小粒なメレダイヤも品質で差が付く!メレ入りの婚約・結婚指輪を選ぶコツ
婚約指輪や結婚指輪に華やかさを添える名脇役、メレダイヤ。
「小さなメレダイヤでも品質にはこだわった方がいい?」
「品質の良くないメレダイヤは光らない?メレダイヤが指輪からとれてしまうことはない?」
そんなギモンにお答えします。
メレダイヤの品質差について画像を使った解説や、高品質なメレダイヤの選び方もご紹介!
そもそもメレダイヤって何?
メレダイヤとは、一言で言うと小粒のダイヤモンドのこと。
婚約指輪や結婚指輪の装飾に使われることも多く、メレダイヤの数や大きさ、配置によって、デザインの印象は変わります。
ひとくちにメレありの指輪といっても、いろんなものがありますね。
「小粒のダイヤっていうけど、具体的にはどれくらいの大きさなの?」
と思った人。
ダイヤモンドの大きさの指標としては「カラット」が使われます。
ただ、「メレダイヤは何カラット以下」というはっきりした定義はなく、国や地域によっても違うようです。
あくまで目安として言うなら、0.1カラット以下とされることが多いよう。
日本ジュエリー協会発行の『ジュエリー用語辞典』でも、0.1カラット以下とされています。
ちなみに0.1カラットは直径にすると3.0mmくらい。
ダイヤの直径はカッティングの形によっても変わりますが、1円玉の厚みが約1.5mmなので、1円玉2枚を重ねた厚みと同じくらいということですね。
メレダイヤの品質にもこだわるべき?
ダイヤモンドには品質の差があって、「4C(ヨンシー)」という基準で評価され、「鑑定書」という書類に記載されることが一般的です。
4Cは、
Carat(カラット)・・・重さ
Color(カラー)・・・色
Clarity(クラリティ)・・・透明度
Cut(カット)・・・形
の「4つのC」からなります。
4Cについて詳しくは、こちらを読んでみてくださいね。
メレダイヤには基本的に鑑定書は付属しませんが、小粒とはいえダイヤモンドなので、4Cの評価項目に基づいた品質の差はあります。
「小さいから品質はそこまで気にしなくても良さそう」
と思った人もいるかもしれませんが、実際にメレありの指輪を購入した人からは次のような声も。
メレダイヤが並んだデザインの指輪にしたんですが、1つだけ黄色っぽいダイヤが混じっていました。
単体ならわからない程度の薄い色なんですけど、無色のダイヤの中に並んでいると色の違いが目立ちやすくて・・・買ってから気づいてちょっと後悔しました
婚約指輪とメレありの結婚指輪を重ねてつけてみたら、婚約指輪の大きなダイヤに比べて、結婚指輪のメレダイヤはあまり輝かないように見えて・・・重ねづけしているとき、たまに気になります
華やかさを添えるはずのメレダイヤが、指輪全体の美しさを損ねてしまう・・・これは避けたい事態ですね。
購入から1ヶ月もしないうちに、結婚指輪のメレダイヤが1つ外れて落ちてしまいました。毎日つけているとはいえ、どこにもぶつけたりしていないはずなのに・・・。
指輪は価格重視で選びましたが、品質に問題があるとは思っておらず、さすがにショックでした
こちらはダイヤ自体の品質ではなく、ダイヤを留めるときの技術に問題があったようです。
固いものに指輪を強くぶつけてしまったりすると、しっかり留められたダイヤでも取れてしまうことはあります。
でも、何のトラブルもなく普通に使っていて取れるというのは、留め方が良くなかった可能性が高いです。
ダイヤを留めるときの技術については、下記の記事の「つけっぱなしに向いているのはどんな指輪?」という章で解説しています。
結婚指輪ってつけっぱなしでも大丈夫なの?手を洗う時やお風呂は?
気になる人は参考にしてみてくださいね。
では、メレダイヤの品質差って具体的にどんなものなのでしょうか?
画像を使ってわかりやすく解説していきます!
画像で解説!メレダイヤの品質差
メレダイヤの品質を判断する大きなポイントの1つが、「プロポーション」。
プロポーションは4Cの「カット」の評価項目の1つで、ダイヤの形のバランスのこと。
「最大限に光を反射するダイヤの形」を定めたもので、ダイヤの各部分のサイズ比率や、角度、深さなどに細かい数値が設定されています。
それらの細かな基準をクリアしたプロポーションの良いダイヤは、外から入ってきた光を内部で反射し、上部から放つことで美しく輝きます。
一方、プロポーションの悪いダイヤは、上部の「クラウン」という部分が高すぎたり低すぎたり、下部の「パビリオン」が深すぎたり浅すぎたりします。
こういったダイヤは内部で上手く光を反射できず、光が下から漏れるため、あまり輝かず暗く見えてしまいます。
特にメレダイヤが複数並べて留めてあるデザインの場合は、輝きの差が目立つことも。
たとえば下の指輪では、1つだけ輝きの弱い暗いダイヤが目立っています。
また、この暗いダイヤはパビリオンが浅すぎて、他のダイヤに比べて低く沈んでしまっているのも気になるところです。
プロポーションが良くないために輝きが落ちるダイヤには、他にもいろいろな具体例があるので見ていきましょう。
※ファセット・・・ダイヤのカットされた平らな面(切子面)のこと
この他に、ダイヤ正面の「テーブル面」の広さも輝きに影響します。
テーブル面が狭すぎると、光を反射しにくくなり、輝きが落ちてしまうことも。
逆にテーブル面が広すぎると、「ディスパージョン」という輝きが出にくくなります。
「ディスパージョン」は虹のような七色の輝きで、3種類あるダイヤモンドの輝きのうちの1つです。
ダイヤの輝きの秘密については、こちらを読んでみてくださいね。
ここまではプロポーションの良くないダイヤをご紹介しました。
もう1つメレダイヤで気をつけたいのが、大きさが揃っているかどうか。
メレダイヤは小さい分、複数並べて留められていることも多いです。
このとき隣り合うダイヤの大きさが違うと、バランスが悪く見えたり、ダイヤ同士の間隔が空きすぎてしまったりします。
下の画像では中央のダイヤだけ少し小さいため、左右との間隔が目立っていますね。
また、ダイヤが隣のダイヤの上に乗っているようなものもあり、この場合はダイヤ同士が当たっているせいで欠けてしまうことも。
ダイヤ自体の大きさは揃っていても、ダイヤ正面のテーブル面の大きさが違ったり、色が一部だけ黄色や茶色味を帯びていたりすることもあります。
本当なら大きさや色などを揃えるべきなのですが、そこまできちんと管理できていないブランドもあるようです。
品質の良いメレダイヤを選ぶにはどうする?
メレダイヤにも品質の良いものからそうでないものまで、いろいろあるんですね。
では、品質の良いメレダイヤを選ぶときのポイントって何なのでしょうか?
先ほどご紹介した細かな品質の基準を、自分の目で確かめるのは難しそう。
婚約指輪の中央に留められる、ある程度大きなダイヤなら、品質を証明する「鑑定書」がついてくることも多いですが・・・
メレダイヤに関しては、1つ1つに鑑定書がつかないことが一般的です。
だからこそ、きちんとメレダイヤの質にもこだわっている、信頼できるブランドで選ぶのが大切。
メレダイヤはあまり品質にこだわらず、一括でたくさん仕入れて使う、というブランドもあれば、きちんと良いものを選別しているブランドもあります。
良いものを選ぶにはコストも手間もかかりますが、そこで妥協しないのが信頼できるブランドです。
ブランドNIWAKAでは、たくさんのメレダイヤを1つ1つ検品して厳選しています。
ダイヤの透明度や美しさを損なわないよう、「インクルージョン」については大きさや位置まで細かく確認。
「インクルージョン」とは、ダイヤ内部に含まれる他の鉱物の結晶などの特徴のことです。
ダイヤに施される「カット」についても、カット面の対称性(シンメトリー)などバランスをチェックし、高品質のメレダイヤだけを選び抜いています。
また、
・1本の指輪に留めるメレダイヤの大きさはきちんと揃える
・ダイヤ1つひとつのテーブル面の向きも揃える
といったように、指輪に留めたときの完成度の高さにもこだわっています。
指輪自体の品質に加えて、保証もしっかりしているブランドなら安心。
指輪をぶつけたりしてダイヤが落ちてしまったときのために、紛失時はきちんと対応をしてくれるかもチェックしましょう。
ただ、指輪のデザインによっては対応できないといったケースもあるので、アフターサービスの内容は事前に確認しておくと良いですよ。
まとめ
小粒のダイヤモンドであるメレダイヤ。
小さいからそこまでこだわらなくて良いと考える人もいますが、品質の良しあしによって輝きや色味などが違います。
特に複数のメレダイヤが並べて留められたデザインの場合は、品質や大きさの差が目立ちやすいもの。
購入してからそれに気づいて後悔しないよう、メレダイヤの品質にもこだわっている信頼できるブランドで選ぶのがおすすめです。
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