ウェディングドレスを手作りするときの段取りや作り方教えて!
普段からよく縫い物をするなど裁縫が得意で、
「ウェディングドレスを手作りしたい!」
と考えている人もいるかもしれませんね。
そこで今回は、ウェディングドレスを手作りするときの段取りについてご説明します。
ドレスを作る時の手順もざっくりとまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
ウェディングドレスを手作りする前の準備
まずは、ウェディングドレスを手作りする前の4ステップをご紹介します。
(1)ドレス作りに必要な道具を揃える
(2)ドレスのデザインや生地を決める
(3)ドレス材料の買い出し
(4)ドレス作り開始
(1)~(3)は遅くても挙式4ヶ月前までには済ませておき、(4)のドレス作りを開始させたいところ。
ただ、
・1日何時間ドレス作りにかけられるのか
・どんなデザインのドレスを作るのか
・裁縫技術はどれくらいか
などによって、必要な期間は大きく変わります。
自分の場合はどれくらい期間が必要か考えて、挙式日から逆算して余裕を持ったスケジュールでドレス作りを始めると安心です。
では各ステップについて見ていきましょう!
(1)ドレス作りに必要な道具を揃える
まずは、ミシンやアイロンなど、ドレス作りに必要なものを揃えます。
ドレス作りに必要なものはこちら。
○ミシン
○アイロン・アイロン台
○トルソー
○仮縫い用の生地
○裁縫道具
糸・しつけ糸
縫い針・まち針
糸切りばさみ、裁ちばさみ
チャコペン
このほか、丸いアイロン台の「まんじゅう」や、布を正確に簡単に切ることができる「ロータリーカッター」なども用意しておくと便利ですよ。
このほかのアイテムについては、以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ウェディングドレスを手作り!揃えておきたい道具・アイテムって?
また、採寸や仮縫いドレスの試着をするときにブライダルインナー(ドレス用の下着)が必要になるので、早めに手配しておくと安心ですよ。
ブライダルインナーの選び方についてはこちらの記事に詳しく載っています。
ブライダルインナーの選び方を徹底解説!サイズや種類、選ぶ時期はどうする?
(2)ドレスのデザインや生地を決めよう
必要なものが揃ったら、ドレスのデザインや素材を決めていきましょう。
まずは、どんなデザインのドレスを作りたいか、ネットや雑誌に載っている写真を参考に、イメージを膨らませます。
ただ、あまりにデザイン性が高いドレスは、作るのにかなり苦労するかもしれません。
自分で作ることができそうなデザインを選ぶのが成功のコツです。
ウェディングドレスのデザインについて詳しく知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
【ウェディングドレスの基礎知識①】ドレスの種類・シルエットデザイン(ライン)
デザインが決まったら次は生地選び。
チュールやオーガンジー、シルクにタフタなどさまざまな生地があり、同じようなデザインでも生地で印象がガラッと変わります。
サテンのようなツルッとした生地は、縫いづらく、難易度が上がるかもしれません。
光沢のある生地を選びたいなら、サテンよりはタフタのほうが縫いやすくておすすめです。
ウェディングドレスの素材について詳しくはこちら。
(3)ドレス材料の買い出し
生地屋や手芸材料専門店などに行って必要な材料を買い揃えます。
材料を揃えるだけでも、わくわくしてきますよ。
(4)ドレス作り開始
ドレスに必要な材料をすべて揃えたら、いよいよドレス作り開始!
サイトや動画、手作り本を参考に作っていきましょう。
洋裁に自信がない人は、洋裁教室に通うのもアリ。
また、身近に洋裁が得意な人がいる場合はその人に相談してみるというのもいいかもしれません。
以下の記事では、ウェディングドレスを手作りする方法を初心者向けから上級者向けまで3つ紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ウェディングドレスは手作りできる!?初心者でもできる手作り方法や費用目安をご紹介
続いては、ウェディングドレスの作り方を、3つの工程に分けてざっくりご説明します。
デザインや装飾などによって必要な作業は多少異なるので、基本となる作り方の手順をざっくりと理解するために読んでみてください。
【手作り手順1】採寸~仮縫い
採寸
型紙(パターン)作り
仮縫い生地裁断
仮縫い
採寸
まずは、ウェディングドレスを仕立てるのに必要な身体のパーツの寸法を測りましょう。
日頃使っている下着か、持っていればブライダルインナーを着用して採寸します。
また、スカート丈を測るときは、結婚式当日に履く予定のブライダルシューズ、もしくは同じヒールの高さの靴を履きます。
採寸する具体的な身体のパーツはこちら。
・バスト
・アンダーバスト
・ウエスト
・肩幅
・二の腕外側
・背丈
・スカート丈
アンダーバストやウエストを測るときは、締め付けないのがポイント。
また、スカート丈を測るときに前かがみになってしまうと、丈が短くなってしまうので、注意しましょう。
型紙(パターン)作り
型紙は、参考書籍やウェディングドレスキットについている場合もありますが、ない場合は自分で作っていきます。
型紙は身頃(上半身)とスカートで分けて作ります。
身頃
A前身頃(まえみごろ)
B前脇身頃(まえわきみごろ)
C後脇身頃(うしろわきみごろ)
D後身頃(うしろみごろ)
スカート
A前スカート
B前脇スカート
C後スカート
D後脇スカート
仮縫い用の生地裁断、仮縫い
型紙に合わせて仮縫い用の生地を裁断します。
各パーツを裁断し終わったら、仮縫いを始めましょう。
【手作り手順2】試着、補正
仮縫いドレスの試着、補正
型紙直し
生地裁断
仮縫いドレスの試着、補正
仮縫いのドレスができあがったら試着して、補正していきます。
長いウェディングドレスの手づくりの道のりも、仮縫いが終わればひと段落。
ここでしっかり補正ができれば、ジャストサイズのウェディングドレスを作ることができます。頑張っていきましょう!
ブライダルインナーやパニエを着て、鏡の前でさっそく試着してみます。
試着の際に、背中の縫い代(※)を待ち針で留めるので、誰かに手伝ってもらうのがおすすめです。
(※)布を縫い合わせるために、布の端に余分に用意しておいた部分
自分の身体にぴったり合うまで試着と補正を繰り返し、ぴったり合えば補正完了です。
型紙直し
補正が終わったら、型紙に直したところを書き込みましょう。
生地裁断
直した型紙に沿ってウェディングドレスの生地を裁断していきます。
型紙と生地がずれないように、端を待ち針で留めるなどの工夫をして、慎重に裁断していきましょう。
【手作り手順3】本縫い
身頃の製作
スカートの製作
スカートと身頃を縫い合わせる
生地の裁断が完了したら、いよいよ本縫いです!裁断した生地をミシンで縫っていきましょう。
生地のシワが気になる場合は、アイロンをかけてもいいですが・・・
チュールなど、素材によっては高温で溶けてしまう生地もあるので注意してくださいね。
アイロンをかける場合は、温度設定を低めにして、当て布をするなどして、高温になり過ぎないようにしましょう。
身頃の製作
各身頃を順にミシンで縫い合わせていきます。
身頃をすべて縫い合わせたら、仕付け糸(布同士がずれないように縫っておく糸)を取って、アイロンをかけます。
裏地を製作したら、ファスナーを付けて完成です。
スカートの製作
身頃が完成したら、次はスカート。
スカートも上身頃と同じように各部分を縫い合わせていき、裏地をつけます。
スカートと身頃を縫い合わせる
最後に、スカートと身頃をくっつけ、ウエストにギャザー(布を縫い縮めるとできるしわやひだ)を寄せて完成です。
これだけ読むと簡単にできそうに思えますが・・・
実際にやってみると上手くできなかったり、作業がスムーズに進まなかったりすることもあります。
ウェディングドレスを一から自分で手作りしたいと考えるなら、それなりの時間と労力がかかることを念頭に置いておきましょう。
「やっぱり手作りするのは負担が大きすぎるかも・・・」
という人は、購入やレンタルも検討してみてもいいかもしれませんよ。
こちらの記事では、先輩たちのウェディングドレス事情を紹介しています。
レンタル?購入?どこで手配した?ウェディングドレス事情を先輩花嫁に調査!
まとめ
ウェディングドレスを手作りするときの手順は次のとおり。
(1)ドレス作りに必要な道具を揃える
(2)ドレスのデザインや素材を決める
(3)ドレス材料の買い出し
(4)ドレス作り開始
遅くても挙式4ヶ月前にはドレス作りを始められるように、(1)~(3)を済ませておきましょう。
必要な材料がすべて揃ったら、いよいよドレス作り開始です。
手作り本や動画を参考に作っていきましょう。
洋裁に自信がない人は、洋裁教室に通ったり、洋裁が得意な知り合いに相談したりするといいですね。
ウェディングドレスを作ることは容易いことではないですが、自分で手作りしたドレスを着て式に臨めばきっと感動もひとしお。
自分にぴったりの手作り方法を探してみてくださいね。
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