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結婚式ご祝儀を渡すタイミング&渡し方のマナーって?
「ご祝儀は用意できたし、あとは渡すだけ!」
となったら、渡す時のマナーを押さえておきたいですね。
ご祝儀を渡すタイミングは、新郎新婦との関係性で違ってきます。
正しいタイミングと渡し方を紹介しますので、参考にしてくださいね。
【渡すタイミング】一般ゲストの場合
本来、ご祝儀は結婚式までに新郎または新婦の自宅へ行って渡すのが正式でした。
でも現在は結婚式当日に会場に持参することがほとんど。
友人、知人、会社関係者などの一般のゲストも、結婚式当日に受付でご祝儀を渡すのが一般的です。
結婚式当日は、結婚式(挙式)の後に披露宴という流れが多いですよね。
披露宴が始まる前に受付があり、ゲストはそこでご祝儀を渡します。
挙式と披露宴、両方に出席する場合、挙式の間ご祝儀は袱紗(ふくさ)という布に包んで、男性は上着の内ポケット、女性はバッグに入れておきましょう。
ご祝儀を包む袱紗についてはあとで詳しく説明しますね。
一般ゲストは当日に受付で渡すのが基本ですが、新郎新婦とよく行き来があり、事前に渡す機会がある場合などは、結婚式より前に新郎新婦に直接渡してもOK。
その場合は受付のときに、「お祝いは事前に新郎新婦にお渡してありますので」と受付係に伝えれば大丈夫です。
【渡すタイミング】親族の場合
事前に渡すのが基本
新郎新婦の親族の場合は、いつご祝儀を渡せば良いでしょうか。
先ほども述べたように、本来ご祝儀は、結婚式までに新郎新婦に直接渡すのが正式でした。
親族の場合は、新郎新婦との関係性や、家の慣習にもよりますが、結婚式までに新郎新婦に手渡しすると良いとされています。
特に兄弟姉妹や、普段から交遊のある親しい間柄であれば、直接ご祝儀を渡してお祝いを伝える方が、新郎新婦にも喜んでもらえそうです。
事前に渡すときは、結婚式の直前になると新郎新婦は準備で慌ただしくなってしまうので、遅くとも結婚式の1週間前までには渡すようにしましょう。
お祝いごとなので、できれば「大安(たいあん)」や「友引(ともびき)」など縁起の良いとされる日を選んで渡すとベター。
ただ、最近は特に縁起を気にしない人も多いので、新郎新婦の都合を優先するようにしましょう。
大安や友引などの「お日柄」について知りたい人は、こちらを読んでみてくださいね。
赤口とは?大安、仏滅など六曜の意味を紹介!入籍・結婚式をしていいのかも解説
事前に渡せない場合は?
もし、事前に直接渡せない場合は、式当日に渡します。
当日に渡す場合は、両家の親族紹介のときに、新郎新婦に渡し方を相談しましょう。
主な渡し方は次の3つ。
・親族紹介のときに新郎新婦に直接渡す
・新郎新婦の両親に預かってもらう
・披露宴の受付で渡す
もし、「受付に渡しておいて」と言われたのであれば、新郎新婦の身内として、
「新郎の姉の○○と申します。本日は受付係を引き受けてくださって、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。」
というように、受付係に挨拶して渡すと良いですね。
【渡すタイミング】受付を担当する場合
受付が始まってしまうと、受付係は次々来るゲストの対応に忙しくなります。
結局、
「披露宴が始まってから、自分のご祝儀を渡すのを忘れていたことに気付いた!」
なんてことも・・・。
渡し忘れを防ぐためにも、受付を始める前のタイミングで、自分のご祝儀を出しておくとベター。
その際に、住所や名前を書く「芳名帳(ほうめいちょう)」にも記入しておきましょう。
受付係が最初に書いておくことで、次に書くゲストのお手本にもなります。
一番初めに記帳するのはドキドキしますが、頑張って書きましょう!
受付係の役割については、こちらの記事も参考にしてくださいね。
ご祝儀の渡し方は?
では最後に、ご祝儀の渡し方を見ていきましょう。
ご祝儀は袱紗に包んで持参する
結婚式までに新郎新婦に直接渡す場合も、式当日の受付で渡す場合も、ご祝儀は袱紗(ふくさ)と呼ばれる布に包んで持参します。
ご祝儀を袱紗に包むのは、2つの理由があるそう。
ひとつめは、
「ご祝儀を汚したり、折れ目がつかないようにする」
という現実的な理由。
もうひとつは、
「新郎新婦の結婚のお祝いを大切に考え、礼儀を尽くしました」
と新郎新婦に示すためだと言われています。
お祝い事の場合、袱紗は赤やオレンジなどの暖色系、もしくは慶事・弔事の両方に使える紫のものを使います。
袱紗がない場合は、ハンカチで代用してもOKです。
「式場に持参する場合はともかく、親しい人に渡すのに、わざわざ袱紗に包むのは堅苦しくない?」
と思う人もいるかもしれませんね。
あまりこだわらない人も多いようですが、せっかくのお祝いごとです。
兄弟などの親しい親族でも、袱紗に包んで持っていくほうが、セレモニーらしくて記念になりそうですね。
袱紗を使ったご祝儀の渡し方
ご祝儀は、渡す時まで袱紗に包んでおき、相手に渡すときに初めて開きます。
ご祝儀を渡す時の、袱紗の作法をかんたんに紹介しますね。
1 渡すタイミングで、ご祝儀袋を包んでいる袱紗を取り出します。
2 袱紗の右側を開き、次に下側を開きます。
開いた袱紗の端は左手で押さえておきます。3 右手で袱紗の下側からご祝儀袋を取り出します。
4 袱紗の上に左手でご祝儀袋を持ち、右手で袱紗をもとの通りにたたみます。
このとき、ご祝儀袋の下で袱紗をたたむのがポイントです。5 袱紗をたたみ終わったら、右回しで袱紗ごとご祝儀袋を回して、ご祝儀袋の正面を相手に向け、差し出します。
回転させる向きが逆になると、お悔やみ事のときの作法になってしまうので、気をつけましょう。
ご祝儀袋を袱紗の上にのせたまま渡すのが正式なマナーですが、折りたたんだ袱紗をテーブルなどに置き、ご祝儀を直接手で持って渡しても大丈夫です。
渡す時は、「心ばかりのお祝いでございます」などの言葉を添えると良いですね。
袱紗のマナーについては、次の記事でも詳しく取り上げていますので、あわせて読んでみてくださいね。
まとめ
ご祝儀は、新郎新婦との関係性にもよりますが、親族であれば結婚式より前に、友人・知人であれば結婚式当日の受付で渡すのが一般的です。
もし、結婚式で受付係をすることになっているのであれば、受付を開始する前に自分のご祝儀を出すのがオススメ。
ご祝儀袋は渡す時まで、汚れや折れ目がつかないように、袱紗に包んで持っておきます。
渡す際に、袱紗を開き、ご祝儀袋をたたんだ袱紗の上に置いて、相手側にご祝儀袋の正面がくるようにして渡します。
このときお祝いの言葉を添えることを忘れないようにしましょう。
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