらかです。
「所在地」とは、住んでいる場所はもちろん、「今、二人がいる場所」も含まれます。
つまり、「どこでもOK」ということ!
リゾートウェディングならリゾート地の役所で提出、二人の思い出の場所に行って提出・・・
など、二人で自由に入籍地を決めることができます。
ただし「婚姻届受理証明書」は、婚姻届を提出した役所でのみ発行可能。
役所が旅行先で遠い・・・なんていう場合は、郵送請求しなくてはいけないなど、少し手間がかかるので注意です。
では次に、婚姻届を提出するときに必要な書類について見ていきましょう。
提出に必要な書類
休日に婚姻届を提出する場合でも、必要書類は平日に提出するときと変わりません。
本人確認書類は、1点でよいものと2点必要なものに分かれます。
運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなら1点でOKです。
上記に加えて、本籍地以外で入籍する場合、戸籍謄本(こせきとうほん)または戸籍抄本(こせきしょうほん)が必要になります。
例えば夫の本籍地で入籍する場合は、妻の戸籍謄(抄)本が、妻の本籍地で入籍する場合は、夫の戸籍謄(抄)本が必要。
二人とも本籍地でない場所での入籍なら、二人分の戸籍謄(抄)本がいるということですね。
戸籍謄(抄)本は有効期限が3ヶ月あるので、早めに用意しておくといいですよ。
戸籍謄本と戸籍抄本の違いや、入手方法についてはこちらをどうぞ。
婚姻届を出すのに必要な「戸籍謄本」と「戸籍抄本」…なにが違うの?入手方法や有効期限も解説!
2人分の旧姓の印鑑(シャチハタ不可)は、万が一訂正したい箇所が見つかったとき、訂正印として使うことができます。
2021年9月1日からは、印鑑なしでも訂正が可能になったため、印鑑は持っていかなくても大丈夫ですよ。
また、婚姻届の提出を代理人にお願いする場合や、結婚相手が外国人の場合、必要書類が変わります。
役所によって必要書類が少し違う場合もあるので、提出する予定の役所に前もって確認しておきましょう。
【婚姻届のすべて】記入例つき!必要書類・もらい方・提出先…手続きマニュアル
では、休日に婚姻届を提出した場合、「受理日」はいつになるのでしょうか?
さっそく見ていきましょう。
受理日はいつになる?
日取りにこだわって休日に提出したものの・・・気になるのは、「受理日」がいつになるのかですよね。
休日も婚姻届の提出はできますが、それは「受理」ではなく、「預かっている」という状態。
預かった婚姻届は後日、開庁時に確認されます。
そして書類の内容に不備がなければ、提出した日にさかのぼって「受理」してもらえます。
受理された日が入籍日になりますから、休日に提出しても、書類に問題さえなければ、提出日が入籍日になるということですね。
ただし、婚姻届の記入に間違いがあったり、必要書類が揃っていないなど不備があると、受理してもらえない可能性も。
その場合、役所から電話連絡がきます。
軽度のミスなら、電話で確認後、訂正して受理されますが、最悪の場合、再提出を求められる場合もあります。
そうなると、再提出日が「受理日」になってしまうので、注意が必要です。
休日に婚姻届を出すときの注意点は、このあと詳しくご紹介します。
休日に婚姻届を出すときの注意点
書類の不備に注意する
婚姻届の誤字脱字、生年月日等の書き忘れ、必要書類を用意していないなど、書類の不備には注意しましょう。
インクが消えるタイプのボールペンで記入するのもNGなので、気を付けましょう。
先程もお話ししましたが、休日は婚姻届を「預かっている」状態。
後日確認した時に不備があれば、最悪の場合、再提出になってしまいます。
住所や氏名などで、「新字体」と「旧字体」で表記を間違えるケースもあるようなので、戸籍謄本や住民票などを見ながら、慎重に記入するといいですね。
どうしても入籍日にこだわりたい場合、前もって記入済の婚姻届と必要書類を用意し、役所に確認してもらうのがおすすめ!
平日の開庁時間内に出向き、書類に不備がないか確認してもらい、「後日提出します」と伝えれば大丈夫ですよ。
婚姻届の書き方については、こちらで詳しくご紹介しています。
捨印(すていん)を押しておくと安心
「捨印」とは、余白部分に印鑑を押しておくことで、「訂正がある場合は、本人以外(この場合役所の方)が代理で修正してかまいません」という意思表示をするものです。
捨印があることで、細かい間違いは役所の方で訂正してもらうことができるかも。
万が一、「証人」欄に不備があることも考慮して、二人の捨印だけでなく、証人の捨印も押しておいてもらうといいですよ。
また、婚姻届の証人についてはこちらの記事でくわしく紹介しています。
誰に頼むか、頼むときのマナーなどを知りたい人は、あわせて読んでみてくださいね。
婚姻届の証人は誰に頼むのが正解?証人の条件や頼むときのマナー・注意点、書き方までご紹介
ダウンロードするならサイズなどに注意
婚姻届はインターネットからダウンロードもできます。
自治体のホームページに載っているフォーマットや、企業や個人が作って公開しているものも使うことができるんです。
詳しくはこちらの記事で取り上げています。
ダウンロードで入手する場合、プリントアウトするときのサイズを間違わないようにしましょう。
婚姻届は、A3サイズの用紙に印刷します。
また、婚姻届は機械で読み取ります。
柄やデザインの多すぎるものは、機械が読み込めず、受理してもらえない可能性もゼロではありません。
販売されているものはほとんど基準をクリアしているとは思いますが、もし婚姻届を手作りする場合などは、心配なら事前に役所で確認してもらうといいですよ。
続いて、婚姻届が無事に受理されたかどうか、確認する方法をご紹介します。
受理されたかどうか確認する方法
電話で確認する
休日に婚姻届を提出した場合、後日、電話で問い合わせることができます。
平日の開庁時間内に電話をし、受理できたかどうか尋ねてみましょう。
遠方の役所に提出した場合でも、電話なら簡単ですね。
婚姻届受理証明書を発行してもらう
婚姻届受理証明書は、受理が済み次第、お願いすれば発行してもらえます。
料金は少しかかりますが、入籍の記念にもなりますね。
休日は発行できないので、後日、平日の開庁時間内に、役所に出向いて発行してもらいましょう。
戸籍謄(抄)本や住民票を取る
婚姻届が受理されると、戸籍謄(抄)本や住民票の情報も自動的に変わります。
内容が届け出通り変更されているか確認することで、婚姻届が受理されたかどうかを知ることができるんですね。
ただし、戸籍が変更されるまでには時間がかかる場合も。
長い場合数週間かかることもあるので、早く確認したい場合は、電話か婚姻届受理証明書の発行がおすすめです。
最後に、婚姻届の「入手」は休日でもできるのかについて、見ていきましょう。
婚姻届を休日に入手する方法
婚姻届は、役所でもらうことができます。
提出と同じで、365日24時間入手することが可能です。
ちなみに、婚姻届をもらう役所と、提出する役所が違っても大丈夫。
ただし、婚姻届に記載されている宛先が、婚姻届をもらった自治体の長(市長、区長など)宛てになっている場合があります。
その場合は、提出先の自治体の長名に変更してから提出しましょう。
また、先ほどお伝えした通り、婚姻届は役所や民間のホームページからダウンロードする方法も。
ダウンロードなら、忙しい人でも役所に出向くことなく、手に入れられますね。
また、婚姻届を書き損じた場合は、二重線を引いて訂正印を押すことで訂正することができますが・・・あまりにも訂正印の多い婚姻届は、ちょっと不格好に感じるかもしれませんね。
間違っても書き直せるように、念のため2枚くらいもらっておくようにするといいですよ。
婚姻届には色々なデザインのものがあり、購入することもできます。
規定を満たしていれば手作りも可能なんだとか!
色々な婚姻届に関しては、こちらの記事でご紹介しています。
可愛すぎて欲しくなる!話題の「デザイン婚姻届」ってどんなの?
まとめ
休日の婚姻届提出について、ご紹介しました。
婚姻届の提出は、多くの役所で、365日、24時間受付OK!
夜間や休日でも、時間外窓口で受け付けてくれます。
ただし、一部の出張所や支所では夜間休日受付がない場合もあるので、前もって確認しておきましょう。
必要書類は、「婚姻届」と「本人確認書類」です。
その他、本籍地以外で提出する場合は、戸籍謄本(または戸籍抄本)が必要。
念のため、二人の印鑑も持っていくと安心です。
代理人が提出する場合や、結婚相手が外国人の場合は、必要書類が変わってくるので、役所に確認しましょう。
休日に提出しても、書類に不備がなければ受理日は提出した日になります。
書類に不備がある場合は役所から連絡があり、訂正して受理されるか、もしくは再提出になる場合も。
その場合は、再提出した日が受理日になってしまいます。
休日に婚姻届を出す場合は、書き間違い、書類の不備がないようにすることが大切。
慎重に書き、間違いが心配な場合は、平日の開庁時間に役所へ持っていき、確認してもらうといいでしょう。
二人と証人の捨印を押しておくと、些細な訂正は役所の方にお任せできるので安心です。
ダウンロードした婚姻届を使う場合は、プリントアウトの際、サイズ間違いに気をつけましょう。
自作の婚姻届やデザインの多い婚姻届にする場合は、前もって一度役所で見てもらい、使えるかどうか確認しておくと安心です。
提出後、受理されたかどうか確認したい場合は、開庁時間内に電話で尋ねればOK。
あとは婚姻届受理証明書を発行してもらったり、時間はかかりますが戸籍(抄)謄本や住民票を取って変更を確認する方法もあります。
婚姻届は、間違いさえなければ、いつでも受理してもらうことが可能。
二人の好きな日取りで、新たな門出をスタートしたいですね!
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