引き出物の定番「カタログギフト」を徹底解説!メリット・デメリットは?相場や種類もくわしく紹介
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「結婚式の引き出物には、ゲストみんなに喜んでもらえるものを」と思うと結構悩むものですよね。
そんな中、ゲストに好きなものを選んでもらえる「カタログギフト」は引き出物の定番となっています。
カタログギフトとはどんなものなのでしょう?
メリットやデメリット、相場や種類を詳しく解説します。
カタログギフトってどんなもの?
「カタログギフト」とは、もらった側がカタログに掲載された商品の中から、好きなものを選ぶスタイルのギフトのこと。
引き出物で使う場合、新郎新婦がカタログの種類や価格帯を選び、引き出物として渡します。
受け取ったゲストは、カタログから好きな商品を選んで、WEBやハガキなどで注文すると、選んだ商品がゲスト宅に届くというものです。
一口にカタログギフトといっても、高級なグルメや、ベビー用品・おもちゃに特化したものなど、オリジナリティに富んだものも増えています。
最近では、おしゃれなショップがセレクトしたこだわり系のカタログギフトや、旅行やエステなど体験型のカタログギフトまで、たくさんの種類があるんです。
こだわって選べばゲストにも喜ばれるでしょう。
カタログギフトの種類については、後ほど詳しく説明しますね。
カタログギフトは人気の引き出物
便利なカタログギフトだけに、引き出物に選ぶ新郎新婦はとても多いんです。
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018※」によると、引き出物を用意した人のうち、なんと7割以上がカタログギフトを選んでいるという結果に。
カタログギフトは引き出物の定番なんですね。
このように引き出物に人気のカタログギフトですが、メリットもあればデメリットもあります。
大切なゲストに贈るものだからこそ、きちんと把握しておきたいですよね。
カタログギフトのメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。
カタログギフトのメリットは?
引き出物にカタログギフトを贈るメリットはこちら。
・ゲストが好きなものを選べる
・予算に合わせやすい
・かさばらない
それぞれ説明しますね。
ゲストが好きなものを選べる
カタログギフトのメリットは何と言っても、もらった側が「好きなものを選べる」ということ。
結婚式で引き出物をもらったけど、好みに合わなかった・・・なんて経験がある人もいるのではないでしょうか?
カタログギフトなら、自分の好みに合わせて、その時にほしいものを選ぶことができます。
たくさんの商品から、どれにしようか選ぶのは楽しいですよね。
一方で「ゲストが好きなものを選べる」ということは、「新郎新婦が引き出物選びに悩まなくていい」とも言えます。
結婚式には、色々なゲストが来るため、全てのゲストに喜んでもらえる引き出物を選ぶのはなかなか難しいもの。
カタログギフトなら、新郎新婦も悩まずに済みそうですね。
予算に合わせやすい
色々な種類があるカタログギフトは、価格帯も様々。
2,000円台のものから1万円以上のものまで、幅広い価格帯のものがあるので、新郎新婦の予算に合わせて選びやすいのもメリットと言えます。
贈り分けもしやすい
引き出物は、「贈り分け」と言ってゲストとの関係によって贈るものや金額を変えることもあります。
しかし、明らかに引き出物の大きさが違う場合、中身の違いが分かってしまって、快く思わない人も中にはいるかもしれません。
その点カタログギフトなら、値段が違っても見た目には同じサイズ。
ゲストによって引き出物を贈り分けしても、気付かれにくいという利点があります。
引き出物の贈り分けについてはこちらの記事に詳しく載っています。
引き出物の「贈り分け」、どうやって分けた?先輩カップルの実情も紹介
【実例集】引き出物の贈り分け、具体的にどうする?先輩カップルの事例を大公開!
かさばらない
カタログギフトのメリットには「かさばらない」ということも挙げられます。
食器やお鍋のように、大きすぎたり、重すぎたりすると、新郎新婦が一生懸命選んだ引き出物でも、ゲストに負担をかけてしまうことも・・・。
特に、遠方から来るゲストは新幹線や飛行機の長時間の移動で持ち帰るのはとても大変です。
また、二次会に参加するゲストも、大きな荷物を持っていくのは少し負担になりますよね。
カタログギフトはそのようなゲストにも配慮のある引き出物と言えそうです。
最近ではカタログではなくカードタイプのものも人気。
@shen_wedding
さらにコンパクトで軽いので、持ち帰る際の負担は心配なさそうですね。
カードタイプの引き出物については後ほど実例と合わせて詳しく紹介しますね。
カタログギフトのデメリット
カタログギフトを引き出物に贈るデメリットはこちら。
・注文が面倒・忘れてしまう
・「システム料」の分が割高なこともある
・気持ちが伝わりにくいと感じる人も
それぞれ見てみましょう。
注文が面倒・忘れてしまう
カタログギフトは、ゲストが好きなものを選べる反面、ゲスト自身が選んで注文しない限りは商品が届きません。
ゲストの中にはそれを面倒と感じる人もいるよう。
また、「そのうち選ぼう」と思っているうちに、忘れてしまい、有効期限が切れてしまった・・・なんてこともあるようです。
有効期限が切れてしまったら?
カタログギフトには、おおよそ数ヶ月~1年程度の有効期限があります。
有効期限が切れてしまった場合、商品はもらえないのでしょうか?
有効期限が切れたときの対応は、カタログギフトの会社によって違うよう。
会社によっては、期限が切れても商品を注文できたり、決まった商品を送ってくれたりするケースもあるようです。
カタログギフトを贈る場合は、有効期限が切れたときの対応もチェックしておくと安心ですね。
カタログギフトのシステムが分かりにくい人も・・・
中にはカタログギフトのシステムがよく分からないという人もいるようです。
特に高齢のゲストの中には、注文の仕方が分からない場合や、雑誌や本をもらったと勘違いしてしまう場合もあるよう。
心配な場合は、高齢のゲストにはカタログギフトではなく従来の引き出物を用意する、という風に贈り分けで対応するのもありですよ。
「システム料」の分が割高なこともある
カタログギフトはほとんどの場合、商品の価格に「システム料」が上乗せされています。
システム料とは、商品を注文するためのハガキ代や商品の配送料、カタログの化粧箱などの料金のこと。
システム料は500~1,000円程度で設定されていることが多いよう。
つまり、カタログに掲載されている商品は、上乗せされた「システム料」の分だけ、実際の代金よりも安いということになりますね。
その点で割高とも言えるんです。
それならば、その分の金額の商品を贈った方がいいという考え方もあるでしょう。
その点もカタログギフトのデメリットとして認識しておくといいですね。
気持ちが伝わりにくいと感じる人も
便利なカタログギフトですが、その便利さゆえ、「味気ない」「気持ちが伝わらない」と感じる人もいるようです。
「贈り物は相手のことを考えて選ぶ気持ちが大切」という考え方の人もいるかもしれません。
そういう人からしたら、「選ぶ手間を省いた」と受け取られる可能性があるかもしれませんね。
その点が気になる場合は、カタログと一緒にお菓子やタオルなどの品物を合わせたギフトセットとして贈るのも良いでしょう。
新郎新婦が選んだ品物が添えられていれば、ゲストを思って選んだ心遣いがより伝わるかもしれませんね。
また、カタログギフトにはさまざまな種類のものがあります。
新郎新婦がこだわって選んだことが感じられるようなカタログギフトなら、ゲストにもっと喜んでもらえるかもしれませんね。
では、カタログギフトの種類について、詳しく見ていきましょう。
どんな種類のカタログギフトがあるの?
総合型
文字通り、さまざまなジャンルの商品が幅広く掲載されているカタログです。
食べ物や食器、寝具、雑貨など色々なものがバランスよく揃っています。
幅広い年齢層の人に贈ってもそれぞれのニーズに合わせて選んでもらえそうです。
セレクトショップ型
セレクトショップが監修しているカタログギフトです。
有名アパレルブランドやインテリアブランドの商品を扱っていて、カタログでしか手に入らないオリジナルのアイテムもあるよう。
カタログ自体もおしゃれでハイセンスな見た目のものが多いのも特徴のひとつ。
ゲストの好みのテイストのカタログを選ぶと、喜んでもらえそうですね。
コンセプト型
コンセプト型のカタログギフトは、特定のジャンルに特化した商品を集めたカタログです。
具体的には「おしゃれなスイーツを集めたカタログ」や「人気店の和牛を集めたカタログ」、「日本各地の銘酒を集めたカタログ」などなど・・・
ゲストの趣味や嗜好が分かるなら、それに特化したカタログを贈ると喜んでもらえそうです。
シーンに合わせたもの
「ブライダル用」「仏事用」など、贈るシーンに合わせて作られているカタログです
掲載されている商品は総合型カタログと大きくは違わないようですが、表紙や紙面構成がシーンに適したデザインになっているようです。
ブライダル用なら華やかなデザイン、仏事用なら落ち着いたデザインというように、シーンに合わせて選んでいることが伝わりやすいのが特徴のひとつです。
以上、主なカタログギフトの種類をご紹介しました。
続いて、引き出物としてカタログギフトを贈る場合の金額相場について解説します。
いくらのカタログギフトを選べばいい?
ゲストの立場別のカタログギフトの相場はこちら。
友人・同僚 3,000円~5,000円程度
親族・上司 5,000円~1万円程度
夫婦 5,000円~6,000円程度
最近では、引き出物は、いただくご祝儀に対するお返しという意味合いも強くなってきています。
大きい金額を包んでくれる親族や上司には友人よりも高額のカタログギフトを用意するのが一般的なよう。
夫婦で出席するゲストも同様に、単身ゲストより少し多めにご祝儀を包むことが多いので、カタログギフトの金額もやや高めになります。
ちなみに、引き出物は地域によって差がありますが、
・メインの引き出物
・引き菓子
・縁起物
の3品をまとめて「引き出物」として贈るのが一般的です。
カタログギフトは、メインの引き出物として贈ることが多いです。
カタログギフトにかける金額に加えて、引き菓子と縁起物にもお金がかかるということを念頭に置いて予算を考えてみてくださいね。
カタログギフトや引き出物の相場について詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
最近は「カードタイプ」も人気
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先ほどもお話しましたが、最近では雑誌のような形のカタログではなく、カードタイプのカタログギフトの人気が高まっています。
カードに印刷されたQRコードやID・パスワードから専用サイトにアクセスし、インターネット上のカタログから好きなものを選ぶというスタイルです。
さらに、メインの引き出物だけでなく、引き菓子と縁起物もインターネット上のカタログから選んで注文できる「引き出物カード」も登場しています。
この場合、当日ゲストはカード1枚だけ持ち帰ればいいので、とっても身軽ですね。
ただ、年配のゲストには、結婚式当日は引き出物を受け取って帰るのが当たり前と考える人もいるでしょう。
カード1枚を受け取っても物足りなさを感じるかもしれませんね。
年配のゲストには当日に従来の引き出物を渡すなど贈り分けをするといいかもしれませんね。
引き出物カードのメリットやデメリットについて詳しく知りたい人はこちらの記事をどうぞ。
カードタイプの引き出物「引き出物カード」とは?メリットやデメリット、実例を紹介
※「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」
結婚に関するWEBアンケート調査
調査対象:入籍3年以内の男女
調査時期:2018年7月
対象人数:男性500人 女性500人
まとめ
引き出物の定番となっているカタログギフト。
何と言っても、ゲストに好きなものを選んでもらえるのが最大の魅力です。
その他にも、軽くて持ち運びやすく、予算にも合わせやすいのが人気の理由。
一方で、注文が面倒だと感じたり、気持ちが伝わりにくいと感じたりする人もいるようです。
システム料が上乗せされるので、割高という面もありますね。
便利なカタログギフトだからこそ、いい面も悪い面も踏まえて検討してみてくださいね。
また、カタログギフトには、総合型、セレクトショップ型、コンセプト型などの色々な種類があります。
贈るゲストの好みに合ったものを選ぶと、喜ばれるかもしれませんね。
引き出物のカタログギフトの相場や、最近流行りのカードタイプについてもご紹介しました。
定番の引き出物だからこそ、色々なことに配慮しながら選ぶと良いですね。
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