ウェディングドレスを手作り!揃えておきたい道具・アイテムって?
音声で聴く!
ウェディングドレスの手作りに挑戦したいけど、どんな道具を用意すればいい?
ミシンや裁縫道具は手持ちの物があるけれど、他には何が必要なんだろう?
そんな人に向けて今回は、ウェディングドレスを手作りするときに必要な道具を紹介します。
あると作業がはかどる便利なアイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
ウェディングドレスの手作りに必要なものリスト
ウェディングドレスを手作りするときにそろえておきたいアイテムはこちら。
○ミシン
○アイロン・アイロン台
○トルソー
○仮縫い用の生地
○裁縫道具
糸、しつけ糸
縫い針、まち針
糸切りばさみ、裁ちばさみ
チャコペン
それぞれどのような場面で必要になるのか、このあと詳しくご紹介します。
ミシン
まず必要なのは、なんといってもミシン。
ミシンが自宅になくても、洋裁教室に通えば作業はできますが・・・
たくさんの布や付属品を持って、何度も教室に通うのはなかなか大変です。
また、ミシンがないと洋裁教室が空いている時間にしか作業ができません。
ウェディングドレスを手作りするなら、ミシンは買っておいたほうがいいでしょう。
機能性の高いミシンを買う必要はありません。「直線縫い」と「ジグザグ縫い」ができればOK。
「8000円ほどのコンパクトミシンでドレスを作った」という人もいるそうですよ。
安価なミシンでもいいので購入することをおすすめします。
コンシールファスナー押さえ
必須ではありませんが、ミシンに付ける部品である「コンシールファスナー押さえ」があると便利です。
「コンシールファスナー」とは、普通のファスナーと違い、エレメント(務歯)や縫い目が表地に出ないファスナーのこと。
押さえはミシン本体とは別売りの場合が多く、2000円前後で販売しています。
安いものであれば500円ほどで買うことができますよ。
もしくは、布の片側だけを押さえる「片押さえ」でもコンシールファスナーを縫うことができます。
無ければ、しつけで縫うこともできますが、ファスナーは硬いので手縫いするのはなかなか大変です。
そこで活躍するのが「両面接着テープ」。
両面テープを貼って、接着する両側を挟み込んでアイロンすれば、ぴったり縫い代がくっつきますよ。
アイロン・アイロン台
生地のシワが気になる時には、アイロンで綺麗に伸ばしましょう。
縫いやすくするために、縫い代(※)を割って、アイロンで跡をつけることもあります。
(※)縫い合わせるために、布の端に用意しておいた余分な部分
ただ、生地によってはアイロンをかけると溶けてしまうことも。
アイロンをかけても大丈夫な生地かどうか、よく確認してくださいね。
アイロン台は板状のものや、人型のものなど、色々な形がありますが、平らで、面積が広いほうが便利ですよ。
まんじゅう
スカート部分のカーブや丸みをきれいに出すため、「まんじゅう」と呼ばれる専用のアイロン台があると便利です。
まんじゅうとは、本物のおまんじゅうのような、球体のアイロン台のこと。
縫い代を割るときも、内側にまんじゅうを入れてアイロンをすれば、余計な筋を付けずにきれいに割ることができますよ。
細長いタイプの「袖まんじゅう」を使えば、スカート脇の縫い代を割りやすくなるので、おすすめ。
まんじゅうは3000円くらいから購入可能です。
トルソー
「トルソー」とは、胴体部分だけの立体的な人形のこと。
布張りタイプのものは針を刺せるので、縫製するときに便利です。
特に、丈やスカートのボリュームなどは、トルソーにかけたほうが確認しやすいですよ。
また、出来上がったドレスをトルソーに着せておけば、ドレスの形を崩さずに結婚式当日まで自宅で保管することができますよ。
仮縫い用の生地
ドレスを作るとき、本番用の生地で縫う前に、練習用の生地で仮縫いをして、体型に合っているかどうか確認します。
おもに仮縫いに使われるのは、「シーチング」と呼ばれる平織の幅広の綿の生地。
安価で、1メートルあたり500~600円ほどで購入できます。
仮縫いには、「ハギレ」を使ってもOK。
「ハギレ」とは、裁断したあと中途半端に残った生地や、生地の断片のこと。
生地屋などで「ハギレ処分コーナー」を見つけたら、チャンスです。仮縫い用の生地を安くゲットできるかもしれません!
その他の裁縫道具
ミシンだけでなく、糸や針などの裁縫道具も必要です。
ウェディングドレスを手作りするにはどんな裁縫道具が必要なのか、見ていきましょう!
糸・しつけ糸
糸は、シフォンなどの薄い生地を縫うときは細い糸、飾りっぽく縫い目を目立たせたいなら太い糸、というように使い分けます。
基本的に縫う生地と同じ色を使うので、糸見本を生地の上に乗せて、一番目立たない糸を選ぶと良いですね。
手で引っ張ると簡単にプチンと切れるしつけ糸は、仮縫いに使います。
白は「しろも」、色の付いているものは「いろも」と呼ばれています。
白いウェディングドレスを作るなら、ピンクや水色のいろもを使うと、糸が見やすく縫いやすいですよ。
縫い針・まち針
縫い針は太さや長さなど、種類が豊富です。
迷ったときは、何種類かの針がセットになった「縫い針セット」がおすすめ。
色々試してみて、一番使いやすい長さの針を買い足すと良いですよ。
サテンなど厚い布は普通の太さでも良いですが、オーガンジーやシフォンなどの薄い布は細い針を使いましょう。
まち針はたくさん必要になります。
ウェディングドレスは、普通の洋服よりも面積が広いので、できれば100本以上用意することをおすすめします。
針が細くて、頭の部分がアイロンの温度にも耐えられる「シルクピン」がおすすめです。
はさみ
糸切りばさみも必要です。
よく切れるものを選びましょう。
裁ちばさみとは布専用のはさみのこと。
ステンレス製のもののほうが、さびにくく、切れ味が長続きします。
チャコペン
布にしるしをつけるためのチャコペンは、綺麗に消せるものを選ぶのがおすすめ。
白いウェディングドレスが完成したときにチャコペンのしるしが残っているとちょっと残念・・・
しっかり消えるかどうか確認したうえで使うようにしましょう。
こんな裁縫道具も便利
ここまでご紹介した裁縫道具以外に、あると作業効率が上がるものをご紹介しますね。
ロータリーカッター
大量に布を裁断するときに便利なのが、「ロータリーカッター」です。
円形の刃をコロコロと転がして布を切る道具です。
裁断時にずれにくく、力を入れずに切ることができるので、裁断の作業が楽になりますよ。
腕に付けられるピンクッション(針山)
腕や手首に付けられるピンクッションは、針を抜いたらすぐさせるのでスムーズに作業ができますよ。
指ぬき
針が押しにくい、というときに活躍するのが「指ぬき」。
利き手の中指にはめ、縫い針のおしりを押すように使います。
リッパー
リッパ―は、ミシン目を解いたり、しつけ糸を取ったりするときに便利です。
以上、ドレスづくりに必要なアイテムと、裁縫道具をご紹介しました。
【参考】あると便利なアイテム
最後に、道具ではありませんが、ウェディングドレスを手作りするときに用意しておくと便利なアイテムを2つご紹介します。
ブライダルインナー
ウェディングドレスの下に着る、ブライダル用のインナーです。
ウェディングドレスを作るとき、まず採寸をしますが、ブライダルインナーを着用した状態で行ったほうがより正確に測れます。
できるだけ早めに用意しておくといいですよ。
洋裁にまつわる書籍
洋裁道具や縫い方まで、詳しくイラスト付きで載っている書籍なら、行き詰まったときに役立つかも。
特に洋裁の知識があまりない人は、何冊か手元に用意しておくと良いかもしれません。
まとめ
ウェディングドレスを手作りするときに必要なアイテムや道具をご紹介しました。
必須のアイテムはこちら。
・ミシン
・アイロン、アイロン台
・トルソー
・仮縫い用の生地
・裁縫道具
ミシンや裁縫道具などは、ドレス作りが終わっても、また洋裁したいなと思ったときにも使えますね。
そして裁縫道具で必要なものはこちら。
・糸、しつけ糸
・縫い針、まち針
・糸切りばさみ、裁ちばさみ
・チャコペン
このほか、あると便利なアイテムもご紹介しました。
素敵なドレス作りのためにしっかり準備してくださいね!
ウェディングドレスを手作りする際の段取りや、具体的な作り方については、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
ウェディングドレスを手作りするときの段取りや作り方教えて!
ウェディングドレスは手作りできる!?初心者でもできる手作り方法や費用目安をご紹介
「ウェディングドレス・和装」の他の記事
「ウェディングドレス・和装」
の次に知っておきたいこと
- 結婚に関する疑問を解決したい方へお役立ち記事2100本!「結婚ラジオ」
- 結婚のあれこれ、スキマ時間に楽しく読みたい方へイメージ膨らむ♪「結婚準備の基礎知識」
- 結婚式場を決めたい、お得に結婚式を挙げたい方へ全国約2000式場をご紹介「結婚式場を探す」