「引き菓子」の選び方のポイントは?由来や意味も教えます
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結婚式で、メインの引き出物と一緒に入れる「引き菓子」。
ゲストに喜んでもらうには、一体どんなものを選べばいいのでしょう?
今回は、引き菓子を選ぶ時のポイントを解説。
こだわりたい人向けの+αアイデアも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!
引き菓子にはどういう意味があるの?
「引き菓子」とは、メインの引き出物と一緒にゲストへ贈る、ちょっとしたお菓子のことです。
引き出物には、
・お祝いしてくれたことへの感謝を込めた贈り物
・ご祝儀やお祝いに対するお返し
の意味があります。
昔は披露宴の料理の一部を、お土産として持ち帰ってもらったこともあったのだとか。
それが今では、「引き出物」や「引き菓子」という形になったようです。
ゲストやその家族に、家でも楽しんでもらえるように渡すお土産なんですね。
「引き菓子」の「引く」という言葉は、もともと平安時代、貴族が宴の最後に馬を「引き出して」参加者にお土産として贈ったことが由来とされています。
そして次第に、「引く」という文字が「長引く」ことを連想させることから、
「幸せが長く続く」
「参列者とのご縁が末永く続く」
といった縁起担ぎの意味も込められるようになったそう。
引き菓子には、ゲストの家族への気遣いや、「末永く、今後も変わらずよろしくお願いします」という気持ち、二人の末永い幸せを祈る気持ちが込められていたんですね。
ではそんな引き菓子を選ぶとき、意識したいポイントをご紹介しましょう。
引き菓子を選ぶポイント【基本編】
まずは引き菓子を選ぶときに必ず押さえておきたい基本のポイントから見てみましょう。
相場の範囲で選ぶ
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」によると、先輩カップルが買った引き菓子の平均価格は1,350円。
だいたい1,000円~1,500円の範囲で選ぶ人が多いようです。
相場よりも安すぎるとゲストをガッカリさせてしまいそうですし、かといって高いものだと二人の負担が大きく、ゲストも恐縮してしまうかも・・・。
相場の価格帯から選んでいくのが無難そうです。
引き菓子の相場については以下の記事で詳しく取り上げています。
日持ちするものを選ぶ
ケーキや生菓子など、美味しそうなスイーツはたくさんありますよね。
でも日持ちのしないお菓子は、避けたほうが無難。
結婚式のゲストには、いろいろな人がいます。
遠方から来ている人や、場合によっては泊まりがけで来てくれるゲストがいることも。
冷蔵保存が必要なものや、当日や次の日までに食べないといけないお菓子などは、引き菓子にはちょっと不向きといえます。
1週間以上日持ちがするお菓子を選ぶと、ゲストも安心して持って帰ることができますよ。
小分けになっているものを選ぶ
切れていないバームクーヘンや、パウンドケーキなど・・・
大きなお菓子は確かに見栄えがしますが、一人暮らしの人や甘いものが苦手な人にとっては、少し困ってしまう場合もあります。
バームクーヘンやパウンドケーキでも小さく切られて個包装されているものや、クッキー、あられなど、少量ずつ小分けになっているお菓子が便利。
小分けになっていれば少しずつ食べることもできますし、誰かにおすそ分けしたいときにも配りやすいですね。
迷ったら定番の品やカタログギフト
引き菓子には定番の品がいくつもあります。
地域によって独特のものもありますが、全国的にはバームクーヘンや金平糖、紅白まんじゅうなど、おめでたい意味が込められた引き菓子が定番です。
定番になっているということは、それだけ結婚式の引き菓子としてふさわしい品だということ。
引き菓子を何にしようか迷ったときは、定番の品からチョイスすると安心ですよ。
あるいは、引き菓子も選べるタイプのカタログギフトや「引き出物カード」にして、ゲストに好きなものを選んでもらうという手も。
詳しくは以下の記事を読んでみてください。
引き出物の定番「カタログギフト」!メリット・デメリットを教えて!
カードタイプの引き出物「引き出物カード」とは?メリットやデメリット、実例を紹介
美味しさや特別感も大切に
縁起や見た目ももちろん大切ですが、やっぱりお菓子ですから、美味しいものが一番うれしいですよね。
定番品を贈るとしても、美味しいと評判のお店で選ぶようにすれば味に差が出るかも!
「ありがとう」と言葉の入ったお菓子を選んだり、ハート型になっていたり、結婚式ならではの特別感があるお菓子を選ぶのもおすすめです。
もらった人がちょっとうれしくなるような引き菓子を選びたいですね。
引き菓子を選ぶポイント【こだわり編】
引き菓子の選び方の基本はわかりましたね。
ここからは、さらにこだわって選ぶ際のコツをご紹介しますよ。
結婚式の雰囲気や時期に合わせて選ぶ
例えば和装の結婚式なら「金平糖」や「紅白まんじゅう」など、和の雰囲気があるお菓子がピッタリです。
結婚式の季節に合わせたものを選ぶのもステキ。
春なら桜をモチーフにしたお菓子、冬はクリスマスをテーマにしたパッケージのものなどを選んでみてもGOOD。
季節感や結婚式のテーマに合わせて引き菓子も選ぶと、統一感が出ていいですよ。
二人の出身地の銘菓を選ぶ
二人が同じ出身地の場合、その土地の銘菓を引き菓子にするのもおすすめ。
二人が別々の出身地でも、二種類の銘菓を取り入れて贈ることもできます。
お互いの家族や友人に、新郎新婦の出身地について知ってもらえるいい機会になりそうですね。
どうしてこのお菓子を引き菓子に選んだのか説明を添えたり、披露宴で司会者に紹介してもらったりするといいですよ。
ゲストによって贈り分ける
例えば親族や年配のゲストには和菓子を選び、若いゲストにはオシャレな洋菓子にするなど・・・
ゲストの年齢層や、知っていれば好みの違いによって、引き菓子の内容を変えるというのもアリ!
少し手間は増えますが、細かい気遣いをすることでゲスト一人一人に、より喜んでもらえそうですよね。
贈り分けの基準は、家族構成、男女、世代、自分との関係性など、さまざまです。
詳しくは、こちらの記事をどうぞ。
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」
結婚に関するWEBアンケート調査
調査対象:入籍3年以内の男女
調査時期:2018年7月
対象人数:男性500人 女性500人
まとめ
引き出物に入れる引き菓子には、ゲストの家族へのお土産の意味があったんですね。
そして「末永くよろしくお願いします」という気持ちを伝えるためのお菓子でもあります。
先輩カップルが買ったお菓子の平均価格は1,350円で、その前後が引き菓子の相場だと言えそう。
賞味期限まで1週間以上あり、できれば小分けになっているものにすると便利。
迷ったら定番品から選ぶといいですよ。
定番品の中でも、美味しくて特別感のあるお菓子を選ぶと、もらったゲストもきっと喜んでくれるでしょう。
季節感、結婚式のテーマを取り入れたお菓子や、二人の出身地の銘菓を贈るのもステキ。
ゲストによって品を贈り分けるのもアリ。
ゲストが家に帰ってからも結婚式の楽しかった余韻に浸れるような、ステキな引き菓子を贈りたいですね。
引き菓子について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ。
【結婚式の引き菓子まとめ】相場から選び方、人気&おすすめの品まで徹底解説!
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