引き出物に欠かせない「引き菓子」の意味とは?選び方のポイント教えます
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結婚式で、メインの引き出物と一緒に入れる「引き菓子」。
なんとなく「必ず入れるもの」というイメージがありますよね。
でもそもそも、引き菓子を入れることには、どういう意味があるのでしょうか?
今回は引き菓子の意味と、選ぶ時のポイントをご紹介します。
引き菓子にはどういう意味があるの?
「引き菓子」とは、メインの引き出物と一緒にゲストへ贈る、ちょっとしたお菓子のことです。
引き出物には、
・お祝いしてくれたことへの感謝を込めた贈り物
・ご祝儀やお祝いに対するお返し
の意味がありますが、引き菓子は出席してくれたゲストへの「お土産」のような意味があるんだそう。
家で待っているゲストの家族へ、お土産として持ち帰ってもらうための品物なんですね。
昔は披露宴の料理の一部を、お土産として持ち帰ってもらったこともあったのだとか。
それが今では、「引き菓子」という形になったようです。
留守番している家族にも喜んでもらおうという気遣いが、なんだか日本人らしいですね。
「引き菓子」の「引く」という言葉には、「配る」や「送る」という意味があります。
そしてもう一つ「長引く」という意味もあり、おめでたい日に引き菓子を添えることで、
「末永く、今後も変わらずよろしくお願いします」
という気持ちが込められているんです。
引き出物に引き菓子を添えることには、ゲストの家族への気遣いと、幸せやご縁が続くという縁起のいい意味もあるんですね。
ではそんな引き菓子を選ぶとき、意識したいポイントをご紹介しましょう。
引き菓子を選ぶポイント【基本編】
まずは引き菓子を選ぶときに必ず押さえておきたい基本のポイントから見てみましょう。
日持ちするものを選ぶ
ケーキや生菓子など、美味しそうなスイーツはたくさんありますよね。
でも日持ちのしないお菓子は、避けたほうが無難。
結婚式のゲストには、いろいろな人がいます。
遠方から来ている人や、場合によっては泊りがけで来てくれるゲストがいることも。
冷蔵保存が必要だったり、当日や次の日までに食べないといけないお菓子は引き菓子にはちょっと不向きといえます。
1週間以上日持ちがするお菓子を選ぶと、ゲストも安心して持って帰ることができますよ。
小分けになっているものが便利
切れていないバームクーヘンや、パウンドケーキなど・・・
大きなお菓子は確かに見栄えがしますが、一人暮らしの人や甘いものが苦手な人にとっては、少し困ってしまう場合もあります。
バームクーヘンやパウンドケーキでも小さく切られて個包装されているものや、クッキー、あられなど、少量ずつ小分けになっているお菓子が便利。
小分けになっていれば少しずつ食べることもできるし、誰かにおすそ分けしたいときにも配りやすいですね。
迷ったら定番の品を基本に選ぶ
引き菓子には定番の品がいくつもあります。
地域によって独特のものもありますが、全国的にはバームクーヘンや金平糖、紅白まんじゅうなど、おめでたい意味が込められた引き菓子が定番です。
定番になっているということは、それだけ結婚式の引き菓子としてふさわしい品だということ。
引き菓子を何にしようか迷ったときは、定番の品からチョイスすると安心ですよ。
美味しさや特別感も大切
縁起や見た目ももちろん大切ですが、やっぱりお菓子ですから、美味しいものが一番うれしいですよね。
定番品を贈るとしても、美味しいと評判のお店で選ぶようにすれば味に差が出るかも!
「ありがとう」と言葉の入ったお菓子を選んだり、ハート型になっていたり、結婚式ならではの特別感があるお菓子を選ぶのもおすすめです。
もらった人がちょっとうれしくなるような引き菓子を選びたいですね。
二人らしさを出すなら?
引き菓子の選び方の基本はわかりましたね。
ここからは、二人らしさを取り入れた引き菓子選びのポイントをご紹介します。
結婚式の時期や雰囲気に合わせる
例えば和装の結婚式なら「金平糖」や「紅白まんじゅう」など、和の雰囲気があるお菓子がピッタリです。
結婚式の季節に合わせたものを選ぶのもステキ。
春なら桜をモチーフにしたお菓子、冬は梅を使ったお菓子やクリスマスをテーマにしたパッケージのものなど・・・
季節感や結婚式のテーマに合わせて引き菓子も選ぶと、統一感が出ていいですよ。
二人の出身地の銘菓もステキ
二人が同じ出身地の場合、その土地の銘菓を引き菓子にするのもおすすめ。
二人が別々の出身地でも、二種類の銘菓を取り入れて贈ることもできます。
お互いの家族や友人に、新郎新婦の出身地について知ってもらえるいい機会になりそうですね。
どうしてこのお菓子を引き菓子に選んだのか説明を添えたり、披露宴で司会者に紹介してもらうといいですよ。
ゲストによって贈り分けもアリ
例えば親族や年配のゲストには和菓子を選び、若いゲストにはオシャレな洋菓子にするなど・・・
ゲストの年齢層や、知っていれば好みの違いによって、引き菓子の内容を変えるというのもアリ!
少し手間は増えますが、細かい気遣いをすることでゲスト一人一人に、より喜んでもらえそうですよね。
まとめ
引き出物に入れる引き菓子は、ゲストの家族へのお土産の意味が強いものなんですね。
「末永くよろしくお願いします」という気持ちを伝えるためのお菓子でもあります。
賞味期限まで1週間以上あり、できれば小分けになっているものにすると便利。
迷ったら定番品から選ぶといいですよ。
定番品の中でも、美味しくて特別感のあるお菓子を選ぶと、もらったゲストもきっと喜んでくれるでしょう。
季節感、結婚式のテーマに沿ったお菓子を取り入れたり、二人の出身地の銘菓を贈るのもステキ。
ゲストによって品を分けるのもありです。
ゲストが家に帰ってからも結婚式の楽しかった余韻に浸れるような、ステキな引き菓子を贈りたいですね。
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