【カレンダー付】仏滅の意味とは?縁起が良い説もあるの?仏滅に入籍や結婚式をするメリットもご紹介
なんとなく縁起が悪いイメージのある「仏滅」。
大事な日取りは仏滅以外を選びたいという人のために、2025・2026年の日にちをリストアップしました。
でも実は、仏滅を縁起が良いと捉える説もあるんですよ。今回はその説についても詳しくお話しします。
また仏滅に入籍や結婚式をするメリットもご紹介しますので、日取りを決める時の参考にしてくださいね。
仏滅ってどんな日?
実際の日にちを見ていく前に、仏滅の意味や読み方を改めて確認しておきましょう。
まず「仏滅」は「ぶつめつ」と読みます。
「仏も滅するような日」という字面から、「何をするにも縁起が悪い」といったイメージが浸透している日。
時間帯にかかわらず一日を通して凶とされています。
そんな仏滅は、日の吉凶を占う「六曜(ろくよう)」のひとつ。
縁起が良い日として有名な「大安」や、お葬式では避けられることの多い「友引」などが、同じく六曜の仲間です。
一般的に、仏滅は六曜の中で最も縁起が悪い日と言われていますよ。
仏滅以外の六曜の意味や、六曜の由来については記事の後半で詳しくご紹介しますね。
縁起が良い説もあるの?
ここまでお話ししてきた通り、仏滅は一日を通して凶という捉え方が一般的ではありますが・・・
仏滅を「縁起の良い日」と捉える人もいます。
というのも、もともと「仏滅」は「物滅」と書き、「これまでの古い物事がいったん終わり、新しく始まる日」という意味合いの日だったそう。
なので「新たなスタートを切るには適した日」とする説もあるんですよ。
また、物事が終わり、新しく始まることから、「午後からは縁起が良くなる」と考える人もいるようです。
このように考えると「心機一転、新しい事を始めたい!」なんてときには、あえて仏滅を選んでみるのもいいかもしれないですね。
以上、仏滅の解釈を2パターンご紹介しました。
どんな意味合いの日かが大体分かったところで次は、実際の日にちを見ていきましょう!
2025・2026年だといつ?
直近2年の仏滅の日はこちら。
土日祝日は赤字にしています。
2025年の仏滅カレンダー
2025年 | |
---|---|
1月 | 4日(土)10日(金)16日(木)22日(水)28日(火) |
2月 | 1日(土)7日(金)13日(木)19日(水)25日(火) |
3月 | 2日(日)8日(土)14日(金)20日(木祝)26日(水)30日(日) |
4月 | 5日(土)11日(金)17日(木)23日(水)28日(月) |
5月 | 4日(日)10日(土)16日(金)22日(木) |
6月 | 1日(日)7日(土)13日(金)19日(木)29日(日) |
7月 | 5日(土)11日(金)17日(木)23日(水)29日(火) |
8月 | 4日(月)10日(日)16日(土)22日(金)26日(火) |
9月 | 1日(月)7日(日)13日(土)19日(金)24日(水)30日(火) |
10月 | 6日(月)12日(日)18日(土)22日(水)28日(火) |
11月 | 3日(月祝)9日(日)15日(土)20日(木)26日(水) |
12月 | 2日(火)8日(月)14日(日)25日(木)31日(水) |
2026年の仏滅カレンダー
2026年 | |
---|---|
1月 | 6日(火)12日(月祝)18日(日)23日(金)29日(木) |
2月 | 4日(水)10日(火)16日(月)20日(金)26日(木) |
3月 | 4日(水)10日(火)16日(月)21日(土)27日(金) |
4月 | 2日(木)8日(水)14日(火)18日(土)24日(金)30日(木) |
5月 | 6日(水祝)12日(火)17日(日)23日(土)29日(金) |
6月 | 4日(木)10日(水)20日(土)26日(金) |
7月 | 2日(木)8日(水)18日(土)24日(金)30日(木) |
8月 | 5日(水)11日(火祝)16日(日)22日(土)28日(金) |
9月 | 3日(木)9日(水)13日(日)19日(土)25日(金) |
10月 | 1日(木)7日(水)12日(月祝)18日(日)24日(土)30日(金) |
11月 | 5日(木)9日(月)15日(日)21日(土)27日(金) |
12月 | 3日(木)14日(月)20日(日)26日(土) |
六曜は6日で一巡するのが基本なので、大体6日に一回は仏滅になります。
月でいうと4~6日ほどあるという感じですね。
ぜひ日取りを決める際の参考にしてください!
仏滅に入籍や結婚式をするメリット
繰り返しになりますが、仏滅は縁起の悪い日という考え方が広く知られています。
そのため、特に入籍や結婚式などのお祝い事では「仏滅を避ける」という人が多いよう。
しかし、仏滅に入籍や結婚式をするメリットもあるんですよ。
次はその点についてお話ししていきますね。
まずは入籍から見ていきましょう。
仏滅に入籍をするメリット
仏滅に入籍を行うメリットは、手続きをスムーズに進めやすいということです。
六曜にこだわって入籍日を決める人も一定数いるため、縁起が悪いと言われる仏滅は避けられがち。
そのため仏滅の日は窓口が混みにくく、婚姻届の提出がスムーズにできるようです。
特に、平日の休みがとりづらい人は、
「婚姻届を出す日に、運転免許証や銀行口座の名義変更など、その他の手続きもできるだけ済ませたい・・・!」
と思っているかもしれません。
そんな人にとって、スムーズに手続きができることは大きなメリットと言えそうですね。
一日で入籍後の手続きを済ませたいという人は、こちらの記事もぜひ参考にしてください!
【入籍後の手続きまとめ】1日で完了スケジュール&やることリスト
仏滅に結婚式を挙げるメリット
仏滅に結婚式を挙げるメリットは、大きく分けて3つあります。
1つ目は、結婚式場の予約が取りやすいこと。
入籍の場合と同じように、仏滅の結婚式を避ける人が多く、希望の日程を押さえやすいようです。
2つ目は、結婚式の費用を抑えられる可能性があること。
仏滅の日は予約が少なくなりがちなことから、割引プランを用意しているという式場もありますよ。
3つ目は、他の結婚式と被りにくいこと。
お日柄が良い日など、人気の日取りだと結婚式も多くなるので・・・
「招待したいゲストが、他の結婚式に出席するので自分たちの結婚式に来られない」
という事態になってしまう場合もあります。
また一日に複数の結婚式が行われる式場だと、「会場内で他のカップルとバッティングして特別感が薄れてしまう」なんてことも。
こうしたことを避けやすいのも、仏滅に結婚式を挙げるメリットの一つだと言えそうです。
このように仏滅に入籍や結婚式を行うメリットもあるんですね。
ちなみに仏滅に入籍や結婚式をしたカップルの離婚率が高いという噂があるようですが、そういったデータはありませんので、安心してください!
ただ縁起が悪いと言われる日だからこそ、気を付けておきたい点もあります。
ここで日取りを決める時に気を付けたいポイントもあわせて確認しておきましょう。
仏滅の日を選ぶ場合の注意点
日取りを決める前に気を付けておきたいのは、「パートナーや両家の親族がお日柄を気にしていないかどうか」です。
というのもお日柄を気にするかどうかは人それぞれなので、自分と周囲の人で考え方が違う可能性もあります。
そのため、仏滅での入籍や結婚式についてはまず二人でしっかりと話し合いましょう。
二人の意見が固まったら、一度親に相談するのがよさそうです。
親に反対されたらどうする?
もし親に相談して、仏滅の入籍や結婚式を反対されたとしたら、どうすればいいのでしょうか。
この時の対処法は大きくわけて2つあります。
まずは、親の意見を尊重して日程を変更するという方法。
日取りにそこまでこだわりがないのであれば、これもいい方法と言えそうです。
ちなみに結婚スタイルマガジントレンド調査2025(※)によると、入籍日や挙式日のお日柄について親や親族に何か言われた人のうち、実際に日取りを変えたのは全体の約45%でした。
少なくない人が日取りを変更しているようですね。
とはいえ、どうしてもその日取りにしたいというケースもありますよね。
入籍や結婚式は大切なイベントだからこそ、本人の気持ちも大事です。
日取りを変えたくない場合は、親や周囲の人にも納得してもらえるように説得するのが2つ目の方法です。
「仏滅だけど、二人が付き合った記念日だからどうしてもこの日にしたい」
「六曜は仏滅だけど、一粒万倍日や天赦日など、他の縁起が良い日とも重なっている」
など、その日に入籍・挙式をしたい理由や、仏滅でも問題ないと考えている理由を伝えてみるといいですね。
日取りを決める時に最も大切なのは、二人や家族が心から納得していること。
「縁起よりも、この日に入籍したかったのに」
と後悔が残ったり、反対に
「やっぱり縁起の良い日にしておけばよかったのでは・・・」
と不安が残ったりするようでは、後々モヤモヤしてしまうかもしれません。
まずは二人でよく話し合って気持ちを固め、それから親にも相談して、悔いのない日取りを決められるといいですね。
親や親族を説得したエピソードについては、こちらの記事でいくつか紹介していますよ。
【六曜】の意味や読み方を解説!お日柄に関するアンケート結果もご紹介します
仏滅に○○をしてもいい?
ここまで仏滅に行う入籍や結婚式について詳しくお話ししてきました。
でも縁起を気にするのは、そのようなお祝いごとだけではないですよね。
そこで次は、お祝いごと以外で縁起を気にする人が多い、お葬式・神社参拝・納車・引っ越しについても、仏滅との相性を見ていきましょう。
お葬式
お葬式は仏滅に行って問題ないとされています。
お葬式で避けられることが多いのは、「友を引き込む」というイメージがある「友引」です。
ちなみに日本のお葬式は仏教の考えにのっとって行われるケースがほとんど。
しかし、仏教には「六曜」という考え方はないので、そもそもお葬式の日取りで六曜を気にする必要はないはずなんです。
そういった意味でも、仏滅にお葬式を行うのは問題ないと言えそうです。
神社参拝
神社へのお参りも、仏滅を気にしなくてOKという声が多いよう。
というのも、お葬式と似たような話で、神道にも六曜の考え方はないんです。
同じように、神社で行われることが多い「七五三」や「お宮参り」なども仏滅に行って良いとされていますよ。
六曜の吉凶は気にしすぎず、お参りしたい・お祝いしたいという前向きな気持ちを大切にできるとよさそうですね!
納車
仏滅の納車は事故を連想させるとされ、避ける人もいるよう。
ただ、仏滅に納車すると事故にあいやすいという科学的根拠はないので、気にしないというのもアリ。
もし仏滅の日に納車するのが不安な場合は、「車のお祓い」をしてもらうのもいいかもしれません。
神社やお寺で5,000~10,000円くらいでお祓いしてもらえることが多いようなので、気になる人は調べてみてくださいね。
引っ越し
引っ越しも「新たな生活の始まり」ということで、縁起を気にして仏滅を避ける人が多いようです。
ただ入籍や結婚式と同じで、縁起の良い「大安」は人気になりがちなので、「仏滅」の方が予約を取りやすいというメリットはありますよ。
また最初にお伝えした通り、「仏滅(物滅)」は物事のスタートを切るのに適した日という解釈もあるので・・・
むしろ住む場所を変えて新生活を始める引っ越しに向いていると考えることもできそうですね。
六曜はあくまで占いのようなものなので、どう捉えるかは、自分たち次第と言えそうです。
繰り返しになりますが「こうするべき」という明確な答えがあるわけではないので、自分たちが納得できる考え方を信じれば大丈夫ですよ!
仏滅以外の吉日や凶日もチェック!
さてここまで仏滅についていろいろな話をしてきましたが、仏滅以外にも吉日や凶日はたくさんありますよね。
せっかくお日柄を意識するなら、そのような日についても知っておきたいところ!
そこで次は仏滅以外の吉日や凶日についても簡単に見ていきましょう。
六曜とその他に分けてご紹介しますね。
六曜
仏滅以外の六曜の意味や読み方はこんな感じ。
○大安(たいあん・だいあん)
「大いに安し」という意味で、「一日を通して縁起が良い」とされる日。
六曜の中で最も縁起が良いとされるので、お祝い事にもピッタリの日です。
○友引(ともびき・ゆういん)
大安の次に縁起が良いとされる「友引」も、お祝い事には人気の日。
「友を引き込む」という意味合いも、お祝い事にはふさわしいですよね。
ただ11時~13時だけは「凶」だそうですよ。
○先勝(せんしょう・せんかち・さきがち)
「先んずれば即ち勝つ」という意味で、「何事も急ぐのが良い」とされている日。
「午前は吉・午後は凶」です。
○先負(せんぶ・さきまけ・せんまけ)
「先んずれば即ち負ける」という意味で、一日を通して穏やかに過ごすのが良い日。
「午前は凶・午後は吉」とされています。
○赤口(しゃっこう・しゃっく)
赤口は「鬼が人々を悩ます凶日」。
また、赤という字から「刃物や火事に気を付ける日」とも言われているそう。
こちらは11時~13時だけは吉ですよ。
六曜は時間帯によって吉凶が変わるものも多いんですね。
ちなみに、六曜における午後は14時以降を指すという考え方が有力なようです。
そして結婚式など長くかかるイベントの場合は、始まるのが吉の時間帯であれば、終わるのが凶の時間帯になったとしても縁起が良いと言われていますよ。
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六曜以外で有名な吉日や凶日はこちら。
○天赦日(てんしゃにち)
「天が万物の罪をゆるす日」という意味で、新しいことを始めるのにピッタリの日とされています。
○一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
「1粒の籾(もみ)が1万倍の稲穂に実る」という意味がある日。こちらも新しいことを始めるのに良い日なのだそう。
○不成就日(ふじょうじゅび)
「何事も成就しない」という意味の日。入籍や挙式などのお祝い事は避ける人もいるようです。
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【参考】そもそも六曜の由来って?
最後に、そもそも六曜はどんな由来があるのかについてお話ししておきます。
「六曜」の起源は中国とされており、当時は時刻の吉凶を知るための「占い」だったのだそう。
日本へ伝わったのは、14世紀ごろ(鎌倉時代)とされていますよ。
元々は時刻占いだったものが、時代を経るにつれて日の吉凶を示すものになっていったようです。
そして、日本では暦としても利用されるようになりました。
「暦(こよみ・れき)」とは、時間の流れを年・月・週・日などの単位で数えられるよう決めたもの。
現代では、月曜日~日曜日までの7日間を1区切りとする「七曜」が暦として一般的になっていますよね。
一方、昔は色々な暦が使われており、その中の一つとして、6日で1区切りになる「六曜」も使われていたようです。
ちなみに、六曜は「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」の順番に巡っていきますよ。
そんな六曜ですが、発祥の地である中国ではすでに一般的なものではなくなっているそう。
対して日本では、市販のカレンダーなどに参考として載っていることも多く、今でも比較的身近な存在と言えそうです。
日本ではなじみ深い「六曜」の起源は、中国の時刻占いだったんですね。
先ほどご紹介した通り、六曜に時間ごとの吉凶が決められているのは、そんな背景も影響しているのかもしれませんね。
※「結婚スタイルマガジントレンド調査2025」
調査対象:20代~30代の既婚の男女
調査時期:2025年2月
対象人数:240人
調査方法:QiQUMOを利用して調査
ksmresearch_2025_01
※六曜などのお日柄は、公的に管理されているものではありません。ご紹介したカレンダーは、結婚スタイルマガジン編集部が独自に収集した情報を基に作成されたものであることをご了承ください。
まとめ
「仏滅」は六曜の中で最も縁起が悪いとされる日。
しかし、元々は「物滅」と書き、「これまでの物事がいったん終わり、新しく始まる日」という意味合いの日だったそう。
そのため「新たなスタートを切るには適した日」「午後からは縁起が良くなる」と考える人もいますよ。
一般的に入籍や結婚式などのお祝い事では避けられることが多い日ですが、だからこそ手続きがスムーズに進みやすい・予約が取りやすいといったメリットもあります。
自分たちや親族が、縁起を気にしないのであれば、仏滅に入籍や結婚式を行ってももちろん問題ありません。
日取りを決める前に、縁起を気にする人がいないか確認しておくと安心ですね。
お日柄の捉え方に答えはないので、自分や周囲の人の気持ちが何より大切。
ご紹介した内容も参考に、みんなが納得できる日を探してみてくださいね。
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