ナイトウェディングとは?魅力やおすすめ演出、気になる相場や注意点まで徹底解説!
夕方から夜にかけて行う結婚式、「ナイトウェディング」。
夜だからこそ映える演出やドレスもあり、ロマンチックで大人な結婚式が叶います。
また、人気の会場でも比較的予約が取りやすかったり、費用もリーズナブルに抑えられるといったうれしいメリットも。
この記事では、そんなナイトウェディングの魅力や相場、衣裳の選び方や演出をくわしく解説します。
ナイトウェディングってどんなもの?
「ナイトウェディング」とは、その名の通り夕方から夜の時間にかけて行う結婚式のこと。
夜景やキャンドルの光に包まれて愛を誓う、ロマンチックなウェディングスタイルです。
・平日にも挙げやすい
・人気の結婚式場でも予約がとりやすい
という点もナイトウェディングならではのメリット。
「大人ウェディングに憧れる・・・」
「光の演出を取り入れたい!」
「友達とは違った雰囲気にしたいな」
というカップルにおすすめです。
大まかな流れは?
結婚式を挙げる季節にもよりますが、
・挙式:16時~16時半ごろ
・披露宴:17時~19時半ごろ
というパターンが多いよう。
挙式は夕暮れ時に、披露宴は日没後に行うということですね。
披露宴の終了時刻は20時前後になるので、二次会は21時以降にスタートとなることが多いです。
そのため遠方からのゲストが多い場合や翌日が平日の場合などは、二次会はやらないカップルも多いよう。
ナイトウェディング、会場選びのポイントは?
結婚式場選びは、ナイトウェディング思いっきり楽しむためのキーポイント。
・夜景がきれい
・料理とお酒がおいしい
・アクセスが良い
・できる演出の幅が広い
こうした式場がナイトウェディングには向いています。
詳しくは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
ナイトウェディングにピッタリな結婚式場の選び方って?ポイントを4つ紹介!
ナイトウェディングの4つの魅力
1 キャンドルの明かりが幻想的…ロマンチックな演出
ナイトウェディングの魅力は、なんといってもロマンチックな結婚式ができること。
夜の結婚式、というだけでも大人っぽく洗練された雰囲気になりますが、そこに光の演出が加わるとムードは最高!
暗闇を彩るイルミネーションに、心まで温めてくれそうなキャンドル・・・。
昼間の結婚式とは一味ちがう幻想的なムードに、心を奪われるゲストも多いよう。
今まで見たことの無いような結婚式で雰囲気が最高でした。夜景をバックにしたパーティーは特別感があって楽しかったです
窓の向こうのイルミネーションがきれいで、私たちゲストもロマンチックな気分になりました
普段なかなか味わえないゴージャスなひとときは、ゲストの思い出にも残るはず。
2 夕方からのスタートだから、平日でもゲストが参加しやすい
ナイトウェディングは基本的に夕方スタート。
そのため、平日でもゲストは仕事を休まずに参加できることが多いよう。
普段は仕事の都合で結婚式に来られないゲストも、夜なら来てくれるかも!
土日や祝日といった曜日に縛られず、日程を選ぶことができるのは嬉しいですね。
さらに、午前中の時間帯に余裕がうまれるのもナイトウェディングの良いところ。
結婚式を挙げるふたりはもちろん、ゲストも当日は移動や身支度であわただしいもの。
16時からの挙式だったので、15時くらいに会場に向かいました。ラッシュの時間を避けられたので渋滞することなく向かえました。久しぶりに会う友人と早めに落ち合っておしゃべりする時間がとれたのも嬉しかったです
昼の結婚式では早起きして美容室でヘアセットしたり、子供を預けたりと大忙し・・・。ナイトウェディングだと時間に余裕があったので楽でした
朝早く起きる必要がなく、ゆっくりと準備・出発ができる点が好評なようです。
3 ふたりもゲストもリラックスできる
昼には重たい豪華な料理でも、ディナータイムの披露宴だとちょうどいいボリュームになるので、より食事を楽しめます。
また夜の時間帯だと、昼間に比べて気兼ねなくお酒を楽しめるのは嬉しいポイントです。
キャンドルの温かい光や夜のほの暗さが、ゲストの緊張をほぐしてくれるのもGOOD。
リラックスした雰囲気の中で、新郎新婦もゲストもきっと会話がはずむでしょう。
昼間の厳かな挙式は緊張してしまうこともあるけど、ナイトウェディングだったからか終始リラックス。お酒も食事もいつもよりおいしく感じられました。
ゲスト同士のコミュニケーションが取りやすく、初対面の人とも会話がはずんで楽しかったです
・・・などなど、ゲストもゆったり過ごせるようです。
ゲストとふたりの距離感が近いのも、夜の結婚式の特徴。
いつもはシャイなふたりでも、ナイトウェディングならゲストと深く語らえるかも。
4 比較的リーズナブルで予約が取りやすい
大切な人たちとゆったりと、ラグジュアリーな時間をすごせるナイトウェディング。
「費用が高そう・・・?」
「予約が取りにくそう・・・」
と思っていませんか?
実は、そうとも限らないんです。
相場はどれくらい?
ナイトウェディングは、昼の結婚式よりも比較的リーズナブル。
・装花や演出が少なくても華やか
・昼間と比べて予約の空きが多め
といった理由で安くなることが多いようです。
ぜいたくな気分を味わえるのに、費用がおさえられるなんて驚きですよね。
暗がりにキャンドルを置くだけで充分はなやかに。装花が少なめでも絵になる会場装飾になりました!
派手な演出をせずとも、ライトアップや夜景を楽しむだけでもゲストに満足してもらえたようです!
また、昼と夜の両方に結婚式を実施できたほうが稼働率が上がるという結婚式場側の事情も。
そのため、リーズナブルな「ナイトウェディング専用プラン」を用意しているところもあるようです。
式場にとってもカップルにとっても嬉しいシステムなんですね。
予約の取りやすさは?
夜の時間帯は昼間とくらべて式場の空きが多め。
つまり・・・予約が取りやすいということ!
・人気の式場
・土日や縁起の良い日取り
こうした条件だと、昼の結婚式では一年前から予約が埋まっていることも珍しくありません。
でも、夜なら予約が取れる場合もあるそう。
「式場も日取りも譲れない・・・!」
というカップルは、ナイトウェディングを検討しても良いかもしれません。
【演出】“夜ならでは”のおすすめ演出実例
「キャンドル」や「イルミネーション」はナイトウェディングでぜひ取り入れたい演出。
夜の暗さが光を引き立てて、しっとりした雰囲気を演出してくれます。
ここからは、ナイトウェディングの演出アイデアを先輩花嫁の一気にご紹介。
キャンドルを使って幻想的に
ナイトウェディングといえば・・・?
「キャンドル」ですよね。
温かな明かりがゆらめくキャンドルは、飾っておくだけでも幻想的。
水に浮かべたりお花と組み合わせたりと、キャンドルそのものをアレンジするのも素敵です。
プールやバージンロード、祭壇などをキャンドルで飾りつけるのもおすすめ。
キャンドルを使った演出には
・ユニティキャンドル
・キャンドルリレー
・キャンドルサービス
などがあります。
炎を使ったこれらの演出は厳かでありながらロマンチック!
ゲストも参加できるので、会場の一体感も高まります。
景色を装飾の主役に
あえて装飾をシンプルにして、景色をメインにするのも一つの手!
茜色の空がしだいに暗くなり、美しい夜景へと移り変わっていく様子を楽しめるのもナイトウェディングの醍醐味です。
カーテンを閉めた状態でパーティーを始めて、乾杯の合図でカーテンオープンするサプライズ演出も人気。
一面に広がる夜景が、最高のおもてなしになりますよ。
花火で華やかに
@yn_____ygw
夜空を鮮やかに彩る「打ち上げ花火」は、夜ならではのアイテム。
ケーキ入刀の瞬間や披露宴のフィナーレに大きな花火を打ち上げれば、ゲストもきっと大盛り上がり!
思い出に残る結婚式になるはずです。
ゲストに手持ち花火でお祝いしてもらう「花火シャワー」の演出もおすすめ。
パチパチと輝く花火が幻想的。みんなで楽しめる演出です。
ライトアップで大人っぽく
イルミネーションやライトアップの演出は、会場の雰囲気をガラリと変えてくれます。
他にも、ペンライトを使ったり、紅葉や桜をライトアップしたりと、アイデアはたくさん。
ふたりの理想に合う演出を見つけてくださいね。
ただひとつ注意したいのが、「写真映え」。
光を使った演出は、特にスマートフォンの場合、うまく撮影できない可能性も・・・。
きれいな演出を写真にのこすためにも、撮影はプロカメラマンにおまかせするのがおすすめです。
【衣裳】先輩花嫁が選んだ衣裳は?
ナイトウェディングだからといって、衣裳に決まりはありません。
もちろん、和装でもOKです。
でもせっかくなら、夜に映えるとっておきの一着を見つけたいですよね。
自然光が入る昼とは違って、光は照明やキャンドルの明かりのみ。
そこで、夜の「照明」と「雰囲気」に合わせた衣裳えらびが重要になってきます。
また、ナイトウェディングは一般的に大人っぽくカジュアルな雰囲気のものが多いようです。
それでは、これらを踏まえて衣裳ごとに衣裳えらびのポイントを見ていきましょう!
ウェディングドレス
おすすめは、なんといっても「シルク」や「サテン」のドレス!
つるっとした光沢のある生地は、夜の照明によく映えます。
@natsuwedding
デザインは「シンプル」なものを選ぶと大人っぽく洗練された花嫁姿に。
ラメやグリッターのウェディングドレスも、照明に映えるのでおすすめです。
@bushi.heavenly_wedding
「ゲストとたくさんふれあうカジュアルな結婚式にしたい」
という方は、動きやすいドレスを選ぶと良いでしょう。
・Aライン
・マーメイドライン
・スレンダーライン
・エンパイアライン
のドレスなら、スカート部分のボリュームが少ないので比較的動きやすいですよ。
大人っぽいウェディングドレスが気になる方は、こちらをどうぞ。
カラードレス
ウェディングドレス同様、カラードレスも光沢があって大人っぽいデザインが、夜の結婚式には似合います。
@k_0414_s
@__r__u__0807
肩や背中を大胆に見せるデザインもナイトウェディングなら気兼ねなくチャレンジできそうですね。
ラメやビジューのキラキラドレスや、ワインレッドのシックなドレスも素敵。
@akr_wd.1004
@wd_gypsophila
昼よりも開放的な気分になれる夜は、大人なドレスに挑戦するチャンス!
ちょっぴり背伸びしたドレスで、「いつもとは違う自分」をお披露目・・・なんていうのも良いかもしれませんね。
新郎の衣裳
新郎の衣裳も、花嫁と同じく「光沢」のあるタキシードがおすすめです。
@sp_ph315
暗い色でも、光沢がある生地ならOK!
また「新婦の衣裳とバランスがとれている」ことも大切です。
新婦のドレスと同じ色のタイを取り入れたり、ブーケとお揃いのブートニアをつけたり。
着こなしに一工夫くわえると、「お似合い夫婦」感がアップします。
ナイトウェディングの衣裳・演出についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
考慮するべき7つのポイント
ナイトウェディングは比較的新しい結婚式スタイルで、まだまだ少数派。
両親はもちろんゲストも、
「服装はどうしたらよいの?」
「二次会はある?帰りの電車はどうしよう・・・」
など、迷ってしまうことも。
また、必要な心配りも昼の結婚式とは大きく変わるもの。
ゲストが快適に参加できるように、事前の案内・対策のポイント7つを紹介しますね。
1 お互いの家族には事前に相談する
おしゃれで人気のナイトウェディングですが、両親や親族に難色をしめされる場合もあるようです。
というのも、ナイトウェディングはまだまだ珍しいスタイル。
「お祝い事は日中にするもの」と考えている人が少なくない親世代のなかには、「なんで夜にするの?」と疑問に思う人も・・・。
あとからトラブルにならないためにも、夜の結婚式を考えていることをきちんと相談しておきましょう。
・ナイトウェディングにしたい理由
・ゲストにどんな配慮をするか
などをちゃんと伝えれば、わかってもらえるかもしれませんよ!
2 曜日に配慮しよう
遅い時間からスタートするナイトウェディングでは、結婚式の日取りも重要。
ゲストからすると、翌日に仕事や学校がある場合、、っかく結婚式に招待してもゆっくり楽しめないかもしれませんよね。
そのため、「日曜日」や「連休最終日」は避けたほうがベター。
ナイトウェディングに向いているのは、
・金曜日
・土曜日
・連休初日
この日取りなら、翌日のことを気にせずに結婚式を満喫してもらえるでしょう。
3 ドレスコードは事前に案内しておくと親切
夜のパーティーの正装は「イブニングドレス」と「タキシード」ですが、
「タキシードなんて持ってない・・・」
「イブニングドレスは露出が多くて恥ずかしいな」
というゲストもいるようです。
また、平日に結婚式を行う場合、仕事終わりに来てくれるゲストも多いもの。
スーツや仕事着からわざわざ着替えてもらうと、負担になってしまうかも。
ゲストの顔ぶれをふまえて
・平服でOK
・昼の結婚式と同じ服装でOK
など事前にドレスコードを決め招待状に記載しておくと親切ですね。
4 お年寄りや子供へのケアを忘れずに
子どもやお年寄りにとっては、夜遅くまでの結婚式は負担になってしまうことも。
特に小さな子どもや赤ちゃんは、結婚式中に眠たくなってグズったり・・・なんてこともあるようです。
・休息をとれる静かなスペースがあるか
・式場でベビーシッターを手配できるか
・タクシーや送迎バスを手配できるか
といったことを事前に式場に確認し、相談しておきましょう。
5 遠方ゲストには宿泊先の手配を
遠方からのゲストはその日のうちに帰宅できない可能性が。
「帰りの交通手段」をあらかじめ聞いておき、必要なら宿泊施設の手配をするのがマナーです。
その日中に帰れるゲストでも、
「披露宴が時間通りに終わらなかったら電車に間に合わない」
という人がいるかもしれません。
「結婚式を定刻で終わらせる」ことを心がけましょう!
6 気候や気温に合わせた配慮を
花火やライトアップなど、屋外での演出が多いナイトウェディング。
だからこそ、雨天時の対処法や暑さ寒さ対策を考えておくことが大切です!
屋外演出については、代わりの演出や対処法を事前に考えておき、雨でも楽しめるようにするとGOOD。
また、冬の屋外演出は避けたほうが無難です。
「冬だけどどうしても屋外演出がしたい!」という場合は、ブランケットや暖房器具を用意するなど配慮を忘れずに。
7 二次会はする?しない?
披露宴が終わるのは夜の9時過ぎ。
そのあとに二次会をやるべきかどうかは、迷うポイントですよね。
これに関しては、ゲストに前もって聞いて決めるのが一番です。
選択肢としては、
・別日にあらためて開催
・入退場自由なスタイルにして当日に開催
・披露宴を「1.5次会」スタイルにする
などがあります。
ゲストの都合に合わせて、柔軟に決めましょう。
まとめ
ナイトウェディングのキホン情報をまるっとお伝えしました。
メリットはこの3つ。
・幻想的でロマンチックな結婚式が叶う
・平日でもゲストが参加しやすい
・アットホームでカジュアルな雰囲気
昼の結婚式とは一味ちがった衣裳えらびの楽しみや、夜だからこその演出もありましたね。
そして、何はともあれ大切なのは「ゲストへの配慮を忘れない」こと。
日取りや宿泊先の配慮などをしっかりして、ふたりもゲストも楽しいナイトウェディングにしたいですね。
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