いとこ同士の結婚はOK?【いとこ婚】のメリットやデメリットについて詳しく解説!
小さい頃からよく知っている「いとこ」。
そんな「いとこ」と結婚することって、できるの?と気になる人もいるよう。
そこで今回は、いとことの結婚「いとこ婚」について詳しく解説!
いとこ婚のメリット・デメリットや、いとこ婚に対する世間の声をご紹介します。
いとこ同士は結婚できるの?
法律的にはOK?
両親の兄弟姉妹の子供である「いとこ」。
いとことの距離感は人それぞれですが、子どもの頃から会う機会が多く、仲良しというパターンも多いのではないでしょうか。
はたして「いとこ同士」の結婚はOKなのでしょうか?
答えは、OK。法律上、「いとこ同士」が結婚することは問題ありません。
日本の法律で結婚が禁じられているのは、3親等以内までです。
親等の分類は、こちら。
【1親等】実父母
【2親等】兄弟姉妹・祖父母
【3親等】曾祖父母・叔父・叔母
そして「いとこ」は、4親等にあたります。
つまり3親等以内ではない「いとこ」とは、日本の法律上、結婚できるということですね。
国によっても違うの?
日本では法律上OKとなっている「いとこ婚」ですが、国によっては禁じているところもあるようです。
例えば、アメリカの一部の州では、4親等以内の結婚が禁止されているので、基本的にいとこ同士は結婚できません。
反対に、ドイツでは3親等でも結婚ができるそう。
日本と同じルールの国が多いようですが、一部の国は違うんですね。
昔はよくあることだったの?
昔の日本では、いとこ同士で結婚することは珍しくありませんでした。
昔は結婚相手を親が決めることも多く、身近な「いとこ」が相手に選ばれることも少なくなかったよう。
著名人の中にも、いとこ婚をした人はいるんですよ!
でも現代では、結婚相手を自由に選ぶ人がほとんど。
出会いの場も増えたので、いとこを結婚相手に選ぶ人は減っていったのかもしれませんね。
最近ではあまり馴染みのない「いとこ婚」ですが、実際にはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
まずはメリットから見ていきましょう。
いとこ婚のメリット
いとこ同士で結婚するメリットは、こちら。
気心が知れている
先ほどもお話ししましたが、いとこ同士は、子どもの頃から付き合いがある場合も多いもの。
お互いを深く知る前に結婚すると・・・
知らなかった相手の一面に、「こんな人だったなんて」と幻滅し、揉め事につながることも少なくないようです。
でもいとこ同士で、よく知った間柄なら、そんなギャップも少なくてすみそう!
親戚としても長年の付き合いがあるふたりなら、夫婦になっても、お互いを深く理解し合える関係を築けそうですね。
嫁姑問題が少ない
夫婦がいとこ同士ということは、相手の両親は「おじさん・おばさん」にあたります。
そのため、元々交流がある場合がほとんど。
つまりいとこ婚の場合は、夫の母親もよく知った間柄ということです。
一般的には、嫁姑問題に頭を悩ませる人が多いようですが、元々家族ぐるみでお付き合いのある相手なら、トラブルも少なくてすみそう。
お義母さんも、姪でもあるあなたとのトラブルはできるだけ避けたいと思ってくれるのではないでしょうか。
お互いの実家にも顔を出しやすいので、円満な嫁姑関係を築けそうですね。
親戚付き合いがしやすい
他人同士の結婚だと、配偶者の親戚とのお付き合いが新たに生まれます。
もちろん付き合いが広がるメリットもありますが、お盆や正月のたび、慣れない親戚付き合いに疲れてヘトヘト・・・なんて意見もよく聞きます。
でもいとこ婚なら、元々みんな親戚なので、親戚が増えることはありません。
新たに関係を築く必要がないんですね。
これなら親戚同士の集まりも、今まで通り気軽に出席できそうですね。
では次に、デメリットも見ていきましょう。
いとこ婚のデメリット
メリットがあれば、デメリットもあるもの。
いとこ婚のデメリットは、こちらです。
離婚した場合は大変
万が一離婚してしまう場合は、その後の親戚付き合いに困るとの声があります。
親戚で集まるたびに元夫婦が顔を合わせる・・・
想像しただけで、ゾッとするシチュエーションですね。
円満な離婚であれば問題ないかもしれませんが、揉めて泥沼離婚になるケースもあるようなので、気をつけておきたいですね。
冷たい視線を感じることも
現代では、いとこ婚をする人は少数派とお伝えしました。
そもそも、いとこ同士が結婚できることを知らない人もいるかもしれません。
そんな「いとこ婚」は、「いとこ同士で結婚するなんて・・・」と、物珍しそうに見られることもあるよう。
また離婚後の親戚付き合いや、周囲の目が気になるなどの理由から、両親や親戚に結婚を反対される可能性もあります。
夫婦の問題が親戚に広まりやすい
お互いの親が元々親族なので、ポロッと話したことが親戚中に知られてしまう・・・なんてこともあるようです。
また問題が広がることを心配して、悩みを相談しにくいと感じてしまう人も。
元々関係が深いからこその困りごともあるんですね。
ただ考え方によっては、協力者が多いとも言えそう。伝え方に気をつければ、助けに感じられることもありそうですね。
以上、いとこ婚のメリット・デメリットをご紹介しました。
では実際、いとこ婚についてみんなはどう思っているのでしょうか。
次は、いとこ婚に対するリアルな意見を見てみましょう!
いとこ婚に対する世間の声
いとこ婚には、賛否両論いろいろな意見があるようです。
まずはポジティブな意見からご紹介します。
ポジティブな意見
いとこ婚は法律で認められているんだから、問題なし
ふたりが愛し合っているなら気にしなくていいと思う
実際にいとこ同士で結婚して幸せに暮らしている人はいるし、ふたり次第だと思う
両親や親戚が祝福しているのなら、他人がとやかく言う問題ではない
いとこ婚が法律で認められている以上、周りの声を気にする必要はない、という意見が多いようです。
結婚は、いとこ同士でも他人同士でも、ふたりの気持ちが大切ということですね。
一方、ネガティブな意見は、こちら。
ネガティブな意見
いとこと結婚なんて、自分なら考えられない
身内同士で恋愛感情を持つことに、ちょっと嫌悪感がある
両親に反対されそうだし、なにかと大変そう
うまくいかなくなった時のことを考えると、ためらってしまいそう
自分の気持ち的に、いとこに恋愛感情を持つことが理解できないという意見が多いよう。
それは、いとことの距離感にもよるので、自分と重ねて想像できない、という人がいるのは当然かもしれませんね。
また、いとこ婚のデメリットに対して心配する声もありました。
いとこ婚に対しては、いろいろな意見があるんですね。
これらのことも踏まえて、ふたりでよく相談してみてくださいね。相談した上で、いとこ婚をする!と決めたら円満に進めたいところ。
そこで最後に、円満ないとこ婚をするためのポイントをご紹介します。
円満ないとこ婚をするためのポイントは?
家族・親戚にきちんと伝える
いとこ婚をするためには、家族や親戚の理解が欲しいもの。
ふたりの親戚は共通なので、そこで反対されてしまうと、今後の関係にも影響しそうですよね。
まずは両親に話し、結婚を認めてもらえるよう説得しましょう。
それから親戚にも話を通し、ふたりのことを理解してもらえるようにします。
早めに相談するよう心がけ、反対意見があった場合は誠意をもって気持ちを伝えるといいですね。
そうすれば、ふたりの意思は固く、きちんと将来のことも考えていると、理解してもらえるかもしれません。
これからも円満な家族・親戚付き合いを続けるためにも、「ふたりだけの問題」と勝手に決めず、時間がかかってもみんなに祝福してもらって結婚できるといいのではないでしょうか。
ふたりの気持ちをひとつに
これまでお話ししたように、いとこ婚は少数派なので、他人同士の結婚に比べると困難が多いかもしれません。
なかでも周囲からの視線には、つらい思いをする人も。
でもそのことで、ふたりの関係までギクシャクしてしまったら元も子もありません。
そうならないためにも、結婚すると決めたならふたりの覚悟が必要!
周りに何を言われても、自分で選んだ結婚相手の素晴らしいところを、お互い見失わないようにしましょう。
いつか周りに「いい夫婦だね」と言ってもらえるよう、誰よりも幸せになる!というくらいの気持ちでいられたらベスト。
ふたりで困難を乗り越えれば、きっとより絆の深い夫婦になれますよ。
まとめ
両親の兄弟姉妹の子供である「いとこ」と結婚する「いとこ婚」について詳しくご紹介しました。
日本の法律で結婚が禁じられているのは、3親等まで。
つまり、4親等にあたる「いとこ同士」は、結婚することができます。
いとこ同士で結婚するメリット・デメリットはこちら。
〇メリット
・気心が知れている
・嫁姑問題が少ない
・親戚付き合いがしやすい
〇デメリット
・離婚した場合は大変
・冷たい視線を感じることもある
・夫婦の問題が親戚に広まりやすい
いとこ婚に対する意見はさまざまですが、まずはふたりでよく話し合うことが大切。
その上で、結婚すると決めたなら、早めに家族に伝えて、理解してもらえるようにしましょう。
いとこ同士でもそうでなくても、もちろん結婚はおめでたいこと。
困難はふたりで乗り越え、幸せをつかんでくださいね。
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