教会式以外でも指輪交換はするの?しない場合はいつから指輪をつける?
音声で聴く!
「教会式」では定番の指輪交換のセレモニー。
でも「人前式」や「神前式」、「仏前式」など、教会式以外の挙式スタイルでも指輪交換はするのでしょうか?
挙式で指輪交換を行わない場合は、いつから結婚指輪をつければいいの?
そんな疑問にお答えして、挙式スタイル別の「指輪交換」についてくわしくご紹介します。
指輪交換とは
指輪交換とは、挙式で二人が永遠の愛を誓って指輪を交換する儀式。
新郎から新婦、新婦から新郎の順にお互いの左手薬指に結婚指輪をつけ合います。
指輪交換は、中世ヨーロッパのキリスト教の結婚式で始まったもの。
教会式(キリスト教式)の挙式では儀式のひとつとして広く行われています。
では、人前式や神前式、仏前式など教会式以外の挙式では指輪交換はするのでしょうか。
人前式で指輪交換ってするの?
人前式(じんぜんしき)とは挙式に参加するゲストに対して二人が結婚を誓う挙式スタイル。
宗教色がなく、他の挙式スタイルと比べると自由度が高いので、二人の希望や好みによって進行の流れや演出をアレンジしやすいのが特徴です。
もちろん指輪交換もできますし、実際に挙式に取り入れるカップルも多いです。
二人が希望すれば、指輪の代わりに別のアイテムを交換することもできますよ。
人前式での指輪交換のタイミングは?
人前式で指輪交換を行う場合のプログラム例を見てみましょう。
指輪交換のタイミングについても特に決まりはありませんが、「誓いの言葉」の後に行うケースが多いよう。
また、自由度の高い人前式では、指輪交換の前に「リングリレー」という演出を取り入れることもあります。
リングリレーとは1本の長いリボンに二人の結婚指輪を通し、後方席のゲストから前方席のゲストへ順に指輪を運んでもらい、前にいる新郎新婦へ指輪を届ける演出。
新郎新婦はゲストから届けられた指輪を交換するので、会場一体となって盛り上がりそうですね。
人前式の流れや演出について知りたい人は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね。
人前式ってどんな挙式?式の流れやおすすめ演出、気になる費用や注意点まで徹底解説!
神前式でも指輪交換はできる?
続いて「神前式(しんぜんしき)」を見てみましょう。
神前式とは、神社や結婚式場内の神殿で、神様に向かって結婚を誓う挙式スタイルのこと。
新郎は羽織袴、新婦は白無垢を着ることが多く、「三々九度」や「三献の儀(さんこんのぎ)」とよばれる二人がお酒を飲み交わす儀式は有名ですよね。
そんな和の雰囲気たっぷりの神前式ですが、指輪交換を行うことはできるのでしょうか。
神社や結婚式場にもよりますが、二人の希望によってできるところが多いようです。
中にはもともと式次第に指輪交換が含まれているところもありますが、二人が希望しないなら抜いてもらうこともできるそうですよ。
指輪交換は神前式の儀式ではなく、あくまでも演出のひとつなので、行うのも行わないのも自由なんですね。
神前式での指輪交換のタイミングは?
儀式の数が多い神前式ですが、指輪交換を行う場合、二人が夫婦になる誓いの言葉を読み上げる「誓詞奉読(せいしほうどく)」の前後に行うことが多いよう。
指輪交換を行うときは、式の進行をつとめる神職の斎主や巫女が、「三方(さんぼう)」とよばれる専用の台にのせて指輪を持ってきてくれます。
挙式の雰囲気にあわせて和風のリングピローを用意するのもおすすめですよ。
神前式で行われるそれぞれの儀式については以下の記事でご紹介しています。
仏前式の場合は?
人前式や神前式と比べるとあまり馴染みがありませんが、「仏前式(ぶつぜんしき)」という形式もあります。
仏前式とは、名前のとおり仏様の前で式を挙げるスタイルのこと。
新郎または新婦の宗派のお寺のほか、自宅に僧侶を招いて行うこともあります。
神前式と同じく和風の結婚式ですが、指輪交換は行うのでしょうか?
一般的な仏前式の挙式の進行には指輪交換は含まれていません。
ですが、最近では指輪交換を行うカップルも少しずつ増えているようです。
指輪交換をしたいときは、事前にお寺に相談してみてくださいね。
仏前式での指輪交換のタイミングは?
仏前式で指輪交換を行うタイミングは、次のとおり。
「念珠(ねんじゅ)授与」の後で行うことが多いようです。
念珠とはいわゆる数珠のこと。
念珠授与では、僧侶から仏前に供えられていた念珠が新郎新婦に授けられます。
その後「念珠交換」といって、お互いの手に念珠をかけ合うことも。
いただいた念珠は式の終わりまで持ち続けるため、指輪交換をする場合は念珠を手首にかけたまま行います。
僧侶から指輪を受け取り、お互いの指につけ合いましょう。
仏前式では念珠と指輪、二つのアイテムが登場するところがほかの挙式スタイルと大きく違いますね。
仏前式全体の流れについて気になる人はこちらをどうぞ。
【仏前式】縁ある寺院での挙式スタイル!進行例や衣裳も徹底解説
結婚指輪をつけ始める時期は?
「指輪交換をする場合は、交換の儀式から指輪をつけ始めるイメージがあるけど・・・指輪交換をしない場合はどうするの?」
そんな風に思っている人がいるかもしれませんが、結婚指輪をつけ始める時期に、別段決まりはありません。
指輪交換をする場合も、しない場合も、つけたければ結婚式の前からつけて大丈夫。
また、挙式をする、しないに関わらず、法律的に夫婦となる入籍日からつけ始める人も多くいます。
特に決まりはないので、いつから結婚指輪をつけるかは、二人で話し合って決めてくださいね。
「先に入籍を済ませていて既に指輪を使い始めているけれど、結婚式で指輪交換をしたい・・・」
という場合は、結婚式前にいったん指輪を外し、式ではその指輪を交換します。
指輪を購入したお店に持って行ってクリーニングをお願いしておけば、心も新たに式に臨めますね。
まとめ
教会式以外での挙式スタイルでも指輪交換を行うのかについてご紹介しました。
自由度の高い「人前式」では、指輪交換を行うことはもちろん、リングリレーなど指輪を使った演出を取り入れてもOK。
主に神社で行う「神前式」やお寺や自宅で行う「仏前式」でも、最近では指輪交換を希望する人が増えてきているため、二人が希望すればできるところが多いようです。
結婚指輪をつけ始める時期は、指輪交換をする、しないに関わらず、自由に決めて大丈夫。
挙式で指輪交換をしてからつけ始める人もいれば、挙式前からつけ始める人も。
入籍日からつけ始める人も多いようです。
それぞれの挙式スタイルにあわせて、素敵な指輪交換ができるといいですね。
「結婚指輪」の他の記事
「結婚指輪の基礎知識」
の次に知っておきたいこと
- 結婚に関する疑問を解決したい方へお役立ち記事2100本!「結婚ラジオ」
- 結婚のあれこれ、スキマ時間に楽しく読みたい方へイメージ膨らむ♪「結婚準備の基礎知識」
- 結婚式場を決めたい、お得に結婚式を挙げたい方へ全国約2000式場をご紹介「結婚式場を探す」