いとこの結婚式ではご祝儀をいくら包む?いとこへの結婚祝いについてパターン別に紹介
「友人の結婚式でご祝儀を包んだことはあるものの、いとこの結婚式ではどうすればいいかわからない」
という人に向けて、今回は「いとことして贈るご祝儀」について紹介します。
いとことして贈るご祝儀の金額相場や、年齢による金額相場の違いについて、アンケートデータを交えて紹介。
また、親と一緒に出席する場合や夫婦で出席する場合などで、ご祝儀の金額に違いはあるのかについても解説します。
ご祝儀金額を決めるときのポイントや、迷いがちなご祝儀の基本マナーについてもお伝えするので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
いとことして贈るご祝儀の金額相場は?
いとこの結婚式に出席するときに贈るご祝儀の相場は、3~5万円程度とされています。
いとことの関係性や自分の年齢などによって金額が変わるため、相場には開きがあるようです。
一般的なご祝儀相場は3万円ですが、10~20代でまだ経済的に余裕がない場合は、控えめな金額を贈ることもあります。
また学生の場合は、無理をせず1万円程度を包んだり、ご祝儀の代わりに結婚祝いのプレゼントを贈ったりして、お祝いの気持ちを伝えることを大切にするといいでしょう。
一方、30代以上などで経済的に余裕ができてきた場合は、3~5万円が目安になるようです。
また自分の年齢も高い場合や、とても親しいいとこに贈る場合などは、10万円ほどを包む人もいるよう。
いとことの年齢差や親密度をもとに考えるといいですよ。
なお、結婚スタイルマガジントレンド調査2024では、いとこへのご祝儀の相場と平均金額は次のようになりました。
ご祝儀を贈った立場 | 平均額 |
---|---|
年上のいとこ | ¥36,400 |
同い年のいとこ | ¥33,068 |
年下のいとこ | ¥33,665 |
同い年や年下のいとことして贈る場合に比べて、年上のいとことして贈る場合の方が若干相場は高くなるようですね。
ご祝儀の金額相場については、こちらの記事も読んでみてくださいね。
【結婚式ご祝儀の相場】いくら包む?会社・友人・親族などの立場やケース別のマナーを解説!
こんなときはどうする?パターン別金額相場
いとことして贈るご祝儀の金額は、結婚式に出席するときの状況によっても変わります。
そこで続いては、パターン別に金額相場を見ていきましょう。
親と一緒に出席する場合
親族の結婚式なので、親と一緒に連名で招待されることもありますよね。
特に、生計が独立していない学生の場合や親と一緒に住んでいる場合は、こうした招待のされ方が多いかもしれません。
この場合は、親と連名で1つのご祝儀にまとめて贈るのが一般的です。
金額相場は合計で5~10万円になります。
夫婦で出席する場合
夫婦2人で招待された場合、2人分のご祝儀を連名で包みます。
2人で5~7万円が相場です。
5万円のご祝儀+1万円程度のお祝いの品物を贈ることもありますよ。
子連れで出席する場合
子どもを連れて出席する場合は、子どもの人数や子ども用の料理の内容によって、ご祝儀の金額を上乗せします。
子どもがまだ幼く「お子様ランチ」のような子ども用の料理を用意してもらう場合は5千円ほど。
大人と同じ料理で問題ない場合は1万円ほどを、子どもの人数分上乗せします。
また乳幼児などで料理が必要ない場合は、上乗せする必要はありません。
ただし、新郎新婦側がベビーベッドや授乳用の部屋などを用意してくれる場合は、お礼として3~5千円ほど上乗せしておくといいでしょう。
夫婦や子連れで出席する場合のご祝儀については、こちらでもくわしく紹介しています。
結婚式に夫婦で出席…ご祝儀の相場はいくらくらい?ご祝儀袋の選び方や書き方も紹介
結婚式が会費制の場合
会費制結婚式は、料理などのおもてなし分の料金を、ゲスト自身が「会費」として負担するシステムです。
基本的には、ご祝儀の代わりとして会費を支払えば問題ありません。
とはいえ、いとことしては
「会費制であってもお祝いとしてご祝儀を渡したい・・・」
と思う人も少なくないようです。
そんな場合は、会費とは別で自分の年齢や立場の相場に合ったご祝儀を贈ってもいいでしょう。
新郎新婦に気を使わせたくない場合は、現金ではなく結婚祝いのプレゼントを贈ってもいいですね。
ただし結婚式当日は、基本的に会費のみを受け付けています。
別途お祝いを渡す場合は、事前に直接渡すか、郵送などで贈るようにしましょう。
会費制結婚式の場合のご祝儀についてはこちらの記事内でも紹介しています。
ご祝儀や結婚祝いで現金を郵送する場合については、こちらの記事を読んでみてくださいね。
ご祝儀は郵送してもOK?現金書留での送り方やメッセージ、一緒に贈るプレゼントなどについて紹介
いとこへのご祝儀金額を決めるポイント
続いては、いとこへのご祝儀金額を決めるときに意識したいポイントをお話しします!
親族間のルールを確認する
一般的な相場とは別に、ご祝儀について親族の間で暗黙のルールがある場合も。
例えば、
「結婚式をするかどうかに関わらず、いとこ同士は一律○万円を贈りあう」
「お祝いをする場合は、現金ではなく品物を贈る」
など、押さえておかないと困る決まりがあるかもしれません。
ご祝儀の金額を決める前に、親や身近な親戚に相談してみるといいですよ。
また、いとことしてご祝儀を贈る立場の人が自分の他にもいる場合は、どうするか話し合っておくと安心!
同じ立場同士でご祝儀の金額を揃えておけば、自分だけ浮いてしまうことはないですよね。
金額に迷ったときは、ぜひ相談してみましょう。
親の金額と比べて調整する
親と連名ではなく、別で招待されている場合にはご祝儀の金額に注意が必要です。
一般的には、親のご祝儀より高くならないようにすることが望ましいとされています。
親と前もってご祝儀の金額を打合せしておくと安心ですよ。
ただこちらも先ほどお伝えしたとおり、親族間で「親子も金額に差をつけない」といったルールが決まっているかもしれません。
必ず家族・親族内で確認しておくようにしましょう。
会場のグレードも考える
最初に紹介したとおり、ご祝儀の相場には同じ立場の中でも金額に開きがあります。
例えば3~5万が相場という立場の場合、3万にするか5万にするかで悩みますよね。
こうした場合は、会場のグレードも参考にしてみましょう。
高級ホテルのようなグレードの高い会場の場合、ゲストへのおもてなしにかかる費用も高額になりがち。
そのため「会場のグレードに合わせて、相場内で高めの金額にする」というような金額の決め方をすることもできますよ。
結婚式に参加しない場合のご祝儀は?
続いては、
・結婚式を欠席する場合
・招待されなかった場合
・相手が結婚式をしない場合
といった、結婚式に参加しない場合のご祝儀について紹介します。
結婚式を欠席する場合
結婚式を欠席する場合は、披露宴での料理や引き出物などにかかるおもてなしの費用を除いた金額を目安にします。
おもてなしの費用は2万円程度とされているので、例えば3万円が相場の人なら1万円を贈ります。
ただし、招待状などで一度「出席」と答えてから欠席に変わった場合は、お詫びの気持ちも込めて渡すはずだったご祝儀の3分の1~半額程度を贈るといいですよ。
また、結婚式まで1ヶ月を切っているような直前の段階で欠席を伝えた場合は、渡すはずだったご祝儀の全額を贈るのが一般的。
このタイミングだと料理や引き出物のキャンセルが間に合わないことも多く、新郎新婦に負担をかけさせてしまいかねないためです。
もちろん早い段階で欠席を伝えた場合に、お祝いとしてご祝儀を満額渡しても問題ありませんよ。
結婚式を欠席する場合のご祝儀については、こちらの記事も読んでみてくださいね。
招待された結婚式を欠席…ご祝儀の金額や渡し方はどうする?【パターン別に解説】
結婚式に招待されていない場合
海外挙式など、親族の中でも限られた人のみで結婚式を挙げる場合があります。
そうした事情で結婚式には招待されていないものの、お祝いとしてご祝儀を贈りたいという場合は、1~3万円程度を目安に贈りましょう。
ひとつ気をつけたいのは、自分が過去に結婚式を挙げていて、そのときにいとこからご祝儀をもらった場合。
この場合は、相場通りの金額を贈る方が安心です。
もちろん、いとこからご祝儀をもらったことがなくても、相場通りの金額を渡してかまいません。
いとことの関係性や親族間のルールに合わせて、金額を決めましょう。
相手が結婚式を挙げない場合
いとこが入籍のみで、そもそも結婚式をしないというパターンもありますよね。
この場合は、相場通りの金額から料理などのおもてなし分の金額を減らしてもOK。
また結婚式に招待されていない場合と同様に、結婚式がなくても相場通りのご祝儀を贈る人はいるようです。
中には現金でなく品物で結婚祝いを贈ったり、現金+プレゼントで相場の金額になるように調節したりする人もいますよ。
結婚式を挙げない人へのご祝儀については、こちらの記事でもくわしく紹介しています。
結婚式を挙げないカップルへの結婚祝い・ご祝儀はどうする?金額相場やマナーを解説
いとこへご祝儀を贈るときの基本マナー
最後に、いとこにご祝儀を贈るときの基本的なマナーを見ておきましょう。
ご祝儀袋はどうする?
いとこへのご祝儀も、もちろん「ご祝儀袋」に入れて渡します。
ご祝儀袋を選ぶ際、水引は
・紅白もしくは金銀の10本のもの
・「結び切り」か「あわじ結び」のもの
を選びましょう。
また、包む金額に合った格のご祝儀袋を選ぶことも大切。
金額が上がるほど、豪華な飾りのご祝儀袋に入れるのが一般的。
店頭に並んでいるご祝儀袋のパッケージには「3~5万円向け」のように目安の金額が示されているものもあるので、参考にして選ぶといいですよ。
ご祝儀袋の選び方や包み方については、こちらの記事を読んでみてくださいね。
【結婚式のご祝儀袋】選び方・書き方・包み方・渡し方!これでカンペキ!
ご祝儀を贈るタイミングは?
ご祝儀といえば、結婚式当日の受付で渡すイメージが強いですよね。
しかし、いとこなどの親族の場合は結婚式よりも前に渡しておくのが基本。
遅くても結婚式の1週間前までには渡すようにしましょう。
直接会って渡すのがベストですが、無理なら現金書留で送っても大丈夫です。
事前に渡せない場合は、結婚式当日に渡します。
当日の渡し方としては、
・親族紹介で集まるときに直接渡す
・新郎新婦の親に渡して預かってもらう
・一般ゲストと同じく受付で渡す
といった方法が一般的。
結婚式当日は新郎新婦も忙しいので、どの方法がいいかを前もって確認しておくと安心ですよ。
ご祝儀を渡すタイミングや渡し方については、こちらの記事でくわしく紹介しています。
【結婚式ご祝儀の渡し方】受付で渡すときのマナーをイラスト・動画で解説します
「結婚スタイルマガジントレンド調査2024」
ご祝儀の相場に関するWEBアンケート調査
調査対象:20~79歳の男女
調査時期:2024年8月
対象人数:3000人
調査方法:QiQUMOを利用して調査
ksmresearch_2024_04
まとめ
いとこに贈るご祝儀について、お話ししました。
いとこに贈るご祝儀の相場は、だいたい3~5万円程度。
自分の年齢や立場、いとことの関係性によって決めましょう。
また親と一緒に出席する場合や夫婦で出席する場合など、事情によっても相場が変わります。
事前に親や他の親族に相談し、親族間での取り決めがないか確認しておくことも大切。
親と比べて金額が高くなってしまわないように調整もしておきましょう。
また、いとことしてご祝儀を贈る人が他にもいる場合は金額を揃えると安心。
金額に迷った場合は、会場のグレードなども参考にして決めるといいでしょう。
いとことして、温かく結婚を祝福したいですね!
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