【挙式スタイル】教会式・神前式・人前式…5つの特徴を徹底比較!先輩花嫁はどれを選んだ?
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「挙式スタイル」にはたくさんの種類があることを知っていますか?
結婚式と言われて真っ先に思い浮かぶのは「教会でウェディングドレス!」という場面かもしれません。
このポピュラーな挙式スタイルである「教会式」以外にも、「神前式」や「人前式」など多くの挙式スタイルがあるんですよ。
今回は、教会式・神前式・人前式・仏前式・茶婚式の5つの挙式スタイルについて、特徴や魅力などを徹底解説していきます!
また、実際に先輩花嫁が選んだ挙式スタイルの割合や、選ぶ時のポイントも合わせてご紹介しますよ。
ぜひ、参考にしてください!
【教会式】憧れのドレスでバージンロード!
まずご紹介するのは、「教会式」。
教会式は「キリスト教のしきたりにのっとって神に結婚を誓う」という挙式スタイルのことです。
「キリスト教式」と呼ばれることもありますよ。
ウェディングドレスを着て、美しい教会のバージンロードを歩く・・・
という王道の結婚式が叶います。
挙式の舞台となるのは、「教会」や結婚式場・ホテルなどに併設された「チャペル」。
「教会」で結婚式ができるかどうかは、宗派によって異なります。
教会の宗派は、「カトリック」と「プロテスタント」が代表的。
「カトリック」教会では、キリスト教徒しか式を挙げられないので要注意。
一方、「プロテスタント」なら、教徒でなくても、条件を満たせば挙式OKですよ。
また、「チャペル」ではキリスト教徒でなくても結婚式を行うことができます。
教会式の平均費用は、33.6万円。
(※結婚スタイルマガジントレンド調査2018より。以下引用元は同じ)
挙式にかかる平均費用は30.8万円と言われているので、教会式は少しだけ高めと言えますね。
〇教会式の魅力
・神聖で美しい教会やチャペルで挙式できる
・親戚や友人などたくさんのゲストを呼べる
・王道の演出を取り入れられる
〇教会式の注意点
・宗派によっては信者以外の挙式ができない
・他の挙式スタイルよりも費用が高くなることも
「教会式」について詳しく知りたい人はこちらもどうぞ!
「教会式」の結婚式ってどんなもの?式の流れ・費用・演出などを解説!
【神前式】伝統的な儀式と和装が魅力
続いては、「神前式」。
神前式とは「神道にのっとって神々の前で結婚の誓いを立てる」という挙式スタイルのことです。
日本の伝統的な挙式スタイルといえば、この神前式ですね。
「白無垢(しろむく)」や「色打掛(いろうちかけ)」などの和装を着られるのも特徴のひとつ!
新郎新婦が三つの盃でお酒を酌み交わす「三三九度(さんさんくど)」や親族と列になって本殿まで歩く「参進の儀」など・・・
伝統ある儀式もたくさんあり、「和」の魅力がいっぱいですね。
神前式は、「神社」や、ホテル・結婚式場内の「神殿」で挙げることができます。
チャペルに比べると狭いところが多いので、参列できるのは「両家の親族のみ」というケースも。
そのぶん、「家族同士の絆が強まる」挙式スタイルだとも言えます。
神前式の挙式にかかる費用は平均26.6万円とのこと。
どの会場を選ぶかによっても費用は変わってきますよ。
〇神前式の魅力
・日本の伝統的な挙式ができる
・白無垢などの和装を着ることができる
・両家の結びつきが感じられる
〇神前式の注意点
・多くのゲストを呼びたい人には向かない
・挙式中の撮影ができない場合がある
「神前式」について詳しく知りたい人はこちらもどうぞ!
神前式の基礎知識まとめ!式の流れや魅力・費用・衣裳・髪型など一挙解説
【人前式】自由なスタイルが人気の理由!
人前式とは「参列してくれたゲストに向かって誓いを立てる」という挙式スタイルのことです。
先に紹介した教会式や神前式は、「神」に誓いを立てるスタイルでしたね。
一方、人前式では、ふたりの選んだ立会人が、結婚の証人になってくれるため、「神」や宗教に関係なく結婚式を行うことができます。
人前式のメリットは、演出の自由度が高いこと。
オリジナリティあふれる結婚式を叶えたい人におすすめの挙式スタイルです。
また、人前式は挙式を行う場所についても特に決まりがありません。
ホテルや結婚式場、ゲストハウスをはじめ、レストランなどでも挙げることができます。
人前式にかかる平均の費用は28.6万円。
しかし、人前式は特に決まりがないため、人によって費用もバラバラですよ。
予算を考えながら、やりたい演出を決めていくとよさそうですね!
〇人前式の魅力
・自由度が高いので好きな演出ができる
・宗教にかかわらず、結婚式を行える
〇人前式の注意点
・演出次第では親世代や年配ゲストの理解を得られないことも
・式の構成を自分たちで決めていくのが大変
「人前式」について詳しく知りたい人はこちらもどうぞ!
人前式ってどんな挙式?式の流れやおすすめ演出、気になる費用や注意点まで徹底解説!
【仏前式】祖先にふたりの結婚を報告
「仏前式」とは「仏教の教えに基づいて行われる挙式スタイル」のことです。
仏教には
「これまでの歩みが『因』となり、さまざまな『縁』に恵まれ、ふたりは結ばれた・・・」
という「因縁」の考えがあるそう。
つまり、「因」と「縁」により出会い結婚できたことを、仏様や先祖に感謝し報告するというのが「仏前式」なんですね。
一般的に仏前式では、両家どちらかの「菩提寺(ぼだいじ)」にて挙式を行います。
菩提寺とは、「先祖代々のお墓があるお寺」のこと。
また、自宅にお坊さんを招いて、仏壇の前で執り行うこともできますよ。
仏前式では神前式と同じく、新婦は「白無垢」を着るのが一般的です。
新郎は「黒紋付き(くろもんつき)」と「羽織袴(はおりばかま)」を着ることが多いよう。
和装をしたい人にもおすすめですよ。
仏前式にかかる挙式料は、一般的には10~25万円ほどになるようです。
この費用には衣装代などが含まれていないことが多いので、注意が必要です。
〇仏前式の魅力
・親族やご先祖様に感謝を伝えられる
・伝統的な由緒ある挙式ができる
・和装を着ることができる
〇仏前式の注意点
・親族以外は参列できないところが多い
・衣装を自分で手配する必要があることも
「仏前式」について詳しく知りたい人はこちらもどうぞ!
仏前式ってどんな結婚式?神前式との違いは?魅力や進行例、注意点などを一挙解説!
【茶婚式】「和」ブームで注目!?
最後に紹介するのは「茶婚式」です。
珍しい挙式スタイルのため、聞いたことのない人も多いかもしれません。
茶婚式とは、「茶の湯」の精神を取り入れた挙式スタイルのことです。
茶前式と呼ばれることもありますよ。
最近注目を浴びている、「和婚」スタイルの一つです。
茶人が点(た)てた濃茶をふたりで飲みかわし、誓いの言葉を両家の前で読み上げ、最後に家族全員でお茶をいただきます。
人前式と同じく、特定の宗教の要素がないのも特徴です。
宗教に関係なく行えますが、茶道の作法にのっとることで、日本らしい「和」を感じることができるのが魅力。
茶婚式を行う場所は、「茶室」が併設されている日本庭園や料亭、ホテルなどが多いようです。
茶室という小さな空間で挙式が行われるため、両家の仲が深まりやすいのもメリットですね!
また、茶婚式にかかる費用は平均で15万円程度のようです。
比較的費用を抑えられそうですね。
「落ち着いた和の雰囲気で結婚式を挙げたいけど、アットホームな雰囲気にもしたいなあ・・・」
というカップルにぴったりの挙式スタイルです!
〇茶婚式の魅力
・宗教に関係なく「和」の挙式ができる
・アットホームな雰囲気で行える
〇茶婚式の注意点
・認知度が低いので家族に説明が必要
・定番の挙式をしたい人には向かない
「茶前式」について詳しく知りたい人はこちらもどうぞ!
和婚の新しいカタチ、「茶婚式」とは?挙式の流れや魅力、費用相場をご紹介!
先輩花嫁に人気の挙式スタイルって?
ここまで、5種類の挙式スタイルについて解説しました。
それぞれに様々な特徴や魅力がありましたね!
気になる挙式スタイルは見つかりましたか?
ところで、実際に結婚式を挙げた先輩花嫁は、どの挙式スタイルを選んだのでしょうか?
「結婚スタイルマガジン」トレンド調査2018のアンケート調査によると、以下のような結果になりました!
一番人気の挙式スタイルは教会式で、半数以上の人が選んでいました。
「ウェディングドレスでバージンロードを歩く」という定番の挙式スタイルが人気のようですね。
次いで人前式が23%、神前式が20.9%という結果になりました。
教会式・人前式・神前式が全体の約98%を占めていて、多くの支持を集めているようです。
少数派ではありますが、仏前式を選んだという人も1.7%いました。
では、どのようにして挙式スタイルを決めたらよいのでしょうか?
ここからは挙式スタイルを決めるときのポイントについて解説します。
挙式スタイルを選ぶときの4つのポイント
ポイント1
「ウェディング・コンセプト」を決める
「ウェディング・コンセプト」とは、次の2つの観点から決めるコンセプトのこと。
①何のために結婚式をするのか「ゲストに感謝を伝えるため」「昔からの憧れを叶えるため」など、結婚式を挙げる目的をはっきりさせてみましょう。
②ゲストをどんな風にもてなしたいのか「ゆったりくつろぎの時間を過ごしてほしい」「ワイワイ楽しく盛り上がってほしい」など、出席する人たちの顔を思い描きながら考えてみましょう。
結婚式のコンセプトをハッキリさせておけば、ふたりにふさわしい挙式スタイルが自然とわかってくるはずです。
ポイント2
「誰」に対して誓いを立てるかを考える
挙式スタイルは、
・「神」に誓うもの(教会式・神前式など)
・「人」に誓うもの(人前式)
の大きく2つに分けられます。
永遠の愛の誓いを、誰に見届けてほしいのか・・・
ふたりで話しあってみるのがオススメです。
ポイント3
親の希望も確認する
たとえば、
「ふたりは教会式で挙げたいと考えていたけど、親の願いは神前式だった」
なんてこともあります。
結婚式は、ふたりだけでなく、両家の親にとっても大切な儀式。
これまで育ててくれた親のためにも、前もって希望を聞いておきましょう。
必ずしも親の希望を優先する必要はありませんが、後悔のないように話しあっておくと安心ですよ。
ポイント4
出席者数や予算にも気をつける
挙式スタイルによって参列できるゲストの数が違うので、招待したい人数は前もって決めておきましょう。
たとえば、たくさんのゲストを呼びたいなら、挙式会場に入れる人数が限られやすい神前式よりも、教会式や人前式の方がマッチしますよね。
また、結婚式の費用も挙式スタイルによって変わってきます。
ふたりの予算に合ったスタイルを選びましょう。
以上、ぜひ参考にしてくださいね。
※「結婚スタイルマガジン」トレンド調査2018
結婚に関するWEBアンケート調査
調査対象:入籍3年以内の男女
調査時期:2018年7月
対象人数:男性500人 女性500人
まとめ
いろんな挙式スタイルがありましたね。
ウェディングドレスを着て、たくさんのゲストに祝福されたいなら「教会式」。
多彩な演出で、思い出に残る結婚式を…そんな人には「人前式」。
雅な和装に身を包みたいなら、「神前式」や「仏前式」、あるいはアットホームに楽しめる「茶前式」はいかがでしょう?
挙式スタイルを考える際は、先輩カップルが実際に選んだ挙式スタイルの割合や、挙式スタイルを選ぶときのポイントも参考にしてみてくださいね。
ふたりにぴったりの挙式スタイルを見つけましょう!
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