式場見学の前に準備しておくことって?考えておきたいことや服装など事前準備まとめ
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いざ、結婚式場の見学へ行ったけど・・・
「ゲスト数?予算?式場スタッフにいろいろ聞かれたけど、うまく答えられなかった」
「ふたりの意見が合わずにケンカになった!」
「やりたい演出ができないことに、契約してから気づいた・・・」
なんて後悔の声も。
式場見学を効率よく活用するためには、事前準備が重要です。
あらかじめふたりで考えておきたいポイントや服装、持ち物など、式場見学にまつわる事前準備をまとめてご紹介しますよ。
式場見学でできること
まずは、
「式場見学って?ブライダルフェアと何が違うの?」
「式場見学って実際どんな流れなの?」
という基本的なところからおさらいしていきましょう。
式場見学とブライダルフェアの違い
「式場見学」とは、結婚式場を見学して回ること。
見て回るだけではなく、プランナーさんがマンツーマンで案内してくれるので、気になる点をじっくり相談することもできますよ。
似たようなイベントに「ブライダルフェア」がありますね。
「ブライダルフェア」は、見学と相談だけでなく、模擬挙式・披露宴の体験や料理の試食ができる、式場主催のイベントのこと。
結婚式のイメージを膨らませることができますよ。
「見学にプラスしていろいろ体験できるなら、ブライダルフェアの方がお得じゃない?」
と感じる人もいるかもしれませんが、ブライダルフェアは内容がボリューミーな分、時間がかかってしまうという点も。
それぞれのメリット・デメリットについては、詳しくはこちらの記事を見てくださいね。
ブライダルフェアと式場見学の違いって?メリット・デメリットも比較します!
式場見学の流れ
式場見学に行くのが初めてだと、どんな流れで進行するのかわからず、ドキドキしますよね。
一般的には、このような流れで進むことが多いですよ。
1 ヒアリング
2 式場見学
3 見積もり等の相談
まず式場スタッフに、理想の結婚式のイメージや挙式スタイル、だいたいのゲスト数など、ふたりの希望を聞き取ってもらいます。
スタッフと話すのではなく、アンケート用紙に直接記入する場合もあります。
ヒアリングのあとは、ふたりの希望に合わせて式場を案内してもらいます。
一通り見学が終わったら、相談会へ。
見積もりを作ってもらったり、希望の時期に式場が空いているかどうかを確認したり。
気になることがあれば、ここで詳しく相談することもできますよ。
式場見学の流れは、だいたいイメージできましたか?
ヒアリングや相談会では、
「ふたりはどんな結婚式を挙げたいのか」
という希望を聞かれることがよくあります。
その場で意見を出し合ってみると、ふたりの間で結婚式のイメージが違ってケンカに・・・なんてことも。
また、式場スタッフから、
「うちの式場ではこんなことができますよ!」
「今、決めていただくとこんなにお得です!」
と魅力をアピールされ、
「聞けば聞くほどステキな気がする・・・今日決めちゃうべきかな?」
と悩むこともあります。
当日に揉めたり、悩みすぎたりしないように、式場見学までにしっかり準備しておくのが大切なんですよ!
そこで続いては、式場見学までにふたりで考えておきたいポイントを5つご紹介します。
時間を作って、ふたりで話し合ってみてください。
見学前に考えておきたいポイント
1 理想の雰囲気・挙式スタイル
最初に、「結婚式全体の雰囲気をどうするか」や「どんな挙式スタイルにしたいか」について話し合っておくことが大切です。
まずは、InstagramなどのSNSで先輩花嫁の投稿をいくつか見てみましょう。
結婚式のイメージが膨らんできたら、
「格式高い結婚式にして、家族や会社の人にしっかりと感謝の気持ちを伝えたいね」
「カジュアルウェディングにして、仲のいい友人とわいわい盛り上がりたい!」
など、お互いの理想の雰囲気をすり合わせていきます。
全体のイメージがまとまってきたら、次は挙式のスタイルを考えるのがおすすめ。
挙式スタイルとは、結婚式の形式のこと。
挙式スタイルによって、結婚式の印象や雰囲気、ふたりの着る衣装なども変わってきます。
おもな挙式スタイルは、次の3つ。
・キリスト教のしきたりにのっとって、神に結婚を誓う「教会式(キリスト教式)」
・神社や神殿で、神にふたりの結婚を報告する「神前式」
・ゲストの前で結婚の誓いを立て、二人の選んだ立会人が結婚の証人になる「人前式」
チャペルなら教会式や人前式、神社なら神前式・・・というように、挙式会場によってできる挙式スタイルは異なります。
ホテルの敷地内にチャペルと神殿のどちらもあるような場合は、複数の挙式スタイルの中から選べることも。
どの挙式スタイルにしたいのか、ふたりで話し合っておきましょう。
見学時には、
「チャペルでは教会式も人前式もできますか?」
「神前式が気になっているので、神殿を見せてほしいです!」
という話ができるようになっていれば、スムーズですよ。
挙式スタイルについて、詳しくはこちらをチェックしてくださいね。
【挙式スタイル】教会式・神前式・人前式…5つの特徴を徹底比較!先輩花嫁はどれを選んだ?
2 ゲスト数
理想の結婚式のイメージが固まったら、次に決めておきたいのが招待するゲストの人数。
なぜなら、ゲストの人数は式場を選ぶときにもっとも大切な条件の1つだからです。
招待するゲスト数に対して会場が狭すぎる場合、ゲストが収まらなかったり、窮屈感が出たりしてイマイチ。
反対に会場が広すぎても寂しい印象になってしまいます。
「見学してとても気に入ったのに、仮で席を配置してみたらゲストの人数分置けない広さしかなく、諦めることになってしまった・・・」
なんてことになると悔しいですよね。
また、式場見学では費用の見積もりをもらえますが、ゲスト数は見積もりを作るためにも重要な数字です。
結婚式では、人数に関わらずかかる費用と人数によって金額が変わる費用があります。
なかでも料理やペーパーアイテムのような、ゲストひとりひとりに用意するものは費用が変わりやすいです。
そのため、人数が変わると見積もりも変わってくるんですね。
よって、実際の結婚式でかかる費用に近い見積もりをもらうためには実際に呼ぶ人数に近いゲストの数を伝えるのがポイントですよ。
もちろん、式場見学の時点では人数が正確に決まっていないという人も多いでしょう。
その場合はおおよその数で大丈夫ですが、
「親族や親しい友人などが中心だから、だいたい30名前後」
「会社関係の人も呼びたいから60~70名ぐらいかなぁ」
など、できるだけ具体的にイメージしておけるといいですよ。
どういう人をどれくらい呼びたいのか、ふたりで話し合うことが大切です。
3 やりたいこと・譲れないポイント
全体のイメージやゲストの人数が固まってきたら、次は「結婚式でやりたいこと」を考えるとGOOD。
もし「披露宴では○○がしたい!」などのこだわりがあるなら、その希望が叶えられる式場かどうかをチェックする必要があります。
みんなで空に向かって一斉に風船を放つ「バルーンリリース」や、「デザートビュッフェ」など、結婚式や披露宴での演出はいろいろ。
やりたいことを事前に決めておいて、
・その式場で実現できるか(設備・広さなど)
・プラスで費用がかかるか、いくらかかるか
・場所や時間帯などの制限はあるか
をまとめて確認しましょう。
また、さらに踏み込んで「譲れないポイント」を決めておくのもおすすめです。
どの式場にもそれぞれ魅力があるので、見て回るうちに迷ってしまうこともしばしば。
そうしたとき、
「祖母は足が不自由だから、絶対に挙式会場から披露宴会場まで移動しやすい式場にする」「6月に結婚式を挙げるから、雨が降っても美しい式場を選ぶのはマスト」
のような譲れないポイントを決めておくと、式場を選びやすくなりますよ。
「やりたいこと」や「譲れないポイント」が定まっていない状態で式場を決定する場合は、注意が必要です。
例えば成約後に、「持ち込みでウェディングドレスやブーケを用意したい」となった場合。
持ち込みOKではない式場だったら、それを叶えることはできません。
一方で、式場によっては見学当日に成約すると割引や特典がもらえることがあり、
「一回持ち帰って考えたけど、結局そこにした。当日決めておけば割引があったのにな・・・」
という声もあるよう。
その式場が自分たちに合っているのかどうかの判断をするために、「やりたいこと」や「譲れないポイント」をあらかじめ整理しておくといいですよ。
4 挙式の日取り
だいたいで構わないので、時期や日取りの希望を事前に決めておきましょう。
「やりたいこと」や「譲れないポイント」を叶えてくれる、理想ぴったりの式場が見つかっても、希望の日に空きがなければ結婚式を挙げられませんよね。
また同じ式場でも、時期や日程によって金額が変わることがあります。
・何か月後に式を挙げたいか?
・春や秋などの人気シーズンにするか、夏や冬などのオフシーズンにするか?
・休日がよいか、平日でもよいか?
・大安や仏滅などのお日柄にこだわるか?
と考えていき、複数の候補日を出せるようにするといいですね。
「絶対にこの日!」と具体的な日にちを決めると空いている式場を探すのが難しくなることもあるので、おおまかで大丈夫ですよ。
またお日柄については、ふたりはこだわらなくても親が気にするケースが多いようです。
事前に「大安でなくてもいい?」など、親にもひと言相談しておくと安心ですよ。
縁起のいい日や悪いとされる日などの「お日柄」について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
【2024年9月~2025年10月】縁起の良い日カレンダー!入籍や結婚式におすすめの日をチェックしよう
ちなみに、人気の季節や縁起のいいお日柄の日などは結婚式の料金が高くなりがちです。
まずは、
・費用がかかっても、過ごしやすい季節や縁起の良さを優先するか?
・オフシーズンなどを狙って節約を心がけるか?
といった方針から考えてみてもいいですね。
5 予算
最後の項目となりましたが、大まかな予算を立てておくのはとても重要です。
結婚式を考える上で切っても切れないのがお金の話。
結婚式では、ゲストの料理代や新郎新婦の衣裳代、写真代など、さまざまな費用が発生します。
先ほどお伝えした通り、式場見学では見積もりをもらえることが一般的です。
事前に予算の目安を考えておけば、見積もりの金額が予算内に収まりそうか、簡単なチェックをすることができますよ。
考えてきた予算を伝えることで、ふたりに合った見積もりプランを作ってくれたり、予算に合わせて割引をつけてくれたりすることもあります。
ただし、見積もりには結婚式を挙げるために最低限必要な内容しか含まれないこともあるので要注意です。
準備を進めていくうちに、やりたいことが増えてくるもの。
装花や料理をグレードアップしたり、後でアイテムや演出を追加したりして、費用が増えるのはよくあることなんです。
予算を決めたり見積もりをもらったりするときは、ある程度余裕のある金額にしておくと安心ですよ。
全体の費用の相場や予算の立て方については、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
結婚式費用はゲストの人数でどう変わる?人数別の費用相場や費用が変わるポイントを解説
以上、式場見学の前に考えておきたい5ポイントを紹介しました。
ぜひ、式場見学前にふたりで相談してみてくださいね。
次は、服装や持ち物など、当日までに準備をしておきたいものをご紹介します。
当日までに準備しておくもの
服装
式場見学の服装に決まりはありません。
しかし基本的には、適度にフォーマルな格好を心がけるといいですね。
式場見学の日に他のカップルの結婚式が行われていることがあるので、あまりラフすぎる格好で行くと浮いてしまうかもしれません。
かと言って、結婚式に参列するかのようなフォーマルすぎる格好で行くと、ゲストと間違えられたり、逆に浮いてしまったりも。
ほどよいフォーマルさを心がけましょう。
具体的な服装は次の通りです。
女性の服装
会場の雰囲気に合わせた服装を選びましょう。
・キレイめのワンピース×カーディガン
・落ち着いたブラウス×ひざ丈スカート
・オフィスカジュアル風のパンツ×ジャケット
などがいいですね。
レストランやガーデンなどの比較的カジュアルな会場なら、ニット×スカートなどでフェミニンなカジュアルさを出してもOK。
あちこちを歩き回ることになるので、ヒールの低いパンプスなど、足への負担が小さいものを選ぶとGOODですよ。
男性の服装
普段のデート着に、ジャケットなどのフォーマルな要素をプラスしましょう。
・ジャケット×チノパン
・ポロシャツ×スラックス
・カジュアルめのスーツ
こんな感じがおすすめ。
スーツもかっちり決めすぎてしまうとビジネス感が出るので、少しカジュアルダウンするのが◎。
ネクタイは外したり、ニットをシャツに重ね着したりするといいですよ。
女性の場合と同じで、見学で歩き回って足が疲れてしまわないように、歩きやすい靴を選ぶとベター。
ラフすぎる印象にならなければ、スニーカーでもOKです。
服装に関しては、詳しくはこちらをチェックしてくださいね。
迷ったらコレ!【男女別】ブライダルフェアの服装を春夏秋冬「コーデ例」で解説
こちらはブライダルフェアの記事ですが、会場見学もブライダルフェアと同じような服装で大丈夫ですよ!
持ち物
式場見学に持っておくと便利な持ち物は、以下の5つ。
・カメラ
・メモ、筆記用具
・結婚式場の資料
・バッグ
・チェックリスト
チェックリストについては、次の章で詳しくお伝えしますね。
他の持ち物について見ていきましょう。
カメラ
式場によっては、見学時に写真撮影ができるところもあります。
会場内の様子が撮影できるカメラを準備しましょう。
スマホのカメラでもOKですよ。
目にした光景は日が経つと忘れてしまうもの。
写真を残しておけば後で見直したり、細かい部分を確認したりできます。
メモ・筆記用具
見学しながら感想や気になったことを書き留めたり、相談会のときに聞いた内容をメモに残したり。
メモと筆記用具は何かと便利なので、持って行く人が多いようです。
特に、一日に何件も回る場合は、
「あれ?あの話ってどこの式場だっけ・・・」
と混乱してしまうこともあります。
せっかく見学に行ったのに、もったいないですよね。
きちんとメモをとっておいて、あとでしっかり検討できるようにしましょう。
もちろんスマホのメモでもOK。
ただ、仕様によってはうっかりデータを消してしまうこともあるので、不安な人は紙のメモとペンを持ち込めば確実ですね。
結婚式場の資料
事前に資料請求などをして、見学する式場のパンフレットや資料があれば、一緒に持って行くのもアリ。
資料を確認しながら見学をすれば頭に入りやすいですし、気になるところのチェックもしやすいですよ。
また、すでに他の式場を下見して、その際に見積書をもらっている人は、持って行くとその場で比較できるので便利です。
バッグ
会場下見では、式場から資料をもらうことも多々。
資料が入るような大きめのバッグで行くか、資料用のサブバッグを準備していくと良さそうです。
サブバックの場合、小さく折り畳めるエコバックを選べば、行きの荷物にならずに済みますよ。
式場見学をスムーズに進めるためのコツ
最後に、式場見学をスムーズに進めるためのコツをご紹介します。
当日のチェックリストを作成する
式場見学では、会場の広さから設備、料理や演出に至るまで、見たり聞いたりしておきたいことが山ほどあります。
忘れずに確認できるよう、事前にチェックリストを作成しておくのが賢い方法。
譲れないポイント、やりたい演出なども忘れずメモしておくと安心ですね!
式場で見るべき・聞くべきポイントは、こちらの記事で詳しくご紹介しているのであわせて読んでみてくださいね。
【式場見学】結婚式場の下見のときに見るべき&聞くべきところ!
チェックリストを作成した場合は、当日忘れずに持っていくようにしてくださいね。
式場の口コミをチェックする
見学に行く式場について、口コミをチェックしておきましょう。
式を挙げた先輩カップルはどれくらいのお金がかかったのか、式場で気になったポイントはどこか・・・などをチェック。
「先輩花嫁は料理のコースをランクアップさせている人が多かったから、見積もりもランクアップしたもので作成してください」
などと、より実際の費用に近い見積もりをお願いできますよ。
また先輩カップルが気になっていたところは、式場見学の際に自分の目でもチェックしましょう。
「入口の賑やかさが気になるっていう口コミを見てチェックしたけど、たしかに他のお客さんの出入りが多くて気になるかも・・・」「ウェルカムスペースがシンプルすぎるって聞いたけど、たくさんアイテムを持ち込んでオリジナルの飾りつけをしたいから、むしろいい感じ!」
など、他のカップルが気になった点について、自分たちならOKなのかどうか確認を。
成約後に「理想と違った」と後悔する可能性が低くなりますよ。
まとめ
結婚式場を決める際に欠かせない式場見学。
下見の前に準備しておきたいこととして
・だいたいのゲスト数を決めておく
・希望の雰囲気や挙式スタイルを考える
・やりたいこと・譲れないポイントをリストアップ
・挙式の時期・日取りの目安を決めておく
・全体の予算を考えておく
などがありましたね。
また、服装や持ち物もきちんと準備しておきましょう。
チェックリストを作成したり、式場の口コミを見ておいたりするのもおすすめ。
準備万端なら当日の見学もきっとスムーズに進むはずですよ。
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