【結婚式のご祝儀袋】選び方・書き方・包み方・渡し方!これでカンペキ!
結婚式に出席する時、用意する「ご祝儀袋」。
いざ準備しようと思うと、
「いろんな種類があるけどどれでもいいの?」
「金額ってどうやって書くんだっけ?」
「お札を入れる向きってどっち?」
など、さまざまな疑問が浮かんできますよね。
そこで今回は、そんな結婚式のご祝儀袋にまつわる疑問をまるっと解決!
結婚式当日の渡し方についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ご祝儀袋の「選び方」
まずはご祝儀袋の選び方から紹介します。
ご祝儀袋を選ぶときに気をつけたいポイントは次の3つ。
・「のし」と「水引」がついているものを選ぶ
・金額に釣り合うご祝儀袋を選ぶ
・贈る相手に合ったデザインを選ぶ
それぞれくわしく見ていきましょう。
「のし」と「水引」がついているものを選ぶ
「のし」とは、ご祝儀袋の右上についている飾りのこと。
これは縁起物であるアワビを薄く伸ばした「のしあわび」が由来になっているんですよ。
一方「水引」とは、ご祝儀袋の飾り紐のこと。
「黒白」や「黄白」のものは弔事用なので、結婚祝いでは「金銀」か「紅白」のものを選びましょう。
また一般的なお祝いでは水引を5本にしますが、結婚祝いでは「両家の縁を結ぶ」「喜びが重なる」といった意味を込めて倍の10本にします。
そして結び方は「あわじ結び」か「結び切り」のものを。
これには、簡単にはほどけない結び方で「新郎新婦が固く結ばれるように」という縁起を担ぐ意味合いがあるんですよ。
他には、結び切りを華やかにアレンジした「輪結び」もOKです。
輪結び
反対に、結婚祝いにふさわしくないのは、引っ張れば簡単にほどけて結び直せる「蝶結び(花結び)」。
蝶結びのご祝儀袋は、入学や出産など何度繰り返してもいいお祝い事に使いましょう。
金額に釣り合うご祝儀袋を選ぶ
ご祝儀袋は、シンプルなものから華やかなものまで、色々販売されていますが・・・
「中に入れる金額に釣り合っている」ものを選ぶのも大切なポイントなんです。
例えば、1万円を包むのに、豪華なご祝儀袋を選んだら、中身と見た目がちぐはぐな印象になってしまいますよね。
そうならないように、入れる金額ごとにふさわしいご祝儀袋の特徴をまとめてみました!
1万円程度
欠席する場合などに包む1万円程度のお祝いには、水引やのしが印刷されているシンプルなご祝儀袋を。
2~3万円程度
ご祝儀の基本的な金額3万円程度を包むときは、先ほどご紹介した結婚祝いにふさわしい「水引」と「のし」がついたスタンダードなものを。
5~10万円程度
上司や兄弟姉妹などやや高額を包む場合は、上質の和紙(檀紙)で作られ、水引が華やかにアレンジされたものを。
3万円までのものより少し大きめで豪華なご祝儀袋がオススメです。
10万円以上
10万円以上の高額を包む場合は、
・檀紙が二枚重ねになっている
・縁起のいい鶴亀など豪華な飾りがあしらわれている
といったより華やかなデザインを。
大きさも5万円程度を包むご祝儀袋よりさらに大きく立派なものを選びましょう。
一言でいうと、高額になればなるほど、装飾の豪華なご祝儀袋を選ぶということですね。
1万円を豪華なご祝儀袋に包んだり、10万円を簡易的なご祝儀袋に包んだりと、不釣り合いにならないよう気をつけて選びましょう。
ちなみに、ご祝儀袋の値段は、包む金額の100分の1くらいが目安と言われています。
つまり3万円を包むなら300円くらいのご祝儀袋を選ぶといった具合ですね。
ただあくまで目安なので、3万円を包む場合に500円くらいのご祝儀袋を選んでも問題はありません。
ご祝儀袋の包装に書いてある「包む金額の目安」も参考に、あまりに豪華なものにならないようにだけ気をつけてくださいね。
入れる金額別のご祝儀袋の例はこちらの記事でもいくつか紹介していますよ。
【ご祝儀袋の選び方】結婚祝いにふさわしいご祝儀袋を金額別に解説します
贈る相手に合ったデザインを選ぶ
基本的に、フォーマルな場にふさわしいご祝儀袋の色は「白」とされています。
ただ最近では、素敵な色柄が入ったものもたくさん販売されていますよね。
このような色柄付きのご祝儀袋はカジュアルな印象になるので、仲のいい友人や同世代の親戚など、新郎新婦と親しい間柄の場合に使いましょう。
上司や先輩など目上の人に贈る場合は、オーソドックスな白のものを選んだ方が安心です。
中には、頻繁に会うことのない親戚など、迷うケースもあるかもしれませんが、そういった場合には白のものを選んでおくのが無難と言えそうです。
ご祝儀袋の選び方 まとめ
・のしと水引がついているものを選ぼう
・水引は金銀か紅白で10本のもの
結び方は「あわじ結び」か「結び切り」か「輪結び」
・包む金額と袋の「格」を合わせよう
・カジュアルなものは基本的に友人用に
ご祝儀袋の「書き方」:表書き編
次は、ご祝儀袋の書き方について見ていきましょう。
まずはご祝儀袋の表に書く「お祝いの名目」と「贈り主の氏名」を解説していきます。
お祝いの名目は「寿」や「御結婚御祝」とする
お祝いの名目は「寿」か「御結婚御祝」が一般的。
・結婚式当日に渡す・・・寿
・結婚式より前に渡す・・・御結婚御祝
と使い分けることが多いようです。
より格調高くみせたい場合は、「寿」の旧字体である「壽」でもいいですよ。
すでにお祝いの名目が印刷されているご祝儀袋も多いですが、印刷されていないものを選んだ場合は、ご祝儀袋の中央上部に自分で書きます。
自分で「御結婚御祝」と書く時は、4文字になる「御結婚祝」などと書き間違えないようにご注意を。
なぜなら「4」という数字は縁起が悪いとされ、気にする人がいるからです。
受け取る側の気持ちに配慮する意味でも正しく書いてくださいね。
ちなみに短冊には「Happy Wedding」と印刷されているものもありますが、こちらはカジュアルな印象になるので、親しい友人宛に使うのがおすすめです!
Q.短冊が2枚入っていたらどうすればいい?
購入したご祝儀袋には、短冊が2枚入っていることもあります。使用する短冊は基本的に1枚でOKとされていますが、お祝いの名目や名前を書いた短冊の下に無地の短冊を重ねることで「喜びを二重にする」という意味を込めるケースもあるようです。
贈り主の氏名はフルネームで書く
表書き中央の下部には、自分の名前をフルネームで書きます。
お祝いの名目より少し小さめの文字で書くといいですよ。
連名で贈るときは次の例を参考に書いてくださいね。
夫婦連名で贈る場合
夫婦連名でご祝儀を贈る場合は、右に夫の名前、左に妻の名前を書きます。
名字は、上のイラストのようにふたりの真ん中に書いてもいいですし、それぞれの名前につけてもOKです。
また、夫婦の代表者としてどちらか一方のフルネームを記入するのでも大丈夫ですよ。
家族連名で贈る場合
まずスペースの都合上、名前を書く人数の目安は3名までと考えておきましょう。
具体的にいうと、出席する家族が3人以下の場合は、右から夫、妻、子供の順番で書き、
4人以上の場合は、代表者のフルネームを中央に書き、左横に「他一同」「他家族一同」などと小さめの文字で添えるというイメージです。
そして後者の場合は、別紙(奉書紙や半紙)に家族の名前を書いて中袋に入れます。
※奉書紙とは…白色でしっかりした和紙のこと
別紙は、上に「寿」と書き、その下に全員の名前を書けばOK!名前は、右から年齢や立場の高い順に書くのが一般的ですよ。
Q.短冊が細くて3人分の名前を書けない時はどうする?
短冊の太さによっては、3人分の名前を書くのが難しいという可能性もあります。そんな時は、3人でも「代表者+他一同」と書いて問題ありません。また夫婦でおくる場合と同様、代表者の名前だけを書いてもOKです。
職場の人と連名で贈る場合
この場合も、家族連名で贈る場合と同じく、名前を書く人数の目安は3名まで。
友人や同期など、地位や年齢に差がない場合は右から五十音順に書けばOKです。
一方、職場の先輩と後輩など、地位や年齢に差がある場合は、右から地位や年齢が高い順に書きます。
このとき、右側のイラストのように、最も右側にくる人の名前をご祝儀袋の中央に書くのが慣例とされていますが・・・
最近では、左側のイラストのように、バランスよく連名全体を中央に配置する書き方も多くなってきているようです。
4人以上の場合は、家族の場合と同様に、代表者の氏名だけを書いて、その横に「外一同」と小さめの字で添えればOK。
一緒に入れる別紙には、全員分の名前だけでなく、住所も書いておきましょう。
団体名や会社名を書く場合
会社の部署やグループで贈る場合は、中央に「営業部一同」など団体名を書きましょう。
また会社名や肩書を入れたい場合は、名前の右横に、名前よりも少し小さめの字で書くといいですよ。
宛名を書く場合
まず宛名は、ご祝儀袋の左上に新郎もしくは新婦のフルネームを書きます。
そして贈る側の名前は、宛名が無い場合と反対の順番で書きます。
宛名に近いほうが格上にあたるため、地位や年齢が上の人を宛名に近い左側から順に書くということです。
間違えないように気をつけてくださいね。
筆記用具は筆か筆ペンを使う
ご祝儀袋に記入する時は、筆か筆ペンを使うとGOOD!
毛筆が苦手な人は、太めのサインペンやフェルトペンでも大丈夫という意見はありますが、ボールペンや万年筆など、線が細い筆記用具は使わないようにしましょう。
またお祝い事の際は、濃い黒色でしっかりと太字で書くのがマナーとされています。
薄墨は弔事に使われるものなので、文字が薄くならないよう気をつけてくださいね。
ちなみに百貨店などお店によっては、ご祝儀袋を購入すると表書きを書いてくれるサービスがある場合も。
毛筆でキレイに書く自信がない人は、そういったサービスを利用してみてもいいかもしれませんね。
他には、スマホに表示させた文字をなぞり書きするという方法もありますよ。
スマホをなぞり書きする方法は、こちらの記事でくわしく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
【結婚祝い】ご祝儀袋の書き方マニュアル!表書き・中袋の正しい記入方法を解説
表書きの書き方 まとめ
・お祝いの名目は「寿」「御結婚御祝」
・贈り主の名前はフルネームで書く
・毛筆や筆ペンで記入する
ご祝儀袋の「書き方」:中袋(中包み)編
では次に、中袋の書き方についても見ていきましょう。
中袋(中包み)とは、ご祝儀のお札を入れる袋のこと。封筒タイプの「中袋」と、紙を折ってお札を包むタイプの「中包み」があります。
市販のご祝儀袋ではセットになっていることがほとんどですが、ついてなかった場合は、自分で半紙を折って中包みにするといいですよ。半紙の折り方は次の章で解説しますね。
「金額」「名前」「住所」を書く
中包みの場合、左側に三角の空きがあるほうが表です。
中袋(中包み)は、表に「金額」、裏に「住所」「氏名」を記入します。
なお中袋も、表書きと同じく、濃い黒の筆か筆ペンで書くのがマナーとされていますよ。
住所・氏名の記入欄があらかじめ印刷されている中袋であれば、その欄に記入しましょう。
Q. 水引が印刷された簡易的なご祝儀袋のときはどうする?
A. 水引が印刷されているタイプのご祝儀袋は、中袋(中包み)を使わず、そのままご祝儀を入れます。金額と住所はご祝儀袋の裏面左下に記入すればOKです。
金額は大字と旧字体で書く
金額は、表側の中央に「金 参萬円」のように、漢数字の大字と旧字体で書くのが基本。
大字(だいじ)とは、数字の改ざんを防止するために用いられる次のような漢字のことです。
「一」や「二」といった漢数字は線を書き加えて改ざんできるため、特にお金を扱うときにこの大字が使われます。
最近では普通の漢数字で書く人もいるようですが、習わしとしてご祝儀袋では大字と旧字体がよく使われていますよ。
ちなみに「金〇萬円也」と、金額の後ろに「也(なり)」の字がついているのを見たことがある人もいるかもしれませんね。
この「也」は、10万円以上を包む時につけるのが一般的です。
Q. なぜ金額や氏名を書く必要があるの?
A. 新郎新婦がご祝儀を整理するとき、上包みを外しても「誰からいくらいただいたか」分かるようにするためです。お祝いの気持ちを伝えるためにも、中袋(中包み)にしっかりと書いておきましょう。
中袋(中包み)の書き方 まとめ
・表面に「金額」を大字と旧字体で書く
10万円以上の場合は最後に「也(なり)」をつける
・裏面に「名前」と「住所」を書く
ご祝儀袋の「包み方」
では次に、ご祝儀袋の包み方について見ていきましょう。
お札は新札を用意する
まずご祝儀に使うお札には「新札」を用意するのがマナーとされています。
新札は、銀行の窓口や両替機で交換してもらえるので、都合のいい時に準備しておきましょう。
Q.なぜ新札を包むのがマナーなの?
A.「新しい門出をまっさらなお札でお祝いする」意味合いと、手間をかけて新札を準備することで「晴れの日を楽しみにしていましたよ」と伝える意味合いがあるからです。
新札を用意する方法についてくわしくはこちら。
ご祝儀に包む「新札」はどこで手に入れる?用意すべき?土日や結婚式当日の入手方法も紹介
中袋(中包み)にお札を入れる
次に、用意した新札を中袋(中包み)に入れます。入れ方はこんな感じです。
中袋への入れ方
中袋の表側に、お札の表面(肖像画があるほう)を向け、さらに肖像画が上にくるように入れます。
もちろん全てのお札をこの向きに揃えてくださいね。
糊付けは基本的に必要ありませんが、金額が大きい場合は糊付けすることもあるようです。
中包みへの入れ方
中包みの場合も、お札の表が表面にくるように、肖像画を上にして包みます。
中包みは、購入した時点で折られた状態でセットされているので、それに沿って開き、お札を入れて元に戻せば大丈夫です!
自分で半紙を折って中包みにする場合は、次の手順で折りましょう!イラストと動画の両方で手順を紹介していますので、好きな方でチェックしてくださいね。
①紙の内側を上にして、斜めに置きます。 お札は表を上に、肖像画が左にくるように上下逆さまに置き、下側に合わせて折ります。 ②お札の端に合わせて左側を折り、次に右側を折ります。 ③お札の幅に合わせて上側も折り、余った部分をさらに裏へ折ります。 ④折り返しの「空き」の部分が左上にくるように整えれば、完成!
なお最後に出てくる空きの場所は、
・慶事は「左上」
・弔事は「右下」
にするのがマナーとされていますので、特に気をつけましょう!
ちなみに既に折られている中包みのなかには、左側の上下に空きがあるものもあるようですが、それは大丈夫。
慶事では、「左上」に空きがあれば問題ありませんよ。
中袋を上包みで包む
中袋を上包みで包むときは、「たとう折り」と呼ばれる包み方で包むのが一般的。
こちらも購入した時の形を覚えておき、その通り包みなおせばOK!折り跡もついているので、まったく分からなくなることはないでしょう。
それでもうまく戻せるか不安な場合は、包みをほどく前に、スマホなどで写真を撮っておくといいかもしれません。どんなふうに包んであるか撮影してから開くと安心ですよ。
もし万が一、分からなくなったときのために、たとう折りの手順をご紹介しますね。
たとう折りの手順
①上包みの内側を上にし、中央に中袋(中包み)の表面を上にして置く。 ②左→右の順に折る。 ③裏返し、上部を折り下げる。 ④最後に下部を折り上げる。
ここで、絶対に間違えてはいけないポイントは、ご祝儀袋の裏側は、「下部が上になるように重ねる」ということ。
折り下げた上部が上になるのは、弔事の折り方になってしまいます。
「上を向く」というおめでたい意味を込めて、折り上げる下部が上に重なっている状態にしましょう。
ご祝儀袋の包み方 まとめ
・新札を用意する
・肖像画が上側、表を向くように包む
・たとう折りの最後は下側を上に重ねる
ご祝儀袋の包み方については、こちらの記事もあわせてどうぞ。水引の上手な付け方についても解説していますよ。
イラストで解説!結婚式ご祝儀袋へのお札の入れ方、包み方は?【動画もあり】
ご祝儀袋の「渡し方」
では最後に、結婚式当日のご祝儀袋の渡し方についても見ていきましょう。
袱紗を用意する
ご祝儀袋を持ち運ぶ時は、さらに「袱紗(ふくさ)」と呼ばれる布に包みます。
ご祝儀袋を袱紗に包む理由は・・・
①ご祝儀袋を汚したり、折り目がついたりしないようにするため
②結婚のお祝いを大切に考え、礼儀を尽くすため
とされています。
結婚式のようなお祝い事には、赤やオレンジなどの暖色系、もしくは慶弔両方に使える濃い紫のものを選びましょう。
袱紗を用意できない場合は、きれいなハンカチや風呂敷などで代用するのもいいですよ。
袱紗の選び方や買える場所、代用アイデアについてくわしくはこちらの記事をどうぞ。
袱紗(ふくさ)ってどこで買える?結婚式にふさわしい種類や代用アイデアもご紹介!
ご祝儀袋を袱紗で包む
袱紗には、長財布のような「挟むタイプ」と、風呂敷のような「包むタイプ」の2通りがあります。
最近では、簡単にご祝儀袋の出し入れができる、「挟むタイプ」のほうが人気のようです。
それぞれの包み方をご紹介しますね。
「挟むタイプ」の袱紗の包み方
挟むタイプは、蓋部分を開いて、中のポケットにご祝儀袋を挟むだけでOK!
ここで注意が必要なのは「右開き」になるようにご祝儀袋を差し込むこと。
左に開く入れ方はお悔やみ事での作法なので、間違えないように注意しましょう。
「包むタイプ」の袱紗の包み方
包むタイプの袱紗の包み方はこちら。イラストの下にある動画の後半でも紹介していますので、そちらでチェックしても大丈夫ですよ!
①袱紗の内側を上にして、自分から見てひし形になるように置く。爪がついている場合は、爪が右にくるように。 ②左→上→下→右の順に袱紗をたたむ。 ③余った部分を裏へ折り返せば、完成!爪がある場合は、留め糸にひっかける。
受付で袱紗から出して渡す
最後に、受付で袱紗の包みをほどく際の作法を確認しておきましょう。
「挟むタイプ」のほどき方・渡し方
①自分から見た時に右開きになるように袱紗を持ちます。 ②袱紗を開いて右手でご祝儀袋を取り出したら、袱紗を閉じて上にご祝儀袋を置きます。 ③袱紗ごと右回りに180度回転させ、ご祝儀袋を相手の向きにして袱紗ごと両手で差し出します。
「包むタイプ」のほどき方・渡し方
①袱紗が右側に開く向きで持ちます。 ②右側に袱紗を開いたら、そのまま裏側(台付きの場合は台の下)に折り返し、端を左手でおさえます。 ③続いて下側を開き、2と同様に端を裏側に折り返し、左手でおさえます。 ④右手でご祝儀袋を引き出し、袱紗の上に乗せます。このとき、ご祝儀袋は左手の人差し指と親指で挟んで持つとスムーズですよ。 ⑤右手で袱紗をもとの通りにたたみます。このとき、ご祝儀袋の下で袱紗をたたむのがポイントです。左手の親指と人差し指でご祝儀袋を固定したまま、右手を使ってたたむようにしましょう 。 ⑥時計回りに180度回し、相手の向き(相手が文字を読める状態)にして両手で差し出します。回転させる向きが逆になると、お悔やみ事のときの作法になってしまうので、気をつけましょう。
ご祝儀袋の渡し方 まとめ
・ご祝儀袋は「袱紗」に包んで持ち運ぶ
・袱紗の包み方は慶弔のマナーに注意
・受付での作法も確認しておこう
ご祝儀袋の渡し方についてはこちらの記事でくわしく解説しています。受付で名乗る時の例文も紹介していますよ。
【結婚式ご祝儀の渡し方】受付で渡すときのマナーをイラスト・動画で解説します
まとめ
結婚祝いのご祝儀袋についてくわしくご紹介しました。
結婚祝い用のご祝儀袋を選ぶポイントは主にこちら。
・「のし」と「水引」がついているものを選ぶ
・金額に釣り合うご祝儀袋を選ぶ
・贈る相手に合ったデザインを選ぶ
お祝いの名目は「寿」か「御結婚御祝」が一般的。その下側に、贈り主の名前を記入します。
中袋には金額と住所・氏名を書きましょう。
なおご祝儀袋に記入する時は、濃い黒の筆か筆ペンで書くのがベストですよ。
お札を入れるときは、お札の向きに要注意!
封筒の表面側に、お札の表面(肖像画があるほう)を向け、さらに肖像画が上にくるように入れてくださいね。
そして結婚式当日は袱紗に包んで持っていくのがマナーとされているんでしたね。
マナーも意識して、お祝いの気持ちをしっかり伝えましょう!
ご祝儀の相場も知りたい人は、こちらの記事で解説していますよ。
【結婚式ご祝儀の完全マニュアル】金額相場やご祝儀袋の選び方・書き方・渡し方などを一挙紹介
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