最近では主流!?結婚式引き出物の「贈り分け」っていったい何?
最近主流になりつつある、引き出物の「贈り分け」。
とはいえ、「贈り分け」について詳しくは知らないという人も多いかもしれませんね。
今回は、引き出物を贈り分ける理由や分け方の基準など、引き出物の贈り分けについて詳しくご紹介します。
贈り分けって何?みんなやっているの?
引き出物の「贈り分け」とは、その名の通り、ゲストによって違う引き出物を贈ること。
引き出物は本来、お土産・記念品としてゲスト皆に同じものを贈ることが一般的でした。
でも最近では、ゲストによって引き出物の種類を分けて贈る人が増えているんです。
引き出物の「種類」のほかに、「価格帯」や「品数」など、人によって贈り分け方はさまざま。
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」調べによると、挙式・披露宴を行った人のうち、56.6%もの人が引き出物を贈り分けたと答えています。
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」 より
以下、データの引用はすべて同様
半数以上のカップルが引き出物の贈り分けをしているんですね。
ではなぜ、引き出物の贈り分けをする人が増えてきたのでしょうか?
贈り分けをする理由を見ていきましょう。
贈り分けをする理由
先ほどもお話ししたように、一昔前までは、ゲスト全員に同じ引き出物を贈ることが一般的でした。
それは引き出物に、今日という日の「記念品」という意味や、「お土産」としての意味があるから。
でも最近では、引き出物は「頂いたご祝儀に対するお礼」という意味も強くなってきました。
「記念品」ならご祝儀の額に関係なくみんな同じものを贈っても違和感はありませんが、ご祝儀に対するお礼となると、やはり気になるのが「ご祝儀の額の差」ですよね。
結婚式には色々な立場・世代のゲストが出席するので、ご祝儀の額もさまざま。
ご祝儀の額が違うのに引き出物が同じでは申し訳ない・・・という考えから、「贈り分け」をするようになったようです。
ご祝儀を多く包んでくれそうな目上の人に対しては、その分ランクの高い引き出物を用意しておく、ということですね。
他にも、ゲストの好みに合わせて引き出物の種類を分けたりする場合も。
引き出物の贈り分けは、
「ゲストに喜んでもらいたい」
「ゲストの厚意に報いたい」
という気遣いから生まれたのかもしれませんね。
でも、ゲスト全員、一人一人に合った引き出物を選ぶのはさすがに大変。
みんなはどんな基準で贈り分けているのでしょうか?
引き出物の贈り分けをするときの、分け方のパターンを見ていきましょう。
贈り分け方の基準
まずは、みんな何パターンくらいの贈り分けをしているのか見てみましょう。
データによると、贈り分けをしたカップルの中で、3パターンに分けた人が33.5%と一番多く、2パターンに分けたという人が27.1%と続きます。
だいたい、2~3パターンに分けて引き出物を選ぶ人が多いようですね。
ではどんな基準で引き出物を贈り分けているのでしょうか?
贈り分けの基準として代表的な、上位4つ見ていきましょう。
ゲストとの間柄によって分ける(75.8%)
上司、部下、親戚、友人など・・・。
結婚式には、新郎新婦にとってさまざまな関係性のゲストが出席しますよね。
上司と友人で品物を変えたりなど、新郎新婦との関係性によって贈り分けたという人が最も多いようです。
性別で分ける(30.5%)
男女で分けるというのは、とても分かりやすい分け方ですね。
人の好みは一概には言えませんが、女性には有名ブランドの食器、男性には靴のケア用品にするなど、男女別で喜ばれそうなものを引き出物にするという分け方も多いようです。
年齢層で分ける(28.4%)
年齢層によって、好まれる品は違ってくるものですよね。
若いゲストには話題の品を、年配のゲストには上質な定番商品を選ぶなど、世代によって好まれそうな品物をセレクトしているようです。
ご祝儀の額によって分ける(28.4%)
年配の親族や上司など、ご祝儀を多く包んでくれそうなゲストの引き出物をランクアップする方法です。
引き出物を「ご祝儀に対するお礼の品」とする考えに基づいた贈り分け方ですね。
他にも基準はさまざま
他にも、新郎側ゲストと新婦側ゲストで引き出物を分けた人や、受付やスピーチなど役割をお願いした人とそうでない人で分けたという人も。
既婚か、未婚か、一人暮らしかなど、家族構成を考えて引き出物を分けて選んだというパターンもあります。
いずれにせよ、できるだけすべてのゲストに喜んでもらえるようにと配慮して、引き出物を贈り分ける人が多いということですね。
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」
結婚に関するWEBアンケート調査
調査対象:入籍3年以内の男女
調査時期:2018年7月
対象人数:男性500人 女性500人
まとめ
引き出物の贈り分けとは、ゲストに合わせて引き出物の種類や数、ランクを変えることなんですね。
半数以上のカップルが引き出物の贈り分けをしたと答えており、いまや贈り分けは珍しいことではないようです。
その理由としては、ゲストによって異なるご祝儀の額に見合った引き出物を渡したいという気持ちや、さまざまな顔ぶれのゲストに喜んでもらいたいという気遣いが込められているよう。
ゲストとの関係性によって分けたり、性別、ご祝儀の額、年齢層など、贈り分けの基準は人それぞれですが、2~3パターンに分けて引き出物を選ぶことが多いようです。
ゲストに合った引き出物を選ぶ「贈り分け」、ぜひ取り入れてゲストみんなに喜んでもらいたいですね。
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