「教会式」の結婚式ってどんなもの?式の流れ・費用・演出などを解説!
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「ウェディングドレスを着て、バージンロードを歩きたい!」
そんな憧れを叶えてくれる「教会式」。
「どんな流れで進んでいくんだろう」
と、気になっている人も多いのでは?
そんなあなたのために、「教会式の流れ」から「費用」、ステキな「演出アイデア」までを、一挙にまとめました。
これであなたも教会式マスターです!
教会式ってどんな挙式スタイル?
教会式とは、「キリスト教のしきたりにのっとって、神にふたりの愛を誓う」挙式のこと。
結婚式の定番スタイルで、
・神聖な空間で感動のセレモニーができる
・教会やチャペルのステンドグラス・装飾などが写真映えする
・親戚や友人など、たくさんのゲストを招待できる
といった点から多くのカップルに支持されています。
「教会」と「チャペル」の違いって?
教会式の舞台となるのは、街の「教会(チャーチ)」や結婚式場やホテルの「チャペル」。
この2つの違いってご存知ですか?
「教会」はキリスト教徒が集まり、日常的に礼拝やミサが行われているところです。
教会では宗派によって、挙式を行うための条件があります。
また結婚式前に礼拝や講習会への参加が必要なことも。
一方「チャペル」は結婚式用につくられた施設のこと。
チャペルでは、信仰に関係なく誰でも教会式の結婚式を行えます。
「カトリック」と「プロテスタント」の違いって?
先ほど、「教会では宗派によって挙式を行うための条件がある」とお話しましたね。
キリスト教の宗派には、大きく分けて「カトリック」と「プロテスタント」の2つがあります。
その違いについても見ていきましょう!
カトリック
カトリックの場合、
・新郎新婦のどちらかが信者である
・初婚である
ことが式を挙げる条件です。
挙式を進行するのは「神父」で、バージンロードは赤か緑が多いようです。
プロテスタント
プロテスタントでは、信者以外でも結婚式を挙げることが可能です。
式を進めるのは「牧師」で、バージンロードの色は清楚な白。
結婚式場やホテルのチャペルの多くは、プロテスタント式を採用しているようです。
カトリックとプロテスタントの違いについて詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ!
教会式の流れ ~神聖なるセレモニー~
次に、教会式の流れを見ていきましょう。
ここでは、
「プロテスタント教会における一般的な進行例」
をご紹介します。
1 ゲスト入場
まず、ゲストの入場です。
祭壇に向かって、右に新郎のゲスト、左に新婦のゲストが座ります。
順番は、前から「父母→兄妹→親族→友人」で。
2 開式の辞
司式者(式の進行をする人)である牧師さんが、結婚式の開式を宣言します。
3 新郎入場
ゲスト全員が立ち上がり、新郎を迎え入れます。
結婚する男性(花婿)が新郎ですね。
入場のあと、新郎は祭壇の前で待機です。
4 新婦入場
新婦が、父親とともにバージンロードを歩いてゆきます。
結婚する女性(花嫁)が新婦です。
祭壇の前で、父親から新郎にバトンタッチです。
5 讃美歌を歌う
出席者全員で、讃美歌を歌います。
6 聖書の朗読と神への祈り
牧師が、聖書の中から結婚にふさわしい愛の教えを朗読。
その後、神に祈りを捧げます。
7 誓いの言葉
牧師が新郎(花婿)へ問いかけます。
「病めるときも、健やかなるときも、愛をもって互いに支えあうことを誓いますか?」
「誓います」と、新郎(花婿)はしっかり答えましょう。
新婦(花嫁)にも同じように牧師から問いかけがあるので、「誓います」の返答を。
8 指輪の交換
二人の誓いの証として、指輪を交換します。
「新郎(花婿)から新婦(花嫁)へ」
次に
「新婦(花嫁)から新郎(花婿)へ」
の順番で、指輪を手にとって、相手の左手の薬指に指輪をはめていきましょう。
9 「結婚証明書」にサイン
二人が晴れて夫婦となったことを、牧師が宣言。
おめでとうございます!
そのあと、新郎新婦は「結婚証明書」にサインします。
つづいて証人か牧師がサイン。
10 閉式の辞
二人の「結婚成立」が牧師からゲストへ宣言され、閉式となります。
11 新郎新婦の退場
出席者全員で、もういちど讃美歌を歌います。
その後、新郎新婦は腕を組み、バージンロードを歩いて退場。
以上、代表的な教会式の流れでした。
神聖なるムードを感じてもらえたでしょうか・・・?
ホテルや結婚式場で挙げるプロテスタントの式だと、だいたい20~30分くらいかかります。
誓いのことばや指輪の交換など、挙式にはいろいろな儀式があって、新郎新婦も慌ててしまいがち。
ですが、教会式では事前にリハーサルやレクチャーがあるので、そこでしっかり練習しておけば大丈夫です。
教会式にかかる費用はいくら?
続いて、気になる結婚式の費用についてです。
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」によれば、キリスト教式(教会式)の平均費用は【33.6万円】。
挙式スタイルを問わず、かかる費用の平均は30.8万円なので、教会式の費用はほかの挙式スタイルに比べ少し高めですね。
この費用には牧師や聖歌隊へのお礼、楽器使用料など、挙式にかかる費用が含まれています。
できるだけ費用を抑えたい人は、
・平日など費用が安い日程を選ぶ
・チャペルの装花などはおまかせにする
などの工夫をすることで節約できますよ。
感動がもっと深くなる!教会式でおすすめの演出
次に、神聖な教会式をより感動的にしてくれる、人気の演出を3つご紹介します。
ベールダウン
「邪悪なものから花嫁を守る」と言われるウェディングドレスのベール。
ベールダウンは、新婦(花嫁)のお母さんが自分の手でベールを下ろしてくれる演出です。
ベールダウンは、挙式の前に花嫁の控室(ブライズルーム)ですることが多いですが、式場によっては花嫁入場のときにゲストの前で行う事も!
ベールを下ろすときには、母娘の間でいろんな思い出が、きっと蘇ってくるのでしょうね。
ハンカチの用意をお忘れなく。
フラワーシャワー
挙式が終わって教会の外へ出てきた新郎新婦。
待ち構えたゲストの手には両手いっぱいの花びらが。
新郎新婦の頭上に花びらがシャワーのごとく降り注ぐ、定番の演出です。
「花の香りで辺りを清め、幸せな結婚を妬む悪魔から二人を守る」
という意味が込められています。
花は生花のほか、造花でもOK。
最近では、シャボン玉を使った「バブルシャワー」や、紙吹雪が舞う「ペーパーシャワー」、天使の羽根が舞い降りる「フェザーシャワー」など、いろんなシャワーがあるようです。
もはや「シャワー」がつけば何でもアリなのかもしれません。
二人オリジナルの「○○シャワー」を式場のプランナーに提案してみても良さそうです。
シャワー演出をもっと知りたい人は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
フラワーシャワーの由来や魅力、費用などを詳しく解説!花に代わるシャワー演出10選もご紹介
ブーケトス
挙式後の演出としては、ブーケトスも人気。
集まってもらったゲストに背中を向けた花嫁が、ブーケを後ろへトスします。
わき起こる歓声!
我こそはと争う手が伸びる!
激しい戦いを勝ち抜き、見事ブーケをキャッチした女性は、近く結婚できると言い伝えられています。
もともとは欧米で始まり、日本にも広まった演出なんだそうですよ。
ブーケトスについては、こちらの記事もどうぞ!
ブーケトスってどんな演出?意味や由来から成功させるコツ・注意したいポイントまで解説
最近では「ブーケプルズ」という演出も。
花嫁の持つブーケの先に何本かヒモやリボンを出して、ゲストに引いてもらいます。
@azusan___46
1本だけある「当たり」を引いた人は次の花嫁になれるという、クジ引きのようなドキドキが楽しめる演出です。
ブーケプルズはこちらの記事でもくわしく解説しています。
ご紹介した3つの演出以外にも、プランナーが二人にお似合いの演出を提案してくれることも。
どんな演出ができるのかは、教会や式場の担当者に確認しておくとよいでしょう。
教会式で気をつけたいポイント
最後に、町の教会で式を挙げたい場合、気をつけるポイントを2つご紹介します。
自分たちで手配することが多い
町の教会で式を挙げる場合は、挙式だけ行う場合がほとんど。
披露宴をほかの会場で行うなら、それぞれの会場で打ち合わせが必要になります。
準備が2会場分になるので、できるだけ早い時期から準備するのがおすすめです。
会場選びの際は、双方の会場が近い場所を選ぶか、バスやタクシーを手配するなどゲストへの配慮も忘れずに。
気になる教会の宗派を確認しよう
ご紹介した通り、「カトリック」と「プロテスタント」では結婚式を行う条件が違います。
気になる教会を見つけたら、カトリック系かプロテスタント系かチェックしましょう!
教会で結婚式を行う前には、礼拝や数回の講習に参加することが多いです。
教会ごとに違いもあるので、事前に問い合わせてみるといいですね。
結婚スタイルマガジンでは、全国47都道府県の教会やチャペルを紹介しています。
ここから見学予約もできるので、気になるところには実際に足を運び、教会・チャペルならではの神聖な雰囲気を味わってみてくださいね。
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」
結婚に関するWEBアンケート調査
調査対象:入籍3年以内の男女で、挙式と披露宴を行った人
調査時期:2018年7月
対象人数:男性500人 女性500人
まとめ
以上、教会式の流れやオススメ演出をご紹介しました。
讃美歌を歌ったり、指輪の交換をしたり、神にお祈りしたり・・・
「教会式ならでは」の儀式が、神聖な結婚への気持ちを高めてくれそうです。
事前リハーサルやレクチャーもしっかり受けて、落ち着いてスムーズに進められるようにしておきましょう。
また、演出は「ベールダウン」「フラワーシャワー」「ブーケトス」3つをお届けしました。
じーんと感動系から、ワイワイ楽しい系までいろいろあります。
プランナーとも一緒に話しあって、二人にぴったりの演出で最高の教会式にして下さい。
さらに他の挙式スタイルについても解説!
気にある方はこちら覗いてみてくださいね。
定番の教会式から個性派の茶前式まで!挙式スタイル一挙紹介!!
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