兄弟・姉妹へのご祝儀や結婚祝いはどうする?相場や渡す際のマナーも解説!
結婚する二人に、お祝いの気持ちを込めて贈るご祝儀。
新郎新婦が自分の兄弟・姉妹の場合、ご祝儀はどれくらい包めばいいのでしょうか?
兄弟姉妹に贈るご祝儀の相場から、渡すタイミングについても詳しく解説!
また、兄弟姉妹への結婚祝いをギフトで贈る場合についてもあわせてご紹介します。
ギフト選びのポイントも解説しているのでぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
兄弟姉妹にご祝儀は必要?金額相場は?
自分の兄弟や姉妹が結婚する場合、ご祝儀は必要なのでしょうか?
答えはイエスです。
兄弟姉妹に対してのお祝いの気持ちと、兄弟姉妹のパートナーに対して、「これからよろしくお願いします」という挨拶の意味も込めてご祝儀を贈りましょう。
贈られた側もきっと、「歓迎してもらえている」と安心するはずです。
では、兄弟姉妹へのご祝儀の一般的な金額相場はどれくらいなのでしょうか?
結婚スタイルマガジントレンド調査2018調べによると、兄弟姉妹に贈ったご祝儀の額で一番多かったのが、5万円(39.7%)でした。
このことから、兄弟姉妹へ贈るご祝儀の金額相場は、だいたい5万円と考えてよさそうですね。
一般的なご祝儀の金額としては、3万円が相場なので、兄弟姉妹へ贈るご祝儀は少し高めだとわかりますね。
贈る相手別のご祝儀の相場については以下の記事で解説しているので、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
【結婚式ご祝儀の相場】いくら包む?マナーは?会社・友人・親族など立場別に解説!
ただしご祝儀の金額は、年齢が高いほど高額になる傾向があり、地域によっても差があるようです。
さらに、ご祝儀の金額相場は、新郎新婦との関係性や、自分の立場によっても変わります。
関係性や立場によっては、「10万円程度が相場」という場合もあれば、「ご祝儀は必要なし」という場合も!
ではさっそく、関係性・立場別に、兄弟姉妹へ贈るご祝儀の金額相場を見ていきましょう。
関係性・立場別の考え方
贈る側が未婚の場合
贈る側がまだ未婚なら、ご祝儀の金額は相場通りの5万円ほどでOK。
まだ年齢が若く、社会人になりたてという場合や、結婚するのが兄や姉の場合は、3万円程度でも大丈夫とされています。
贈る側が既婚の場合
贈る側が既婚の場合、夫婦で招待されることも多いですよね。
さらに子供が一緒に出席する場合は、食事代として、子供の年齢に応じて5000円から1万円程度を足します。
また、夫婦のどちらかが欠席する場合などは、相場額から差し引いた入りせず、そのまま渡すのが一般的なようです。
ご祝儀の金額相場としては、だいたい7~10万円程度ですが、自分の結婚のときにもらった金額と同額を渡すのが基本。
ただし、新郎新婦が弟や妹の場合、相場より少し多めに包むことも多いようです。
ご祝儀袋には、夫のフルネームと左横に妻の名前を書いて渡しましょう。
ご祝儀袋については以下の記事をチェック!
ご祝儀の基本的な知識からご祝儀袋の選び方や書き方、包み方、渡し方まで詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。
【結婚式ご祝儀】金額やご祝儀袋選びどうする?ご祝儀マナーの基礎知識
学生や親と同居の場合
自分が両親と同居している場合や、まだ学生という場合、両親と同一世帯として招待されることが多いですよね。
その場合、ご祝儀は一世帯に一つなので、個人で包む必要はありません。
お祝いの気持ちを伝えるなら、何か兄弟姉妹が喜びそうな結婚祝いを贈るのもアリですよ。
親族間のルールがある場合
今までお話ししたのは、あくまで一般的な考え方。
でも親族間では、ご祝儀に関して独自のルールがある場合も少なくありません。
例えば、
「兄弟姉妹間は、一律5万円」
「お互いご祝儀はなしにしよう」
など、今までの慣例がある場合もあるんです。
一人で考える前にまずは両親に確認してから、ご祝儀の額を決めると安心ですよ。
贈る相手が再婚の場合
再婚の場合でも、おめでたいことには変わりないので、相場通りの金額を渡すのがマナーです。
ただし、人によっては結婚式を挙げないという場合や、ご祝儀を辞退する場合もあるので、柔軟な対応が必要になります。
ご祝儀はいらないと言われた場合は、お祝いのギフトなどを贈ると良いですよ。
では次に、兄弟姉妹へご祝儀を渡すタイミングについて見ていきましょう。
ご祝儀を渡すタイミング
ご祝儀の渡し方といえば、結婚式の受付で手渡しするのが一般的な渡し方ですよね。
でも、兄弟姉妹は「ゲスト」というより、「主催者側」の立場。
ご祝儀も他のゲストと同じく受付で渡すのではなく、結婚式より前に渡しておくのが正解です。
結婚式の直前や当日は、新郎新婦も結婚式前でバタバタしている時期。
そんな慌ただしい時期を避け、結婚式の1ヶ月前~1週間前くらいまでには渡しておくといいでしょう。
その際に、お日柄を大事にするなら、大安などの吉日の午前中にするとさらに良いですよ。
渡し方としては、直接会って手渡しできるのがベスト。
遠方に住んでいる場合や都合が合わない場合は、現金書留などで郵送してもOKです。
その場合、お金だけでなくメッセージカードなどをつけると、お祝いの気持ちがさらに伝わりますよ。
では最後に、結婚式をしない場合のご祝儀についてお話しします。
結婚式なしの場合のご祝儀は?
兄弟姉妹が結婚するけれど、結婚式は挙げないよう。
そんなとき、ご祝儀はどうすればいいのでしょうか?
ご祝儀は結婚に対するお祝いの気持ちなので、結婚式をしてもしなくても贈るのが基本です。
結婚式を挙げない場合でも、兄弟姉妹へのご祝儀は5万円程度が相場。
ただし、兄弟姉妹なのできちんとお祝いがしたいという場合、結婚式がなくても7万円から10万円ほど贈る場合も少なくありません。
また、ご祝儀代わりに結婚祝いの品を贈るというパターンも。
親族間で相談して、どうするかを決めると安心ですね。
結婚祝いをギフトで贈る場合どうする?
兄弟姉妹へ、結婚のお祝いとしてギフトを贈るという方法もあります。
そのような場合、贈る金額はご祝儀分とギフトの分を合計した額で考えます。
例えば、
「ご祝儀3万円とギフト2万円で、合計5万円の結婚祝い」
というようにしましょう。
結婚祝いのギフトを贈るタイミングについては、ご祝儀の場合と同様に結婚式よりも前に渡すのが基本。
特にギフトを贈る場合については、帰りに荷物が増えて困らせることになるので、結婚式の当日は避け、日にちに余裕を持って贈りましょう。
もし結婚式に間に合わなかった場合は、落ち着いた時期を見計らって、あらためてお祝いの言葉とともに渡すといいですよ。
では、実際に兄弟姉妹への結婚祝いのギフトを選ぶ際に気を付けたいポイントを解説します。
兄弟姉妹へのギフト選びのポイント
夫婦で使えるものにする
結婚祝いのギフトは夫婦ふたりに向けて贈るということを忘れないようにしましょう。
もし、自分の兄弟姉妹に向けてのみのギフトになると、パートナーからすれば、「自分は歓迎されていないのかもしれない」と不安になる可能性もあります。
そうならないように、夫婦のどちらにも喜ばれるものにすると良いでしょう。
旅行や食事ができる体験チケットなどのギフトなどもおすすめですよ。
実用性の高いものを選ぶ
兄弟姉妹に限らず、結婚祝いのギフト選びでは、実用性の高いものは喜ばれます。
結婚を機にふたりの新生活がスタートするという場合も多いので、実用的なキッチン家電や食器、バスグッズなどもおすすめですよ。
何をあげれば良いかわからない場合は、直接聞いてみるのもアリですよ。
ギフト選びで気楽に欲しいものを聞けるのは、身内ならではのメリットです。
※「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」
結婚に関するWEBアンケート調査
調査対象:24~69才の男女
調査時期:2018年7月
対象人数:男性500人 女性500人
まとめ
新郎新婦が兄弟姉妹でも、お祝いの気持ちとしてご祝儀は必要なんですね。
金額の相場は、だいたい5万円。
ただし、年齢や地域、新郎新婦との関係性や立場によっても変わります。
年代が高い場合や、新郎新婦が弟・妹の場合は、相場より少し高めの金額を包むのが一般的。
逆に若い場合、新郎新婦が兄・姉の場合は、相場より少なめでもOKとされています。
包む側が未婚の場合は、相場通りの5万円が基本。
既婚で夫婦連名の場合は、7万円から10万円程度が相場になります。
子供が一緒なら、年齢に応じて子供の食事代もプラスしましょう。
自分が学生だったり、親と同居の場合は、親と同一世帯ということで個人的にご祝儀を包む必要はありません。
ただし、親族間で決められたルールがある場合は、それに従うようにしましょう。
再婚の場合も同様で、相場通りにご祝儀を贈るのが一般的ですが、結婚式の有無や相手の希望によっても変わってきます。
ご祝儀は当日に渡さず、結婚式の1ヶ月前から1週間前くらいまでに手渡しします。
会えない場合は、手紙やメッセージカードを添えて、現金書留などで送ればOK。
ご祝儀はお祝いの気持ちなので、たとえ結婚式をしない場合でも贈ります。
その場合の金額も、親族間で相談して決めると安心ですよ。
結婚祝いをギフトで贈る場合は、ご祝儀分とギフトの分の合計金額を相場にあわせましょう。
この場合も結婚式の当日ではなく余裕を持った日取りで渡すのがマナー。
そして、ギフト選びについては、夫婦で使えることと実用性が高いものであることがポイントでした。
大切な兄弟姉妹の結婚、相場を参考に無理のない範囲で、お祝いの気持ちを贈りたいですね!
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