ミル打ちの結婚指輪の魅力とは?男性にもおすすめのデザインをご紹介!
アンティークテイストの結婚指輪によく見られるミル打ち加工。
ここでは、ミル打ちの結婚指輪のデザインや、実際にミル打ちデザインを購入した先輩カップルの声をご紹介します。
また、ミル打ちの技法やミルタイプの結婚指輪を選ぶときのポイントもまとめているので、併せてチェックしてみてくださいね。結婚スタイルマガジンは、ジュエリーブランドNIWAKA(ニワカ)のサポートで運営されています。一部NIWAKAの商品写真を使って解説していることをあらかじめご了承ください。
ミル打ちってなに?
「ミル打ち」とは、リングの表面に細かい粒を打ちつけていく技法のこと。
正式には「ミルグレイン」と言います。
「ミル」はラテン語の「千の粒」から来ており、「子孫繁栄」や「長寿」、「永遠」、「幸福が続く」とされ、縁起の良さから結婚指輪や婚約指輪に用いられるようになりました。
ミル打ちは、アンティーク調のジュエリーを中心に多く見られる加工でもあります。
「ミル打ち=女性向けデザイン」
と思う男性もいるかもしれませんが、男女問わずつけられる人気のデザインです。
ミル打ちのリングは、ミルをどのようにデザインに取り入れるかによって、見た目の印象も変わります。
繊細だったりゴージャスだったり・・・
ミル打ちの加減一つで同じリングでも全く異なるテイストに仕上げることができます。
ミル打ちの具体的なデザインを紹介する前に、ミル打ちはどのように施されるのか、加工方法をさらっと見てみましょう。
ミル打ちにはどんな加工方法があるの?
ここでは、ミル打ちの主な加工方法の中から3つご紹介します。
1 職人が一粒ずつ手で打ち込む
魚子(ななこ)タガネやミルタガネという工具を使って、職人が一粒ずつ手で打ち込んでいく方法があります。
1mmに満たない程の幅に、手打ちで美しく均整のとれたミル打ちを実現するには、熟練の技術が必要。
熟練の技術を持った職人が施したミル打ちは、粒が輝き、奥行きと味わいのある仕上がりになります。
2 職人が工具を押し付けて型をつける
ローレットと呼ばれるミル専用工具をリングに押し当て転がして模様をつけたものもあります。
レール形状などの直線部分に対応しやすく、繊細さを表現したいデザインによく使われる加工方法です。
ミル打ちの中でも柔らかい雰囲気の仕上がりになります。
3 機械でミルの型をつける
リングの製法や素材などによっては、専用の機械によってミルの型をつけることも。
均質で整ったミルを施すことができます。
このようにミルにはさまざまな加工方法があり、指輪のデザインごとに使い分けられています。
美しいデザインを表現するため、複数の加工方法を組み合わせることもあります。
どの加工方法が良くて、どの加工方法は悪い、ということはありません。
ミルデザインの結婚指輪を選ぶときは、どのような加工方法でミルが施されているかよりは、デザインが美しく仕上がっているかどうかに注目して選ぶと良いでしょう。
また、加工方法によってミルの形に違いが出るので、好みのものを選んでみてください。
では、全体の完成度が高いミル打ちの結婚指輪のデザインをいくつかご紹介します。
ミル打ちの指輪にはどんなデザインがある?
男女問わずつけやすいスタンダードタイプ
「ことほぎ」は、リングの両サイド(上下)にぐるりと一周ミル打ちを施したスタンダードなデザイン。
シンプルだからこそクオリティの高さが際立ち、落ち着いた気品が感じられます。
同じデザインでもボリュームによって雰囲気が変わり、幅が細めのものは繊細な印象に、太めのものは存在感を放ちます。
幅太のデザインは手の大きい人や男性の手にもよく映えますよ。
幅があるミルデザインの結婚指輪を選んだ人からはこんな声も。
細い指輪に憧れがあったが、指が太めなのである程度幅のある結婚指輪を選びました。ミル打ちだと少し幅があっても両端のミルがあることで指輪が細く見え、嬉しかった
同じようにリングの上下にミルが施されたデザインでも、指輪の形状によって違いが出ます。
上の「パルファン」はリングが平らな形状(平打ち)をしているミル打ちデザイン。
シャープな印象となり、男性もつけやすいですよ。
同じミル打ちデザインでも、相手の女性は丸みのあるデザインを選び、自分は平打ちのものにしたという男性もいました。
ミル打ちのデザインは男がつけるのはちょっと・・・と思っていた。店員さんにつや消しタイプをすすめられて試着したらかっこよくて、ごつめの時計との相性もバッチリだった
ほんの少し個性のあるミル打ちデザイン
「結婚指輪はシンプルな形状のものが良いけど、ちょっぴり個性もほしい」
そんな人におすすめなのがこちら。
「サンティエ」は、両サイドに一列に並んだピンクゴールドのミル打ちで、中央のプラチナを縁取ったデザイン。
ミル打ちが施された部分はゴールド素材なのでより肌の色に馴染みやすく、自然な印象でつけられます。
手元をすっきりシンプルに見せたい人にもミル打ちの結婚指輪はおすすめです。
上の「サンティエ」は幅が細いタイプですが、幅が少し太いものも選べるのでぜひ男性も試してみてください。
「サンティエ」は中央のプラチナ部分がつや消しなので、落ち着いた印象で身につけられますよ。
下の「コリーヌ」のように、リングの縁ではなく中央に一列ミル打ちが施されたデザインは、ダイヤが入っているようにも見えます。
ダイヤ入りの結婚指輪が良いと思っていたけど、職場ではちょっとつけづらい雰囲気・・・。ミルが入ったデザインをすすめられてつけてみたら、ダイヤが入っているようにも見えて可愛らしくて気に入りました
ダイヤ入りの結婚指輪がほしいけど、仕事などの理由でむずかしい、という人にもおすすめです。
ミルの繊細さが際立つミル打ちデザイン
最後に、ミルの繊細さが存分に楽しめるミル打ちデザインを紹介します。
「パニエ」はあふれんばかりの薔薇の花かごを表現した結婚指輪。
ダイヤモンドの周りを縁取る繊細なミル打ちは丸みがあるのが特徴で、ひとつひとつ手作業で仕上げています。
下の「クロシェ」は、大きさを抑えたより繊細なミル打ちが特徴の結婚指輪です。
絞りの部分に留められたダイヤモンドもアクセントとなり、華やかな印象です。
ハーフエタニティタイプのリングにミル打ちが施された結婚指輪もあります。
立体的なミルの粒とダイヤモンドの輝きが華やかなデザインです。
下の「パルファン」は一般的なミルよりも繊細な細工で、華やかさの中に気品が感じられます。
一方、メレダイヤモンドが入っていないタイプは幅が太めでシックな印象。
そのため、女性は可愛らしく、男性はお揃いでかっこよくミル打ちリングをつけられますよ。
ミル打ちデザインを選ぶときのポイント
最後に、ミル打ちデザインの結婚指輪を選ぶときのポイントをご紹介します。
ミル打ちの質は見た目の印象を左右します。
粒の幅や高さが揃い、一粒一粒のメリハリがしっかりしたミル打ちは美しく、均等にならんだミルはダイヤモンドにも似た輝きを放ちます。
反対に、ミル打ちの粒の並びがズレていたり等間隔に並んでいなかったりすると、指輪全体の完成度が下がってしまいます。
ミル打ちの質やデザインへの取り入れ方によっては、安っぽいアクセサリーのようになってしまうこともあるので、注意したいですね。
均質に一つ一つが同じ大きさで丁寧に粒が入っているデザインを選ぶのが、質の良い結婚指輪選びのポイントです。
また、ミル部分が出っ張っていたり、表面の処理が丁寧でなかったりすると、隣り合う指に痛みが出ることも。
購入するときは実際に試着して、出っ張りやはみ出し部分などがなく、手触りにストレスがないかどうかも確認しておきましょう。
ミルの入り方によっては汚れが溜まってしまうこともあります。
メンテナンスの方法なども確認しておくと良いですね。
まとめ
リングの表面に細かい粒を打ちつけたミル打ちの結婚指輪は、シンプルなデザインから凝ったものまでさまざま。
「ミル打ちのデザインはちょっと・・・」
と思っている男性もいるかもしれませんが、ミル打ちは男女問わずつけられる人気のデザインです。
ミル打ちの質は見た目の印象を左右します。
均整に一つ一つが同じ大きさで丁寧に粒が入っているデザインを選ぶのが、質の良い指輪選びのポイント。
ミル打ちの質やデザインへの取り入れ方によっては、安っぽいアクセサリーのようになってしまうこともあるので、注意しましょう。
ミル打ち加工がよく見られるアンティークテイストの結婚指輪については、こちらの記事でたっぷりご紹介しています。
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