【結婚式】お車代の封筒はどう選ぶ?使い分けのマナーや先輩花嫁の手作り実例をご紹介
遠方から出席してくれるゲストや、主賓・乾杯の挨拶をお願いしたゲストなどに渡す「お車代」。
そんなお車代を入れる封筒は、どんなものを選べばいいの?
そんな疑問にお答えすべく今回は、お車代を入れる封筒の選び方や気を付けたいポイントを分かりやすく解説!
先輩花嫁がDIYした素敵な封筒もたくさんご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
お車代とは?
封筒の選び方を見ていく前に、まずはお車代とは何かを簡単におさらいしておきましょう。
結婚式で渡すお車代は大きく分けると次の2パターン。
まずは、遠方から出席してくれるゲストの交通費や宿泊費として渡すもの。
こちらは名前の通りなので、イメージしやすいですよね。
もう一つは、主賓や乾杯の挨拶を引き受けてくれたゲストにお礼として渡すもの。
こういったゲストは、こちらからお願いして出席してもらう特別なゲストなので、お礼も兼ねてお車代を渡すんですね。
お車代を渡す相手や相場について詳しく知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
【結婚式のお車代】誰にいくら渡す?表書きの書き方や包み方など6ステップで完全解説!
では次に、お車代を入れる封筒の選び方を詳しく見ていきましょう。
【基本】お車代封筒の選び方
結婚式のお車代は封筒に入れて渡しますが、具体的にどんな封筒を選べばいいのでしょうか?
実は、お車代の金額によって選ぶべき封筒が変わってくるんです!
封筒と入れる金額がちぐはぐにならないよう、基本の選び方を知っておきましょう。
2万円以上
お車代を2万円以上包む場合は、「のし」と「水引」が付いた正式なご祝儀袋を選ぶのが一般的。
こちらは結婚式にお呼ばれした時に、ご祝儀を入れる袋と同じようなイメージですね。
また一口に「ご祝儀袋」と言っても装飾の程度はさまざま。
金額が高いほど豪華な装飾のものを選ぶなど、中身にふさわしいご祝儀袋を選ぶとよさそうです。
1万円台
お車代が1万円台なら、のしや水引が印刷された略式のご祝儀袋を選ぶ人が多いよう。
1万円台の場合に、正式なご祝儀袋を使っても問題はありませんが、金額と封筒の見た目が釣り合わない・・・なんてことのないよう、あまりに豪華なご祝儀袋は避けた方が無難かもしれませんね。
また封筒のサイズは、お札を折らずに入れられるものを選ぶのが一般的です。
中には「のしや水引」だけでなく「御車代」という文字が印刷されたものも販売されているそうですよ。
1万円以下
3~5千円程度を包む場合は、ご祝儀袋より一回り小さいポチ袋がピッタリ。
少額を包む場合は、「お気持ちだけですが」という意味を込めて、小さい袋にするんですね。
またポチ袋の場合は、水引やのしが省略されたものを使っても大丈夫との声も。
ただ次のように相手を考えてデザインを選んだ方が無難。
例えば上司や親族など目上の人へ渡す場合は、きちんと感を意識したいところ。
そのため、あまりにカジュアルなデザインのものは避け、シンプルなものか、ご祝儀袋と同じように「のしや水引」が印刷されたものを選ぶと安心です。
一方、親しい友人相手なら、メッセージやイラスト付きの可愛いポチ袋にするのもアリ!
他には、手作りするというアイデアもあります。
先輩花嫁がDIYした封筒は後ほど詳しくご紹介しますね。
封筒選びの基本はこんな感じです。
では次に、お車代を入れる封筒の「水引」について詳しく見ていきましょう。
間違えやすいポイント!水引の選び方
先ほど基本の選び方の中でサラッとご紹介した「水引」。
ただ水引はさまざまなタイプのものがあるので、用途に合っていないものを選んでしまわないよう注意が必要なんです。
結婚式のお車代の場合は、次のような水引を選ぶといいですよ。
色→「紅白」「金銀」「赤金」
本数→「10本ひと組」
結び方→「結び切り」「あわじ結び」「梅結び」
それぞれ詳しく見ていきましょう。
色
色は、慶事と弔事で使い分けるのが基本。
結婚式などの慶事には、「紅白」のものを選ぶのが一般的です。
他には、「金銀」や「赤金」も慶事に使われる色なんですよ。
また何となくイメージできると思いますが、「白黒」はお葬式などの弔事で使うためのもの。
そしてあまり見かけないかもしれませんが、「黄白」や「青白」も弔事向けの色なので気を付けてくださいね。
本数
慶事の中でも「結婚」だけは本数が変わり、「10本ひと組」のものを選びます。
出産など結婚以外の慶事の場合は、5本ひと組の水引が一般的。
でも結婚だけは、
・「夫婦や両家」を表す意味合い
・「慶びが重なりますように」という願い
などから倍の10本ひと組の水引を選ぶ人が多いようです。
結び方
結び方から連想されるイメージによって使い分けるのが基本。
具体的には、次のように使い分けられています。
ほどいて結び直すことができる「蝶結び」は、「何度あっても嬉しい」慶事に使います。
例えば進学祝いや長寿祝いなどですね。
一方、一度きりが望ましい「結婚」のお祝いには、一度結ぶとほどけない「結び切り」などがふさわしいと考えられています。
他には、紐の両端を引っ張るとさらにきつく結ばれる「あわじ結び」もいいですよ。
ふたりや両家の絆を強く結び、末永く付き合っていくという意味が込められますね。
また、そんな「あわじ結び」を少し応用すれば、可愛らしい「梅結び」に!
縁起のいい梅の花をモチーフにした結び方で、こちらも結婚関連に使用してOK。
可愛らしい見た目なので、お車代の封筒をキュートにしたい人にもおすすめです!
以上、封筒選びの要注意ポイント「水引」について詳しくご紹介しました。
ではここからは、先輩カップルがDIYしたお車代封筒を見ていきましょう!
手作りもアリ!先輩花嫁の素敵なDIY封筒
シンプル
こちらは和紙を折って作られた封筒。
「御車代」と書かれた紙と、シンプルな水引を貼りつけてDIY。
和紙にすると、おしゃれな中にもきちんと感がプラスされますね。
白で統一された、清潔感のある封筒。
小さいイラストが添えられていることで、抜け感もあって可愛く仕上がっています。
@lll_wd_2022
こちらはグレーの封筒に、名画を模したシールをペタリ。
大人っぽくてスタイリッシュですね。
ナチュラル
淡いカラーの封筒は、金縁がオシャレ。
高級感がありますが、実は百均で購入したそう!
イラストをプリントしたトレーシングペーパーを巻くことで、さらにオシャレな印象になっています。
@sachi.wd2022
うっすら浮かび上がる梅柄の封筒に、ナチュラルカラーのイラストがとってもオシャレ!
うまく和洋をミックスさせていますね。
@wedding_memorie
クラフト紙の封筒×スタンプのシンプルなデザイン。
クラフト封筒は、ナチュラルな雰囲気が好きな人にピッタリです。
@trunk1205_ami
クラフト紙×トレーシングペーパーでナチュラルな印象に。
飛行機で来るゲストが多かったそうで、飛行機のイラストが描かれています。
ゲストに合わせたイラストのチョイスは、喜んでもらえそうですね。
@ey.weee
こちらもクラフト封筒ですが、中身の金額でスタンプの柄を変えているそう。
渡し間違いを防止できるアイデアですね。
@nacchi_wd
お花が1輪プリントされた封筒に、トレーシングペーパーで水引をプラス。
花を2種類にすることで、新郎側・新婦側が分かるようにしたそうです。
ポップ
@y_wedding2022
パッと明るいカラフルな封筒に、車のイラストを添えて。
とってもポップですが、水引も印刷されていて、きちんと感もありますよ。
@yu_230225wd
さまざまな色柄の封筒に、レトロな車のイラスト。
派手になりすぎず適度な華やかさがあり・・・センス抜群ですね。
@mzk_____wedding
手作りの水引が美しいポチ袋。
水引は、分かりやすい手作り動画などもたくさんあるようなので、それらを参考に作ってみるのもいいですね。
以上、手作りお車代封筒の実例フォトをたくさんご紹介しました。
参考になるものは見つかりましたか?
では最後に、封筒の書き方やお札の包み方も、簡単に見ていきましょう。
封筒の書き方やお札の入れ方は?
お車代封筒の書き方は?
表書き
水引より上の部分には名目を書きます。
お車代の名目は
「御車代」「御車料」「寿」「御礼」が一般的。
そして下の部分には贈り主の名前を書きましょう。
贈り主の名前は招待した側の名字を書くのが基本ですが、両家でお世話になっているゲストの場合は、両家の名前を並べて書いてもOKです。
宛名は書くの?
お車代の場合は、宛名(相手の名前)は書かないのが一般的。
渡し間違いを防ぐには、付箋などを活用するのがおすすめです。
お車代封筒の書き方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
お車代封筒の書き方をイラスト付きで分かりやすく解説!新郎新婦は必見です
お札の入れ方は?
ご祝儀袋
ご祝儀袋にお車代を入れるときは、封筒の表側にお札の表(人の顔がある方)を向けて、人の顔が上側になるように入れます。
また略式ではなく正式なご祝儀袋の場合は、裏側にも要注意!
結婚式などの慶事の場合は、下側の折り返しが外になるようにたたんでくださいね。
ポチ袋
ポチ袋の場合は、お札を三つ折りにして入れます。
まずお札の表を上にして置き、左側を真ん中まで折り、次に右側を折り重ねます。
そしてポチ袋の表を上にして置き、三つ折りにしたお札をそのままの向きで入れます。
ちなみにお車代は、受け取ったゲストが開けやすいよう糊付けはしない人が多いよう。
お金が入っているので心配・・・という場合は、すぐにはがせる小さめのシールで留めておくといいかもしれませんね。
まとめ
結婚式のお車代を入れる封筒について詳しくご紹介しました。
お車代の封筒は入れる金額によって、次のように使い分けるのが基本。
2万円以上→水引・のしがついた正式なご祝儀袋
1万円台→水引・のしが印刷された略式のご祝儀袋
1万円以下→ポチ袋
水引は
色→「紅白」「金銀」「赤金」
本数→「10本ひと組」
結び方→「結び切り」「あわじ結び」「梅結び」
のものを選んでくださいね。
DIYの参考になる先輩花嫁の手作り封筒もたくさんご紹介しました。
大切なゲストに感謝の気持ちを込めて渡す「お車代」は、封筒まで心を込めて選びたいですね。
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