婚姻届はいつ提出する?理想のタイミングや提出日の決め方をご紹介
結婚が決まったら、婚姻届はいつ提出すればいいのでしょうか?
婚姻届を提出するタイミングについて決まりはありませんが、二人の状況によって最適なタイミングはさまざまなんです!
二人にとって理想のタイミングで提出できるよう、パターン別にメリットや注意点もご紹介します。
婚姻届提出のタイミングは?
婚姻届の提出に、決まったタイミングはありません。
二人にとって、ここ!と思うタイミングで提出してOKなんです!
でもそれはそれで、いつ提出すればいいのか迷ってしまいそうですよね。
そこでまずは、婚姻届を提出する色々なタイミングを見ていきましょう。
そもそも婚姻届の提出方法って?という人は、こちらの記事をどうぞ。
2024最新【婚姻届のすべて】記入例つき!必要書類・もらい方・提出先…手続きマニュアル
結婚式前
結婚式をする場合、結婚式より前に婚姻届を提出して法的に夫婦になっておくというパターンです。
早く法的に夫婦となることで、配偶者の扶養に入れたり、社宅に同居できたりなど、福利厚生の恩恵を受けられるというメリットも!
婚姻届を出して一緒に住み始める場合は、結婚式の準備を二人で進めやすいというのも嬉しいポイントです。
ただし、夫婦になることで姓が変わる人は、それに伴って色々な名義変更の手続きが必要。
それに加えて引っ越しする場合は住所変更の手続き、引っ越しの準備や片付けもありますよね。
結婚式まで期間がない場合は、やることが多くて慌ただしくなる可能性もあります。
期間に余裕を持って進めるのがおすすめですよ。
姓が変わることで発生する手続きについては、こちらの記事も読んでみてくださいね。
【入籍後の手続きまとめ】1日で完了スケジュール&やることリスト
結婚式当日
結婚式当日に婚姻届を出すパターンです。
この日を結婚記念日にすれば、
「結婚記念日は結婚式の日か、婚姻届を提出した日か・・・」
と迷わずに済みますし、法的にも世間的にも「夫婦になった!」と強く実感できそうですね。
ただ結婚式当日は大忙しなので、婚姻届の提出は前日の夜0時以降か、当日の早朝、当日の夜にする必要があります。
役所は24時間婚姻届の提出を受け付けているので、空き時間に提出しましょう。
二人での提出にこだわらないなら、家族にお願いするなど代理人の提出も可能です。
婚姻届の内容や必要書類に不備がないよう、前もってよく確認しておくと安心ですよ。
役所の時間外に婚姻届を提出したい人は、こちらの記事もチェックしてみてください。
【2024最新】休日、土日祝でも婚姻届は出せる?役所の時間外に手続きするときの流れやポイントを紹介
結婚式後
結婚式が終わり、落ち着いてから婚姻届を出すパターンです。
手続き関係を後に回すことで、結婚式前は準備に専念できるというメリットが。
プロポーズから結婚式までの期間が短い人にもおすすめです。
ただ、結婚式という大きなイベントも終わり、「いつ提出しようか・・・」と思いながらどんどん日々が過ぎていく・・・。
そんな風に間延びしてしまわないよう、前もって提出日を決めておくといいですね。
ちなみに、
「入籍日(婚姻届を提出した日)と挙式・披露宴は同じ日ですか?」
というアンケートの結果を見てみると、結果は次のとおり。
入籍と挙式披露宴は同じ日・・・13.1%
入籍と挙式・披露宴は別の日・・・86.9%※結婚スタイルマガジントレンド調査2018より
挙式当日、新郎新婦は多忙なので余裕を持って別の日に提出している人が多いようですね。
引っ越しに合わせる
新居への引っ越しのタイミングと合わせて婚姻届を提出するというパターンです。
引っ越しに合わせるメリットは、なんといっても引っ越しの手続きと婚姻届の手続きが同時にできるということ!
引っ越すときは、住所の変更を届け出る書類を役所に提出しなければいけません。
今住んでいるところと同じ市区町村への引っ越しであれば、「転居届」。
別の市区町村への引っ越しであれば、引っ越し前の住所がある役所で「転出届」をもらい、新居の住所がある役所に「転入届」を提出する必要があります。
そして・・・「婚姻届」の提出場所も役所です。
つまり、引っ越しと婚姻届提出が同時期なら、引っ越しと婚姻に必要な手続きを、役所で一気に済ませることができるんです!
書類の提出順には注意
スムーズに手続きを進めるためには、書類の提出順にも注意が必要です。
転出届・転入届や転居届の手続きをする際には、本人確認書類が必要になります。
婚姻届を先に出してしまうと、どちらかは名字が変わるので、旧姓の本人確認書類は使えない可能性も。
先に住所変更の手続きを済ませてから婚姻届を提出すれば、スムーズに進みそうですね。
新姓・新住所の住民票は他の手続きにも使える
婚姻届と引っ越しの届出を同時に行えば、名前と住所が一気に変わり、新姓・新住所の住民票を発行してもらうことができます。
そうすれば、他に名義や住所変更が必要な、保険証、免許証、マイナンバーカードなどの手続きも、新しい住民票を提出して行うことができるのでらくちん!
何度も手続きをする手間が省けますね。
二人の好きな日にする!
結婚式や引っ越しのタイミングにかかわらず、自分たちの好きな日に婚姻届を提出する!というパターンです。
「結婚記念日」は、「婚姻届を提出した日」でも、「結婚式をした日」でも、好きな日に決めてOK。
婚姻届を提出した日を結婚記念日にしたいと考えている二人なら、提出日にはこだわりたいと思う人も多いようです。
二人が忘れないような記念日にするなど、提出日の決め方は色々。
結婚式の日取りは、親族やゲストの都合も考えて選ぶ必要がありますが、婚姻届の提出日なら、二人の自由に選びやすいですよね!
婚姻届を提出する日の決め方については、この後詳しくご紹介します。
婚姻届提出日の決め方
タイミングも大切ですが、婚姻届を提出する日は二人にとって特別な日。
とくに婚姻届の提出日を結婚記念日にしようと考えている人にとっては、日取りにもこだわりたいところですよね。
婚姻届提出日の一例を見ていきましょう。
二人の記念日にする
例えばどちらかの誕生日や、二人が出会った日、付き合い始めた日、初デートの日など・・・。
二人にとって大切な日を提出日にするパターン。
いつまでも大切にお祝いできそうですね。
イベントの日にする
クリスマスやバレンタインなど、イベントの日にするのもアリ!
イベントの日なら、結婚記念日を忘れにくいのも嬉しいポイントです。
お日柄のいい日にする
結婚式と同様、大安などお日柄にこだわるという選び方も。
日本人らしく、縁起を担ぐのも素敵ですね。
お日柄についてはこちらの記事も参考にしてくださいね。
赤口とは?大安、仏滅など六曜の意味を紹介!入籍・結婚式をしていいのかも解説
祝日にする
祝日が休みの仕事なら、結婚記念日は毎年仕事がお休み!
二人でおでかけしたり、ゆっくりお祝いできますよ。
素敵な語呂合わせの日にする
11月22日(いい夫婦の日)
11月23日(いい夫妻の日)
1月31日(愛妻の日)
・・・など、語呂合わせで素敵な意味を持つ日に婚姻届を提出するというのもアリ。
なんだか縁起がよさそうですよね。
婚姻届け提出日の決め方については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
入籍日の決め方アイデア5選! 2024年~2025年の縁起のいい日や覚えやすい日もご紹介
では最後に、結婚式やハネムーンで海外に行く場合、婚姻届を提出するタイミングはどうなるのかをお話しします。
結婚式やハネムーンで海外に行く場合は?
結婚式を海外で行う場合
海外で結婚式を挙げるなら、場合によって婚姻届提出のタイミングが変わります。
海外で結婚式をする場合、主な方法は次の3つ。
・人前式
・ブレッシングウェディング
・リーガルウェディング
参列者に結婚の証人になってもらう人前式の場合は、婚姻届を提出していてもしていなくても、特に問題はありません。
気を付けなければいけないのは、海外の教会で結婚式を挙げる場合。
もし、夫婦になった二人を祝福するセレモニーである「ブレッシングウェディング」をする場合は、すでに「夫婦になっている」必要があります。
つまり、結婚式前に婚姻届を提出し、それから出国しなくてはいけないんですね。
海外の教会での結婚式は、この「ブレッシングウェディング」が主流のようです。
二人がすでに結婚していることを証明するため、結婚後の「戸籍謄(抄)本」か「婚姻届受理証明書」が必要になるので、早めに婚姻届を出しておくと安心です。
逆に、結婚式を挙げることで法的にも婚姻したことになる「リーガルウェディング」を希望するなら、二人とも独身である必要があります。
つまり、婚姻届は提出せずに出国しなくてはいけません。
もしブレッシングウェディングかリーガルウェディングをする場合は、婚姻届提出のタイミングを間違わないよう注意しましょう。
リーガルウェディングやブレッシングウェディングに興味がある人は、こちらの記事も読んでみて下さいね。
海外挙式の「リーガルウェディング」って?ブレッシングウェディングとの違いも解説
ハネムーンで海外へ行く場合
ハネムーンで海外へ行く場合、婚姻届の提出はいつがベストなのでしょうか?
もし二人が夫婦としてハネムーンに行きたい場合、早めに提出しておくのがおすすめ。
ただし、名字が変わる人はパスポートの名義変更が必要になり、航空券なども新姓で購入しなくてはいけません。
期間に余裕を持って手続きを済ませておきましょう。
二人が別姓のままハネムーンでも構わない場合は、ハネムーンが終わって帰ってきてから婚姻届を提出するのもアリ。
パスポートや航空券も旧姓のままでOKなので、特別な手続きは必要ありません。
また、結婚式当日に婚姻届を出して、結婚式の翌日など式の直後にハネムーンに出かける場合は、その日までにパスポートの名義変更は不可能ですよね。
そんな場合は、とりあえずそのまま出国してもOK。
帰国してからできるだけ早く、名義変更の手続きを済ませましょう。
※「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」
結婚に関するWEBアンケート調査
調査対象:入籍3年以内の男女
調査時期:2018年7月
対象人数:男性500人 女性500人
まとめ
婚姻届提出のタイミングについてお話ししました。
決まったタイミングはないので、結婚式前、結婚式当日、結婚式後、引っ越しのタイミングでなど、二人次第!
タイミングにこだわらず、二人の好きな日を選んで婚姻届を提出するカップルもいます。
それぞれメリットや注意点があるので、よく
考えて決めるといいですね。
もし海外でブレッシングウェディングを挙げるなら、結婚式前に婚姻届を提出し、リーガルウェディングを挙げるなら未婚のまま出国しましょう。
ハネムーンで海外に行く場合、
・結婚式前に婚姻届の提出とパスポートの名義変更・新姓で航空券の取得を済ませる
・別姓のまま出国し、帰国後に婚姻届を提出する
・結婚式当日に入籍し、そのまま別姓で出国、帰国後速やかにパスポートの名義変更をする
この3パターンがあります。
二人にピッタリのタイミングを見つけて、婚姻届を提出してくださいね。
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