子供と一緒に結婚式ができるファミリーウェディング・パパママ婚って何?
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子供と一緒に挙げる結婚式って、どういうもの?
ファミリーウェディング・パパママ婚の概要を解説。
最適な時期や式場選びのポイント、成功させるための注意点など、パパママ婚の情報が盛りだくさんです。
子供が一緒に参加できる結婚式の演出も、合わせてご紹介します。結婚スタイルマガジンは、ジュエリーブランドNIWAKA(ニワカ)のサポートで運営されています。一部NIWAKAの商品写真を使って解説していることをあらかじめご了承ください。
ファミリーウェディング・パパママ婚とは?
「ファミリーウェディング」「パパママ婚」とは、自分たちの子供と一緒に行う結婚式のことです。
「小さい子供がいるのに結婚式なんてできるの!?」と思う人もいますよね。
ファミリー婚を扱っている式場では、例えば授乳室や、打ち合わせ時間に子供を預けられるキッズルームなど、設備やサービスが充実していることが多いんです!
「授かり婚で、まだ結婚式を挙げていない」
「子連れで再婚した」
など、何らかの事情で「結婚して子供がいるけれどまだ結婚式をしていない」というカップルにおすすめ。
子供が一緒に参加できる演出を取り入れられる場合もあり、家族そろって結婚式に参加する様子を披露できるなどメリットもあります。
小さな子供と一緒の結婚式なんて、ゲストも思わずほっこりしそう!
もちろん、「パパママだけど、結婚式は二人が主役で行いたい」というのもアリです。
子供がいるからといって、必ず子供参加型の結婚式にしなくてはいけないというわけではありません。
子供の年齢にもよりますが、会場に手配した部屋でベビーシッターなどに預け、披露宴で少し紹介やお披露目をする程度にとどめるのもいいですよ。
結婚式のスタイルも、「挙式のみ」、「挙式+披露宴」、「挙式+家族・親族だけの食事会」など、2人次第で選択肢はいろいろ。
婚礼衣裳で写真を撮る「フォトウェディング」にすることもできます。
結婚スタイルマガジンでは、フォトウェディングができる全国のスタジオを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
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費用は結婚式のスタイルやゲストの人数によって大きく変わりますが、挙式+披露宴の場合、60名程度の規模で100万円~200万円前後が相場。
挙式のみの場合、10万円以下で行うことも可能です。
子供もいるし、結婚式費用を節約したい・・・という人は、少人数でアットホームな結婚式にするといいですね。
少人数の場合の式の内容や費用など詳しく知りたい人は、こちらの特集もチェックしてみてください。
このように、子供と一緒でも、色々なスタイルで結婚式を挙げることが可能!
でも子供と一緒の結婚式って、いつ上げるのが最適なのでしょうか?
次は、結婚式を挙げる時期について見ていきましょう。
ファミリーウェディングに最適な時期は?
ファミリーウェディングだからといって、挙げる時期に決まりがあるわけではありません。
二人にとっての記念日や、子供の誕生日など、好きな時期を選んでOK!
パパママ婚のタイミングは、自分たち次第でいいんですね。
ただ、子供がまだ小さい場合、子供の年齢によって気をつけたいポイントもあります。
子供の年齢別に、メリット・デメリットを見ていきましょう。
子供が0歳の場合
0歳の赤ちゃんは、まだ授乳やミルクの間隔が短いことも多く、おむつ替えも頻繁。
とくに子供が6ヶ月になるくらいまでは、産後のダメージや、育児での寝不足によってママの体調が不安定なこともあります。
産後すぐの結婚式はママにも、赤ちゃんにとっても負担が多くなりがちです。
体型も、なかなかすぐには戻らないですよね。
でも生後6ヶ月ぐらいからなら、首や腰が据わったり、離乳食が始まっている場合も。
ベビーチェアに座らせておくことができたりと、まだ少しはママの余裕が生まれている時期かもしれません。
0歳の赤ちゃんは走り回ったりしないので、比較的安心して結婚式が挙げられるというメリットもあります。
ただ、子供が0歳のときに結婚式を挙げようと思うと、産後早い段階で結婚式準備に取りかからなければいけないという心配も。
ママの体調をよく考えて決めるといいですね。
子供が1歳前後の場合
1歳前後の子供は、よちよち歩きのとっても可愛らしい時期。
まだそこまで走り回るような時期ではないので、結婚式中も目が届きやすいかもしれません。
母乳やミルクを卒業している子もいて、ご飯も食べられます。
育児にも少し慣れが出て、ママの体調が落ち着いてくるころかもしれません。
産後の結婚式の場合、子供が1歳前後くらいからが挙げやすい時期といえるかもしれませんね。
子供が2歳前後の場合
2歳前後になると、お話ができたり、しっかりと意思疎通ができる子も多くなってきます。
子供が結婚式に参加できる場面も、増えてきそう!
キッズスペースなどに預ければ、結婚式の打ち合わせもスムーズにできそうですね。
ただし2歳前後になると走り回ったり、じっとしていられないことも多いですよね。
会場選びに気をつけたり、子供を退屈させない工夫をするなど、対策は必要です。
子供の発達、産後の回復スピードは人それぞれなので、これはあくまで目安。
ママの体調や子供の状況をよく考慮して、時期を選ぶといいですね。
もちろん、結婚してから何年、何十年も経って、子供が大きくなってから結婚式を挙げるというカップルもいます。
2人が「結婚式を挙げたい」と思ったタイミングが、きっと最良のタイミングですよ。
次は、式場選びのポイントを見ていきましょう。
式場選びのポイント
パパママ婚・ファミリーウェディング歓迎の式場を選ぶ
パパママ婚・ファミリーウェディングOKの式場なら、子供に対応できる施設やサービスが充実していることが多いもの。
子連れでも打ち合わせやブライダルフェアの参加ができたり、授乳室、おむつ替えスペース、キッズスペースなどが完備されたりしていると理想的です。
スタッフが子供の対応に慣れていることも多いので安心。
設備や、結婚式当日に家族で休憩できる個室を確保できるかどうかなど、不安な点はすべて聞いておきましょう。
子供の年齢別・会場選びのポイントはこんな感じです。
【式場選びのポイント】子供が0歳の場合
まだ寝ている状態が多い0歳児。
生後6ヶ月以降なら、つかまり立ちや、成長が早い子なら少し歩ける場合もあります。
眠っている時間も多く、結婚式や披露宴にすべて参加するのは難しいので、誰か面倒を見てくれる人が必要。
ベビーカーでの移動がスムーズにできるかどうかも要チェックです。
授乳室やおむつ替えスペース、託児所や個室の確保ができる式場がベスト。
離乳食のメニューや持ち込みについても、聞いておくと安心です。
【式場選びのポイント】子供が1歳前後の場合
これくらいから、歩ける子も増えてきます。
じっとしていられないので、危険がなく歩き回れる広いスペースのある会場がおすすめ。
1日1組限定のゲストハウスや、ホテルでも1フロア貸し切りだといいですね。
段差があると転びやすいので、バリアフリーだとなお安心です。
子供用の食事メニューも、どういったものがあるのかチェックしておきましょう。
【式場選びのポイント】子供が2歳前後の場合
2歳~くらいになると、活発に走り回ったりする子供がほとんど。
会場内のインテリアやテーブル・イスなどにぶつからないよう、ゲストの人数よりも余裕のある広めの会場がおすすめです。
ゲストにも子供連れがいる場合は、会場内にキッズスペースを作って、子供たちで一緒に遊べるようにすると退屈しないかも。
わんぱくになってくる年ごろなので、子供の扱いに慣れたスタッフが多い式場だと安心です。
では次に、ファミリー婚を成功させるための注意点を見ていきましょう。
パパママ婚を成功させるための注意点やポイント
準備期間は長めに確保
小さな子供を育てているママは、寝不足や育児疲れで体調が不安定になりがち。
それに加えて、子供が突然熱を出すなんてことも少なくありません。
一般的な準備期間を確保していたつもりでも、打ち合わせを延期しなければいけなかったりして、準備が思うように進まないこともあります。
無理がないように、準備期間は始めから長めに設定しておくと安心ですよ。
当日のスケジュールにも余裕を
結婚式ですから、あんな演出もしたい、こんな演出も取り入れたい・・・と夢は膨らみますよね。
でもあまり演出や余興などを詰め込みすぎると、当日のスケジュールがタイトになってしまいます。
小さな子供と一緒の結婚式では、授乳タイムが必要だったり、急に子供がグズッて退出するなど、どんなことがあるかわかりません。
余裕を持ったスケジュールを組んで、急なタイミングにも対応できるようにしておきましょう。
会費制にするのもアリ
例えば結婚してからだいぶ年月が経ってのファミリー婚の場合、すでに結婚した時に、「結婚祝い」を頂いていることもありますよね。
そんな場合、結婚式で改めてご祝儀をもらうのは気が引けるもの。
招待されたゲストも、ご祝儀を持っていくべきか迷ってしまいそうですよね。
そんなときは思い切って、始めから会費制にしておくのもアリ!
それならゲストも、気持ちよく参加できますね。
子供が快適に過ごせる配慮を
ファミリー婚の場合、できるだけ子供にも負担をかけず参加してもらえるのが理想的。
例えば子供の衣裳は着心地のいいものを選び、もし途中で暑がったりしているようなら普段着に着替えさせてあげるなど、配慮するのがベストです。
ぬり絵、シール、絵本など年齢に合わせた娯楽を用意し、退屈させない工夫をすることも大切。
子供用の食事メニューについては、アレルギー食材の確認はもちろん、子供が好きなものや食べやすいものを取り入れてあげるといいでしょう。
ウェディングドレス選びは時期に注意
例えば、出産前から産後のパパママ婚を計画していた場合、出産前から結婚式準備を始めることもありますよね。
でもウェディングドレス選びに関しては、時期に注意が必要です。
出産後、女性の体型はすぐには元に戻りません。例えば妊娠初期のあまりまだお腹が出ていない時期に試着したドレスなどは、産後にはサイズ的に着られないということもあります。
大幅なサイズ調節ができるドレスにするか、もしくは産後に選んだ方がいいかもしれませんね。
当日子供を預ける人に慣れさせておく
結婚式当日、子供をベビーシッターではなく家族などに預ける場合は、前もってその人に慣れさせておくと安心。
子供によっては、家族でも人見知りしてしまう場合もありますよね。
結婚式までに何度か預かってもらったり、一緒に過ごしてもらい、子供がその人に慣れるよう配慮しておくといいでしょう。
子供が快適に過ごせて、パパママも楽しく結婚式を挙げられるのが理想的ですね。
では最後に、子供が参加できる結婚式の演出をご紹介します。
子供も参加できる演出はある?
入退場を一緒に
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@mizuki_642
挙式や披露宴の入退場シーンを、子供も一緒に行う演出です。
新郎新婦と子供が手をつないで入退場したり、赤ちゃんなら抱っこで入退場もかわいい!
しっかり歩ける年齢なら、新郎新婦の前を歩いて花びらを撒く「フラワーガール(ボーイ)」をしてもらうのも素敵ですね。
家族で誓いのキス
@tapurooo
誓いのキスをするとき、子供を真ん中にして立ち、両側から子供のほっぺにキス!
とっても微笑ましい演出ですよね。
子供が複数人いると大変ですが、1~2人くらいなら取り入れられそうな演出ですね。
親子でおそろいの衣裳にする
男の子なら新郎の衣裳と雰囲気を合わせ、女の子なら新婦の衣裳と合わせるのがおすすめ。
まるで小さな新郎新婦のようで、とってもかわいいこと間違いなし!
同じ衣裳が用意できなくても、色を合わせたり、似たアクセサリーをつけるなどテイストを合わせるだけでもOKですよ。
ベビーリングセレモニー
赤ちゃんが誕生した記念に贈るベビーリング。
セレブレーションジュエリー:小輪
子供がまだ赤ちゃんなら、ベビーリングをセレモニーとして取り入れるのもアリです。
例えば新郎新婦が指輪交換をした後、赤ちゃんにもベビーリングをプレゼントしたり、ネックレスに通して首にかけてあげましょう。
家族で指輪交換なんて、一生の記念になりそうですね。
ベビーリングについてくわしく知りたい人は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
授かり婚のふたりへ!結婚指輪とお揃いのベビーリングがあるって知ってる?
赤ちゃんが指輪を口に入れると危険なので、セレモニーが終わったらベビーリングは外して保管しておきましょう。
リングボーイ・リングガール
@wedding0516_s
@mika_wedding111
子供が2~3歳以降なら、リングボーイ(ガール)として指輪交換のお手伝いをしてもらうことも可能!
結婚指輪を持って、バージンロードを歩き運んでもらいます。
落とさないよう一生懸命運ぶ姿は、思わずゲストも応援したくなりますよ。
ウェルカムスペースにファミリー感を
@_wedding0627_
ウェルカムボードに子供が描いた絵を使ったり、子供の写真を飾ったり・・・
ゲストを出迎えるウェルカムスペースに、ファミリー感を出すのもおすすめ!
家族や親族は子供の成長を楽しく見ることができて、ゲストもほっこりした気分になれますよ。
親子でケーキ入刀・ファーストバイト
披露宴でケーキ入刀後、お互いにケーキを食べさせる「ファーストバイト」を行うときに、子供も一緒に参加するという演出です。
一緒にケーキに入刀したり、子供がパパやママにケーキを食べさせて、お返しにパパママからも子供に食べさせてあげたり・・・
楽しくて微笑ましい写真がたくさん撮れそうなワンシーンですね!
結婚式で自分の子供に参加してもらえるのは、ファミリーウェディングだからこそ!
もちろん失敗や、機嫌次第で嫌がって参加してくれないなんてハプニングもあるでしょうが、それも含めて微笑ましいものです。
ぜひ、子供が参加できる演出も取り入れるといいですよ。
まとめ
ファミリーウェディング・パパママ婚とは、自分たちの子供と一緒に行う結婚式のこと。
ファミリーウェディングを挙げる時期は、カップルによってそれぞれ。
もちろん好きな時期で構いませんが、子供の年齢によってメリット・デメリットが変わってきます。
ママの体調や準備期間などをよく考えて、日取りを決めるようにしましょう。
式場選びのポイントは、子供連れに向けた設備が整っている「ファミリー婚歓迎」の式場を選ぶこと。
子供やママの体調が崩れることも考え、結婚式の準備期間は長めに確保しておくと安心です。
当日は子供が快適に過ごせるよう、スケジュールに余裕を持ち、楽な衣裳、退屈させない工夫、美味しい食事など配慮するといいですね。
すでに結婚祝いを頂いているゲストが多い場合、ご祝儀は頂かず会費制にするのもアリですよ。
子供が演出に参加できるなど、パパママ婚のメリットはいっぱい!
家族で結婚式を挙げて、最高の思い出にしたいですね。
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