ダイヤモンドはなぜ輝くの?原石から3種類の輝きまで解説!
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いろいろある宝石の中でも、特に強い輝きを放つ宝石として有名なダイヤモンド。
「ダイヤってなんであんなに輝くの?」
そんなあなたに、ダイヤの輝きの秘密をお教えします!
最高に輝くダイヤの選び方もご紹介するので、婚約指輪を探している人はぜひチェックしてください。
ダイヤモンドの輝きの秘密
ダイヤモンドって、原石だとあまり輝いていないって知っていましたか?
ダイヤモンドは人の手で「カット」することで、光を取り込み反射して、輝きを放つようになります。
ただ、輝きの秘密はカットだけではありません。
ダイヤ以外の透明な石をカットしても、ダイヤほどの輝きは得られないことがほとんど。
ダイヤならではの輝きを生む特徴は、「屈折率の高さ」です。
屈折率とは、光が空気中から物質の中へ入り、通り抜けるあいだに折れ曲がる度合いのこと。
ダイヤモンドはたくさんある鉱物の中でも特に屈折率が高く、内部で光をよく反射させるため、輝きが強く見えるんです。
つまり、「高い屈折率」と「優れたカット」がダイヤの美しい輝きの秘密なんですね。
輝きの種類は3つある!
ひとくちに輝きと言っても、ダイヤの場合は次の3つに分けられます。
・ブリリアンス
・シンチレーション
・ディスパージョン
輝きにも種類があるなんて、考えたことがない人が多いと思いますが、なかなか深い話ですね。
ダイヤはそれだけ輝きが魅力として重視される宝石だということです。
では、3つの輝きとはどんなものなのか、それぞれ詳しく見ていきましょう!
1 ブリリアンス
ブリリアンスは、ダイヤモンドの内部で反射する強い輝き。
ブライトネスと呼ばれることもあります。
これぞダイヤモンド!という感じの、白く明るい輝きで、存在感があります。
ブリリアンスは、ダイヤの上から入ってきた光が内部で反射を繰り返し、再び上から放たれることで見えるもの。
光をうまく反射させるには、カットの質が優れていることが大切です。
良いカットならこんな風に、ほぼ100%の光を上へ返すことができます。
しかし、カットが悪いと光の反射はうまくいかず、下や横から漏れ出してしまうことに。
カットの重要性がわかりますね。
2 シンチレーション
シンチレーションは、ダイヤを動かしたときなどにきらきらと瞬くように見える光のこと。
シンチレーションはさらに詳しく「スパークル」と「パターン」の2つに分けられます。
「スパークル」は、ダイヤを動かしたり、見る人が角度を変えたりしたときに、ダイヤの表面できらめく光です。
腕時計を動かしたときなどにも、ガラス面がピカッと光って見えることがありますよね。
あのイメージです。
「パターン」はダイヤの外部や内部で光が反射することにより生じる、明るい部分と暗い部分のコントラストやバランスのこと。
明暗のコントラストがはっきりしたダイヤは、動かしたときに明るい部分と暗い部分が移り変わり、きらきらと輝いて見えます。
シンチレーションの強さはカット面の数や角度の精度、研磨の質によって決まります。
3 ディスパージョン
ディスパージョンとは、プリズム効果による七色の輝き。
光の具合によっては炎が燃えているようにも見え、「ファイア」と呼ばれることもあります。
光には色がないイメージかもしれませんが、実は太陽などの白色光にはさまざまな波長の光が含まれていて、それぞれ色も違うんです。
虹が七色に輝くのも、太陽の光にさまざまな色が含まれているから。
波長が違うと屈折率も違うので、自然光がダイヤの中に入って屈折すると、大きく曲がる色の光と、小さく曲がる色の光に分かれます。
こうして、反射されて外へ出てくるときには色が分かれ、虹色の輝きに見えるんですね。
ダイヤでなくても、屈折率の高い宝石なら、強いディスパージョンが見られることはあります。
ただ、屈折率が高すぎるとギラついた輝きになって、ややキツイ印象になることもあるようです。
きれいなディスパージョンを放つ適度な屈折率の高さ、という点でもダイヤモンドは特別な宝石かもしれません。
最高の輝きを選ぶには?
ダイヤモンドの3つの輝きについて、ご紹介しました。
どの輝きが好きかは人によって違うようです。
たとえばディスパージョンの強いダイヤは、キラキラというよりギラギラして見える、と言う人も。
ダイヤの上部のテーブル面が狭いと、ディスパージョンは強く出ます。
また、ディスパージョンは屋外よりも室内や暗いところで見えやすく、近くで見ないと虹色は分かりません。
それに対して、ブリリアンスは遠目からでもキラリと光る、誰が見ても分かりやすい強い輝きです。
また、ブリリアンスはダイヤモンド特有の輝き。
シンチレーションやディスパージョンはダイヤ以外の物質でも普通に見られる、ありふれた光です。
せっかくダイヤを購入するのであれば、屈折率の高いダイヤ内部で反射を繰り返すからこそ生まれる、ブリリアンスに着目すると良いかもしれませんね。
ただし、理想的なのは3つの輝きがすべてバランスよく引き出されている状態です。
そこでおすすめなのが、「トリプルエクセレント」のカットが施されたダイヤモンド。
トリプルエクセレントとは、世界的なダイヤの評価基準「4C」における、カットの最高評価です。
トリプルエクセレントなら、3つの輝きが最大限に引き出され、バランスよく、美しく輝きます。
一生ものの婚約指輪にふさわしい輝きを実現しているんですね。
詳しくはこちらを読んでみてください。
婚約指輪のダイヤモンドは「トリプルエクセレント」を選べば間違いないの?
ブランドによっては、トリプルエクセレント評価を受けながら、さらに自社で厳しい基準を設けたオリジナルカットを扱っているところも。
たとえば、NIWAKAの「NIWAKAダイアモンド」。
トリプルエクセレントの基準を満たしつつ、ダイヤ上部のテーブル面を少しだけ広く取り、正方形が現れるようにカットしています。
取りこんだ光はほぼすべて内部で反射し、ダイヤ特有の魅力と言える強い輝き、ブリリアンスを引き立てるカットとして設計された、特別なダイヤです。
ダイヤモンドについてもっとくわしく知りたい人は、下記のページも見てみてくださいね。
まとめ
ダイヤモンドが強く輝くのは、光の屈折率が高く、内部で光をよく反射するから。
ただ、原石の状態ではあまり輝いておらず、人の手で優れたカットを施すことによって、はじめて美しい輝きを得ます。
輝きには次の3種類がありました。
・内部で反射する強い輝き「ブリリアンス」
・表面で反射する「シンチレーション」
・プリズム効果による虹色の「ディスパージョン」
これらがバランス良く引き出され、最高の輝きを放つのが、カット評価「トリプルエクセレント」のダイヤモンド。
お店で見え方を確かめた上でトリプルエクセレントを選べば、きっと美しく輝くダイヤが手に入りますよ。
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