結婚式費用、予算の立て方について
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結婚式には、費用がいろいろとかかるもの。
挙式料に衣裳、ゲストが楽しみにしている料理などなど…
「なんだかたくさんお金がかかりそう。予算はどうやって考えればいいのかな…」
そんなお悩みにお応えして、結婚式の予算の立て方を解説します。
ぜひ参考にしてくださいね!
結婚式の予算の立て方
まずは、「結婚式にいくら使えるのか」を考えましょう。
結婚式に使えるお金は、主につぎの3つに分けられます。
その1 二人の「持ち出し金」
「二人の貯金の中から、結婚式のために使えるお金」のことです。
結婚準備のために貯金をしていたとしても、全部を結婚式のために使えるわけではありませんよね。
新婚旅行や新居など、カップルそれぞれお金をかけたいところは違うはず。
二人で何にお金をかけたいのか話し合って、結婚式にはいくら使うかを決めましょう。
その2 ご祝儀・お祝い金
披露宴でゲストから頂く「ご祝儀」や、職場や知人からの「お祝い金」も結婚式に使えるお金です。
たとえば、
1人当たりのご祝儀の額=約3万円
招待するゲストの数=70名
とすると、
ご祝儀の合計額は約210万円になります。
招待するゲストの数が増えれば、もらえるご祝儀の総額も増えるわけですね。
しかしゲストが増えると、もちろんそのぶん料理や飲物などの費用が上がります。
招待すればするだけ二人の負担が少なくなる、というわけではないので注意してくださいね。
その3 親からの援助
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」によると、なんと60%のカップルが、親や親族から結婚費用の援助を受けています。
親にとって結婚式とは、大切な我が子の晴れ舞台。
「力になろうか」とすすんで声をかけてくれる親御さんが多いのかもしれませんね。
もし、ありがたく援助を受ける場合は、両家でどのように分担するのか、最初に決めておきましょう。
ここまでで、結婚式に使えるお金は
・二人の持ち出し金
・ご祝儀・お祝い金
・親からの援助
の3つから成り立っていることがわかりました。
「結婚式のお金って、全部自分たちで用意しないといけないのかな…」
と思っていた人も、ひと安心ですね!
おおよその予算が立てられたら、次は「結婚式にかかるお金」について考えていきましょう。
見積書って何?どんな項目があるの?
理想の結婚式場を探すために、会場の下見やブライダルフェアに行くカップルは多いはずです。
その際、気になった会場にはかならず「見積書」を出してもらいましょう。
「見積書」とは、「会場に支払うお金の明細書」のことです。
結婚式の見積書には、つぎのような項目と、それぞれにかかる費用がのっています。
・料理、飲み物
・ウェディングケーキ
・挙式料
・会場料、ゲストルームの使用料
・新郎新婦の衣裳
・ヘアセット、着付け
・会場の装飾や装花
・演出料、司会料
・音響機器などの使用料
・招待状、席次表などの印刷物
・引出物、引菓子
・紙袋
・写真、ビデオ
見積書の項目をひとつずつ見ていけば、「どんなことに、どれくらいのお金が必要か」がわかります。
見慣れない項目が多くてはじめは戸惑うかもしれませんが、まずは見積書に慣れることが肝心です。
見積書の見方について、もっとくわしく知りたい人はこちらの記事も参考にしてください。
式場の候補がいくつかあるなら、それぞれに見積りを出してもらって比べてみるのがオススメです。
予算と費用のバランスをとろう
見積書をもらったら、二人が考えている「予算」と結婚式にかかる「費用」とを照らし合わせてみましょう。
一般的に、見積書は打ち合わせのたびに金額が上がると言われています。
それはいったいなぜでしょう?
理由は、おもに3つあります。
・アイテムの追加や、料理・衣裳などのランクアップ
・ゲストの人数が増えた
・見積りの項目に漏れがあった
はじめはぼんやりとしていた二人の結婚式のイメージも、話が進んでいくと具体的になってきます。
「あの人もこの人も招待したい」
「基本プランのなかには着たいドレスがなかったから、ランクをアップして・・・」
「やっぱりデザートビュッフェもつけよう!」
理想の結婚式を叶えるため、あれもこれもと追加していたら、はじめの見積りから費用が大幅アップ!
予算をはるかに超えてしまった、なんてことに・・・。
また、
・披露宴前のヘアスタイルのチェンジが、無料だと思っていたら有料だった
・乾杯用のスパークリングワインが別料金だった
など、見積もりから漏れていた項目が後からわかる場合も。
「予算オーバー」を防ぐために、見積書をチェックするときのポイントを3つ、おさえておきましょう。
招待するゲスト数は、最大人数で考える
招待人数が変わると、
「ゲストひとりにつき、いくら」
で計算されている項目の費用が上下します。
項目を具体的に挙げると、
・料理
・飲物
・引出物
・招待状・席次表などの印刷物
などですね。
その結果、全体の見積もり金額も変わってしまうのです。
招待する人数がはっきり決まっていないときや、あとで増えそうな場合は、ひとまずゲスト数を「最大の数」にして見積書を作ってもらいましょう。
「一式」「セット」の具体的な内容を尋ねる
見積書でよく見かけるのが、「一式」または「セット」と書かれている項目。
この場合は、具体的に何が含まれているのかを確認するようにしましょう。
たとえば、「ドレス一式」と書いている場合、「一式」の中にアクセサリーや小物、着付けやメイクアップまで含まれているのか、など。
また、「ドレスセットプラン」と書かれたものでも、セットプラン内で借りられるドレスの種類が決められていることが多いようです。
自分の着たいドレスを選ぶと、追加料金がかかってくる場合もあります。
「一式」、「セット」の解釈は式場によって違うので、必ず確認をしてくださいね。
見積書にのっていない費用をチェック
結婚式の費用のなかには、見積書に書かれていないものもあります。
たとえば、「お車代」や「遠方からのゲストの宿泊費」などは含まれていません。
また、衣裳や引出物などを持ち込むと、「持込料」が必要な場合も。
見積書に書かれた項目以外にどのような費用がかかるのか、式場に聞いてみるようにしましょう。
どうしても予算が足りないときは?
「見積りの詳細が固まってきたけど、どうしてもお金が足りない・・・」
そんな時はどうすればいいのでしょうか?
解決方法は2つあります。
1つは、「結婚式までにがんばって貯金する」こと。
結婚式が1年後なら、二人で毎月10万円貯めることができれば、120万円の貯蓄ができますよね。
「理想の結婚式を挙げるため!」と思えば、貯金もがんばれるのではないでしょうか?
2つめは、「どこにお金をかけてどこを節約するか考えなおす」こと。
お金をかけようと思えばいくらでもかけられるのが結婚式。
でも、結婚式でお金を使いすぎて、そのあと始まる二人の新生活に負担がかかるのは困りますよね。
もう一度、「絶対に譲れないところ」と「削れるところ」を考えなおしてみましょう。
たとえば、
・料理をランクアップするかわりに、デザートビュッフェはやめる
・招待状や席次表は自分たちで手作りする
などなど。
お金をたくさん使うかわりに、二人で協力して手間ひまをかけた結婚式。
それも後で思い返せば、二人だけの素敵な思い出になっているかもしれません。
※「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」
結婚に関するWEBアンケート調査
調査対象:入籍3年以内の男女
調査時期:2018年7月
対象人数:男性500人 女性500人
まとめ
結婚式の予算を決めるには、
・二人の「持ち出し金」額
・ご祝儀額
・親からの援助額
がそれぞれどのくらいあるのか把握するのが第一歩。
3つの合計額がわかれば、大まかな結婚式の「予算」が立てられます。
式場の下見では、「見積書」を作ってもらいましょう。
見積書の項目をじっくりチェックしていけば、結婚式にかかる「費用」がより具体的になるはずです。
結婚式の見積りは、アイテムの追加やランクアップ、ゲスト数の変動などで金額が上がってしまいがち。
「予算オーバー」にならないよう、見積書の内容については式場の担当者へ細かく質問をしていきましょう。
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