結婚報告はがきの文例16選!書き方マナーや基本構成もまるわかり【そのまま使える】
「結婚報告はがき」を出したいけれど、何を書けばいいの?
そのまま使える文例を、基本の文例から年賀状、寒中見舞い、暑中見舞いと兼ねる場合の文例まで、たくさんご紹介!
使いやすい一般的な文例と、少しフォーマルな文例の2種類ずつ用意しました。
結婚式に呼ばなかった人に出す場合や、結婚式をしなかった場合(入籍のみ)の文例もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
「結婚報告はがき」とは?
「結婚報告はがき」とは、ふたりが結婚したことを報告するはがきのことです。
ふたりの写真が入ったものが定番。
もちろん写真なしでもいいですが、写真があれば、結婚式に来られなかった人などにも結婚相手を紹介することができます。
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贈る相手は、ふたりの自由。
ふたりの結婚をまだ知らない人にはもちろん、すでに知っている人にも結婚式に来てくれたお礼や新居の住所を伝えるために改めて送ることがあります。
送る時期は、結婚してから1ヶ月~3ヶ月以内が目安。
秋~年末の結婚なら年賀状(喪中なら寒中見舞い)、夏なら暑中見舞いと兼ねることもできます。
それでは早速、結婚報告はがきの基本構成と書くときの注意点を確認しましょう。
基本構成と書くときのポイント
結婚報告はがきの基本構成
結婚報告はがきの基本構成は、こんな感じ。
① 冒頭の言葉
② 本文
③ 結びの言葉
④ ふたりの名前
それぞれの項目を、細かく見ていきましょう。
① 冒頭の言葉
冒頭の言葉は、以下のように「結婚しました」とストレートに伝えるものがいいでしょう。
・Just Married
・We Got Married
・私たち結婚しました
フォーマルにしたい場合は、
立春の候 皆さまいかがお過ごしでしょうか
のように、「時候の挨拶」や相手の近況を伺う言葉から始めてもいいですよ。
② 本文
結婚式に来てくれた人やお祝いをくれた人に対しては、そのお礼を書くと丁寧です。
先日は私たちの結婚式にお越しいただき ありがとうございました
いただいた祝福を胸に 笑顔溢れる明るい家庭を築いていきます
このように、今後の抱負なども添えておくとなおいいですよ。
結婚式に招待しなかった人には、「〇月△日に親族のみで小さな挙式を行いました」というように、結婚式を挙げたことの報告と日付を書いておきましょう。
挙式なしの場合は、入籍日を記しておけばOKです。
③ 結びの言葉
今後ともどうぞよろしくお願いいたします
今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます
などのように、締めくくりの言葉を書きます。
④ ふたりの名前
基本的に夫婦連名で、結婚後の名字で書きます。
新姓だと誰からのはがきなのかわかりにくいので、旧姓も添えておくと丁寧です。
名字が同じになった場合、新婦は下の名前のみで大丈夫。
山田太郎
花子(旧姓 田中)
必要があれば新居の住所も一緒に書いておくといいですよ。
書くときのポイント
句読点を使わない
「、」や「。」などの句読点は、区切りや終わりを連想させることから、結婚報告はがきには使わない方がいいとされています。
読みにくいときは、かわりに空白を入れるといいですよ。
忌み言葉や重ね言葉を使わない
「忌み言葉」とは、別れや不幸を連想させることから、慶事や弔事の場では使わないほうがいいとされている言葉のこと。
例えば「別れる」「切れる」「失くす」「涙」「去る」などの言葉がこれにあたります。
「去年」も「去る」が入っているので、結婚報告はがきでは「昨年」などに言いかえるといいですよ。
また、「重ね重ね」「くれぐれも」「久々」など同じ言葉を繰り返す「重ね言葉」も、「結婚を繰り返す(=再婚)」ということで離婚を連想させるため避けたほうがいいとされています。
忌み言葉の一覧や言い換え例について詳しく知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
「忌み言葉」とは?結婚式で避けたいNGなワードまとめ&言い換え一覧
ここからは、色々なパターン別に文例をご紹介していきます!
【文例】ベーシックな結婚報告はがき
まずは、時期問わず使えるベーシックな文例から見ていきましょう。
結婚式に招待した人の場合
一般的な文例
Just Married先日は私たちの結婚式にお越しいただき 本当にありがとうございました皆さまの温かい祝福を胸に ふたりで笑顔あふれる明るい家庭を築いていきます今後ともどうぞよろしくお願いいたします
少しフォーマルな文例
新緑の候 皆さまいかがお過ごしでしょうか先日は私たちの結婚式にお越しいただきありがとうございました未熟なふたりではございますが あの日の気持ちを胸に 力を合わせて幸せな家庭を築いてまいります今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます
結婚式に招待しなかった人
または挙式なしの場合
一般的な文例
Just Married○月△日に結婚いたしましたふたりで力を合わせ 明るく楽しい家庭を築いていきたいと思います今後ともどうぞよろしくお願いいたします
少しフォーマルな文例
春風が暖かくなってまいりました
皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか〇月△日 私たちはハワイにて結婚式を挙げ 夫婦となりました
互いを敬う気持ちを大切に 歩んでいきたいと思っておりますこれからも変わらぬお付き合いのほど よろしくお願いいたします
【文例】年賀状と兼ねるとき
年賀状で結婚報告するときは、新年のお祝いがまず優先。
まずはきちんと新年の挨拶を伝え、その後に結婚報告も入れるようにしましょう。
結婚式に招待した人の場合
一般的な文例
Happy New Year!昨年は結婚式にご出席いただきありがとうございました
おかげさまで ふたりで新しい年を迎えることができました本年もどうぞよろしくお願いいたします
少しフォーマルな文例
謹んで新春のお慶びを申し上げます
昨年は私たちの結婚式にご出席いただき まことにありがとうございましたおかげさまで幸せな一日となり 感謝の気持ちでいっぱいですいただいた祝福を胸に これからもふたり力を合わせて頑張ってまいります本年も何卒よろしくお願いいたします
結婚式に招待しなかった人
または挙式なしの場合
一般的な文例
新年あけましておめでとうございます私たちは昨年〇月△日に結婚し ふたりで初めてのお正月を迎えましたお互いに助け合い 温かい家庭を築いていきたいです今年もよろしくお願いいたします
少しフォーマルな文例
謹賀新年
新春のお慶びを申し上げます昨年○月△日に入籍し 人生の新しい第一歩を踏み出しました未熟なふたりですが 力を合わせて明るい家庭を築いてまいります本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
年賀状で結婚報告する際の基本マナーについてはこちらで解説しています。
文例をもっと見たいという人はこちらをどうぞ。
【文例】寒中見舞いと兼ねるとき
冬の結婚報告はがきは年賀状と兼ねて出す人が多いですが、喪中の場合は年賀状を出すことができませんよね。
そんなときは、「寒中見舞い」を出すという方法があります。
寒中見舞いは、「松の内」が明ける1月8日ごろから「立春の前日」である2月3日ごろまでに出すのが決まりですよ。
結婚式に招待した人の場合
一般的な文例
寒中お見舞い申し上げます
毎日寒い日が続きますが 体調など変わりないですか?昨年は結婚式に出席いただきありがとうございました
皆さまに祝福され とても幸せな一日になりました未熟なふたりですが 今後ともどうぞよろしくお願いいたしますまだしばらく寒さが続くようです
どうぞ元気でお過ごしください
少しフォーマルな文例
寒中お見舞い申し上げます
雪の舞う季節となりましたが いかがお過ごしでしょうか昨年は私どもの結婚式にご出席いただき 誠にありがとうございました
頂いたお言葉を胸に ふたりで幸せな家庭を築いていきたいと思います今後とも変わらぬお付き合いのほど よろしくお願い申し上げます
寒さ厳しき折柄 お体を大切にお過ごしください
結婚式に招待しなかった人
または挙式なしの場合
一般的な文例
寒中お見舞い申し上げます
寒い日が続きますが お元気にしていますか私たちは昨年〇月△日に結婚式を挙げ 夫婦となりました互いに思いやり 温かい家庭を築いてまいります寒さは当分続くようですが 風邪などひかぬよう暖かくしてお過ごしください
少しフォーマルな文例
寒中お見舞い申し上げます
寒さも本番となってまいりましたが 皆様お変わりございませんでしょうか報告が遅くなりましたが 昨年〇月△日 私たちは入籍し 夫婦となりました未熟なふたりではございますが 支え合い 笑顔あふれる家庭を築いていきたいと思っておりますまだ寒い日が続きますので どうかご自愛くださいませ
こちらの記事では、寒中見舞いでの結婚報告について解説しています。
喪中の結婚報告について詳しくは、こちらをどうぞ。
喪中と結婚報告が重なった時、結婚報告はがきはどうすれば良い?
【文例】暑中見舞いと兼ねるとき
暑中見舞いを送る時期は、「立秋」の前日にあたる8月6日ごろまで。
立秋を過ぎる場合は、8月末くらいを目途に「残暑見舞い」として送るといいでしょう。
結婚式に招待した人の場合
一般的な文例
暑中お見舞い申し上げます
毎日暑い日が続きますが 元気にしていますか?先日は私たちの結婚式にお越しいただきありがとうございましたいただいた温かいお祝いの言葉を力に 幸せな家庭を築いていきます暑さに負けず お互い体に気を付けてすごしましょう
少しフォーマルな文例
暑中お見舞い申し上げます
暑さも厳しくなってまいりましたが お変わりありませんでしょうか先日は 私どもの結婚式にご出席いただき 誠にありがとうございました
温かい励ましの言葉を胸に ふたりで歩んでいきたいと思っております今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします
暑さ厳しき折柄 どうかご自愛ください
結婚式に招待しなかった人
または挙式なしの場合
一般的な文例
暑中お見舞い申し上げます
梅雨も明け 夏本番の暑さが続いていますがお元気ですか?私たちは〇月△日に親族のみの小さな結婚式を挙げ 新しい一歩を踏み出しました未熟な私たちですが ふたりで協力し合い 笑顔あふれる家庭を築いていきますしばらく暑い日が続きますが どうかご自愛ください
少しフォーマルな文例
暑中お見舞い申し上げます
まだ暑い日が続きますが いかがお過ごしでしょうか報告が遅れましたが 〇月△日に結婚し 新生活を始めました
これからはふたりで力を合わせて頑張ってまいりますこれからも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします
季節の変わり目ですので どうかご自愛くださいませ
暑中見舞いでの結婚報告について、さらに詳しく知りたい人はこちらの記事をどうぞ。
では最後に、結婚報告はがきに添えたい一言集も見ておきましょう!
結婚報告はがきに添えたい一言
結婚報告はがきは、業者に依頼して作成してもらったり、パソコンで作ったりする人が多いと思いますが・・・
はがきの余白に、相手に合わせた一言を手書きで添えると、より気持ちが伝わる、温かみのある結婚報告になります。
絶対必要というわけではありませんが、あるときっと喜んでもらえますよ!
以下のように、相手によってメッセージを変えて書くといいでしょう。
目上の人・職場の人向け
結婚式では温かいお祝いの言葉をありがとうございました
遠方からお越しいただき本当にありがとうございました
私どもの結婚に際しまして 多大なご配慮をいただき誠にありがとうございました
今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします
友人向け
これからは家族ぐるみで付き合えるのが楽しみです
ぜひ新居に遊びに来てね ふたりとも楽しみにしているよ
また飲みに行こう!
素敵な結婚祝いをありがとう
さっそく新居で使わせてもらっているよ
結婚式で役割を引き受けてくれた人向け
受付をしてくれて本当にありがとう!
余興の歌すごく感動したよ!ありがとう!
これからも仲良くしてね
結婚式での真心のこもったご祝辞 誠にありがとうございました
まとめ
結婚報告はがきについて、ご紹介しました。
結婚報告はがきとは、その名の通り、結婚したことを報告するために送るはがきのこと。
ふたりの結婚を知らない人にはもちろん、知っている人や結婚式に来てくれた人にも、改めてお礼を伝える手段として送ることがあります。
基本構成は、冒頭の言葉→本文→結びの言葉→ふたりの名前。
それに加え、季節ごとの挨拶や、個人に合わせた一言を添えるとなおいいでしょう。
結婚報告はがきは、新居の住所や新姓を伝えるためにもおすすめの手段。
ぜひ送ってみてくださいね!
結婚報告はがきのデザイン例や作り方、作成費用などについてはこちらの記事を読んでみてください。
結婚報告はがきは送った方がいいの?費用や作り方、送る時期は?【デザイン・文例あり】
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