マタニティウェディングの完全ガイド!おすすめの時期やドレスの選び方などをご紹介
「結婚」と「妊娠」、2つの幸せが重なる「授かり婚」。
とてもおめでたいことですが、妊娠中の結婚式に少し不安を感じる人も。
そこで今回は、マタニティウェディングにまつわる疑問を一挙解決!
結婚式を挙げる時期や会場選びのポイント、当日の注意点やおすすめ衣裳など、情報満載ですよ。結婚スタイルマガジンは、ジュエリーブランドNIWAKA(ニワカ)のサポートで運営されています。一部NIWAKAの商品写真を使って解説していることをあらかじめご了承ください。
「マタニティウェディング」とは?
「マタニティウェディング」とは、妊娠中に挙げる結婚式のこと。
妊娠がきっかけで結婚する場合や、婚約中に子どもを授かった場合など、妊娠中に結婚式を行うケースですね。
一昔前は否定的な声も多かったようですが、最近では「マタニティウェディング」に対する理解も高まってきているようです。
そのため、マタニティウェディングであっても一般的な結婚式と同じく「挙式&披露宴」をするカップルが増えてきているそう。
その他のスタイルでは、リゾートウェディングやフォトウェディングも人気のようですよ。
マタニティフォトと兼ねることもできて、いい思い出になりそうですね。
マタニティウェディングにおすすめの挙式スタイルについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
ちなみに妊娠中ではなく、出産後に結婚式を挙げる場合は「パパママ婚」や「ファミリー婚」などと呼ぶそうです。
メリット・デメリットは?
マタニティウェディングのメリット
出産後に比べると妊娠中の方が、結婚式準備を進めやすいとの声があります。
というのも出産後に結婚式を挙げようとしても、なかなか思うようにいかないケースも多いよう。
例えば、産後で体調が悪かったり、育児に追われていたり、仕事復帰の時期と兼ね合いがつかなかったり・・・
でも出産前なら、結婚式準備をふたりで落ち着いて進めることができそうですね。
他には、結婚式でマタニティならではの演出ができることをメリットに感じる人もいるようです。
マタニティならではの演出については、最後の章で詳しくご紹介しますね。
マタニティウェディングのデメリット
デメリットは、やはり体調面の不安。
時期によってはつわりがひどく、準備を思うように進められないケースもあるようです。
また妊娠中は何が起こるか分からないので、結婚式をキャンセルしないといけない事態になる可能性もゼロではありません。
他には、衣裳の選択肢が少なくなることをデメリットに感じる人もいるようです。
ただデメリットには対処法があることも。
これからお話しする中で、気を付けたいポイントをご紹介していきますね。
まずは、マタニティウェディングを挙げる時期について詳しく見ていきましょう。
いつ挙げる?マタニティウェディングの時期
妊娠期間は大きく分けるとこの3つ。
妊娠初期・・・妊娠1~4ヶ月
妊娠中期・・・妊娠5~7ヶ月
妊娠後期・・・妊娠8~10ヶ月
この中で比較的おすすめと言われているのは「妊娠中期」。
なぜならこの時期は「安定期」とも呼ばれ、つわりが落ち着いて体調が安定する人も多いからなんですね。
また「妊娠初期」は、体型がほとんど変わらないので、衣裳選びには困らない時期。
ただし、つわりがある人も多く、赤ちゃんの状態も不安定なんだそう。
急ぐ場合でなければ、安定期を待った方が安心かもしれませんね。
そして「妊娠後期」になると、お腹も大きくなり、ちょっとした着替えや移動でも体力を消耗するようになります。
ただ、体調は安定していることが多いので、無理のないスケジュールを組めば結婚式を挙げることもできるよう。
まとめると、一般的には「妊娠中期」がおすすめと言われていますが、体調に気を付ければどの時期でも挙げることはできそうです。
妊婦の体調や赤ちゃんの状態は人それぞれなので、避けた方がいいとされる時期でも問題なく進められる人もいれば・・・
安定期であっても、アクシデントで結婚式をキャンセルする人もいます。
担当医に相談しつつ、母子共に負担がかからないスケジュールを組んでくださいね。
準備期間はどれくらい?
仮に妊娠が分かってから結婚式の準備を始め、安定期に結婚式を挙げるとすると、準備期間はだいたい2~3ヶ月程度。
最短では、数週間で準備することもあるようです!
一方、一般的な結婚式の準備期間は、半年~1年が主流と言われています。
マタニティウェディングは、それに比べると準備期間が短いんですね。
ただ準備期間が短くても、しっかりダンドリをつければ大丈夫!
挙げる時期毎の準備スケジュールについて詳しくは、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
妊娠月別で変わる!授かり婚(おめでた婚)の結婚式準備スケジュール
次は、大切な式場選びのポイントを見ていきましょう!
どう選ぶ?式場選びのポイント
式場選びで注意しておきたいポイントはこちら。
立地や会場内の設備
駅から遠いなど、交通の便が悪い式場は妊婦にとって負担が大きいかも。
立地の良さはおさえておきたいポイントです。
また会場内の設備も要チェック!
例えば、
・階段の上り下りが多くないか
・控室から会場までの移動はスムーズか
など、当日のことをイメージしながら会場をチェックしてみてくださいね。
そして万が一体調が合悪くなった時、休憩できる部屋が確保できるかどうかなども、聞いておくと安心ですよ。
マタニティウェディングの実績
マタニティウェディングの実績も確認しておきたいポイントの1つ。
妊婦の体調をよく分かっているスタッフがいれば、当日も安心して結婚式を挙げられますよね。
打ち合わせの回数を減らしたり、電話やオンラインで打ち合わせをしたりなど、妊婦さんに優しいサービスを取り入れている式場もあるようです。
さらにマタニティウェディングに慣れている式場なら、
・妊婦に優しい料理や飲み物を提供してくれる
・香料の入っていない優しいメイク道具を使ってくれる
など、色々なサービスが受けられるかも!
式場のHPなどでサービス内容をチェックしてみてくださいね。
その他には、ドレスの充実度を重視したという先輩花嫁もいるようです。
マタニティウェディングの式場選びについては、こちらの記事が参考になりますよ。
授かり婚にやさしい結婚式場の選び方とは?意識したい5つのポイントを紹介
どこに気を付ける?当日のスケジュール
マタニティ婚の場合、当日のスケジュールを詰めすぎるのはあまりおすすめしません。
演出などが多いと、時間に追われて花嫁や赤ちゃんに負担がかかることも。
余裕を持ったスケジュールを組み、無理がない程度に結婚式を楽しみましょう。
また、二次会も無理は禁物。
結婚式だけでも長時間慣れない衣裳を着て、立ったり座ったりを繰り返すことになります。
そのうえ二次会までとなると、結構ハードなもの。
二次会をするなら披露宴との間に十分な休憩時間を設けるなど、配慮しておくとよさそうです。
終了時間が遅くなる場合は、近くのホテルに宿泊して、ゆっくり休むのもいいですよ。
宿泊できる会場であれば、この辺りはスムーズですね!
マタニティウェディングの当日の注意点については、こちらの記事をどうぞ。
次は、気になっている人も多い衣裳選びのポイントを見ていきましょう!
マタニティウェディングならではの衣裳選び
衣裳選びのポイントは?
妊娠中の衣裳選びは、体に負担をかけないデザインを選びたいもの。
締め付けの強いデザインや重い衣裳だと、気分が悪くなったり赤ちゃんに負担がかかったりすることもあります。
また、妊娠中は肌も敏感になる場合があるので、柔らかくて優しい素材の衣裳を選ぶことも大切なのだそう。
そしてヒールの高い靴も履けないので、低いヒールの靴でも似合うドレスがオススメです!
前もって担当スタッフに妊娠していることを伝え、マタニティウェディングにピッタリのドレスをチョイスしてもらいましょう。
おすすめのドレスデザイン
マタニティウェディングにおすすめのドレスデザインを2つご紹介します。
1 プリンセスライン
お腹のふくらみをカバーしたいなら、プリンセスラインがおすすめ。
スカートのふくらみで、大きなお腹をある程度隠すことができますよ。
2 エンパイアライン
エンパイアラインは胸の下に切り替えがあるので、ウエストを締め付けないのが嬉しいポイント。
お腹もふくらみが小さいうちは隠れますし、大きくなってからは逆に、お腹をきれいに目立たせてくれます。
まるで女神さまのように、神々しい花嫁姿になれそうですね。
マタニティ専用ドレスって?
お腹が大きくなる前なら、普通のドレスでも問題なく着こなせます。
ただ、お腹が大きい時期の結婚式なら、マタニティ専用ドレスを選ぶのもアリ!
お腹周りを締め付けない作りになっていたり、大きくなるお腹に合わせて細かくサイズ調節ができたりと、花嫁にも赤ちゃんにも優しい機能がいっぱいなんです。
もちろんデザイン性も重視されていて、大きなお腹を美しく見せてくれますよ。
マタニティ専用ドレス以外のドレスを着るなら、多少のサイズ調整が可能なデザインを選んでおくと安心。
後ろが編み上げになっているなど、大きくなっていくお腹に対応できるデザインだとよさそうです。
また結婚式当日までに何度か試着に出向き、サイズが合うかどうかチェックしておいたという人もいるようですよ。
気になる人は検討してみてくださいね。
和装はできる?
妊娠中でも、和装を選ぶことはできます。
ただ、重すぎる衣裳は花嫁と赤ちゃんの負担になることも。
あまり重量のないものを選びましょう。
また妊娠していることを着付けスタッフに伝え、着付けの際に苦しくならないよう配慮してもらうと安心です。
衣裳選びについては、これらの記事も読んでみてくださいね。
授かり婚でお腹を隠す・あえて目立たせるウェディングドレスの選び方は?
【授かり婚】マタニティ用ブライダルインナーってどんなもの?選び方は?
花嫁姿を想像すると、ワクワクしてきますね。
では最後に、マタニティウェディングだからこそ取り入れられる演出をご紹介します。
マタニティウェディングならではの演出
お腹に赤ちゃんがいるマタニティウェディングだからこそ、取り入れられる素敵な演出もあるんです!
さっそく見ていきましょう。
ベビーリングセレモニー
「ベビーリング」とは、子ども用の小さな指輪のこと。
セレブレーションジュエリー:小輪
赤ちゃん用のベビーリングを用意し、それをネックレスに通しておきます。
そして挙式で指輪交換が済んだ後、新郎が新婦の首にベビーリングネックレスをかけてあげましょう。
お腹の赤ちゃんも一緒に指輪交換をしているようで、家族の絆が深まりますね。
結婚式の後は、赤ちゃんの指につけて写真を撮ったり、大切に保管して将来子どもにプレゼントしたりするのもGOOD!
ベビーリングについて詳しく知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
授かり婚のふたりへ!結婚指輪とお揃いのベビーリングがあるって知ってる?
お腹に誓いのキス
ふたりの誓いのキスの後、新郎が新婦のお腹にもキスをするというアイデアも素敵!
赤ちゃんも参加の誓いのキスになりますね。
見ているゲストも、微笑ましい空気に包まれそうです。
妊娠や性別発表
妊娠していることや赤ちゃんの性別をまだゲストに伝えていない場合は、結婚式の演出の中で発表するのもアリ!
結婚式で流すムービーに赤ちゃんのエコー写真を盛り込んだり、「ジェンダーリビールバルーン」と呼ばれる風船を用意したり、発表の方法はさまざまです。
ゲストにとってもサプライズになり、お祝いムードが高まりますね。
ただ、中にはこういった発表をよく思わない人もいるよう。取り入れる際は、親や周囲に事前に相談しておいた方がいいかもしれません。
ゲストからメッセージをもらう
産まれてくる赤ちゃんに、ゲストから一言ずつメッセージをもらう演出です。
ウェルカムスペースに置いて寄せ書きにしてもらったり、ビデオメッセージにしてもらったりと、こちらもアイデアはさまざま。
子どもが大きくなった時、産まれる前からこんなにたくさんの人に祝福されていたと知ったら、なんだか嬉しくなりそうですね。
新郎新婦からのメッセージも添えてタイムカプセルにして、子どもが大きくなった時にプレゼントするのも素敵ですよ。
赤ちゃんをイメージした会場装飾
ウェディングケーキに赤ちゃんの飾りを乗せたり、天使のモチーフを飾ったり・・・
赤ちゃんをテーマにした装飾をするのも人気のようです。
他には、ウェルカムスペースにエコー写真を飾ったという人もいるようです。
ところどころに赤ちゃんをイメージさせる装飾を使うと、ふたりだけでなく赤ちゃんも一緒に「家族」になるという実感がわきそうですね。
ファーストピロー
挙式の時に指輪を置く「リングピロー」。
リングピローを赤ちゃんが初めて使う枕にするというアイデアもあります。
というのも、リングピローを赤ちゃんのファーストピローにして3日間使うと、その赤ちゃんは幸せになれるという言い伝えがあるんだそう!
赤ちゃんに使ってもらうのは後になるので、挙式の時は、赤ちゃんの枕にできるサイズ・形のリングピローを用意しておけばOKですよ。
まとめ
マタニティウェディングについて詳しくご紹介しました。
「マタニティウェディング」とは、妊娠中に挙げる結婚式のこと。
安定期と呼ばれる「妊娠中期」に挙げるのが比較的おすすめです。
ただ体調は人それぞれなので、体調や担当医と相談して自分にピッタリの時期を選んでくださいね。
会場選びのポイントは、
・バリアフリーの設備が整っている
・マタニティウェディングに慣れている
など。
花嫁衣裳は、重すぎず、体に負担のかからないデザインのものがベター。
お腹が大きくても美しく着られる「マタニティ専用ドレス」を選ぶのもアリですよ。
妊娠中だからこそ取り入れられる演出も参考に、素敵なマタニティウェディングを叶えてくださいね!
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