結婚式費用に一番お金をかける地域はズバリどこ!?
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結婚式の費用には、「地域性」があるんです。
料理にお金をかける地域から、招待する人数が多い地域など・・・
ここでは地域別の結婚式費用の相場を、ランキング形式でご紹介。
あなたの地域には、一体どんな特徴があるのでしょうか?
さっそく見ていきましょう!
全国の結婚式費用の相場は?
地域別のランキングをご紹介する前に・・・
まずは全国の結婚式費用の相場をチェックしてみましょう。
結婚式にかかった全国の平均額は、308.3万円。
(※結婚スタイルマガジントレンド調査2018より。以下、引用元は同じ)
もちろん、結婚式費用はカップルごとにそれぞれですが、金額帯でみても300万円前後が多くなっています。
ちなみに、ゲスト人数とゲスト一人あたりの費用の全国平均はこちら。
○結婚式のゲストの人数・・・65.5人
○披露宴の料理+飲み物代(ゲスト一人あたり)・・・約1万4,900円
結婚式費用の相場や内訳の詳細をもっと知りたい方はこちらをどうぞ。
結婚式費用の相場はどのくらい?内訳や自己負担額、節約のポイントまで徹底解説!
それでは、このデータをもとに地域別の費用傾向を見ていきましょう!
費用相場が安い地域から順に、ランキング形式でお届けします。
地域別の結婚式費用ランキング
7位 北海道
結婚式費用の相場が最も安かった地域は北海道。
結婚式費用の総額は平均209.3万円で、全国平均の308.3万円と比べて100万円近くも差があります。
この安さの秘密は、「会費制」が主流であること。
他の地域の結婚式では、ゲストが3万円ほどの「ご祝儀」を包んでくれるのが一般的ですが・・・
北海道の結婚式では、新郎新婦が1万5000円前後の「会費」を設定して、ゲストはそれを支払うのが基本。
会費制の場合はカジュアルな披露宴スタイルにすることが多いので、その分、結婚式にかかる費用も安くなりやすいようです。
「会費制」の結婚式についての詳しい情報はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
「会費制結婚式」とは?メリット・デメリットを徹底調査!会費の相場や費用、引き出物についても解説
安さの理由はほかにも・・・
たとえば、ゲストに渡す引出物の1人あたり相場は、全国が約5,500円であるのに対して、北海道は約2,050円。
また、ゲストのお車代(交通費)も、新郎新婦の方では負担しないことが多いようです。
会費制でゲストの負担を抑える分、新郎新婦のおもてなしの負担も抑えめな傾向に。
つまり、新郎新婦もゲストもお互いの負担が少なく、気軽に参加しやすいのが北海道の結婚式の特徴なんですね。
6位 関西
北海道に次いで安い相場なのが、関西。
結婚式費用の相場は平均で285.0万円となっています。
関西といえば、「商人の街」。
倹約志向の人が多いイメージですから、納得の結果かもしれませんね。
ただ、披露宴の料理+飲み物代に注目してみると、ゲスト一人あたり約1万5,100円が相場。
ゲスト一人あたりにかける金額だけを見ると、全国平均の約1万4,900円よりも少し高め。
全体的には節約を心がけつつも、料理や飲み物といったお客様へのおもてなしは手を抜かない。
これもまた、「商人の街」らしさの一面と言えるのではないでしょうか。
5位 中部
中部地方は広いので、以下の通りまずはエリアに分けて相場をご紹介。
甲信越(山梨・長野・新潟) | 310.6万円 |
北陸(富山・石川・福井) | 302.2万円 |
東海(愛知・静岡・岐阜・三重) | 284.8万円 |
中部地方でも甲信越エリアは310.6万円と、全国平均よりも若干高めです。
しかも、招待人数の平均は59.3人で、全国平均の65.5人よりも少なめ。
つまり、ゲスト一人あたりにかける金額が平均より多い傾向にありますよ。
北陸エリアは平均302.2万円、招待人数が67.1人なので、ほぼ全国平均と同じくらいですね。
東海エリアは284.8万円と低めですが、招待人数も58.6人と特に少なくなっています。
そのため、こちらもゲスト一人あたりにかける金額は全国平均より高めです。
ちなみに、ゲスト一人あたりの引き出物の金額を見てみると、中部地方は約7,000円で全国トップという結果に!
地方全体で見ても、ゲストへのおもてなしにお金をかける傾向があることが分かりますね。
4位 東北
東北地方の結婚式費用の平均額は294.5万円。
そして、披露宴の平均招待人数は、約80人。
全国平均が65.5人なので、かなり多いことがわかりますね!
東北では「結婚式は『家』が行うもの」という考えがあると言われており、たくさんの人を招いて盛大な式を挙げる傾向にあります。
親族や親の知り合い、近所の人を招待する割合が、他の地域に比べて高いようですね。
東北地方は招待する人数に比べると、結婚式の費用は低め。
そして、ゲストからのご祝儀について見てみると、総額の平均は全国が195.5万円で、東北は180.2万円とやや安め。
新郎新婦もゲストも負担を抑えられているので、わいわいと気軽に参加しやすいわけですね!
3位 中国・四国
中国地方の相場は306.5万円、四国地方の相場は、308.8万円。
ふたつの地域をあわせると、平均で307.7万円となりました。
招待人数は平均68.7人で、費用と人数ともに、全国平均に近い数値と言えます。
位置的には関西に近いですが、関西と比べると費用は高く、地域差が感じられて面白いですね。
2位 関東
関東の結婚式費用の相場は、327.0万円。
特徴としては、料理と飲み物代の高さで、相場は約1万5,300円。
全国トップの数字です。
「ゲストへ感謝の気持ちを伝えるために、料理やドリンクにお金をかけたい」という人が多いのかもしれません。
もしくは単純に、他の地域に比べて料理の価格設定が高めであるという要因も考えられますね。
関東、特に首都圏のもうひとつの特徴は、「自由度の高さ」です。
結婚式費用の金額帯を見ると、首都圏では50万円の人もいれば、800万円の人もいます。
全国いろんな地域から人が集まってくる分、地域性が薄く、それぞれのカップルの価値観にあわせてお金のかけ方を決められるようです。
1位 九州・沖縄
結婚式費用が最も高い地域は九州・沖縄。
結婚式費用の相場は328.3万円です。
実は、九州では披露宴への招待人数がなんと平均93.3人で、全国トップ!
全国平均が65.5人なので、およそ30人近くも多いということになりますね。
詳しく見ていくと、学生時代の恩師や友人、職場の上司や同僚の招待人数が全国1位。
親族の招待人数も、全国2位となっています。
人付き合いを大切にする地域なんですね。
沖縄でも同じくゲスト数が多めと言われていますよ。
「わいわいと賑やかな結婚式にする!」という傾向が強いようで、カップルによっては200人~300人規模になることもあるそう。
ゲストが多ければ多いほど、おもてなしの費用がかかるので、九州や沖縄の結婚式費用が高くなるのも納得ですね。
九州・沖縄の披露宴の料理と飲み物の総額は、120.8万円で、こちらも全国ナンバーワン。
ただ、ゲストが多いということは、その分ご祝儀も多くいただけるということ。
実際、たとえば九州のご祝儀総額は245.0万円で、全国平均の195.5万円を大きく上回っています。
結婚式費用からご祝儀を差し引くと83.3万円なので、相場が高いと言っても「実際に新郎新婦が支払うお金が高すぎる」というわけではないようですよ。
※「結婚スタイルマガジン」トレンド調査2018
結婚に関するWEBアンケート調査
調査対象:入籍3年以内の男女で、挙式と披露宴を行った人
調査時期:2018年7月
対象人数:男性500人 女性500人
まとめ
結婚式費用の地域別の相場は、次の通り。
7位 北海道 209.3万円
6位 関西 285.0万円
5位 中部 291.6万円
4位 東北 294.5万円
3位 中国・四国 307.7万円
2位 関東 327.0万円
1位 九州・沖縄 328.3万円
北海道は「会費制」、中部ではゲストへのおもてなしにお金をかける、九州や東北は人付き合い重視で人数が多い・・・など、特徴はいろいろ。
同じ地域の中でもさらに細かく風習が分かれていることもありえます。
ふたりの地元が違う場合は特に、両家の間でお金の価値観が食い違わないよう、親に相談しながら式準備を進めるのが大切です。
以下の記事でも、地域別の結婚式に関する違いを紹介しています。
結婚式費用の相場以外に、ご祝儀や引き出物、風習などの違いをまとめているので、ぜひあわせて参考にしてみてくださいね。
【東日本編】あなたの県の特徴は?地域別の結婚式事情まとめ!
【西日本編】あなたの県の特徴は?地域別の結婚式事情まとめ!
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