引き出物宅配のやり方を解説!注意点や手配方法、メリットとデメリットも説明します
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披露宴に出席したゲストへ贈る引き出物。
結婚式当日に渡すのが一般的ですが、最近では、ゲストの自宅へ引き出物を配送することもできるって知っていますか?
ゲストの持ち帰りの負担を減らせることなどから、宅配にする新郎新婦が増えているんです。
今回は引き出物宅配のメリットとデメリット、注意点などを詳しく解説します。
引き出物の配送って?
結婚式の引き出物というと、あらかじめ披露宴会場の各席に引き出物が入った紙袋が配られていて、ゲストが各自持ち帰る・・・というスタイルが定番。
でも最近では、引き出物の新しい贈り方として、ゲストの家へ直接配送してもらうという方法があるんです!
引き出物配送を行っている専門業者で品物を選び、配送先を指定。
結婚式当日はゲストに手ぶらで帰ってもらい、後日自宅に直接引き出物が届くというシステムです。
では引き出物を宅配することには、どんなメリットがあるのでしょうか?
さっそく見ていきましょう。
引き出物宅配のメリット
宅配にするメリットはこんな感じ。
【引き出物宅配のメリット】
・ゲストが持ち帰る際の負担が少なくなる
・贈り分けがしやすい
・重い物や大きい物も選べる
・費用の節約になる場合も
ゲストにも新郎新婦にもメリットがあるようですね。
詳しく見ていきましょう。
ゲストが持ち帰る際の負担が少なくなる
軽い引き出物を選んだとしても、引き出物、引き菓子、縁起物などが入った大きな引き出物袋を持ち歩くのは、ゲストにとって負担となることが多いもの。
特にオシャレしてヒールの高い靴を履いた女性ゲストや、年配のゲストにはけっこう大変・・・
遠方から泊まりがけで来ているゲストは、次の日に観光などを予定している場合も。
そんな時、大きな引き出物を持ち歩くわけにもいかないので、宿泊先のホテルから引き出物だけ自宅に送る・・・なんていう手間をとらせてしまう可能性もあります。
また、二次会で引き出物をほかの人と取り違えたり、移動中に置き忘れたり・・・というトラブルが起きる可能性も。
でも引き出物を宅配にすれば、当日は身軽に帰ってもらえますよ。
贈り分けがしやすい
親戚、上司、同僚、友達・・・いろんなゲストがいる結婚式では、ご祝儀の額もさまざま。
最近では、ゲストとの関係性に合わせて引き出物の内容を贈り分けする人も多いです。
でも引き出物を贈り分けする場合、パッと見て中身が違うことがわからないようにするのがベター。
隣の人の引き出物が見えた時、明らかに自分よりボリュームがある・・・。
なんてことになったら、ちょっと複雑な気分にさせてしまうかもしれません。
でも宅配なら、直接ゲスト宅へ送られるので、そんな心配も無用!
その人に合った引き出物を選んで贈り分けることができますよ。
引き出物の贈り分けについてはこちらの記事に詳しく載っています。
引き出物の「贈り分け」、どうやって分けた?先輩カップルの実情も紹介
重い物や大きい物も選べる
最近ではゲストに配慮して、例えば重厚なお皿やお鍋、ずっしりとしたお米など、あまり重いものは避ける傾向にあります。
でも引き出物宅配なら、重いものでも自宅に届くので持ち帰る際の負担を心配する必要なし!
二人のこだわりを込めた品物を選びたいけど、重さを心配してあきらめていた物でも、引き出物配送という方法なら気兼ねなく選べますね。
引き出物に贈る品物の選び方についてはこちらの記事をどうぞ。
失敗しない&ゲストに喜ばれる!結婚式の引き出物選びのポイント6選
費用の節約になる場合も
結婚式場の提携業者から引き出物を選んだ場合、手配が楽というメリットはありますが、式場を通す分、少し商品が割高な場合もあります。
それなら・・・と、外部の業者から引き出物を用意しても、式場へ保管料として支払う「持ち込み料」がかかり、結局節約にならないことも・・・
でも引き出物を宅配するなら、引き出物への「持ち込み料」はかかりません。
そのうえ、業者も商品も自分の予算に合わせて選べます。
また、引き出物を入れる紙袋にも1枚ずつお金がかかることが多いですが、宅配なら紙袋が必要ないので、その分節約できます。
ただし、配送の料金がかかる場合もあるので、業者選びの際にきちんと確認しておきましょう。
引き出物にかける金額の相場が知りたい人はこちらの記事をどうぞ。
以上、引き出物の宅配のメリットを紹介しました。
二人にもゲストにも色々なメリットがあるんですね。
では反対に、デメリットはあるのでしょうか?
引き出物宅配のデメリット
デメリットはこんな感じ。
【引き出物宅配のデメリット】
・配送の手配に手間がかかる
・馴染みのないゲストは戸惑うかも
・ゲストは受け取る手間がかかる
メリットと同様、ゲストにも新郎新婦にもデメリットはあるよう。
解説していきます!
配送の手配に手間がかかる
引き出物を配送業者に頼むときには、業者によって多少違いはありますが、住所録などを自分で入力する必要があります。
パソコンを使っての住所入力は、慣れない人にとっては時間がかかることも。
また、名前や住所の間違いは失礼にあたるので、慎重に住所録を作る必要があります。
電話番号も全員分聞いて、入力しておかなければいけません。
贈り分けをする場合には、誰にどの引き出物を配送するのか、区別しながら登録する必要があり、さらに手間も時間もかかることになるでしょう。
馴染みのないゲストは戸惑うかも
引き出物宅配は便利で、ゲストの負担も軽くなる!・・・とはいえ、まだまだなじみがないのも事実。
特に年配の人にしてみれば、結婚式当日に引き出物を記念品・お土産として持ち帰るのが当たり前という考え方もあります。
引き出物ナシで帰すのは失礼にあたる、と感じる人も。
親族や年配のゲストには当日持ち帰る引き出物を用意し、友人ゲストなどには宅配にするなど、贈り分けを考えてみてもいいですね。
どのようにするといいか、親御さんにも相談してから決めると安心かもしれませんね。
ゲストは受け取る手間がかかる
宅配便を受け取る手間がかかるのは、ゲストにとってはデメリットとも言えるでしょう。
家にいる時間が少ない場合や、一人暮らしの場合、なかなか宅配便を受け取れないこともありそうですね。
以上、引き出物宅配のデメリットをご紹介しました。
続いては、引き出物を宅配にする新郎新婦に向けて、注意しておきたいことをご紹介します。
引き出物宅配の注意点【先輩花嫁の体験談つき】
配送の手配は当日までに済ませよう
引き出物は後日配送、といっても、結婚式が終わってからゆっくり手配すればいいということではありません。
手配は結婚式前に済ませておき、結婚式の当日か次の日くらいにゲスト宅へ届くようにしておくのがマナー。
結婚式直前に、ゲストの急な出欠の変更があった場合、いつまでなら対応してくれるか業者に確認しておくなど、前もって準備しておくべきことはいくつかあります。
安心して当日を迎えるためにも、手配作業は早めに終えておきましょう。
宅配する旨を案内カードなどで伝えよう
ゲストの負担を減らすために引き出物を配送するということを、ゲストにきちんと伝えるようにしましょう。
披露宴の司会者にアナウンスしてもらう際には、「遠方から来ていただいている方も多いので」などと理由まで丁寧に伝えるといいですね。
さらに、「引き出物は直接自宅にお届けします」ということや配送日を書いた「引き出物宅配案内カード」を、ゲストテーブルに置いておくことも大切。
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アナウンスを聞き逃した人が、「引き出物がない!?」と勘違いしてしまわないためにも、カードでの案内も忘れないようにしましょう。
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引き出物宅配の会社から、注文したのと同数の案内カードは届くのですが・・・自分で手作りしました!オリジナルのイラストを入れて、かわいくできたのでお気に入りです!
持ち帰り用の小さい袋を用意しよう
引き出物はその場で渡す場合、紙袋に入っていますよね。
多くのゲストはその紙袋に、席次表やもらったプチギフトなどの荷物を入れて持ち帰ります。
ドレスアップした女性ゲストはバッグも小さめなことが多いですし、男性ゲストはバッグを持っていないことがほとんどなので、必然的にそうなるんですね。
でも引き出物がないと、そんなちょっとした荷物をいれる袋もありません。
そこで用意しておくと喜ばれるのが、小さめの紙袋やトートバッグです。
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一人ひとつ、ちょっとした袋を用意しておけば、ゲストは二人の気配りに感心するかもしれませんよ。
まとめて紙袋を購入し、オリジナルのスタンプやシールなどで可愛らしくプチDIYする花嫁さんもちらほら。
@yuk__wd
ビニールバッグを手作りで用意したという花嫁さんもいました。
@swlmk_107
そのまま二次会に参加してくれる友人ゲストが多かったので、なるべく手荷物が少なくなるよう引き出物袋はコンパクトにしました!
透明なビニールを通して雑誌風のペーパーアイテムが見えるのがおしゃれですね。
ぜひ参考にしてください!
全員が受け取れたか確認をしよう
便利な引き出物配送ですが、一人暮らしのゲストや家を空けがちなゲストにとっては、なかなか受け取れないということもあります。
全員にきちんと引き出物が届いたかどうか、確認までしっかりしたいですよね。
各ゲストへの配送状況を、WEBで確認できるサービスを行っている配送業者もあるので、そういうところを選ぶと安心です。
以上、引き出物宅配の注意点を解説しました。
続いては、引き出物宅配にまつわるギモンを解消しておきましょう!
引き出物宅配にまつわるQ&A
Q. 案内カードや袋に持ち込み料はかかるの?
A. 持ち込み料がかからない式場が多いようですが、式場によっては1枚あたり数百円の持ち込み料がかかることも。
持ち込み料は、式場や品物によってその金額はさまざま。
案内カードの持ち込み料は、席に設置する場合はかかりますが、お車代のように受付で渡す場合にはかからないという式場もあるようです。
また、「ペーパーアイテムは持ち込み料無料」だったり、「持ち込み自体不可」といった場合もあるので、式場側にしっかりと確認しておきましょう。
持ち帰り用の袋も、持ち込み料はかからない式場が多いようですが・・・
やはり式場によって規定が異なるのでよく確認してくださいね。
持ち込み料について詳しく知りたい人はこちらの記事をどうぞ。
Q. 配送日はいつにしたらいいの?
A. 結婚式の当日か、翌日にゲスト宅へ届くように手配しよう。
宅配の引き出物は、結婚式が終わってからなるべく早くゲストのもとに届くようにするのが基本。
遅くても1週間以内が目安です。
配送日は、ゲストが受け取りやすいよう配慮することが大事。
例えば、午前からの結婚式で二次会などに参加しないゲストであれば当日夜は比較的受け取りやすそう。
家族と同居しているゲストも、家族が受け取れる可能性が高いので当日配送でも大丈夫でしょう。
午後からの結婚式の場合や、遠方のゲスト、二次会に参加するゲストの場合は翌日の配送の方が親切です。
一人暮らしや遠方など配送に配慮がいるゲストについては、前もって配送日を相談しておけるとベスト。配送が難しい場合は当日手渡しで対応する方法もありますよ。
ここまで、新郎新婦が選んだ引き出物をゲスト宅に配送する形式についてご紹介してきました。
最後に、結婚式後にゲストが引き出物の品物を選ぶことができる「引き出物カード」をご紹介します!
ゲストに品物を選んでもらう「引き出物カード」も人気!
「引き出物カード」とは、カードに印刷されたQRコード等から専用サイトにアクセスし、ゲストが自分で好きなものを選ぶ形式の引き出物です。
@_____ktn.11
メインの引き出物と引き菓子、縁起物などのアイテムすべてを選べる場合が多いです。
ゲストは当日、カードを1枚持って帰るだけなので、持ち帰りの負担が軽いという点では、引き出物の宅配と同じですね。異なる点は、ゲストが自身で引き出物を選び、配送の手配をするという点。届け先の住所など必要事項の入力はゲストが注文時に行うので、引き出物の宅配とは違って新郎新婦の事前の手配の負担は軽くなります。
このほか、引き出物カードの詳しいメリットやデメリットについては、こちらの記事に載っています。
カードタイプの引き出物「引き出物カード」とは?メリットやデメリット、実例を紹介
まとめ
結婚式の引き出物を、ゲスト宅に配送する引き出物宅配。
ゲストの負担が減るうえに、新郎新婦にとっても費用の節約が狙えることや、贈り分けがしやすいなどメリットはたくさんあります。
大きさや重さを気にせず引き出物を選べるのもいいところですね。
一方で、馴染みのないゲストは戸惑うかもしれませんし、ゲストは家で受け取りをする手間がかかるというデメリットもあります。
新郎新婦は配送の手配をしなければいけないという手間もあります。
引き出物配送の手配は結婚式前に行い、当日か次の日くらいに配送されるようにするのがマナー。
結婚式当日は引き出物が配送になることをきちんとゲストに伝え、ちょっとした荷物を入れることができる紙袋などを用意するといいですよ。
全員に届いたか後日確認すると丁寧ですね。
便利でメリットも多い引き出物配送なので、注意点に気を付けて利用したいですね。
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